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番外編(〜王都編)
使用人は見た 侍女見習いの場合
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使用人は見た 侍女見習いの場合
レヴォネ家に仕える者にとって、美しく聡明な主人は自慢だった。
穏やかで心優しい主人はいつでも家人達に心を砕き、まるで家族の様に接してくれた。
そんな主人だからこそ、彼等は誠心誠意勤め、彼の幸せを心から願っている。
しかし、先代である父セオドアが身罷り、それを追う様に儚くなった母リュンヌの弔いを済ませた頃から、彼を取り巻く環境は悪化するばかりだった。
日夜仕事に追われ、食事も睡眠も疎かにする。倒れそうになりながらもそれでも必死で国の為に働き続けたというのに、ある日突然彼は謂れなき罪により断罪されてしまった。
彼がどんなに頑張ってきたのか見てきた家人達は皆セイアッドに対する仕打ちに憤った。しかし、その場では彼は反論する事もなく領地に帰ると言い出したのだ。
疲れ果てていたセイアッドの様子に、家人達は速やかに動いた。邪魔される前に王都を発ち、ゆっくりとレヴォネ領へも向かう。その道すがら、殆どの時間を微睡む姿に皆が心を痛めていた。
そんな状況が一変したのはレヴォネ領についてからだ。
領にはセイアッドの幼馴染であり、密かな想い人であったオルテガ・フィン・ガーランドが待っていた。
幼い頃から二人を見てきた一部の家人達にとってこの再会は非常に喜ばしいものだ。お互いに想いあっているというのに、身分が彼等を阻んでいたから。
オルテガは何もかもをかなぐり捨ててセイアッドの元へと駆け付けた。セイアッドもそれを分かっているのだろう。
ある日を境に、二人の間にある空気が明らかに変わった。
オルテガは愛おしそうにセイアッドに触れ、セイアッドもその手を受け入れている。穏やかに寄り添い合い、想いを重ね合う二人の姿はレヴォネ家に仕える者達にとって本当に喜ばしいものだった。
中でも浮き足だっているのはより若い者達だ。
何もかもを捨てて駆け付けたオルテガの行動はまるで物語のようであり、恋に憧れる者達にとっては二人の様子はそれだけで素晴らしいものだった。
「はー、オルテガ様とセイアッド様、本当に素敵だわ」
洗濯物を干しながら一人のメイドがうっとりと呟くと周りにいた二人も同意する様に頷いた。
「セイアッド様がお幸せそうで良かったわ。これもオルテガ様のお陰ね」
「領地に戻られてからセイアッド様は見違えたましたものね。私、顔色の悪い時しか知らなかったから驚いちゃった」
軽い口調で言う彼女はメイドではなく侍女見習いだ。名をシーニャといい、比較的新しくこの家に勤め始めた子爵家の三女だ。使用人の人数が少ない事からメイドの手伝いもしているが、彼女の性に合っているのかこうやって良く来る。
「貴女、それマーサさんやアルバートさんの前では言わない様にね」
「わかってますよぅ。それに、お二人を邪魔しようなんて思ってませんから! 私には高嶺の花すぎますし、マーサさんみたいに地に足つけて行くのが性に合ってるんです」
年嵩のメイドの忠告にぷん、と胸を張って告げる侍女見習いに二人のメイドは苦笑する。
マーサというのはセイアッドの侍女長を勤めているマーサ・カレン・キャンベルの事だ。
通常であれば、男性には男性の侍従が付くが、レヴォネ家では女性がつく事が多い。それは彼等が代々類い稀な美貌を持つからだ。人の心を惑わせるその美貌故に、身近に置ける者は限られている。特に身支度などで身体に触れる事も多い侍従には女性が選ばれる事が多い。
マーサはその中でも一番の地位にいる女性だ。今現在女主人のいないレヴォネ家において、女性の中ではマーサがトップに立って家の事を行っている事が多い。
「羨ましいなぁ。私もあんな恋人が欲しい」
「それこそ高望みじゃない?」
「それはそうなんですけどぉ」
夢見がちなシーニャの一言に返ってくる言葉は夢のないものだ。しかし、仮にも貴族として生まれた身としては甘いロマンスに夢を見たくもなる。
貴族に生まれても長子以外は厳しい現実が待ち受けているものだ。特に下位貴族の女子は婚約者を見つけて他所の家に嫁ぐ事が出来なければ働きに出ることも少なくない。マーサやシーニャはその典型だ。兄や姉が多く、実家から受け継ぐ財産もない。めぼしい嫁ぎ先には先約があり、そうなると他家に働きに出るくらいしか道がないのだ。
この国で女性は独り立ちして生きていくのは難しいのが現状だった。だから、働きに出た先で結婚相手を見つけて市井に下るか、夫婦揃って使用人として他家に仕える者が多い。
「せめてマーサさんみたいに侯爵家の騎士と結婚したいんですよぅ。カッコいいじゃないですか、騎士様って」
うっとりしながら話すシーニャの姿に、二人のメイドは笑みを零す。
人懐こくて可愛らしいシーニャはレヴォネ侯爵家の使用人達にとってムードメーカーのような存在だ。少々口が軽いのが玉に瑕だが、皆から妹や娘のように可愛がられている。そんな彼女にはファンが多いのだが、彼女自身が気が付いていないらしい。
「あ、見て。セイアッド様とオルテガ様よ」
シーニャに言われて二人が見上げれば二階の窓際で二人寄り添って何か話しているようだ。その表情は柔らかく、そして甘い。
幸せそうなセイアッドの様子に、その場にいた三人は思わず安堵の溜め息を零す。見ているだけで蕩けるような美貌が、今は花が綻ぶように柔らかい。そして、そんな主人に寄り添う美丈夫がいるのだ。
「リア」
うっとりする様な低くて甘い声が主人を呼ぶ。それだけで月光の様な銀色の瞳が溶け、美しい笑みを描く。大きな手で頬を撫でられてはにかみながらその掌に頬を寄せる姿は甘やか。
まるで絵画のような光景に目を奪われていると、ふと黄昏色の瞳が三人を捉えた。
見ていた事を叱られるだろうかと三人が身を硬くするが、彼女達にオルテガは人差し指を自らの唇へと運ぶと悪戯っぽく微笑んでみせる。
そんな姿に、三人はまた小さく感嘆の溜め息をつく。
恥ずかしがり屋な主人は三人が見ていた事を知ったらきっと穏やかな時を放り出して逃げてしまうだろう。主人にとことん甘い美丈夫はそれを避けたいらしい。
主人の平穏な時間を守る為に、三人はオルテガに一礼してからそっとその場を離れる事にするのだった。
レヴォネ家に仕える者にとって、美しく聡明な主人は自慢だった。
穏やかで心優しい主人はいつでも家人達に心を砕き、まるで家族の様に接してくれた。
そんな主人だからこそ、彼等は誠心誠意勤め、彼の幸せを心から願っている。
しかし、先代である父セオドアが身罷り、それを追う様に儚くなった母リュンヌの弔いを済ませた頃から、彼を取り巻く環境は悪化するばかりだった。
日夜仕事に追われ、食事も睡眠も疎かにする。倒れそうになりながらもそれでも必死で国の為に働き続けたというのに、ある日突然彼は謂れなき罪により断罪されてしまった。
彼がどんなに頑張ってきたのか見てきた家人達は皆セイアッドに対する仕打ちに憤った。しかし、その場では彼は反論する事もなく領地に帰ると言い出したのだ。
疲れ果てていたセイアッドの様子に、家人達は速やかに動いた。邪魔される前に王都を発ち、ゆっくりとレヴォネ領へも向かう。その道すがら、殆どの時間を微睡む姿に皆が心を痛めていた。
そんな状況が一変したのはレヴォネ領についてからだ。
領にはセイアッドの幼馴染であり、密かな想い人であったオルテガ・フィン・ガーランドが待っていた。
幼い頃から二人を見てきた一部の家人達にとってこの再会は非常に喜ばしいものだ。お互いに想いあっているというのに、身分が彼等を阻んでいたから。
オルテガは何もかもをかなぐり捨ててセイアッドの元へと駆け付けた。セイアッドもそれを分かっているのだろう。
ある日を境に、二人の間にある空気が明らかに変わった。
オルテガは愛おしそうにセイアッドに触れ、セイアッドもその手を受け入れている。穏やかに寄り添い合い、想いを重ね合う二人の姿はレヴォネ家に仕える者達にとって本当に喜ばしいものだった。
中でも浮き足だっているのはより若い者達だ。
何もかもを捨てて駆け付けたオルテガの行動はまるで物語のようであり、恋に憧れる者達にとっては二人の様子はそれだけで素晴らしいものだった。
「はー、オルテガ様とセイアッド様、本当に素敵だわ」
洗濯物を干しながら一人のメイドがうっとりと呟くと周りにいた二人も同意する様に頷いた。
「セイアッド様がお幸せそうで良かったわ。これもオルテガ様のお陰ね」
「領地に戻られてからセイアッド様は見違えたましたものね。私、顔色の悪い時しか知らなかったから驚いちゃった」
軽い口調で言う彼女はメイドではなく侍女見習いだ。名をシーニャといい、比較的新しくこの家に勤め始めた子爵家の三女だ。使用人の人数が少ない事からメイドの手伝いもしているが、彼女の性に合っているのかこうやって良く来る。
「貴女、それマーサさんやアルバートさんの前では言わない様にね」
「わかってますよぅ。それに、お二人を邪魔しようなんて思ってませんから! 私には高嶺の花すぎますし、マーサさんみたいに地に足つけて行くのが性に合ってるんです」
年嵩のメイドの忠告にぷん、と胸を張って告げる侍女見習いに二人のメイドは苦笑する。
マーサというのはセイアッドの侍女長を勤めているマーサ・カレン・キャンベルの事だ。
通常であれば、男性には男性の侍従が付くが、レヴォネ家では女性がつく事が多い。それは彼等が代々類い稀な美貌を持つからだ。人の心を惑わせるその美貌故に、身近に置ける者は限られている。特に身支度などで身体に触れる事も多い侍従には女性が選ばれる事が多い。
マーサはその中でも一番の地位にいる女性だ。今現在女主人のいないレヴォネ家において、女性の中ではマーサがトップに立って家の事を行っている事が多い。
「羨ましいなぁ。私もあんな恋人が欲しい」
「それこそ高望みじゃない?」
「それはそうなんですけどぉ」
夢見がちなシーニャの一言に返ってくる言葉は夢のないものだ。しかし、仮にも貴族として生まれた身としては甘いロマンスに夢を見たくもなる。
貴族に生まれても長子以外は厳しい現実が待ち受けているものだ。特に下位貴族の女子は婚約者を見つけて他所の家に嫁ぐ事が出来なければ働きに出ることも少なくない。マーサやシーニャはその典型だ。兄や姉が多く、実家から受け継ぐ財産もない。めぼしい嫁ぎ先には先約があり、そうなると他家に働きに出るくらいしか道がないのだ。
この国で女性は独り立ちして生きていくのは難しいのが現状だった。だから、働きに出た先で結婚相手を見つけて市井に下るか、夫婦揃って使用人として他家に仕える者が多い。
「せめてマーサさんみたいに侯爵家の騎士と結婚したいんですよぅ。カッコいいじゃないですか、騎士様って」
うっとりしながら話すシーニャの姿に、二人のメイドは笑みを零す。
人懐こくて可愛らしいシーニャはレヴォネ侯爵家の使用人達にとってムードメーカーのような存在だ。少々口が軽いのが玉に瑕だが、皆から妹や娘のように可愛がられている。そんな彼女にはファンが多いのだが、彼女自身が気が付いていないらしい。
「あ、見て。セイアッド様とオルテガ様よ」
シーニャに言われて二人が見上げれば二階の窓際で二人寄り添って何か話しているようだ。その表情は柔らかく、そして甘い。
幸せそうなセイアッドの様子に、その場にいた三人は思わず安堵の溜め息を零す。見ているだけで蕩けるような美貌が、今は花が綻ぶように柔らかい。そして、そんな主人に寄り添う美丈夫がいるのだ。
「リア」
うっとりする様な低くて甘い声が主人を呼ぶ。それだけで月光の様な銀色の瞳が溶け、美しい笑みを描く。大きな手で頬を撫でられてはにかみながらその掌に頬を寄せる姿は甘やか。
まるで絵画のような光景に目を奪われていると、ふと黄昏色の瞳が三人を捉えた。
見ていた事を叱られるだろうかと三人が身を硬くするが、彼女達にオルテガは人差し指を自らの唇へと運ぶと悪戯っぽく微笑んでみせる。
そんな姿に、三人はまた小さく感嘆の溜め息をつく。
恥ずかしがり屋な主人は三人が見ていた事を知ったらきっと穏やかな時を放り出して逃げてしまうだろう。主人にとことん甘い美丈夫はそれを避けたいらしい。
主人の平穏な時間を守る為に、三人はオルテガに一礼してからそっとその場を離れる事にするのだった。
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