BLOれっ!〜ブロック好きの建国記〜

のっぴき

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E3:帰れない

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「もしかして、その運命の出会いって・・・」「そう!このブロレゴックだよ!!」
オルタナはそう言うと、誇らしげに胸を張る。
何かドヤ顔してるのが微妙にムカつくが・・・
「いや、コレも大概俗物的だろ・・・言ってしまえば玩具だぞ?」
「何言ってるんだよ!!このブロレゴックには、無限の可能性が秘められている・・・組み立て方次第で、ありとあらゆる物を形作る事が出来、それでいて難しい手順も必要無い・・・必要なのは、自分自身の想像力と作る為の実行力だけ、これは僕達が手掛ける[天地創造]に繋がる物があるよぉ」
オルタナは、うっとりとした表情でブロレゴックの作品の数々を眺める。
「お、おぅ・・・そういうもんか・・・んで?そのブロレゴックと俺が此処にいる事の関係は?」
「・・・オホンッ・・・ごめんごめん、話がそれたね」
オルタナの様子に、若干引き気味になりながらも気になっていた事を質問すると、オルタナは軽く咳払いをしてから、状況の説明を始めた。
「本来僕達管理者は、自分達が管理している星々に直接干渉する事は許されない。
それをしてしまえば、自然な文明の発達や生物の進化を阻害してしまいかねないからね。
だから、たまに神託みたいに曖昧な内容で伝える位で、直接的な接触はしないんだ。
他の星を視察させて貰う時も、管理領域から覗くだけで、地上に降りる事は無いんだ」
「ふーん、神様も色々考えてるんだな・・・あれ?でもオルタナはさっき迄地球に居たんじゃ無いのか?」
俺の質問に、オルタナは少しバツの悪そうな顔をした。
「いやぁ・・・実は、地球を観察させて貰った時にこのブロレゴックを見つけて、どうしても欲しくなっちゃって、地球の管理者に内緒で買いに降りちゃったんだよね・・・」
「はぁ?、それって今駄目な事だって言って無かったか?」
「うぅ・・・だって!運命の出会いだったんだよ!?お互い惹かれ合うのは当然じゃないか!!」
追い込まれたオルタナが、若干逆ギレ気味に訴えてくる。
「いや、惹かれ合うって片方玩具だろ!?それに買うにしたって地球のお金も持って無いだろ?」
「そこはほら、神への貢物というか、地球で言えばお賽銭とかあるでしょ?あれは僕達への貢物になるから、こっちにも届くんだよ・・・んで、貨幣を作る時の参考にしたいとか言って、地球の管理者に交渉して、物々交換で大量に仕入れてたりとか・・・」
「・・・凄まじい執念だな・・・んで、地上に買いに来た時に俺が巻き込まれたってパターンか?」
「大正解!いやぁ・・・横着してお店の出入り口と領域の入口を繋げたのが不味かったね、一応、外からは入って来ない様に認識阻害を掛けてたんだけどねぇ」
「お前が入口を潜る前に、俺が入口に入ってしまったって訳か」
「うん、ごめんねぇ巻き込んじゃって」
「まぁ、色々思う事はあるが起きてしまったのは仕方無い・・・んじゃ、地球にそろそろ帰してくれ」
「いや、それは無理だよ?」
「はい?」

「いや・・・だって、君が地球に帰る為には、また此処と地球を繋がなきゃ駄目でしょ?」
「いや、そりゃそうだろ」
「流石に、そう何度も此処と地球・・・というか、地上を繋ぐのはリスキー何だよ、また誰か紛れ込む可能性があるし、何より他の管理者や[創主]に気付かれたら不味い」
「創主?」
「僕達[管理者]を生み出した本当の意味での神様」
「そんなのまで居るのかよ・・・」
「うん・・・で、今回みたいなのがバレるとお説教とか、最悪管理者権限剥奪もあり得る・・・それはとっても困るんだよ!」
切羽詰まった表情でオルタナは必死に訴える。
「確か、地上への干渉は御法度とか言ってたもんな・・・そりゃバレたら不味いだろうけど」
「そうなんだよ!お説教ならまだしも、権限剥奪とかされた日には・・・ブロレゴックが買えなくなっちゃう!!」
心配して損した!
「ふざけろ!結局物欲ぢゃねーか!」
「いやコレ死活問題だよ!?ブロレゴック買えないんだよ!?永遠に!君なら耐えれる!?」
そう言われると・・・確かにブロレゴックは俺にとっても日々を生きる上で欠かせないけど・・・主に精神衛生上・・・
「う・・・そう言われれば何とも言えんが・・・」
「でしょでしょ!?だから、コレがバレるのは非常に不味いんだよぉ」
オルタナの奴、俺が隙を見せたと見て、全力で泣き落としにかかって来てるなこれ・・・
「でも、帰れないなら俺はどうなるんだ?地球で急に俺が居なくなったら、多少は騒ぎになるし、此処に居てもいずれは周りにバレるぞ?」
「そこは大丈夫、君には僕が管理する世界[アクエリア]に降りて貰うつもりだから。
そして地球での君の行方不明になる件は[神隠し]として処理される。
実際、僕達が関わらなくても、空間の裂け目に落ちて[神隠し]として他の世界に辿り着く人は一定数居るしね」
そう言って、オルタナは得意げに頷いた。
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