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ダーククーザ視点 第六巻エピローグ
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クーザは地図をテーブルに広げる。右手に持ったナイフを高らかに掲げる。
「殺してやる……」
そして、それをそのままハイデルキアの位置に突き刺した。
ガッ! ナイフは貫通し、テーブルに爪痕を残す。
「消してやる……」
再び刃物は地図に突き立てられる。
ガッ!
「一人も逃さない……」
ガッ!
その瞬間、彼の頭の中にパワーワード予知が見える。予知は、黒髪黒目の青年の首を切り落とす瞬間だった。
「抵抗すらもさせない……」
ガッ!
再び予知が彼の脳裏に突き刺さる。今度は、銀髪蜂蜜色の目の女性の首を切り落とす瞬間だった。
「お前たちは、もう終わりだ」
ガッ!
最後にもう一つ予知が見える。金髪青目の女性の首を切り落とす予知だ。
窓から差し込む闇は、部屋を真っ暗に染める。黒い光の中で、黒い炎が燃えている。不快な闇が、少しだけ眩しかった。
第六巻完 第七巻へ続く
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