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13 在義が話したくない話 咲桜・高校一年生 華取家
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しおりを挟む休日に流夜が華取の家に訪れていて、在義も休みだった日のこと。
咲桜の淹れたお茶を飲んでいる三人。ふと、流夜は今思いついたことを言った。
「あの――在義さん、一つ訊いても?」
「うん?」
「今まで気に留めてなかったんですが、朝間先生の父親って――
「―――」
いきなり立ち上がった在義に首根っこ摑まれてすごい速さで回収された。……え? 唖然とする流夜。
廊下に連れ出された流夜は、強張った表情の在義に対応を困った。
「あ、在義さん……?」
「流夜くん――それは、誰かに言われたとか、訊かれたとかいうことか?」
「? いえ……ただ、思いついたので訊いただけです。全然姿も見たことがないので、失礼な話ですがもう亡くなっていらっしゃるのか……と」
流夜が答えると、在義は長くため息をついた。どうしたんだろう……。
「あの……まずいことを訊いてしまいましたか……?」
在義の反応が尋常ではない。
「いや……まあ、どこからばれるかわからない話でもないから、言ってしまった方がいいかな……」
ふう、と最後にもう一つ息をついた。
「夜々ちゃんの父親――箏子先生の旦那はね、夜々ちゃんが生まれて間もない頃にいなくなってしまったんだ」
「いなく……? 事故か事件ですか?」
そして亡くなられた――?
重ねて問うと、在義の顔色はどんどん悪くなる。
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