BLOれっ!〜ブロック好きの建国記〜

のっぴき

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E7:寝床

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食べる物を探す為、森の中に入る事にした。
とは言え、さっきの魚の件もあり、何が居るか分からない為、かなりおっかなびっくりな感じだ。
ガサガサガサッ
ビクゥッ!!
何かの物音がする度に寿命が縮まって行く気がする・・・でも、何か食べる物か水、例えば川とかの安全な水源を探さないと、転移後早々に飢え死にとか笑えない・・・
この食料確保に大活躍したのが極鑑定のスキルとストレージ。
情報取得と無限の物量収納は優秀過ぎる。
そこら辺にある木や草を片っ端から鑑定してると、赤い実をつけた樹を発見した。
鑑定すると
アポルの樹:甘く果汁が豊富な実を付ける樹木。
樹木自体はそれ程堅く無く、ハントベア等の大型の魔物の力で簡単に折れる。
と出た。
そんなに堅くないとはいえ、人間が押しても倒れる程軟では無いし、実がついてるのは樹の上の部分で木登りなんかした事の無い都会っ子の俺には取れそうも無い・・・でも、ストレージを使えば、アポルの実を指定してストレージに取り込めば、木に登らずアポルの実を取る事が出来た。
「でも、一つ一つストレージに仕舞うのは流石に面倒だな・・・そうだ!」
俺はアポルの実では無くアポルの樹を設定してストレージに取り込んでみた。
良し!成功!!
ストレージには、アポルの実×78、木のブロック×10、木のブロック×7、木のブロック×15、木のブロック×30、木のブロック×18と出た。
一本の木をストレージに収納した事で収納された木がブロックに変換されたみたいだ。
取り出してみると、茶色の木目の付いた見慣れた約2cm程の、上の部分にポッチが4つ付いたブロックが掌に現れた。
「おぉ、ちゃんとブロレゴックだ・・・手触りは木なんだな、やっぱり」
ブロックは他にもポッチが一つだけのものや、平たくて先に嵌め込む部分が付いてる物等、色んな形のブロックがあった。
「ランダムってこういう事か・・・それなら!」
俺は、他の物も試してみたくて、草や土、他の木や石もストレージに収納していった。
「結構種類が溜まったなぁ・・・満足満足」
目に付く素材をストレージに仕舞い続けた結果、気が付けば空は徐々に暗くなって来ていて、森の中と言う事も有り、薄暗く不気味な雰囲気が漂い始めた。
「・・・そういえば、素材集めに夢中になって忘れてたけど、この森っていつ怪物が出てもおかしくないんだっけ・・・」
冷静になった所で、急に身の危険を感じた俺は急いで最初に目覚めた木のある所まで戻った。
目的の木の所に戻ってくると、辺りには薄暗いながらも、まだ夕方の陽の光が当っていて、さっき迄のもりの中より明るさを感じた。
「まだ陽の光がある内に寝床の確保だ!」
俺は最初に目覚めた木の幹の中央部分を指定してストレージに収納する。
木の幹に穴を開けて、その中で夜を過ごす作戦だ。
大人が入れる大きさを空けるには心許ない大きさの木だが、今の俺は小学2、3年生位の大きさだ。
それ程大きな穴を開けなくても何とかなる。
地面より少し上の部分から、自分が胡座をかいて座れる程の大きさの穴を開ける。
次に、ストレージに収納してた大量のくさを下に敷いて絨毯代わりにする。
ストレージ内は生物を入れる事は出来ない様で、草を収納した際にその中に居た虫は残されていた。
だから、虫に噛まれる心配無く休む事が出来る。
俺は穴の中に入ると、木にもたれる様にして座る。
グゥ~・・・
そういえば、お腹空いてたんだっけ。
色々やってて忘れてた。
俺は、ストレージからアポルの実を一つ取り出して齧り付く。
「うん、美味い!林檎みたいな見た目と色だけど、味は梨に近いかなぁ・・・まぁ何にせよ美味しいから問題無し!」
続けて2個目のアポルの実を食べた所で、お腹が満たされたからか、少し気持ちも落ち着いて来た。
ふと上を見上げると大きな月の様な星が見えた・・・今迄見てた月の数倍はある星から淡い光が降り注いていて、辺りは薄っすらと明るい。
不思議と眠気が来なかった俺は、せっかくだからと、手に入れた素材の中で量の多かった木を使って遊び半分で人形を作ってみた。
人形と言っても、人型というよりゲームに出て来るゴーレムみたいな形をした人形だ。
「作品が完成しました、配置場所を選んで下さい」
急に頭の中で誰かの声が聞こえた。






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