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誰を選ぶべきか
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アルフレッド陛下を交えて、お話することが決まった。
政略結婚だから、お母様にもご一緒してもらう予定。
お父様とお兄様は駄目よ。
絶対、婚約解消だとか喚くに決まってるもの。
解消自体はいいけれど、慰謝料だとか諸々言われると面倒だわ。
元々、こちらが慰謝料を払わなければならなかったんですもの。
こういう時に転移門があるの、便利よね。
やっと魔力の流し方が分かって、転移門から手紙だけをお母様宛に送った。
そういえば、この転移門って、やっぱりアストニア様作なんですって。
あの方、私と年齢が変わらない感じなのに、とても優秀なのね。
「お母様っ!」
「レティーナ、久しぶりね!」
フルール様とお話した一週間後、お母様は転移門を通ってサウスクラウド王国にやって来られた。
「お父様たちはお元気ですか?」
「元気過ぎて、今日も来ると言って聞かなかったのよ」
やっぱり。
でも、さすがお母様だわ。言い含めて来られたのね。
「ファンブルク王妃殿下。サウスクラウド王国へようこそ」
「お招きに預かり、ありがとうございます。アルフレッド国王陛下」
「私は執務があるためこれで失礼するが、ごゆるりと過ごされるといい」
「ありがとうございます」
優雅にご挨拶されたお母様を、私がお借りしているお部屋へと誘導する。
セレナにお茶を淹れてもらい、お母様と向き合って座った。
「それで、レティーナはどうしたいの?」
お母様は、余計なことはおっしゃらない。
明日のアルフレッド陛下を交えてのお話までに、全てを決めておく必要があるから。
「私は・・・婚約者からおりたいと思います。このサウスクラウド王国にとって、フルール様の方が王妃に相応しいと思いますから」
「でも、陛下はレティーナを望まれたのよ?」
「私は・・・私は、フルール様のようにアルフレッド陛下のことをお慕いしているわけではありません。ラウルお兄様、そう兄のように思っているだけで。それでも、好意を持てる方だと思ったからこそ、婚約をお受けしました。それが王女として生まれた自分の義務だと思ったのです。でも私は・・・フルール様の、あの方のお気持ちを無視することはできません」
愛妾でもいいと言い切ったフルール様。
それほどまでに誰かを好きになったことがない私にとって、彼女の想いは壊したくない宝物に見えて。
政略結婚を求められる立場の私たちが、本当に愛する人と結ばれる。
彼女には、それが叶う可能性があるの。
もちろん、アルフレッド陛下のお気持ちも大切だけど、あの方は国王陛下。
何を一番に考えなければならないか、きっとご理解するはず。
政略結婚だから、お母様にもご一緒してもらう予定。
お父様とお兄様は駄目よ。
絶対、婚約解消だとか喚くに決まってるもの。
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元々、こちらが慰謝料を払わなければならなかったんですもの。
こういう時に転移門があるの、便利よね。
やっと魔力の流し方が分かって、転移門から手紙だけをお母様宛に送った。
そういえば、この転移門って、やっぱりアストニア様作なんですって。
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「お母様っ!」
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やっぱり。
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「ファンブルク王妃殿下。サウスクラウド王国へようこそ」
「お招きに預かり、ありがとうございます。アルフレッド国王陛下」
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「ありがとうございます」
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「それで、レティーナはどうしたいの?」
お母様は、余計なことはおっしゃらない。
明日のアルフレッド陛下を交えてのお話までに、全てを決めておく必要があるから。
「私は・・・婚約者からおりたいと思います。このサウスクラウド王国にとって、フルール様の方が王妃に相応しいと思いますから」
「でも、陛下はレティーナを望まれたのよ?」
「私は・・・私は、フルール様のようにアルフレッド陛下のことをお慕いしているわけではありません。ラウルお兄様、そう兄のように思っているだけで。それでも、好意を持てる方だと思ったからこそ、婚約をお受けしました。それが王女として生まれた自分の義務だと思ったのです。でも私は・・・フルール様の、あの方のお気持ちを無視することはできません」
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