冤罪で断罪されたら、魔王の娘に生まれ変わりました〜今度はやりたい放題します

みおな

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目覚めて・・・私、死んだのよね?

 眩しい。

 あれ?私って処刑されたんじゃないの?

 もしかしてセドリック様が思い直して・・・ってそんなわけないわね。

 なら、教師の誰かが止めてくれた?

 でも、セドリック様はお父様がレイニー様を養女にするって言ってたわ。

 なら、ここは学園の救護室とかかしら。
なら、いつまでもお邪魔してるわけにはいかないわよね。

 起きあがろうとして、すぐに違和感を覚えた。

 え?
ここどこ?学園の救護室じゃないわ。
 天蓋付きのベッドのある救護室なんて見たことないもの。

 まさか、王宮?

 慌てて起きあがろうとして・・・

「おぎゃあああ」

 起き上がれなかった。

 え?

 え?

 赤ん坊?

 何故か赤ん坊になってた。
なに?何が起きてるの?

 小さな手足。
それを振り回すことと、おぎゃあと泣くことしか出来ないのに、頭の中は十五歳のローズリッテのままなのよ?

 混乱した私は、とにかく泣くしか出来なかった。

「おぎゃあ」

「おや?姫様はご機嫌斜めですね」

 そう言って私の顔を覗き込んできた男の人の顔が、あまりにイケメンで・・・

 思わず泣き止んでしまったわ。

 黒髪に、片眼鏡の奥に青い瞳が見える。

 え。何このイケメン。

「泣いていたのか?」

「私の顔を見て泣き止まれたみたいですよ。寂しかったのではないですか?」

 もうひとり男の人の声がして、私は両手を動かす。

 赤ん坊って面倒だわ。
起き上がることすら自分で出来ないんだもの。

「起きていたか、ロゼ」

 そう言って私を抱き上げたのは、漆黒の腰まである髪を襟足で束ねている人で・・・

 この世の中に、こんな美形がいるなんてってくらいのイケメンなんだけど。

 赤ん坊になって初めて見たのがイケメン二人って、遭遇率高すぎない?

「あぶぁ」

 ああっ!もどかしいわ。
マトモな会話も出来ないんだもの。

「ロゼ。よだれを俺の服で拭くな」

「びぇっ」

「陛下。姫様はまだ赤子ですよ。よだれが出ても仕方ありません。お着替えは準備してあります」

「分かっている。ロゼ、すまん。泣くな」

 超絶美形に抱き上げられて、こともあろうによだれを服に付けてしまったわ。

 しゅ、淑女としてあり得ないわ。
いや、赤ん坊だからよだれも自分では拭けないのだけど。

 それよりも今、陛下って言わなかった?
それに私のことをさっきから姫君って。

 どういうこと?
ロゼって呼ばれてるの、ローズリッテのことを略しているわけじゃないの?

 ああっ。
もどかしいわ。どうして赤ん坊なのかしら。

 それに、一体ここはどこなの?
ローズリッテは、フェルゼン公爵家は、アークライン王国は、一体どうなったの?



 






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