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01.告白されました。
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「ローズ、是非私と結婚してくれ」
そう言ったのは、このシャリオ王国の第二皇子であるエトワール様。
このゲームのメインヒーローであり、私の最推し。めっちゃイケメン。
「はい、私なんかで良ければ是非」
涙ぐみながらエトワール様が差し出した手を握ったのは、平民でありながらも強い魔力を持っていた為に、貴族ばっかりのこの学園に入学したローズちゃん。
目を潤ませながら頬を赤くして笑う顔は、同性の私から見ても結婚したいくらい可愛い。マジ天使。流石ヒロイン。
「おめでとう二人とも。心から祝福しよう」
爽やかスマイルでそう言うのは、攻略対象の中で唯一の頭脳キャラであるクリス様。その爽やかな笑顔からは、言葉通り心から祝福してるように見えるが、このパーティが終わった後にそっとヒロインの顔を思い浮かべて、諦め切れずに涙を流すシーンがあるの知ってるんだからね!?知ってるんだよ!?
「おめでとう。ところでローズちゃん、こいつに愛想が尽きたらいつでも俺の所に来ていいんだよ」
「おめでとうエトワール!………もしローズのことを傷付けたりでもしたら、完璧な暗殺計画を立てるから覚悟しろよ」
他の攻略対象もクリス様に続いて、確実にヒロインのことを好いているのが分かる祝いの言葉(?)を述べていく。
私――フラン・メルキュールはパーティ会場の端っこで、全力で拍手を送る。
きっとこれが、ゲームでは名前も出てこない完全モブキャラの私の最後の役目だと思う。
そう、ここは『リナリア。~この恋に気付いて~』と言うシンデレラストーリー系の乙女ゲームの世界で、ただいまエンディングの卒業パーティの最中である。
生まれた時から前世の記憶があった私は、初めこそは大好きなゲームの世界に居るというのにヒロインになれなかったことを呪ったが、今では推しと完璧美少女のヒロインが見つめ合ってる姿に感動して泣きそうになるくらいに二人を応援している。
あぁスクショ!スクショが撮りたい!
まさかこんなにもスクショが撮りた過ぎて悶える日が来るなんて、思ったも見なかった。
こんな事なら、空間を切り取って記憶する魔法でも生み出しとけばよかったよ!!!!
そんな事を考えていたせいで、私は近ずいて来る足音と集まる視線に気が付かないでいた。
「フラン・メルキュール嬢」
突然、後ろから声をかけられてビクッとする。
この声どこかで聞いた事あるな誰だっけ、と思いながら振り返ろうとした私に声の主が続ける。
「是非俺と、結婚して下さい!!」
目に映った人物と、言われた台詞に私は固まってしまう。
「……………………は、い?」
そう言ったのは、このシャリオ王国の第二皇子であるエトワール様。
このゲームのメインヒーローであり、私の最推し。めっちゃイケメン。
「はい、私なんかで良ければ是非」
涙ぐみながらエトワール様が差し出した手を握ったのは、平民でありながらも強い魔力を持っていた為に、貴族ばっかりのこの学園に入学したローズちゃん。
目を潤ませながら頬を赤くして笑う顔は、同性の私から見ても結婚したいくらい可愛い。マジ天使。流石ヒロイン。
「おめでとう二人とも。心から祝福しよう」
爽やかスマイルでそう言うのは、攻略対象の中で唯一の頭脳キャラであるクリス様。その爽やかな笑顔からは、言葉通り心から祝福してるように見えるが、このパーティが終わった後にそっとヒロインの顔を思い浮かべて、諦め切れずに涙を流すシーンがあるの知ってるんだからね!?知ってるんだよ!?
「おめでとう。ところでローズちゃん、こいつに愛想が尽きたらいつでも俺の所に来ていいんだよ」
「おめでとうエトワール!………もしローズのことを傷付けたりでもしたら、完璧な暗殺計画を立てるから覚悟しろよ」
他の攻略対象もクリス様に続いて、確実にヒロインのことを好いているのが分かる祝いの言葉(?)を述べていく。
私――フラン・メルキュールはパーティ会場の端っこで、全力で拍手を送る。
きっとこれが、ゲームでは名前も出てこない完全モブキャラの私の最後の役目だと思う。
そう、ここは『リナリア。~この恋に気付いて~』と言うシンデレラストーリー系の乙女ゲームの世界で、ただいまエンディングの卒業パーティの最中である。
生まれた時から前世の記憶があった私は、初めこそは大好きなゲームの世界に居るというのにヒロインになれなかったことを呪ったが、今では推しと完璧美少女のヒロインが見つめ合ってる姿に感動して泣きそうになるくらいに二人を応援している。
あぁスクショ!スクショが撮りたい!
まさかこんなにもスクショが撮りた過ぎて悶える日が来るなんて、思ったも見なかった。
こんな事なら、空間を切り取って記憶する魔法でも生み出しとけばよかったよ!!!!
そんな事を考えていたせいで、私は近ずいて来る足音と集まる視線に気が付かないでいた。
「フラン・メルキュール嬢」
突然、後ろから声をかけられてビクッとする。
この声どこかで聞いた事あるな誰だっけ、と思いながら振り返ろうとした私に声の主が続ける。
「是非俺と、結婚して下さい!!」
目に映った人物と、言われた台詞に私は固まってしまう。
「……………………は、い?」
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