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最終章それぞれの未来へ
ヒロインの未来
学園の卒業を迎えてから半年が過ぎ、16歳の誕生日を迎えましたアリス・ビスクランドです。
私は今日、アリス・サードニクスになります。
私のことは後でお話するとして、私の周囲の皆様がどうなったのか、お話しましょう。
乙女ゲーム『最後の恋をあなたと』のヒロインであるプリシア・ダウニー男爵令嬢は、ケルドラード皇国皇太子殿下であるエルンスト・ケルドラード様と婚約なさいました。
あの街歩きの日、エルンスト様はプリシア様にプロポーズなさったそうです。
あとでお父様にお聞きしたところ、お父様の叔父様はケルドラード皇国で宰相をされていて、陞爵を受けて侯爵になられているのだそうです。
そして、エルンスト様のひいお爺様が起こした隣国とのトラブルを解決なさったことで、エルンスト様のお爺様も国王陛下も、叔父様に頭が上がらないんだとか。
しかも、その隣国の国王陛下は、叔父様の奥様、つまり侯爵夫人の従兄だというのです。
それは頭が上がらなくても仕方ありませんわ。
まぁ、それでなくてもお母様の服飾ブランドがケルドラード皇国でも席巻していますもの。ビスクランド家に歯向かうということは、国を傾けかねませんものね。
乙女ゲーム内でも語られていた女性蔑視の傾向は、国王陛下のお父様、つまりエルンスト様のお爺様の代までらしいですわ。
国王陛下は、厳しい先代様の言いつけで側妃を娶られたそうですけど、本当に正妃様のことも側妃様のことも大切にされているそうですわ。
エルンスト様は、ご自分が即位なさるときに、一夫多妻制を廃止なさるそうです。
良かったですわ。エルンスト様には、プリシア様だけを愛していただきたいですもの。
プリシア様のご成婚は18歳になってからだそうです。
ケルドラード皇国では、成人が18歳だからです。
現在プリシア様は、ケルドラード皇国のビスクランド侯爵家から皇宮に通いながら、皇太子妃教育を頑張っているそうです。
エルンスト様の婚約者になるにあたり、プリシア様はビスクランド侯爵家の養女となりました。
私の家でも、セシル様の公爵家でも構わなかったのですが、18歳の成婚まで皇太子妃教育があり、ケルドラード皇国に滞在しなければなりませんから、大叔父様が侯爵家の養女にするとおっしゃられたのです。
今日は久しぶりにお2人とお会いできます。エルンスト様が留学を1年で終えられたとき、プリシア様も学園をおやめになり、エルンスト様についてケルドラード皇国へと行かれたのです。
花嫁控え室のドアがノックされます。
私が入室を促すと、懐かしい顔がそこにはありました。
「プリシア様!!来てくださってありがとうございます」
私は今日、アリス・サードニクスになります。
私のことは後でお話するとして、私の周囲の皆様がどうなったのか、お話しましょう。
乙女ゲーム『最後の恋をあなたと』のヒロインであるプリシア・ダウニー男爵令嬢は、ケルドラード皇国皇太子殿下であるエルンスト・ケルドラード様と婚約なさいました。
あの街歩きの日、エルンスト様はプリシア様にプロポーズなさったそうです。
あとでお父様にお聞きしたところ、お父様の叔父様はケルドラード皇国で宰相をされていて、陞爵を受けて侯爵になられているのだそうです。
そして、エルンスト様のひいお爺様が起こした隣国とのトラブルを解決なさったことで、エルンスト様のお爺様も国王陛下も、叔父様に頭が上がらないんだとか。
しかも、その隣国の国王陛下は、叔父様の奥様、つまり侯爵夫人の従兄だというのです。
それは頭が上がらなくても仕方ありませんわ。
まぁ、それでなくてもお母様の服飾ブランドがケルドラード皇国でも席巻していますもの。ビスクランド家に歯向かうということは、国を傾けかねませんものね。
乙女ゲーム内でも語られていた女性蔑視の傾向は、国王陛下のお父様、つまりエルンスト様のお爺様の代までらしいですわ。
国王陛下は、厳しい先代様の言いつけで側妃を娶られたそうですけど、本当に正妃様のことも側妃様のことも大切にされているそうですわ。
エルンスト様は、ご自分が即位なさるときに、一夫多妻制を廃止なさるそうです。
良かったですわ。エルンスト様には、プリシア様だけを愛していただきたいですもの。
プリシア様のご成婚は18歳になってからだそうです。
ケルドラード皇国では、成人が18歳だからです。
現在プリシア様は、ケルドラード皇国のビスクランド侯爵家から皇宮に通いながら、皇太子妃教育を頑張っているそうです。
エルンスト様の婚約者になるにあたり、プリシア様はビスクランド侯爵家の養女となりました。
私の家でも、セシル様の公爵家でも構わなかったのですが、18歳の成婚まで皇太子妃教育があり、ケルドラード皇国に滞在しなければなりませんから、大叔父様が侯爵家の養女にするとおっしゃられたのです。
今日は久しぶりにお2人とお会いできます。エルンスト様が留学を1年で終えられたとき、プリシア様も学園をおやめになり、エルンスト様についてケルドラード皇国へと行かれたのです。
花嫁控え室のドアがノックされます。
私が入室を促すと、懐かしい顔がそこにはありました。
「プリシア様!!来てくださってありがとうございます」
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