19 / 108
7歳
18ページ目:内緒でお仕置き
しおりを挟む
「ああっ?お前の顔なんか知るわけがないだろうが!」
あー。
伯爵家のクズ子息の返答に、ある意味、笑いがこみ上げてくる。
いやぁ。いっそ清々しいわ。
ここまで屑だと。
中途半端より、振り切ってくれてる方が、処罰しやすくていいよね。
あ。兄様のこめかみに青筋が見える気がする。
ブロワー伯爵家の3男だっけ。少なくとももうこれで、伯爵家には籍は置いとけないよね。
兄様と同学年でないなら、まだ一応学園生かな?となると、親の責任が問われてしまうわね。
甘やかされてこうなったのか、厳しくされて反発でこうなったのかは知らないけど、伯爵様もかわいそうに。
「じゃあ、今から家に帰って、アレクセイってやつに屑って言われたと言ってみなよ。誰かコイツと一緒にブロワー伯爵家へ行くように」
「はっ」
屑を取り押さえていた、護衛の1人が頷く。ちなみに、屑と一緒に列に割り込んだ残りの男たちは、アル兄様と護衛が出てきた段階で、早々に逃げ出していた。
まぁ、それが普通の反応ってものよね。
あの殺気を受けて反論する方がおかしいわ。
私が子供だからと思ってのことだろうけど、たとえ身分が王女でなくても、少なくともこの屑よりは私の方が強い。
「アレクセイだと?家名も名乗れないようなヤツが偉そうに!あと、俺を屑と言ったそのクソガキ。お前も名前を名乗りやがれ!」
家名、名乗って欲しいなら名乗ってあげるけどね?
まぁ、名乗ったからといって、手のひら返しはして欲しくないけど。むしろ今のまま、屑でいて欲しいかな、うん。
だから、私は兄様のところからトコトコとブロワー伯爵子息(現時点)に近づいて行く。
「シィ。危ないよ」
「大丈夫なのです。護衛の方がちゃんと押さえてくれているのです」
引き留めようとした兄様に振り返って、にっこりと告げる。
「天使だ・・・」
ん?なんか変な呟きが聞こえた気がするけど・・・
いや、アル兄様やお父様お母様ならこれは通常運転なんだけど、アル兄様の声じゃなかったような・・・
よし。気のせいということにしよう。
まだ空耳が聞こえる年齢じゃないけど。これは深く考えちゃいけない案件だ。
私は、私を睨みつける子息のところまでたどり着くと、子息の耳元に囁いてやる。
ちなみに屑は護衛に押さえつけられているので、膝をついた状態のため、ちょうど私の身長でも届くのだ。
「お名前、教えてあげましょう。私の名前はシエル。シエル・クロムウェル。でもね、もしクロムウェル家の娘でなくても、私はあなたより強いですよ?その証拠に・・・」
私は子息の右肩に触れて、光魔法を発動した。
光魔法というのは、決して治癒や防御のみの魔法ではない。
光弾系の攻撃魔法もあるし、補助的なものが結構ある。
私が使ったのは、眠りの魔法だ。
名前を名乗ったので、そのことで喚かれても面倒だしね。
あー。
伯爵家のクズ子息の返答に、ある意味、笑いがこみ上げてくる。
いやぁ。いっそ清々しいわ。
ここまで屑だと。
中途半端より、振り切ってくれてる方が、処罰しやすくていいよね。
あ。兄様のこめかみに青筋が見える気がする。
ブロワー伯爵家の3男だっけ。少なくとももうこれで、伯爵家には籍は置いとけないよね。
兄様と同学年でないなら、まだ一応学園生かな?となると、親の責任が問われてしまうわね。
甘やかされてこうなったのか、厳しくされて反発でこうなったのかは知らないけど、伯爵様もかわいそうに。
「じゃあ、今から家に帰って、アレクセイってやつに屑って言われたと言ってみなよ。誰かコイツと一緒にブロワー伯爵家へ行くように」
「はっ」
屑を取り押さえていた、護衛の1人が頷く。ちなみに、屑と一緒に列に割り込んだ残りの男たちは、アル兄様と護衛が出てきた段階で、早々に逃げ出していた。
まぁ、それが普通の反応ってものよね。
あの殺気を受けて反論する方がおかしいわ。
私が子供だからと思ってのことだろうけど、たとえ身分が王女でなくても、少なくともこの屑よりは私の方が強い。
「アレクセイだと?家名も名乗れないようなヤツが偉そうに!あと、俺を屑と言ったそのクソガキ。お前も名前を名乗りやがれ!」
家名、名乗って欲しいなら名乗ってあげるけどね?
まぁ、名乗ったからといって、手のひら返しはして欲しくないけど。むしろ今のまま、屑でいて欲しいかな、うん。
だから、私は兄様のところからトコトコとブロワー伯爵子息(現時点)に近づいて行く。
「シィ。危ないよ」
「大丈夫なのです。護衛の方がちゃんと押さえてくれているのです」
引き留めようとした兄様に振り返って、にっこりと告げる。
「天使だ・・・」
ん?なんか変な呟きが聞こえた気がするけど・・・
いや、アル兄様やお父様お母様ならこれは通常運転なんだけど、アル兄様の声じゃなかったような・・・
よし。気のせいということにしよう。
まだ空耳が聞こえる年齢じゃないけど。これは深く考えちゃいけない案件だ。
私は、私を睨みつける子息のところまでたどり着くと、子息の耳元に囁いてやる。
ちなみに屑は護衛に押さえつけられているので、膝をついた状態のため、ちょうど私の身長でも届くのだ。
「お名前、教えてあげましょう。私の名前はシエル。シエル・クロムウェル。でもね、もしクロムウェル家の娘でなくても、私はあなたより強いですよ?その証拠に・・・」
私は子息の右肩に触れて、光魔法を発動した。
光魔法というのは、決して治癒や防御のみの魔法ではない。
光弾系の攻撃魔法もあるし、補助的なものが結構ある。
私が使ったのは、眠りの魔法だ。
名前を名乗ったので、そのことで喚かれても面倒だしね。
383
あなたにおすすめの小説
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
コミカライズ決定!【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
コミカライズ決定です! 詳細は許可が出てから改めて発表しますので、しばらくお待ちください(*´꒳`*)
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2025/12/25,コミカライズ決定!
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる