朧咲夜3-甦るは深き記憶の傷-【完】

桜月真澄

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四 敵、多過ぎでしょう。

side流夜18

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朝間先生が在義さんを慕っているのは、見ていればすぐにわかる。

幼馴染だと聞いているけど、あとから現れた桃子さんに対して嫌な感情はないのだろうか。

咲桜はそれまでの沈んでいた様子と打って変わって、嬉しそうに瞳を輝かせ出した。

「そうなの! たぶん桃子母さんのが年上なんだけど、桃子母さん記憶障害のせいとかで色々と幼い感じでね、夜々さんのがお姉さんみたいだったの。夜々さん高校生だったんだけど、よく母さんに料理とかお裁縫とか教えてくれてて。だから私には生まれた時からお母さんは二人いるんだ」

桃子さんと朝間先生か……。

少しばかり朝間先生の評価が変わってしまいそうな、いい話だな。

「へー。朝間先生、面倒見はよさそうだよな」

「うんっ。そのうち私も夜々さんに憧れちゃってね、桃子母さんみたいな可愛い子と友達になりたいなーって思うようになってね」

「待て。今の発言は色々おかしい」

「え? どこが?」

ほとんどだよ。……とは、口にはしなかった。

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