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リアと癒しの手
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放課後、門の前でリアが待っているとシシリィがやってくる。
遅れたかしら、という声にいいえ! と声が大きくなってしまったのは少し緊張していたからだ。
さぁ行きましょうとシシリィは歩き始める。リアは馬車の迎えはないの? とシシリィに問うた。
シシリィはそんなものないわと即答する。
「私はいつも歩いて帰ってるの。この通りは治安が良いし……この時間、騎士団の見回りもあるから、ほら」
そう言ってシシリィが示すのは騎士団の制服を纏った者達。二、三人ずつで数組いるでしょうと示す。
「そういえば……公爵令嬢が歩いて帰るなんてびっくりだわ」
「送り迎えだと運動不足になるじゃない。朝はついでに送ってもらってるけど……」
リアはそうなのと返す。シシリィは本当に、貴族の令嬢としては少し変わっているのだなと思った。
送り迎えはある程度の身分であれば当たり前だろう。それが公爵家であるシシリィなら当然だと思っていたのだが、そうではない様子。
「アステリオ商会は、あの角を曲がった先よね?」
「あ、はい。そういうのも覚えてるのね」
「ええ」
シシリィとリアは歩調を合わせ歩く。
そして二人は表から店へと入った。いつもなら、リアはそういった事はしないのだが今日はお客様のご案内ということになる。
「ただいま帰りました。あの、お客様をお招きしたの」
「リア、表からは……お客様と一緒なら仕方ないのね」
そう言って顔を見せたのはアステリオ夫人だった。夫人自身も店に立っているのだがリアと一緒にいる少女を見て瞬く。
「これはデイゼル公爵家の……いらっしゃいませ」
「堅苦しい挨拶はいらないわ。今日は私個人が、欲しいものがあってきたの。公爵令嬢じゃなくて、ただのシシリィとしてだから」
だから特別扱いはいらないわとシシリィは言う。夫人はわかりましたと礼をとる。
それは店へ来た客へのものだった。
「でもシシリィ様がいる事を他の方が知ったらびっくりしてしまいますから、どうぞ奥へ」
「あ……そうね」
「シシリィ、こっちよ」
ええとリアの案内でシシリィは奥へ。
夫人はリアがシシリィを呼び捨てた事に驚く。けれどそれをシシリィが咎めることもないのでここでは口にしなかった。
そしてリアはシシリィを部屋に通すと少し待っていてと夫人の元へ。夫人は部屋のすぐ傍で待っていてくれた。
「リア、どういうことなの?」
「シシリィは鍋を探してるの。銅のこれくらいの……家で買うとばれるからここでって」
「そうなの……いくつか見繕ってあげるわ。それからお茶とお菓子も」
「はい、お願いします」
「……リア、シシリィ様は」
「わかってます。ちゃんと公の場ではするっていう約束だから」
ならいいわと夫人は言う。詳しい話は後でまた聞くことになるだろうが、今はおもてなしの方が先だ。
リアはすぐ部屋に戻り、シシリィに鍋を用意してもらってるわと告げる。
「どうしてお鍋なのか、聞いても?」
「…………大好きな侍女がいるの。いつも良くしてもらってるからお礼」
「そうなの。それって……あのお菓子を作った方?」
「そうだけど……」
「ねぇ、それなら他にも製菓を作る道具もあるのだけど、見る?」
木べらや泡だて器。それから粉をふるうもの。色々あるのよとリアは言う。
リアのアステリオ商会は家庭雑貨から、高級な生地など色々手広くやっている。食物系にはかかわっていないが、日曜的に使う道具などは割と取り扱いも多いし、作ることもできるのだと話した。
「あとはエプロンとか……」
「エプロン! それって……お、お揃いとかも」
「できると思うわ」
その言葉にシシリィは、表情はあまり変わらないのだが嬉しそうにする。リアはここは商機とその表情を見逃さなかった。
デザインは同じで色違い。あとはワンポイントを揃えてみたりと色々とやりようはあると言う。
シシリィは、作るならかわいいのが良いと言って。そこではっと気づく。
そんなエプロンなんて作ったら、あの兄が――喜ぶだけだ。
シシリィは黙り、唸る。その様子にリアはどうしたのかとおどおど。シシリィははっとしてごめんなさいと頭を下げた。
「エプロンを作って、私以外に大喜びしそうな人がいるんだけど見せたくなくて……」
「あ、そうなの……」
「そう。お兄様を喜ばすのはいやなのよね!」
「え……仲が悪いの?」
「わ、悪いわけじゃないのよ。でも、そう……お兄様は、とにもかくにも駄目なの。絶対に幸せになれないから!」
たすたすとテーブルを叩きながらシシリィは震える。お兄様だけには、ベルベットは渡せないわと。
ベルベット。
その名を持つ人がシシリィが鍋を贈ろうとしている人なのだとリアは察する。
それはどんな人なのかしら、と思っていると、夫人がいくつもよさそうなものを見繕ってもってきてくれた。
それからこれは違う、そっちのはと鍋を吟味して、シシリィは良さげなのを一つ見つけた。
お支払いは、家に私の名前でとお願いして鍋はこの場でリボンをつけてもらった。
「持って帰るの?」
「そうよ。それですぐあげるの」
「ここから屋敷まで……歩くと結構あるし、そろそろ日暮れになるわ」
「……一人じゃ危ないかしら」
「うん……あ、騎士団の人に近くまで一緒にお願いしてみるのはどう?」
そう言うが、個人的な行動に対し仕事をしている彼等を使うのはなんだかとシシリィは淀む。
それに、兄に伝わってしまうじゃない、というのが一番の理由だ。
だからシシリィは、それなら馬車を呼んでほしいとお願いした。
リアはそれを夫人に伝える。すると丁度、仕入れのために出ていた子爵がもう帰ってくるから、それを待ってはと提案をされた。
帰ってくれば馬車もあるのでそれでお送りしますよ、ということだ。
シシリィはじゃあお言葉に甘えて、とそれからしばらくリアと他愛のない話をして過ごすことになった。
「ねぇ、聞いてもいい? あなたの手は癒しの手って言うけれど……どういうものなの?」
「……私の手は、絶対に誰でも治せるというものじゃないの。生きる気持ちが無ければ救えないし……」
「ああ、そうなのね! なぁんだ、なんでも治せるということはないのね」
「なんでも治せないのは、残念だと思う?」
シシリィのぱっと、明るい声にリアは不安げに尋ねる。
どうして治せないのかと、過去に言われたこともあるのだ。お前が悪い、どうしてだと。
「いいえ。だってなんでも、どんなものでも治せるなんてそんなの、神様しか許されないわ。それは人の身には重すぎると思わない?」
「え?」
「それに死にたいって思ってる人を救う、なんて……それもそれで、なんて烏滸がましい」
私は少し安心したわ、とシシリィは言う。
そんな風に言う相手はリアにとって数少ない相手で。
それが嬉しくて、リアはありがとうと笑った。
「な、なんで笑うの?」
「ううん、だって。その……癒しの手を都合の良いものだと思ってる人も多くて……だから、シシリィのその、言ってくれてることに私も安心したっていうか……」
「ああ……」
あなたも色々、苦労してるのねとシシリィは言う。それで同情したりなんてことはないし、それをリアも望まないだろう。
でも、持っているその癒しの手に対し思う事があるくらいは、わかる。
「そもそも、癒しの手って何ができるの?」
「え? それは……私が看病したりすると、ちょっとずつ治ってよくなっていくの。ぱっとさわってすぐに快癒なんてことはないわ」
「なるほど……やっぱり、よくわからないものね」
でもそれで誰かが助けられるならいいじゃないとシシリィは言う。その手でできることがあるとわかってることがあなたの幸いねと。
その言葉に、そうねとリアは笑み浮かべ自分の手を見る。
この手を持ったことは不幸ではないと思う。幸せなことだ。けれど、どうしてと思う事もある。
「私、シシリィとお話できてよかったわ。その……またこうしてお話してくれる?」
その言葉にシシリィは怪訝そうにし、リアは戸惑った。何か気に障る事でも言ったのかしらと焦ったのだ。
「あなた、何言ってるの? もう……その、と、友達なんだから……お話するなんて当たり前の事、改めて言われても困るわ!」
くわっと。
物言いの最後が雑になったのは照れているからだ。シシリィはそっぽを向いてもう、と息巻いている。
リアは瞬いて、そうねと笑い零した。
遅れたかしら、という声にいいえ! と声が大きくなってしまったのは少し緊張していたからだ。
さぁ行きましょうとシシリィは歩き始める。リアは馬車の迎えはないの? とシシリィに問うた。
シシリィはそんなものないわと即答する。
「私はいつも歩いて帰ってるの。この通りは治安が良いし……この時間、騎士団の見回りもあるから、ほら」
そう言ってシシリィが示すのは騎士団の制服を纏った者達。二、三人ずつで数組いるでしょうと示す。
「そういえば……公爵令嬢が歩いて帰るなんてびっくりだわ」
「送り迎えだと運動不足になるじゃない。朝はついでに送ってもらってるけど……」
リアはそうなのと返す。シシリィは本当に、貴族の令嬢としては少し変わっているのだなと思った。
送り迎えはある程度の身分であれば当たり前だろう。それが公爵家であるシシリィなら当然だと思っていたのだが、そうではない様子。
「アステリオ商会は、あの角を曲がった先よね?」
「あ、はい。そういうのも覚えてるのね」
「ええ」
シシリィとリアは歩調を合わせ歩く。
そして二人は表から店へと入った。いつもなら、リアはそういった事はしないのだが今日はお客様のご案内ということになる。
「ただいま帰りました。あの、お客様をお招きしたの」
「リア、表からは……お客様と一緒なら仕方ないのね」
そう言って顔を見せたのはアステリオ夫人だった。夫人自身も店に立っているのだがリアと一緒にいる少女を見て瞬く。
「これはデイゼル公爵家の……いらっしゃいませ」
「堅苦しい挨拶はいらないわ。今日は私個人が、欲しいものがあってきたの。公爵令嬢じゃなくて、ただのシシリィとしてだから」
だから特別扱いはいらないわとシシリィは言う。夫人はわかりましたと礼をとる。
それは店へ来た客へのものだった。
「でもシシリィ様がいる事を他の方が知ったらびっくりしてしまいますから、どうぞ奥へ」
「あ……そうね」
「シシリィ、こっちよ」
ええとリアの案内でシシリィは奥へ。
夫人はリアがシシリィを呼び捨てた事に驚く。けれどそれをシシリィが咎めることもないのでここでは口にしなかった。
そしてリアはシシリィを部屋に通すと少し待っていてと夫人の元へ。夫人は部屋のすぐ傍で待っていてくれた。
「リア、どういうことなの?」
「シシリィは鍋を探してるの。銅のこれくらいの……家で買うとばれるからここでって」
「そうなの……いくつか見繕ってあげるわ。それからお茶とお菓子も」
「はい、お願いします」
「……リア、シシリィ様は」
「わかってます。ちゃんと公の場ではするっていう約束だから」
ならいいわと夫人は言う。詳しい話は後でまた聞くことになるだろうが、今はおもてなしの方が先だ。
リアはすぐ部屋に戻り、シシリィに鍋を用意してもらってるわと告げる。
「どうしてお鍋なのか、聞いても?」
「…………大好きな侍女がいるの。いつも良くしてもらってるからお礼」
「そうなの。それって……あのお菓子を作った方?」
「そうだけど……」
「ねぇ、それなら他にも製菓を作る道具もあるのだけど、見る?」
木べらや泡だて器。それから粉をふるうもの。色々あるのよとリアは言う。
リアのアステリオ商会は家庭雑貨から、高級な生地など色々手広くやっている。食物系にはかかわっていないが、日曜的に使う道具などは割と取り扱いも多いし、作ることもできるのだと話した。
「あとはエプロンとか……」
「エプロン! それって……お、お揃いとかも」
「できると思うわ」
その言葉にシシリィは、表情はあまり変わらないのだが嬉しそうにする。リアはここは商機とその表情を見逃さなかった。
デザインは同じで色違い。あとはワンポイントを揃えてみたりと色々とやりようはあると言う。
シシリィは、作るならかわいいのが良いと言って。そこではっと気づく。
そんなエプロンなんて作ったら、あの兄が――喜ぶだけだ。
シシリィは黙り、唸る。その様子にリアはどうしたのかとおどおど。シシリィははっとしてごめんなさいと頭を下げた。
「エプロンを作って、私以外に大喜びしそうな人がいるんだけど見せたくなくて……」
「あ、そうなの……」
「そう。お兄様を喜ばすのはいやなのよね!」
「え……仲が悪いの?」
「わ、悪いわけじゃないのよ。でも、そう……お兄様は、とにもかくにも駄目なの。絶対に幸せになれないから!」
たすたすとテーブルを叩きながらシシリィは震える。お兄様だけには、ベルベットは渡せないわと。
ベルベット。
その名を持つ人がシシリィが鍋を贈ろうとしている人なのだとリアは察する。
それはどんな人なのかしら、と思っていると、夫人がいくつもよさそうなものを見繕ってもってきてくれた。
それからこれは違う、そっちのはと鍋を吟味して、シシリィは良さげなのを一つ見つけた。
お支払いは、家に私の名前でとお願いして鍋はこの場でリボンをつけてもらった。
「持って帰るの?」
「そうよ。それですぐあげるの」
「ここから屋敷まで……歩くと結構あるし、そろそろ日暮れになるわ」
「……一人じゃ危ないかしら」
「うん……あ、騎士団の人に近くまで一緒にお願いしてみるのはどう?」
そう言うが、個人的な行動に対し仕事をしている彼等を使うのはなんだかとシシリィは淀む。
それに、兄に伝わってしまうじゃない、というのが一番の理由だ。
だからシシリィは、それなら馬車を呼んでほしいとお願いした。
リアはそれを夫人に伝える。すると丁度、仕入れのために出ていた子爵がもう帰ってくるから、それを待ってはと提案をされた。
帰ってくれば馬車もあるのでそれでお送りしますよ、ということだ。
シシリィはじゃあお言葉に甘えて、とそれからしばらくリアと他愛のない話をして過ごすことになった。
「ねぇ、聞いてもいい? あなたの手は癒しの手って言うけれど……どういうものなの?」
「……私の手は、絶対に誰でも治せるというものじゃないの。生きる気持ちが無ければ救えないし……」
「ああ、そうなのね! なぁんだ、なんでも治せるということはないのね」
「なんでも治せないのは、残念だと思う?」
シシリィのぱっと、明るい声にリアは不安げに尋ねる。
どうして治せないのかと、過去に言われたこともあるのだ。お前が悪い、どうしてだと。
「いいえ。だってなんでも、どんなものでも治せるなんてそんなの、神様しか許されないわ。それは人の身には重すぎると思わない?」
「え?」
「それに死にたいって思ってる人を救う、なんて……それもそれで、なんて烏滸がましい」
私は少し安心したわ、とシシリィは言う。
そんな風に言う相手はリアにとって数少ない相手で。
それが嬉しくて、リアはありがとうと笑った。
「な、なんで笑うの?」
「ううん、だって。その……癒しの手を都合の良いものだと思ってる人も多くて……だから、シシリィのその、言ってくれてることに私も安心したっていうか……」
「ああ……」
あなたも色々、苦労してるのねとシシリィは言う。それで同情したりなんてことはないし、それをリアも望まないだろう。
でも、持っているその癒しの手に対し思う事があるくらいは、わかる。
「そもそも、癒しの手って何ができるの?」
「え? それは……私が看病したりすると、ちょっとずつ治ってよくなっていくの。ぱっとさわってすぐに快癒なんてことはないわ」
「なるほど……やっぱり、よくわからないものね」
でもそれで誰かが助けられるならいいじゃないとシシリィは言う。その手でできることがあるとわかってることがあなたの幸いねと。
その言葉に、そうねとリアは笑み浮かべ自分の手を見る。
この手を持ったことは不幸ではないと思う。幸せなことだ。けれど、どうしてと思う事もある。
「私、シシリィとお話できてよかったわ。その……またこうしてお話してくれる?」
その言葉にシシリィは怪訝そうにし、リアは戸惑った。何か気に障る事でも言ったのかしらと焦ったのだ。
「あなた、何言ってるの? もう……その、と、友達なんだから……お話するなんて当たり前の事、改めて言われても困るわ!」
くわっと。
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