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新たな舞台へ
毅然とした態度で
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フルール様は、すぐに王宮へと来て下さった。
私は他国の王族で、もうアルフレッド陛下の婚約者でなくなるから、勝手にウロウロとできない。
良かったわ。来てくださって。
「フルール様。急にお呼びたてして申し訳ございません」
「いえ。今は家でいるだけで時間はありますから。それで、何かあったのでしょうか?」
「はい。私とアルフレッド陛下の婚約は解消となりました。私は、ファンブルクへ戻ります」
「え・・・?」
驚いた顔で、フルール様は私を凝視している。
そうよね。三人で話し合いましょうと言ったばかりなのに。
でも。
「フルール様。アルフレッド陛下が誰を婚約者に選び、誰を正妃にするのかは私にはわかりません。また、私に口出しする権利もありません。私は今日明日中にはファンブルクへ戻ります。そのあと、ゆっくりとお二人で話し合って下さい」
「ま、待って下さい、レティーナ様。私は・・・」
「私はアルフレッド陛下のことを兄のようにお慕いしております。その方が大切に思っているこの国が荒れるようなことにはしたくありません。もし未来で後悔することがあったとしても、私は今できる最善を尽くしたいと思います」
アルフレッド陛下が、フルール様を選ぶかどうかは分からない。
もしかしたら他のご令嬢を選ぶかもしれない。
私は、そこには立ち入れない。
「私があのようなことを申し上げたせいで」
「私が婚約を解消したのは、フルール様のためではありません。成婚が遅れてもアルフレッド陛下へ反感を持つ者たちがいないのなら、私はどれだけフルール様の想いを聞いたとしても婚約解消などいたしませんでした。魔法が使えない云々なども、努力し文句など出ないようにいたします。ですが、年齢だけはどうにもなりません」
私は一旦そこで、言葉を切った。
フルール様の存在が、想いが、私に迷いを持たせたことは事実だ。
でも、本当はそれは正しくないこと。
私とアルフレッド陛下は、政略結婚だと理解した上で婚約をした。
だから、そこに他人の想いが絡んだからといって、婚約を解消するなんてあってはならない。
私はそのことを、理解しなければならない。
「陛下がフルール様を選ばれるのか、それとも他のご令嬢を選ばれるのかは分かりません。私にはそこに触れる権利はありませんから。私がフルール様との面会を望んだのは、ただお伝えしたかったことがあったからです」
「はい」
「大国サウスクラウドの公爵家のご令嬢が、愛妾でいいなどと二度と口にされてはいけません。アルフレッド陛下がお好きなら、あの方の隣に立つに相応しい、毅然とした、誰もが誇る正妃様であって下さい。私も・・・ファンブルクの王女としてそうあれるようこれから精進しますから」
私は他国の王族で、もうアルフレッド陛下の婚約者でなくなるから、勝手にウロウロとできない。
良かったわ。来てくださって。
「フルール様。急にお呼びたてして申し訳ございません」
「いえ。今は家でいるだけで時間はありますから。それで、何かあったのでしょうか?」
「はい。私とアルフレッド陛下の婚約は解消となりました。私は、ファンブルクへ戻ります」
「え・・・?」
驚いた顔で、フルール様は私を凝視している。
そうよね。三人で話し合いましょうと言ったばかりなのに。
でも。
「フルール様。アルフレッド陛下が誰を婚約者に選び、誰を正妃にするのかは私にはわかりません。また、私に口出しする権利もありません。私は今日明日中にはファンブルクへ戻ります。そのあと、ゆっくりとお二人で話し合って下さい」
「ま、待って下さい、レティーナ様。私は・・・」
「私はアルフレッド陛下のことを兄のようにお慕いしております。その方が大切に思っているこの国が荒れるようなことにはしたくありません。もし未来で後悔することがあったとしても、私は今できる最善を尽くしたいと思います」
アルフレッド陛下が、フルール様を選ぶかどうかは分からない。
もしかしたら他のご令嬢を選ぶかもしれない。
私は、そこには立ち入れない。
「私があのようなことを申し上げたせいで」
「私が婚約を解消したのは、フルール様のためではありません。成婚が遅れてもアルフレッド陛下へ反感を持つ者たちがいないのなら、私はどれだけフルール様の想いを聞いたとしても婚約解消などいたしませんでした。魔法が使えない云々なども、努力し文句など出ないようにいたします。ですが、年齢だけはどうにもなりません」
私は一旦そこで、言葉を切った。
フルール様の存在が、想いが、私に迷いを持たせたことは事実だ。
でも、本当はそれは正しくないこと。
私とアルフレッド陛下は、政略結婚だと理解した上で婚約をした。
だから、そこに他人の想いが絡んだからといって、婚約を解消するなんてあってはならない。
私はそのことを、理解しなければならない。
「陛下がフルール様を選ばれるのか、それとも他のご令嬢を選ばれるのかは分かりません。私にはそこに触れる権利はありませんから。私がフルール様との面会を望んだのは、ただお伝えしたかったことがあったからです」
「はい」
「大国サウスクラウドの公爵家のご令嬢が、愛妾でいいなどと二度と口にされてはいけません。アルフレッド陛下がお好きなら、あの方の隣に立つに相応しい、毅然とした、誰もが誇る正妃様であって下さい。私も・・・ファンブルクの王女としてそうあれるようこれから精進しますから」
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