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心配という名の溺愛《ソル視点》
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フローラ様から闇の聖女の話を聞いた後、シオン様とフローラ様と打ち合わせをした。
もちろん、これからのリアナ様への対応についてだ。
学院では、必ず俺かカイが離れず付いていることとなった。シオン様の護衛は、その間は別の暗部の人間がやる。
シオン様の卒業とともにリアナ様も卒業させることで話は付いているので、リアナ様には魔術の授業のみ受けてもらうことになった。
学院内で起きた拉致事件だったのと、攫われたのが王女だったということで、さすがに学院長もシオン様には強く言えないようだ。
王族だから優遇していると言われるかもしれないが、直接文句を言ってくる馬鹿もいないだろう。まあ、いたとしても、シオン様が潰すだろうが。
リアナ様も、やはり恐ろしかったのだろう。シオン様から学院に通う条件を聞いた時も、反論はなかった。
サンセット公爵令息の婚約者である、アリスティア・リリウム公爵令嬢と会う機会が減るのが寂しそうだったので、公爵令嬢には申し訳ないが頻繁に王宮へと出向いて貰うようお願いした。
もちろん、快く了承してもらえた。フローラ様も王太子妃教育のために王宮に訪れるし、少しは寂しさも紛れるだろう。
フローラ様から強く言われたのは、リアナ様への気持ちを隠さずにリアナ様に伝えること、だ。
愛されていると心から安堵するように。不安にならないように。
俺に、できるのだろうか。
以前に比べれば、リアナ様を想っていることは伝えられている、と思う。
だけど、シオン様のように溺愛はできていないと思う。
決してシオン様に愛情が負けているわけではない。むしろ、この思いを知られたら、リアナ様に引かれてしまうんじゃないかと思うくらいだ。
だけど、タガが外れてしまうと、自分を止められなくなりそうで。
婚姻までは、清い関係でいないといけない。それは理解しているのに、近づけば近づくほど、抑えが効かなくなりそうなのだ。
だから、口づけさえもできない。
抱きしめるのが精一杯なのだ。
だが、フローラ様はそんな俺の事情をわかっているのかいないのか、言葉と態度で愛情を伝えるようにと念押しして来た。
フローラ様の念押しに、シオン様が大きくため息をついた。
「ソル。節度云々は言わない。婚姻の前に閨は共にされては困るが、それ以外は言わない。ただ、父上と母上にはバレないようにしろ」
「え・・・?」
あの、リアナ様至上主義のシオン様が、閨以外なら、許可する?嘘だろう?
「何度も言わせるな。僕だって許可したいわけじゃない。だけど、そんなことよりもリアナを失いたくはない。ソル、それはお前も同じだろう?リアナを失う怖さに比べたら、1年我慢するくらい容易いだろう?」
そうだ。何故、フローラ様が全てをシオン様と俺に打ち明けてくれた?
全てはリアナ様を失わないためだ。
リアナ様にずっと笑顔でいてもらうためだ。
それが叶うならー
俺の全てを捧げられるだろう?
もちろん、これからのリアナ様への対応についてだ。
学院では、必ず俺かカイが離れず付いていることとなった。シオン様の護衛は、その間は別の暗部の人間がやる。
シオン様の卒業とともにリアナ様も卒業させることで話は付いているので、リアナ様には魔術の授業のみ受けてもらうことになった。
学院内で起きた拉致事件だったのと、攫われたのが王女だったということで、さすがに学院長もシオン様には強く言えないようだ。
王族だから優遇していると言われるかもしれないが、直接文句を言ってくる馬鹿もいないだろう。まあ、いたとしても、シオン様が潰すだろうが。
リアナ様も、やはり恐ろしかったのだろう。シオン様から学院に通う条件を聞いた時も、反論はなかった。
サンセット公爵令息の婚約者である、アリスティア・リリウム公爵令嬢と会う機会が減るのが寂しそうだったので、公爵令嬢には申し訳ないが頻繁に王宮へと出向いて貰うようお願いした。
もちろん、快く了承してもらえた。フローラ様も王太子妃教育のために王宮に訪れるし、少しは寂しさも紛れるだろう。
フローラ様から強く言われたのは、リアナ様への気持ちを隠さずにリアナ様に伝えること、だ。
愛されていると心から安堵するように。不安にならないように。
俺に、できるのだろうか。
以前に比べれば、リアナ様を想っていることは伝えられている、と思う。
だけど、シオン様のように溺愛はできていないと思う。
決してシオン様に愛情が負けているわけではない。むしろ、この思いを知られたら、リアナ様に引かれてしまうんじゃないかと思うくらいだ。
だけど、タガが外れてしまうと、自分を止められなくなりそうで。
婚姻までは、清い関係でいないといけない。それは理解しているのに、近づけば近づくほど、抑えが効かなくなりそうなのだ。
だから、口づけさえもできない。
抱きしめるのが精一杯なのだ。
だが、フローラ様はそんな俺の事情をわかっているのかいないのか、言葉と態度で愛情を伝えるようにと念押しして来た。
フローラ様の念押しに、シオン様が大きくため息をついた。
「ソル。節度云々は言わない。婚姻の前に閨は共にされては困るが、それ以外は言わない。ただ、父上と母上にはバレないようにしろ」
「え・・・?」
あの、リアナ様至上主義のシオン様が、閨以外なら、許可する?嘘だろう?
「何度も言わせるな。僕だって許可したいわけじゃない。だけど、そんなことよりもリアナを失いたくはない。ソル、それはお前も同じだろう?リアナを失う怖さに比べたら、1年我慢するくらい容易いだろう?」
そうだ。何故、フローラ様が全てをシオン様と俺に打ち明けてくれた?
全てはリアナ様を失わないためだ。
リアナ様にずっと笑顔でいてもらうためだ。
それが叶うならー
俺の全てを捧げられるだろう?
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