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誤解4 side作之助
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話を変えよう。
「そう言えばさっき景が言ってた『なゆき』さんって誰? 景のイトコだっけ?」
「そ。みんな『なゆ』って呼んでるよ。姉さんの咲雪さんが『さゆ』って呼ばれてるから」
よし。話題変更成功。続けて由羽が口を開いた。
「俺の母親の妹だから、俺と羽咲からしたらなゆは叔母。でも学校ではイトコで通してるからこっちも話合わせてくれると助かる」
「んで、俺の彼女ね」
景がいい笑顔でそう言った。そうなんだ。
「わかった。苗字はなんていうの?」
「司」
「……由羽と一緒?」
さっき景は『雪村』って名乗ってたよな? 由羽が軽く肯く。
「父さんが雪村の家から司に婿入りしたんだ。……なに悩んでんだ?」
中空を見つめていると、由羽の怪訝(けげん)そうな声がした。
「景のイトコさんのことなんて呼んだらいいかなーって。『司さん』だと由羽の妹さんとかぶっちゃうから……」
同じ場所にいるときとか、呼び分けした方がいいよな……?
「『なゆ』でいいんじゃないの?」
「待て景。同い年の水都ですら「さん」づけで呼んでる作之助だぞ。愛称のがハードル高いんじゃね?」
うん、ハードル高すぎ。言ってくれてありがとう、由羽。
「それに景いやじゃないの? 俺なんかに彼女さんを愛称で呼ばれて」
俺の言葉に景は不思議そうな顔をした。変なことを言ったつもりはないんだけど……。
「気にしないけど? 作之助って気にしぃなんか?」
いいんだ。いや、これは……
「俺がどうと言うより、総真には司さんのこと『見るな』って言われたから、彼女に対する扱いってそういうもんかと……」
「「それは総真が異常なだけだ」」
由羽と景の声が揃った。ついでに半眼な顔も同じだった。よく似ている。そうか、総真が異常なのか。
「でも簡単には逆らわない方がいいな。あいつ人の弱み握るの平気で得意な奴だから」
「え……」
景の言葉にびっくりしてしまった。弱み? 俺既に握られているの……?
「景、作之助は大丈夫だと思うぞ? 総真の気に入りみたいだし」
「そう言えばさっき景が言ってた『なゆき』さんって誰? 景のイトコだっけ?」
「そ。みんな『なゆ』って呼んでるよ。姉さんの咲雪さんが『さゆ』って呼ばれてるから」
よし。話題変更成功。続けて由羽が口を開いた。
「俺の母親の妹だから、俺と羽咲からしたらなゆは叔母。でも学校ではイトコで通してるからこっちも話合わせてくれると助かる」
「んで、俺の彼女ね」
景がいい笑顔でそう言った。そうなんだ。
「わかった。苗字はなんていうの?」
「司」
「……由羽と一緒?」
さっき景は『雪村』って名乗ってたよな? 由羽が軽く肯く。
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中空を見つめていると、由羽の怪訝(けげん)そうな声がした。
「景のイトコさんのことなんて呼んだらいいかなーって。『司さん』だと由羽の妹さんとかぶっちゃうから……」
同じ場所にいるときとか、呼び分けした方がいいよな……?
「『なゆ』でいいんじゃないの?」
「待て景。同い年の水都ですら「さん」づけで呼んでる作之助だぞ。愛称のがハードル高いんじゃね?」
うん、ハードル高すぎ。言ってくれてありがとう、由羽。
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俺の言葉に景は不思議そうな顔をした。変なことを言ったつもりはないんだけど……。
「気にしないけど? 作之助って気にしぃなんか?」
いいんだ。いや、これは……
「俺がどうと言うより、総真には司さんのこと『見るな』って言われたから、彼女に対する扱いってそういうもんかと……」
「「それは総真が異常なだけだ」」
由羽と景の声が揃った。ついでに半眼な顔も同じだった。よく似ている。そうか、総真が異常なのか。
「でも簡単には逆らわない方がいいな。あいつ人の弱み握るの平気で得意な奴だから」
「え……」
景の言葉にびっくりしてしまった。弱み? 俺既に握られているの……?
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