日本人レ⚫︎プ!クルド人と化した先輩---クルド・チ⚫︎ポ・オンライン---

ドンキほ⚫︎けい・ドフェラチ⚫︎コ

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あの戦闘の後、キルトとアシュナを含む多くの騎士団員に長い休日が与えられた。

団長ビーストクリフは、次の七十五層ボスの討伐に向け作戦会議を開いた。

そのボス戦の前にじっくり休みたまえと、彼は二人に言った。

...


「それじゃあ...いくよアシュナ❤︎」

キルトは興奮した様子で、彼女に語りかける。

「うん...❤︎来てキルト君❤︎」

アシュナも顔を紅潮させ、彼を受け入れる準備は万端なようだ。

二人の合意のもと、ベッドの上での運動会は始まった。

パンパンパンパン!

「あっ❤︎あっ❤︎キルト君❤︎」

愛のあるSEXを楽しむ二人...いや...

どうやらアシュナの方はそうとは言えないようだ。

(あれ...?なんだか...物足りない...)

残念ながらそう思ってしまった。刺激が足りないと。

お世辞にも、キルトのSEXスキルは高いとは言えない。

自分が受ける快感に振り回されて、アシュナを気持ちよくすることに手が回っていない。

そしてアシュナの方は今よりも遥かに強い刺激に慣れてしまっていた。

定期的に三十cmデカマラのエキルの激しい一万回ピストンを受けているのだ。彼のデカマラの半分にも満たないキルトのノンケちんぽと、勢いに欠けるピストンではアシュナのガバマンが満足しないのは当然である。

「ど、どうかなアシュナ?気持ちいい?」

余裕のないキルトは呼吸を荒くしながら彼女に問いかける。

「え...!?う、うん...!気持ちいいよ...!あんっあんっ(棒)」

彼氏をがっかりさせないため、アシュナは気を遣って演技する。

実際は不満だった。ちんぽのでかさも勢いも、何もかも。

アシュナは否定するも、心はニガーのクロンボちんぽが恋しくなってしまっていた。

「だ、出すよアシュナ...!❤︎ああ...!❤︎」

ドピュッ ドピュン...

そしてフィニッシュ。キルトは情けなく腰を震わせながら、余韻に喘ぐ。

(え...それだけ...?)

少ないサラサラしたノンケザーメン。オスとしてなんとも情けない。

当然アシュナは満足できず、キルトがこの程度であることに密かにため息をついた。

(前回はこんなものじゃなかった...もっとパンパン!ドピュッ!ドピュッ!...て)

どうしてもエキルと比べてしまう。

あのニガーの勢いのあるハイパーアフリカンSEXが頭に焼き付いて離れない。

嫌いなはずなのに、ごく普通のジャップの粗チンじゃ満足できない。

賢者と化したキルト「ふう...どうだったアシュナ?ちゃんと満足した?」

否。

「うん気持ちよかったよキルト君!(棒)最高だったわ!(棒)」

だが本当のことを言うわけにはいかない。気持ちよくねーよ粗チン野郎などと。

彼とは愛情で繋がっている。別にSEXが気持ちよくなくてもいいのだ。

...

....

.....

(本当...かな?)

ふとアシュナはそんなことを心の中でつぶやいてしまった。

---

「いよいよ...だな」

翌朝、キルトは装備を整えると深く息を吐いた。

「そうだね...みんな、生きて帰れるといいな」

アシュナも既に支度を終え、二人はハウスから出ようとしていた。

「パパ...ママ...どうか無事に帰ってきてください!」

ミュイはこれからフィールドに出る二人を心配そうに見つめていた。

なぜなら、単なるフィールド探索ではないから。

「大丈夫よミュイちゃん。私たちは絶対生きて帰ってくる!帰ったら三人でどこか遊びに行こっ!」

そんな彼女を心配させまいと、アシュナはミュイの手を握りそう言った。

だが心の中は不安でいっぱいだった。階層が上がれば上がるほど、ボスは強くなる。

死亡者も増え、こちらの数が減った状態で更に上の階層のボスに挑まなければならない。

もう何人も仲間がボス戦で死んだ。ただでさえ過酷だというのに、PKKの連中のせいで犠牲者は更に増えた。

「行こうアシュナ。俺たちはやってやるんだ」

だが引き下がるという選択肢はない。全てはSBOをクリアするため、元の世界に戻るため。

「そうだね、キルト君!行こう!」

二人は覚悟を決めハウスを出た。これまで死んでいった仲間たちのためにも、必ずSBOをクリアしてみせると。

その意志はどんな剣でも断ち切ることはできない。

---

「諸君、これよりボス討伐を行う」

ビーストクリフは騎士団員に向けて口を開いた。

「一週間前、クルディラッド解放隊とファイヤー・ナイツ・マウンテンの偵察隊がボスを確かめるためにこの門の先に向かったが、全員帰らぬ人となってしまった」

いつもしていることだ。ボス部屋に入り、ボスの姿を確かめ少しだけ戦い、そして門を出て撤退する。

本格的な戦闘の前にボスの情報を集め、攻略法を見つけ出すのだ。

「その後も何度か偵察隊を出したが結果は同じ。両ギルドと話し合った結果、これ以上偵察隊を出すことはやめることにした。つまり諸君らは事前の情報のない状態でボスと戦うことになる」


ビーストクリフから告げられた一言。以前も言われたことだが、改めて聞くと緊張感が増してくる。

敵は一体どのような姿をしているのか、どのような攻撃をしてくるのか、どのような特殊能力を持っているのか、全てが分からない状態で戦わなければならないのだ。

「キルト君...」

アシュナは不安になり彼の手をぎゅっと握った。

「大丈夫だよアシュナ。君は俺が守る」

SEXでアシュナを満足させられないくせに、キルトは俺を信じろという目で彼女を見た。

「面白えじゃねえか。これぐらい緊張感がある方がやる気が出るってもんだぜ!俺のデカマラも疼いてきやがった❤︎」

エキルはいつもの調子で、キルトに一万回ピストンを実行する妄想を頭に思い浮かべていた。

(いつか必ずヤッてやるからなキルト❤︎お楽しみは最後の最後まで取っておくのさ♪アフリカンザーメンをノンケアナルにぶち撒けてやるぜ❤︎)

エキルの脳内はこんなことばかりだ。

「では行くぞ!ケツ盟騎士団、突撃!」


プレイヤーたちは武器を構え、ビーストクリフの指示とともにボス部屋へと入った。

...

....

.....

バタン!

キルト「!?」

その時、背後から不穏な音が響いた...

プレイヤーたちはバッと振り向き、何が起こったのか理解した。

キルト「門が...閉まった!?」

それは、この層で初めて起こった現象だった。

それまではボス部屋に入っても門は開いたままだった。ピンチになれば部屋を抜け出し逃げることができた。

だがこれでは...

デカマラを半勃ちさせたエキル「偵察隊がヤられたってのはそういうことか!閉じ込められたんだな!」

戦闘が終わるまで逃げられない。閉じ込めトラップと同じだ。

プレイヤーたちは大きく動揺する。まさかこんな仕様がボス部屋で起こるなどと。

「な、なあ...ボスはどこだ?見当たらねえぞ...」

そして姿を現さぬボス。いつもであれば目の前に出てくるというのに。

何もかも、これまでのボス部屋とは違った。

だがまさかこのままボスが出てこないなどあり得るのか?だとすればバグか。

このままずっと部屋に閉じ込められたまま、などということは...

「!」

だがキルトは勘づいた。軽微な音が鋭く耳に入ってきた。

方向は前後ではない。左右を向くがそこも違う。

だが確かに音は聞こえた。思い出せ、記憶を呼び戻せ。

そう、いつもとは異なる方向。それは確か...

「上だ!」

キルトは叫んだ。間違いないと。

敵は既に自分たちを視認し、狙っている。まずい。

「!」

アシュナもキルトの叫び声を聞いて高い天井を見上げた。

どこにも姿が見当たらないのでまさかとは思ったが...

だがそこにはいた。巨大な異形生物が。

張り付いていたのだ。無数の足で。骨の身体をガサガサと雑に動かしながら、四つの赤く光った目でプレイヤーたちを狙っていたのだ。

メイン武器は恐らく...両腕と思われる。鎌の形状をした鋭いそれで、プレイヤーを切断するのだろう。

「キシャアアアアアア!」

鋭い咆哮が部屋中に響く。それが戦闘開始の合図だった。

天井を蹴り、勢いをつけて地上に降りる。その巨体は、これまでのボスの中でもトップクラスにでかい。

七十五層ボス【スカルリッパー】

「でかいな...まるで俺のデカマラみたいだ」

エキルは自分のデカマラをフル勃起させギガントアックスを構える。

表示されたHPバーは非常に長い。防御力が低いとしてもかなりの長期戦になりそうだ。

真っ先に死にそうなモブ「う、うおおおお!」

クルディラット解放隊の一人が勇敢に突撃する。

だが、遅い。

「シャアアアッ!」

スカルリッパーは一人の小さなプレイヤーを四つの目でしっかり捉え、すぐに迎撃する。

巨体に似合わず動きは非常に速かった。

反則的なリーチの鎌はかわすことは困難だ。

「うわああああっ!」

名前すらないモブにかっこよく防げるはずがない。

その強烈な一撃を喰らい、彼は...

サアアアア...

キルト「なっ!?」

一撃。たったの一撃で、彼は消え去ってしまった。

何か特殊な技で飛ばされたわけではない。単なる一撃でだ。

「う、嘘でしょ...?たった一撃でなんて...」

アシュナは驚愕しランベントライトを握る手を震わせた。

異常だ。これまでのボスとは桁違いに強い。回復する機会すらない。

無慈悲極まりない。

エキル「なんて奴だ!俺のデカマラも萎えちまったぜ!」

目の前で起きた光景に、プレイヤーたちの身体は硬直した。エキルのデカマラはふにゃちんになったが。

だがその中でただ一人、冷静さを失わない人物がいた。

「左右に分かれ、挟み撃ちだ!懐に入って鎌攻撃をかわすんだ!」

ケツ盟騎士団団長、ビーストクリフはいつもの調子で指示する。
 
彼の強さは表面的なものだけではない。"とある"理由でそのメンタルは鍛え上げられていた。


「は、はい!」

多くの騎士団員が団長を信用している。彼に従えば上手くいくと。

実際そうだった。彼の指示はどれも当たっていた。

未発見の情報がある敵にも的確な指示を出せていた。

これがよく当たるのだ。当たりすぎて怖くなるぐらいに...

キルト「...」

ビーストクリフを見て眉をひそめる。だがすぐに彼も攻撃を仕掛けた。 

???(いいぞ...戦え。命懸けで戦え。それこそ俺の求めていた光景だ。たくさんの仲間を失い、それでもクリアのために死に物狂いで戦い続けろ...)

二刀流のキルトは、スカルリッパーの脇腹を重点的に狙う。装甲の薄い部分、やはりここを攻撃するとHPの減りが大きい。

「来るぞ!」「うわああああ!」

だがその間もスカルリッパーの攻撃は止まることなく、精鋭揃いの騎士団にも容赦なく犠牲が増える。

(どうする?"奥の手"を使うか?いや、今使えばなぜもっと早く使わなかったんだと言われるか。ジャップは傲慢だからな)

エキルは何やら策を考えていたようだが、その案を自ら撤回した。

その手段を使っていれば死者は抑えられただろう。だが彼にとって、攻略組のメンバーは大切な仲間ではない。

まだ秘密兵器は隠しておくべきだというケツ論に至った。

「強すぎる...!」

キルトはスカルリッパーの攻撃を直撃こそ回避しているが、それでもちょっとした身体の接触でHPが大きく持っていかれる。

このボス戦、勝つのは攻略組だろう。だがその代償として大きな犠牲を伴う。

犠牲が出れば出るほど、これからの攻略が困難になる。

(だがもう少し...もう少しで倒せる!)

キルトは歯を食いしばり、回復薬を飲んで再び斬りかかろうとした。

「まんこ!」

だがその時、妙に聞き慣れた卑猥な言葉が耳に入り込んできた。

確かその言葉を日常的に使う連中がいた。

...

....

.....

「!」

キルトは次の瞬間、ボスが目の前にいるというのにバット後ろを振り向いた。

「まんこおおおお!」

嫌な予感はしていた。明らかに自分を狙い襲いかかってきているそいつらは、顔を隠しているが間違いない。クルド人だ。

「う、うわあああっ!」

そのクルド人の中でも、とりわけ大柄な奴はキルト以外のプレイヤーに襲いかかり既に命を奪った。

クルディラット解放隊、ファイヤー・ナイツ・マウンテンの両軍に紛れ込んでいたのだ。

「クルド人!こんな時にまで...!」

ボスはただでさえ強敵だというのに、キチガイクルド人の相手までしなければならない。

最悪の状況だ。

「ひゃっはああああ!日本野郎を殺し放題だぜええええ!」

巨体のバッカスは、ボスになど目もくれずプレイヤーばかりを狙う。

閉じ込められているというのにわざわざ自分からボスを倒せず脱出できなくなる方向に進むのは、さすが後先考えない低脳クルド人らしい。

PKKに入った後も勝手な行動が多く、今回のボス戦乱入もバッカスが他のクルド人に呼びかけチカンの断りなく行ったことだ。

「なんなんだよお前ら!いつもいつも邪魔ばかり!いい加減にしろおおおお!」

そのせいで、キルトはスカルリッパーから意識を離さざるをえなかった。

自分に襲いかかるクルド人を次々斬り殺し、発狂する。

クルド人、クルド人、クルド人。どこに行ってもクルド人が邪魔をしてくる。

キルトの我慢は限界を超えていた。

「冷静さを失うんじゃない!陣形を整えるんだ!」

突然の混乱にビーストクリフは惑わされないよう強く呼びかける。

が...

「ふふふ...」

その口角は上を向いているように見えた。

エキル「んなこと言われたってなあ...チンポジなら整ってるけどな(笑)」

無論このような状況では難しい。

それでもスカルリッパーのHPは徐々に減っていた。

「後もう一息よ!がんばって!一斉に決めるの!」

アシュナはバトルスキルを使うようみんなに呼びかける。

まずは残りHPの少ないスカルリッパーから。その後にPKKだと。

「はあっ!」

あのビーストクリフでさえ、HPが大きく減っていた。キルトはクルド人を殺しながら、ビーストクリフに襲いかかるバッカスにも攻撃しようとした。

「ふんっ!」

ビーストクリフはバッカスの攻撃を盾で受け、すぐに反撃の一撃を繰り出す。

「うおっと!」

バッカスはそれをギリギリかわし、大きく後方に下がった。

そして次の瞬間、ビーストクリフの右翼側から...

「危ない!」

キルトは叫んだ。強力な一撃が迫っていると。

だが彼に言われずともビーストクリフはそれに気づいた。

気づいたのだが、完全に防ぎきれるかと言われれば否。

その攻撃でHPが0になることはないが、大きく削れるはずだ。

「くっ」

スカルリッパーの鎌が迫り、ビーストクリフは盾で受ける姿勢を見せる。

ズガアアアアン!

そして受けた。並のプレイヤーであれば呆気なく吹っ飛ばされるような一撃を。

ビーストクリフほどのガード力の持ち主であればそうなることはないだろうが、全くの無事で済むことはないだろう。

「!」

キルトは確かに見た。ビーストクリフが攻撃を完全に防ぎきれなかった光景を。そして確信した。

(間違いない...!こいつは...!)

キルトは自分に間違いがなかったことを完全に理解した。

「これで終わりだあ!」「倒されやがれええええ!」


そして終わりの時が来た。残りHPの少ないスカルリッパーを、プレイヤーたちは一気に倒すためにバトルスキルを発動させる。

アシュナ「いくわよ!」

【連続突き】!

ここで決めなければ更に犠牲が増える。やるなら一気に。

再び勃起したエキル「イクぜ!」

【デス・マラ・ピストン】!

本来のスキル名は【ヘルスラッシュ】なのだが、彼は勝手に別の名称をつけていた。

ビーストクリフ「よし」

【ザ・ハクシンブレイド】!

ビーストクリフも珍しく攻撃的なプレイスタイルを取る。今が好機だと判断したのだろう。

「「「終わりだああああああ!」」」

一斉に発動されたバトルスキル。勝てる。

「キシイイイイイイ!...シイイイ...」

明らかなオーバーキル。もっと早くこうしなかったのはスカルリッパーが耐えきり反撃することを恐れていたからだろう。

何も間違いじゃない。

【Congratulations】!

ボスを倒した際のいつもの表記。それは、キルトたちが七十五層を突破したことの証左である。

やり遂げたのだ。

「ひゃっはああああ!」

だがまだバッカスたちキチガイクルド人どもは空気を読まず暴れていた。

「数はだいぶ減らした!このクソクルドどもが!」

逃げ際に何人か斬りつけ、挑発しながら開いた門から出るクルド人たち。

「追うな!今は回復に専念するんだ!」

ビーストクリフは挑発に乗らないよう怒り狂う団員たちに警告した。

「は、はい...」

団員たちのビーストクリフに対する忠誠心は厚い。だから彼が指示すればそれ通りに動く。

チカンのような無茶な命令などしない。

「待ちやがれぶっ殺してやる!」

だが騎士団以外の者たちの中には、そんなバッカスたちを追う者もいた。

「行くな!戻れ!」

キルトは叫ぶが、彼らはそれを無視した。

キルトのHPはかなりギリギリだった。彼らを引き留める余裕はなく、言うことは言ったが回復の方を優先した。

「ようやく...倒した...」

大仕事を終え、ほとんどの者は地面にへたり込んでいた。消費が激しい。HPもアイテムも。だがそれよりも...

「何人...やられた...?」

誰かの言ったその言葉に、キルトはメニューを開きマップ内の人数を確認した。

「二十人だ...二十人死んだ...」

死者が多すぎた。

「な、なんだと...!?」

あまりに多い。厳密にはボスに殺されたのが十四人、クルド人に殺されたのが六人だ。

「後二十五層もあるんだぞ...?」

「俺たち...本当にてっぺんにたどり着けるのかよ...?」

プレイヤーたちは絶望した。まだスカルリッパー以上に強いボスがゴロゴロ残っているという事実に。

「そ、そんな...」

アシュナもみなと同じ反応だ。これからもっと強い敵と戦い、より多くのプレイヤーが亡くなる。

頂上に辿り着く前に全滅するのではないかと。

「...」

そんな中、キルトの視線はビーストクリフに向いていた。訝しむ鋭い視線を。

(間違いない...間違いないんだ)

アシュナと背を付け合い座っていたキルトは立ち上がる。剣を握ったまま。

アシュナ「キルト君...?」

まだ終わっていない。自分には、まだやるべきことがある。

キルトは決意し、ビーストクリフめがけ全力で走る。

「!」

ビーストクリフはキルトがこちらに剣を突き出そうとしていることに気づき盾を構えようとするが、遅かった。

キルトのシャドウリパルサーが彼に突き刺さる。

...

....

.....

はずだった。

【Immortal Object】

だがビーストクリフにシャドウリパルサーが刺さることはなく、不思議な力で阻まれてしまった。

その表記とともに。

「キルト君何を...!...はっ!」

アシュナは何を血迷ったかとキルトに駆け寄るが、次の瞬間Immortal Objectという表記を見てハッとした。

「なんだあれ...?」「なんで攻撃が通らねえんだ?」

ここは非安全圏。味方同士とはいえ、攻撃が通らないことはない。

PKKのクルド人たちが頻繁に同士討ちしているように。

「どういうこと...?」


アシュナはまだ目の前で起こったことを理解できず、眉をひそめる。

だがキルトは知っている。

「こいつの正体は田所浩二...SBOを作った張本人だ!」

そして、みなにそう言った。

「な、なんだって...!」「あのステハゲホモだと...!?」

まさかとみな、大きく動揺する。

「他人のやってるゲームをただ眺めているほどつまらないことはない。あんたは一般プレイヤーを装い俺たちを直接監視し楽しんでいたんだ」

キルトは確信を以って言う。もう目の前の男が自分と同じ攻略を目的としていないことも分かっている。

彼の言葉に対し、ビーストクリフは

「なぜ、私が田所浩二だと分かったのかな?」

否定しなかった。


「マジかよ...団長が野獣先輩だったなんて...」

「嫌すぎる!あんな動く汚物が俺たちの団長なんて!」

本当だとしたら最悪であると、誰もがそう思っていた。

キルト「デュエルした時あんた、最後あまりにも速すぎたぜ」

そう、あの時だ。アシュナとケツ盟騎士団を賭けてビーストクリフとデュエルした際、普通では考えられない速度でキルトの剣撃を盾で防いだ。

「やはりあの時か。あの時はまずいと思って思わずオーバーアシスト機能を使ってしまった」

ビーストクリフはあの時の異常な速さのカラクリを明かした。

「さすがだねキルト君。そうだ。私...いや、俺が田所浩二。野獣先輩だ!」

もう隠す必要などない。ビーストクリフはキルトの推測通り、正体も明かした。

その顔には不敵な笑みが表れていた。

単なる笑みではない。この状況を楽しむような邪悪な笑みだ。

やはりとは思っていたが、実際に本人の口から認める言葉を聞くと身体全身がビリッとくる。

この男...このステハゲホモがデスゲームを作った張本人なのだと。

「そしてこの世界の創造主、つまり神だ!」

その表情には優越感、傲慢、自惚れ、なにもかもが詰まっていた。
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