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00.おまけ。ほどほどでお願いしますわ
「ティファ!散歩に出るのなら、俺を呼んでくれとあれほど言っただろう!」
ユークレース王国王宮居住区の中庭にあるガゼボで本を読んでいると、慌てた様子のルウが駆け寄って来た。
顔を上げたティファは、その言葉にため息を吐く。
「ルウ様、公務はどうなされましたの?また、放り出して来られたのですね」
「え、あ、ティファが散歩に出たと聞いて・・・」
「これだけの護衛と侍女がそばにいますのよ。それに、少しくらいは動かなければ駄目だとお医者様にも伺っております。ルウ様を信用して王太子妃の公務もお任せしておりますのに、このように毎回放り出して来られるようでは・・・」
ティファはわざとらしく頰に手を当てて再びため息を吐く。
その様子に、ルウは慌ててティファの手を取った。
「仕事はちゃんとやっている!王太子妃としての公務は、母上も協力してくれているから今日の分は終えている!その・・・自分の分は、この後ちゃんとやるから」
「あら、お義母様が?あまりご無理をかけないでくださいませね?お義母様は王妃としてのお仕事もおありなのですから。机に向かう程度なら問題ありませんのよ?」
「いや、駄目だ。ティファが仕事をしていると思うだけで、俺が仕事が手につかない。頼むから、ゆっくりしていてくれ」
「困った方だこと。分かりましたわ、公務はお任せします。ですが、お散歩くらいは自由にさせてくださいませ。これだけの護衛と侍女がいますから、ルウ様はちゃんとお仕事を終えられてから会いに来てくださいね?お父様になられますのよ?自慢のお父様になっていただかないと」
クスクスと笑いながらそう言うティファに、ルウは甘い表情を浮かべてその手にそっと唇をつけた。
「ああ。約束する。明日からはちゃんと公務を終えてから来るから・・・今日はお茶の間だけはそばにいさせてくれないか」
「ふふっ。あなたのお父様は心配症ですわね」
自分のお腹に触れながら、ティファは優しくそう語りかける。
ティファの懐妊が分かってから、ルウの溺愛は加速した。
最初は、ベッドから出ることすら禁止して来たので、ティファは「それならアメトリン公爵家へ帰ります!」と宣言し、ルウがそれに折れたのだ。
護衛と侍女の量を増やし、王太子妃としての公務を肩代わりし、常にティファの動向を気にしている。
その気持ちは嬉しいティファだが、何事も限度というものがある。
ティファを安静にしたがるのはルウだけでなく、国王である義父も、王妃である義母も、そして使用人たちもなので、ティファとしてはその気持ちに困惑もしているが嬉しくもある。
「お好きになさってとは言いましたけど、何事も限度がございますのよ?ほどほどでお願いしますわ」
ユークレース王国王宮居住区の中庭にあるガゼボで本を読んでいると、慌てた様子のルウが駆け寄って来た。
顔を上げたティファは、その言葉にため息を吐く。
「ルウ様、公務はどうなされましたの?また、放り出して来られたのですね」
「え、あ、ティファが散歩に出たと聞いて・・・」
「これだけの護衛と侍女がそばにいますのよ。それに、少しくらいは動かなければ駄目だとお医者様にも伺っております。ルウ様を信用して王太子妃の公務もお任せしておりますのに、このように毎回放り出して来られるようでは・・・」
ティファはわざとらしく頰に手を当てて再びため息を吐く。
その様子に、ルウは慌ててティファの手を取った。
「仕事はちゃんとやっている!王太子妃としての公務は、母上も協力してくれているから今日の分は終えている!その・・・自分の分は、この後ちゃんとやるから」
「あら、お義母様が?あまりご無理をかけないでくださいませね?お義母様は王妃としてのお仕事もおありなのですから。机に向かう程度なら問題ありませんのよ?」
「いや、駄目だ。ティファが仕事をしていると思うだけで、俺が仕事が手につかない。頼むから、ゆっくりしていてくれ」
「困った方だこと。分かりましたわ、公務はお任せします。ですが、お散歩くらいは自由にさせてくださいませ。これだけの護衛と侍女がいますから、ルウ様はちゃんとお仕事を終えられてから会いに来てくださいね?お父様になられますのよ?自慢のお父様になっていただかないと」
クスクスと笑いながらそう言うティファに、ルウは甘い表情を浮かべてその手にそっと唇をつけた。
「ああ。約束する。明日からはちゃんと公務を終えてから来るから・・・今日はお茶の間だけはそばにいさせてくれないか」
「ふふっ。あなたのお父様は心配症ですわね」
自分のお腹に触れながら、ティファは優しくそう語りかける。
ティファの懐妊が分かってから、ルウの溺愛は加速した。
最初は、ベッドから出ることすら禁止して来たので、ティファは「それならアメトリン公爵家へ帰ります!」と宣言し、ルウがそれに折れたのだ。
護衛と侍女の量を増やし、王太子妃としての公務を肩代わりし、常にティファの動向を気にしている。
その気持ちは嬉しいティファだが、何事も限度というものがある。
ティファを安静にしたがるのはルウだけでなく、国王である義父も、王妃である義母も、そして使用人たちもなので、ティファとしてはその気持ちに困惑もしているが嬉しくもある。
「お好きになさってとは言いましたけど、何事も限度がございますのよ?ほどほどでお願いしますわ」
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※感想欄、ネタバレ配慮しておりません。ご了承ください。
一気に読みました、面白かったです。
馬鹿じゃないはずのユリシスの行動がなぜなのか、
最後まで読んでみて思ったのは、ティファが『完璧令嬢』と
評価されたのも一因なのでは、と思いました。
その横に並び立つ自分に『周囲や臣下を信頼し分け隔てない人気の王子』
という価値を無意識?に求めたのでは、と。他の王族がそれを
していたら差別化が図れないのでユリシスはやらなかったのでは。
と、勝手に分析してみました。
もう自分のファンタジーから抜け出せなくなってたのか
最後まで頑なだったのはまともな親兄弟には残酷なことでした。
ティファは常に聡明でキティに要らぬ希望を持たせたことを
恥じたところが上に立つ人としてもとても公平で良かった。
キティの我欲のための画策は結果的にかなり国益を損なったので
擁護できないですが。
そういった細かい描写が読んでいて面白かったです、
ありがとうございました!
最後まで読んでいただきありがとうございます😊
みおなさんから続きを望まれた(?)ので……
【フールのその後 そのに】
「今日も売れ残っちまったなぁ」
檻の外から男がフールに声かける。
フールがスレイブ王国に連れてこられてから既に半年が経過していた。
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【つづく】
いや、怖いんですけど😱でもって続くんですかい!