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第二十七話 ラッブラブのイチャイチャ生活(とろけるような甘い時間を過ごしませんか?)
しおりを挟む脳は現在行っている行動を心の底から楽しんでいるときフロー状態に突入する。
俗にいうゾーンに入ったという状態のことだ。プロ野球選手や、プロボクサーが試合の時にこの状態に入る。
時間の感覚は狂い、二時間が一瞬ですぎる。この状態の時、脳は全く疲れず、老化現象が止まるという説もある。
フロー状態に入るためには、ただその時を楽しめばいいのだ。
夢のような一時間が終わった。あっという間だった。体感時間だと五分くらいに感じた。
レイラと俺はベッドで横並び。布団の中でくっついている。すると彼女が俺の右手をぎゅうっと握って、
「ゆう君? 歳をとってエッチできなくなってもこうしてギュッて手を握って寝ようね。死ぬまでずっとずーっと一生大好きだよ?」
そんな甘ったるいことを言ってくれた。
「うん……死ぬまでずっと大好きだよ……!」
「私の方が好き!」
「だめ……俺の方が好き!」
「私!」
「俺!」
そして、俺たちは見つめ合いキスをした。
どっちの方が相手を愛しているか確かめるように唇を奪い合う。
そして、手を握ったまま、
「ゆう君?」
「レイラ?」
「さっきの一時間最高だった! ありがとう!」
「私の方こそすごく幸せだった……!」
そして俺たちは、先程のフロー体験を思い出して、
「「もう一回!」」
翌朝。
チュンチュン!
小鳥の囀りで目を覚ます。
強烈な朝の日差しで目が焼ける。
黄金の光線が、俺の網膜に影を落とす。
光でできた影法師が視界の中で、揺らいでから消えた。
「ふああ……もう朝か……なんか昨日はあっという間に感じたな……いてて」
俺の全身は筋肉痛に犯されていた。
完全に四肢が凝り固まり、バキバキだ。
手も脚も腰も全てがガチガチに硬直している。小学校の時の運動会を思い出した。
俺は時計を見て、
「ひええ……十六時? まじか……そんなに疲れてたのか……」
どうやら昨日のが体に響いたらしい。筋肉痛は、体力の全てを使った反動らしい。
すると、俺の隣のレイラが、
「ゆう君もう一回しよ~~!」
寝ぼけたまま俺にくっついてきた。
「わっ!」
彼女は豊満な巨乳で俺の右腕を挟む。
ぷにゅっとした感触が二の腕に刺さる。
「お、おい! レイラさん? おっぱい当たっているよ?」
彼女は眠りながら、俺を襲う。
「ゆう君は私だけのもの~! 全部独り占めするのぉ~~!」
ほっぺを俺にすりすり擦り付けながら、ひっついてきた。
「ちょ! ちょっと!」
彼女の柔肌が俺の頬の上をしゅりしゅり音を立てて舐める。
俺は彼女から、女の子の柔らかさを教えてもらった。
「ゆう君! 私ゆう君のこと大好きぃ!」
寝ぼけた彼女は俺の胴体に腕を回してきた。顔を俺の胸に突っ込み、胸枕。
俺は彼女から、愛されるとはどういうことなのか教えてもらった。
「レイラ? 起きて!」
すると彼女は、ようやく目を覚まし、寝ぼけまなこで周囲を見る。
そして、自分が置かれているセクシーな姿勢を認識すると、
「きゃああっ! ゆう君のえっちいいいいっ!」
俺は彼女に突き飛ばされ、ベッドに押し倒される。
「気持ちはわかる! わかるけども、寝ている私を無理やりはダメェっ!」
「ちょ! 違うって! レイラが寝ぼけて襲ってきたんだよ!」
「え? ほ、本当? それならごめんなさい……」
「じゃお詫びに俺のこと抱っこして、頭なでなで褒め褒めを一時間」
「わ、わかりました……じゃ、じゃあ腰に手を回して?」
彼女は俺の方を向き、両手を広げてくれた。
俺を受け入れる時のポーズだ。
俺は彼女に近寄ると、前から思い切り抱きしめた。
そして、彼女も俺の体を抱き返してくれた。
ぎゅううううううううう!
俺は彼女から認められる気持ちよさ、褒められる快感を教えてもらった。
「レイラ? 俺のこといっぱい褒めて好きって言って?」
「ゆう君……好き! 好き! ……大好きよ?」
彼女は思いっきり俺に甘えてくる。腕を絡ませ、抱き合い、俺を必要としてくれている。
「レイラ……もっと言って?」
「うん……!」
そして、俺の首に手を回し、右耳元で直接、
「大好きよ?」
「嬉しい……頭の中がヒリヒリする……もっと何回も言って?」
「もう……仕方がないなぁ……! 甘えん坊さんね!」
そして、彼女は乱暴に俺の髪を掴むと、今度は左耳に、
「あなたは私の男……全部私のもの……大好きだよ? ゆう君も言って?」
俺も彼女の髪を掴むと、
「俺も大好き! かわいいよ? 最高の女だよ?」
彼女がキュンキュン言っているのを感じる。
「もっと言って? もっと私のこと褒めて?」
俺たちはベッドの上で互いを褒め合う。
頭の中では承認欲求を司る神経が燃えるように活性化する。
褒めることも、褒められることも気持ち良すぎてやめられない。
「レイラ? これからも毎日俺がしたいと思った時に、好きなだけえっちやらせて?」
「うん! 最初からそのつもりだよ!」
そして、彼女は俺にとっての幸せがなんなのかを教えてくれた。
『騒いだら殺す。パンツちょーだい!』へ続く。
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