朧咲夜5-愛してる。だから、さようなら。-【完】

桜月真澄

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side咲桜6

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「衛?」

その声に流夜くんが反応すると、カーテンが開かれて榊原衛さんと吹雪さんが姿を見せた。

「よ。お邪魔してます」

軽く手をあげる衛さんに、流夜くんは平坦な声で応えた。

「……衛みたいな外部に、今来られると困るんだけど」

「聞いてる。吹雪と降渡が突撃したんだって? だから、夜々子さんに匿ってもらってた」

隣の吹雪さんが「そーいうこと」と微笑む。

そして流夜くん、一言。

「吹雪と密会でもしてたか、衛。吹雪が悲恋確定だからってお前の方に巻き込むなよ」

『ええええっ!?』

「んなわけねえよ」

私、笑満、先輩が声をそろえた。

衛さんは呆れた風で言うけど、流夜くんは大真面目な顔で続ける。

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