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雲居降渡 降り渡る絆
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しおりを挟む「ほんと。俺とふゆが保証する。『咲桜』ちゃんと出逢ってから、りゅうの選択肢の先には、いつも咲桜ちゃんがいた。むしろ、咲桜ちゃんがいるからその道を選んでいるくらいだ。絆にりゅうを信用してくれとは言わない。でも、咲桜ちゃん自身が『幸せ』だと思っていることは、否定しないであげてほしい」
咲桜ちゃんもまた、りゅうと生きるためにこの法律の世界を選んだ。
二人の間に横たわる問題は大きすぎる。戸籍上はなんの関係もないし、咲桜ちゃんは在義さんの長女として届け出が受理されている。
だから、二人がそれをゆるしてしまえばそれまでなんだろうけど、そこにたどりつくまで、りゅうと咲桜ちゃんはどれだけ傷付くのだろう。
……傷付いても、一緒にいる未来をかけている。
定時まで咲桜ちゃんは事務所にいて仕事を終えた。
咲桜ちゃんを見送った絆は、深く息を吐いた。
「降渡」
「!!!」
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