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やっぱりお母様が最恐!
「ふふっ。ふふふっ。びっくりだわ。我がフィラデルフィア公爵家に牙を剥く馬鹿がこの国にいたなんて」
フィラデルフィア公爵邸に戻ったら、お母様が不気味に微笑んでいた。
ああ。もう例の三人が護送されて来てるのか。
「アスランお兄様。何があったのですか?」
出迎えてくれたアスラン兄に、こそっと尋ねてみる。
アスラン兄は苦笑していた。
「愚かにも、アイリーンが教皇様にお会い出来るのは、この国の貴族としては誉だとか何とか、あの二人が言ってね。そういえば、もう一人は口を開くこともできないみたいだけど、アイリーン何かした?」
「あ、拘束魔法をかけてます。あの二人は、私の防御魔法に弾かれて悶絶してたんですけど、ようやく痺れが取れたんですね」
で、痺れが取れた途端に、お馬鹿な発言をしたということね。
教皇様とやらに会うのが誉ねぇ。
そんなご立派な人なのかね。
でも、その教皇って、闇魔法使いとかを教会で軟禁?してるのを許容してるんだよね?
まさか、知らないとかないよね?
「アスランお兄様は、教皇様とやらと会ったことはありますか?」
「いや、僕はないな。あるとしたらエリーゼかな」
「あ、そうですね。お姉様は聖女ですし、可能性はありますね」
あとで確認してみよう。
害ある相手じゃないなら、会ってみても良い。
でもって、教会の腐った状態を改善させるのもアリだと思う。
しかし、目の前の二人はこの国のトップである国王陛下すら逆らわないお母様相手に何を思って発言したのだろうか。
それは怖いもの知らず過ぎるのでは?
確かに、教会関係者でないと魔法の枷を外せないというのが一般常識だから、敵に回す人間は今までいなかったのかもしれない。
でも、今は私が枷を外すことが出来る。
カイン様にやり方を確認したし、闇魔法を使うのもすぐに慣れた。
もっとも私がみんなの枷を外すとか面倒なので、そういう魔道具を作るつもり。
エリーゼともそう話し合ったし。
今日は、そのための水晶球を買いに行ってたんだけど、ピン!とくるのがなくて取り寄せてもらうことになった。
水晶の代わりに愚者が手に入るとは、何だかなぁ。
まぁ、お母様が楽しそうだからいいか。
「キララ、買って来たお菓子を食べよう。セナ、お茶を淹れてくれる?」
「かしこまりました」
「お手伝いします」
キララがセナについて行く。
私より六歳年上のセナはあまり表情の変わらないタイプだけど、面倒見はいい。
キララとは同い年になるんだけど、キララはセナに懐いていた。
侍女としての仕事より淑女教育優先だけど、本人がやる気ならいいか。
フィラデルフィア公爵邸に戻ったら、お母様が不気味に微笑んでいた。
ああ。もう例の三人が護送されて来てるのか。
「アスランお兄様。何があったのですか?」
出迎えてくれたアスラン兄に、こそっと尋ねてみる。
アスラン兄は苦笑していた。
「愚かにも、アイリーンが教皇様にお会い出来るのは、この国の貴族としては誉だとか何とか、あの二人が言ってね。そういえば、もう一人は口を開くこともできないみたいだけど、アイリーン何かした?」
「あ、拘束魔法をかけてます。あの二人は、私の防御魔法に弾かれて悶絶してたんですけど、ようやく痺れが取れたんですね」
で、痺れが取れた途端に、お馬鹿な発言をしたということね。
教皇様とやらに会うのが誉ねぇ。
そんなご立派な人なのかね。
でも、その教皇って、闇魔法使いとかを教会で軟禁?してるのを許容してるんだよね?
まさか、知らないとかないよね?
「アスランお兄様は、教皇様とやらと会ったことはありますか?」
「いや、僕はないな。あるとしたらエリーゼかな」
「あ、そうですね。お姉様は聖女ですし、可能性はありますね」
あとで確認してみよう。
害ある相手じゃないなら、会ってみても良い。
でもって、教会の腐った状態を改善させるのもアリだと思う。
しかし、目の前の二人はこの国のトップである国王陛下すら逆らわないお母様相手に何を思って発言したのだろうか。
それは怖いもの知らず過ぎるのでは?
確かに、教会関係者でないと魔法の枷を外せないというのが一般常識だから、敵に回す人間は今までいなかったのかもしれない。
でも、今は私が枷を外すことが出来る。
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