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第1章
1-11 あれ?護衛は?
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「ふわぁ~あ」
目を覚まし窓を見やる。まだ完全な朝にはなっておらず日本換算で約5時といった所だ、もう一度二度寝を決め込もうかどうか悩んだが起きる事にした
トレーニング用の簡素な服に着替えて刀を持って庭に出る
まずは座禅を組み瞑想から始まる、心の雑念などを祓う、主に昨日の風呂での出来事を俺も男であるからああいった場面は興奮するし、ふとした時に思い出してしまう。
ダメだダメだ、考えるな泥沼にはまってしまう忘れるんだ
そうして雑念を消した頃に近くから気配を感じる
「誰ですか?」
「おやおや、気付かれてしまいましたか」
「ヴィンセントさんでしたか、どうしてこちらに?」
「いえ、昨日の件で謝罪をしておこうと思いまして、アルヴィス様のお部屋に向かっていたのですが、丁度得物を持って修練にお出掛けになるご様子でしたので不躾ながら隠れて修練の方確認させて貰っていました」
という事は、ずっと尾けられていたという事か?全然気付けなかった。
やはりこの人は只者ではないらしい、心の雑念を払ってやっと捉えられる人がいるとは、いかんいかん最近は弛んでるのかもしれない、気を引き締めて行かないと
「俺の修練なんか見ても何もありませんよ」
「ふむ、それは感じる人、それぞれでございますよ、貴方が何をして何を感じているか様々ですから見ていて勉強になりますよ」
まぁ、ヴィンセントさんの言っている事には一理ある、見て学べとは昔よく祖父によく言われていたっけ
「確かにそうですね、見ているくらいなら問題無いですよ」
「そうですか、では見学させていただきます」
そしてまた俺は瞑想を始める、心を無にしてだが頭の意識はハッキリとさせる、瞼を閉じているから周りを視認出来ないがそれでもイメージが湧く、周りの光景、風で揺れる草木の音、全てをイメージしろ、立ち上がり刀を抜刀、昨日の四天騎士のイメージ像を作り上げる、そして仮想の敵との打ち合いを始める、何十分経った頃だろうか瞼を開けて刀を納めるとヴィンセントさんが話し掛けて来た
「変わった修行方法ですね、しかし良い修行方法でした、想像の敵は四天騎士ですか?」
「そうですがよく分かりましたね」
「いえ、動きを見ている感じを見て私にも見えたんです。中々良い動きでしたよ」
「ありがとうございます」
「これなら姫様の護衛は心配ありませんね」
「はは、まぁ護衛なんてした事が無いので相手がどういった手段でティアルを狙って来るのか分かりませんが、直接的な物なら問題無いと思いますよ」
「はい、他の事はお任せ下さい」
「じゃあ、俺は部屋に戻ってシャワーを浴びて来ます」
「そう言えば今日着られる服の用意はしてありますのでそちらを着て護衛に従事してください、籠の方に入れておきましたので」
「分かりました。それでは」
そうして、部屋に戻ってシャワーを浴びて籠に入れらている服を着る、鏡で自分の姿を見ると少し派手な感じの服だったが動きに支障が無いので問題無い
「そろそろティアルの部屋に行くか」
ティアルの部屋に向かって歩き始める、何分か歩いて部屋の前に辿り着きドアにノックすると
「はーい、どちら様ですか?」
「ああ、アルヴィスです」
「はいはーい、入って下さい」
ドアを開けて部屋に入るとそこには3人の美女がいた
「誰ですか?」
俺の第一声がこれだった
「な!忘れられましたの?」
「あり得ない、多分服の所為」
「まぁまぁ、2人とも狼狽えないで下さい」
クレアは男装麗人と言った雰囲気で髪型を男性風にアレンジして、服はなんか如何にもな感じの男の貴族が着そうな物になっていたが美人には変わりない
リーナは、綺麗な青い髪を下ろしドレスを纏っていて令嬢と言った感じでとても愛らしい
ティアルは、一国の姫らしい格好で近づき辛い感じのドレスを着ている、うんThe姫様って感じだな
「いや、すまん3人共が綺麗だったんで分からなかった」
「ま、まぁそれなら仕方あ、ありませんわね」
「まぁまぁ、とても綺麗だなんて嬉しいですね」
「プロポーズ?」
「違う!なんでリーナだけ重たいんだ!」
「つい、嬉しかったから」
「あ、ああ、それなら」
「それよりもどうされました?」
「ああ、護衛をしなければいけない訳だが正確な時間を聞いてないと思ってな、だから早めに来たんだ」
「まあ、それは申し訳ございません。これから1時間後に貴族達が集まり始めます。その更に1時間後から会議になっております。これは内容次第でかなり伸びたりしますので正確にはお伝え出来ませんが」
「わかった、来る貴族の人数とかは分かるのか?」
「そうですね、大まかには12人といった所ですね」
ん?多いのか少ないのかよく分からないな
「それって多いのか?少ないのか?」
「そうですね、実際の所、話をするのは6人の公爵で残り6人は各領地内の優秀な貴族達です」
という事は、2人1組と言った感じで主に話をするのは公爵位の6人で他の奴らは己の領地内で優秀な貴族であくまで話を聞くぐらいかな
「ふーん、成る程分かった」
この中に犯人が居るかもしれない訳だがさて誰かな?俺には疑問がある、王族であるティアルの命が狙われている事は関係者には周知の事実であるそれをただ見過ごしている訳が無い、ある程度までは犯人を絞っている筈である、それが気になり本人に聞いてみた
「なぁ」
「はい」
「犯人は誰だか絞り込んでいるのか?」
「........そうですね、はい、ある程度までは」
「なら教えてくれないか?そうすればそいつに対して警戒を強化できる。誰が犯人か分からなければ全員に対して警戒をしなければいけないし」
「レイナンド領公爵家アスフィル・レイナンド、彼は議会に置いて常に他国との交易などに対して問題を提示してきます、時には他国との戦争なども提案してくる過激派に属しています。勿論その提案は却下させて貰っていますがそれを煩わしく感じて私の暗殺を謀っているかもしれません
2人目はカールゲル領公爵家ルクセス・カールゲル、彼も過激派の1人で裏社会に広い根を張っているようです、今までの盗賊や暗殺者を多く手配して来た事から彼ではないかと思われています。
最後に、ゼスタ領公爵家アンゲル・ゼスタ、彼は中立の立場にありますが、彼の理念は国の安泰です。もし私の存在が国の利益にならなければ平気で手にかけるような感じの人ですね」
おおう、なんか色々言われてハッキリ言って頭に入って来ない情報が多過ぎる取り敢えず3人の容疑者が立てられている訳か、聞いた感じ1人目は他国に対して何か悪い印象を持っているみたいで、2人目は裏社会のボス的な感じか、3人目は王族ではなく国の安泰を考える余り必要無ければ王族にすら手を出すかもしれない奴って所か
「なんか、色々苦労してるんだなティアルは.......まぁ俺らが護衛している間は安心しろ、絶対護ってやるからな」
「はい、お願いします!」
そう嬉しそうに笑うティアルは正直ぐっときたが
「ふんっ!」
「えいや」
「いったぁ!」
クレアとリーナの2人ともから両足を思いっきり踏まれた
「いててて、それで?俺たちは基本的にどうしてれば良い?近くで護衛してれば良いのか?」
「そうですね基本的にはそうなるのですが、ただ会議中のみは待っていただくことになります、国家秘密ですから」
「まぁそうだな、だけどその間に襲われたらどうするんだ?」
「いえその間はヴィンセントが給仕として私の護りをしてくれます」
「了解」
「そろそろ良い時間になりますね、公爵の方々が集まる頃合いかと」
「もうそんな時間か、ティアルの後ろ斜めから護衛してるぞ」
「分かりました、それではお越し下さった公爵の方々に挨拶をしに行きましょう」
そうしてとある一室に赴く、豪華な扉を開けると、そこには豪勢の限りを尽くした部屋だった。
正直一般人である俺の意見としては眩しい、高そうな壺、傷をつけたら弁償かなぁ、胃が痛くなりそうな感じ、無駄に金かけ過ぎだろなどなどである。
クレアとリーナに小声で声をかける
「なぁ、なんか俺場違いじゃ無いか?」
「いえ、そんなことありませんわ」
「うん、問題無いと思う、とゆうかその服似合ってる」
「そ、そうか?それなら良いけど」
うん、多分女神様が弄った顔のお陰だな、そんなお喋りをしているとティアルが前を向きながら笑顔で手を振り小声で俺たちに話すと言う器用な技を見せながら言う
「良いですね、公的な場と言うこともあり私は話せないのが口惜しいです」
「すまん」
「はぁ、早く終わりませんかねこの集まり」
どうやら話に参加したいが国の公爵達の手前、参加出来なく拗ねているご様子、顔は笑っているが
「服が似合っているかどうか気になってな」
「問題あるわけないじゃ無いですか、アルヴィス様は何を着ていられてもお似合いですよ、周りを見てください、公爵の令嬢達がアルヴィス様に熱視線を送っていますよ」
「えっ!」
言われて周りをキョロキョロ見ると本当に女性達からめちゃくちゃ見られていたしかもウットリと、は、恥ずかしい、見られている事実を認識した人間は落ち着きが無くなると今日初めて知った、その結果クレアとリーナの後ろに隠れるように移動した
「すまん、クレア、リーナ隠れさせてくれ」
「あらあら、とっても可愛いですわ」
「普段の飄々とした態度が一変して可愛い、これがギャップ萌え?」
「違う!なんでそんな言葉知ってるんだ!」
「最近の街の流行語ですわ」
「マジかよ」
意外と言葉は進んでいると気付いた今日この頃
「それよりもこれどうするんだ、 これ会食が始まったら物凄く話しかけられるじゃないのか?」
「あ~んしんして下さい。いい策がありますわ」
「そう、相手はデメリットこっちはメリットのいい案」
んー、正直俺の感が嫌な予感を覚えるが、仕方ない良い案が浮かばない以上彼女達の作戦でいこう
「分かったじゃあ頼んでいいか?」
「「任せて!!」」
言った瞬間、2人は俺の腕をとり、抱き締める様にする。両方からだ
クレアは男装しているが胸はそこそこあるので俺の右腕がクレアの胸に埋もれる
リーナはクレアと対象的に無いが女の子特有の柔らかさが何とも言えない感じで襲って来る
ちなみにティアルは笑顔が固まっていた
俺はこの行為に慌てたが2人から諌められた、周りを見ろと指示を受けて見渡すと令嬢達はショボンとしている
どうやら効果は抜群のようだ、しかしこの体勢一体いつまでするのだろうか?
「なぁ?聞きたいんだがこの体勢いつまでする予定なんだ?」
「さぁ?いつまででしょうね」
「そんなもの決まってる、あの女達が諦めるまで」
「えっ?でももう大丈夫だと思うんだが?」
「甘いですわ!公爵の令嬢と言う立場があるので大抵のことは諦めませんわ、それ程までに彼女達のプライドは高いですの」
「そう、あれはあくまでポーズ、隙あらば虎視眈々と狙って来る」
「そ、そうか、なんかすまんな、その体張ってこんな恥ずかしい事して貰って」
「いいえ!むしろ役得ですわ」
「そう問題無い、だからこれが終わるまで私達と恋人同士、なんならキスする?」
「待て待て待て!早まり過ぎだ、落ち着け、ほら!なんかティアルが涙目になり掛けてるし」
「ティアルはお姫様、そしてここは公的な場、仕方ない、しかし私達は護衛、夫婦設定をしなければアルヴィスに支障が出るので仕方ない」
「なんかさっきよりワンランク上がって無い?」
すると、ティアルが俯きながらボソボソ何か言っている
「もういい.........もう辞める、私だって私だってアルヴィス様とイチャイチャしたい!」
そう何か呟いた後に、ティアルは走り出して行った
「やり過ぎた」
「リーナ?どういう事だ?」
「なんでも無い、ただ向こうも本気を出してくる」
そう呟いてティアルの走って行った方向を見つめる
目を覚まし窓を見やる。まだ完全な朝にはなっておらず日本換算で約5時といった所だ、もう一度二度寝を決め込もうかどうか悩んだが起きる事にした
トレーニング用の簡素な服に着替えて刀を持って庭に出る
まずは座禅を組み瞑想から始まる、心の雑念などを祓う、主に昨日の風呂での出来事を俺も男であるからああいった場面は興奮するし、ふとした時に思い出してしまう。
ダメだダメだ、考えるな泥沼にはまってしまう忘れるんだ
そうして雑念を消した頃に近くから気配を感じる
「誰ですか?」
「おやおや、気付かれてしまいましたか」
「ヴィンセントさんでしたか、どうしてこちらに?」
「いえ、昨日の件で謝罪をしておこうと思いまして、アルヴィス様のお部屋に向かっていたのですが、丁度得物を持って修練にお出掛けになるご様子でしたので不躾ながら隠れて修練の方確認させて貰っていました」
という事は、ずっと尾けられていたという事か?全然気付けなかった。
やはりこの人は只者ではないらしい、心の雑念を払ってやっと捉えられる人がいるとは、いかんいかん最近は弛んでるのかもしれない、気を引き締めて行かないと
「俺の修練なんか見ても何もありませんよ」
「ふむ、それは感じる人、それぞれでございますよ、貴方が何をして何を感じているか様々ですから見ていて勉強になりますよ」
まぁ、ヴィンセントさんの言っている事には一理ある、見て学べとは昔よく祖父によく言われていたっけ
「確かにそうですね、見ているくらいなら問題無いですよ」
「そうですか、では見学させていただきます」
そしてまた俺は瞑想を始める、心を無にしてだが頭の意識はハッキリとさせる、瞼を閉じているから周りを視認出来ないがそれでもイメージが湧く、周りの光景、風で揺れる草木の音、全てをイメージしろ、立ち上がり刀を抜刀、昨日の四天騎士のイメージ像を作り上げる、そして仮想の敵との打ち合いを始める、何十分経った頃だろうか瞼を開けて刀を納めるとヴィンセントさんが話し掛けて来た
「変わった修行方法ですね、しかし良い修行方法でした、想像の敵は四天騎士ですか?」
「そうですがよく分かりましたね」
「いえ、動きを見ている感じを見て私にも見えたんです。中々良い動きでしたよ」
「ありがとうございます」
「これなら姫様の護衛は心配ありませんね」
「はは、まぁ護衛なんてした事が無いので相手がどういった手段でティアルを狙って来るのか分かりませんが、直接的な物なら問題無いと思いますよ」
「はい、他の事はお任せ下さい」
「じゃあ、俺は部屋に戻ってシャワーを浴びて来ます」
「そう言えば今日着られる服の用意はしてありますのでそちらを着て護衛に従事してください、籠の方に入れておきましたので」
「分かりました。それでは」
そうして、部屋に戻ってシャワーを浴びて籠に入れらている服を着る、鏡で自分の姿を見ると少し派手な感じの服だったが動きに支障が無いので問題無い
「そろそろティアルの部屋に行くか」
ティアルの部屋に向かって歩き始める、何分か歩いて部屋の前に辿り着きドアにノックすると
「はーい、どちら様ですか?」
「ああ、アルヴィスです」
「はいはーい、入って下さい」
ドアを開けて部屋に入るとそこには3人の美女がいた
「誰ですか?」
俺の第一声がこれだった
「な!忘れられましたの?」
「あり得ない、多分服の所為」
「まぁまぁ、2人とも狼狽えないで下さい」
クレアは男装麗人と言った雰囲気で髪型を男性風にアレンジして、服はなんか如何にもな感じの男の貴族が着そうな物になっていたが美人には変わりない
リーナは、綺麗な青い髪を下ろしドレスを纏っていて令嬢と言った感じでとても愛らしい
ティアルは、一国の姫らしい格好で近づき辛い感じのドレスを着ている、うんThe姫様って感じだな
「いや、すまん3人共が綺麗だったんで分からなかった」
「ま、まぁそれなら仕方あ、ありませんわね」
「まぁまぁ、とても綺麗だなんて嬉しいですね」
「プロポーズ?」
「違う!なんでリーナだけ重たいんだ!」
「つい、嬉しかったから」
「あ、ああ、それなら」
「それよりもどうされました?」
「ああ、護衛をしなければいけない訳だが正確な時間を聞いてないと思ってな、だから早めに来たんだ」
「まあ、それは申し訳ございません。これから1時間後に貴族達が集まり始めます。その更に1時間後から会議になっております。これは内容次第でかなり伸びたりしますので正確にはお伝え出来ませんが」
「わかった、来る貴族の人数とかは分かるのか?」
「そうですね、大まかには12人といった所ですね」
ん?多いのか少ないのかよく分からないな
「それって多いのか?少ないのか?」
「そうですね、実際の所、話をするのは6人の公爵で残り6人は各領地内の優秀な貴族達です」
という事は、2人1組と言った感じで主に話をするのは公爵位の6人で他の奴らは己の領地内で優秀な貴族であくまで話を聞くぐらいかな
「ふーん、成る程分かった」
この中に犯人が居るかもしれない訳だがさて誰かな?俺には疑問がある、王族であるティアルの命が狙われている事は関係者には周知の事実であるそれをただ見過ごしている訳が無い、ある程度までは犯人を絞っている筈である、それが気になり本人に聞いてみた
「なぁ」
「はい」
「犯人は誰だか絞り込んでいるのか?」
「........そうですね、はい、ある程度までは」
「なら教えてくれないか?そうすればそいつに対して警戒を強化できる。誰が犯人か分からなければ全員に対して警戒をしなければいけないし」
「レイナンド領公爵家アスフィル・レイナンド、彼は議会に置いて常に他国との交易などに対して問題を提示してきます、時には他国との戦争なども提案してくる過激派に属しています。勿論その提案は却下させて貰っていますがそれを煩わしく感じて私の暗殺を謀っているかもしれません
2人目はカールゲル領公爵家ルクセス・カールゲル、彼も過激派の1人で裏社会に広い根を張っているようです、今までの盗賊や暗殺者を多く手配して来た事から彼ではないかと思われています。
最後に、ゼスタ領公爵家アンゲル・ゼスタ、彼は中立の立場にありますが、彼の理念は国の安泰です。もし私の存在が国の利益にならなければ平気で手にかけるような感じの人ですね」
おおう、なんか色々言われてハッキリ言って頭に入って来ない情報が多過ぎる取り敢えず3人の容疑者が立てられている訳か、聞いた感じ1人目は他国に対して何か悪い印象を持っているみたいで、2人目は裏社会のボス的な感じか、3人目は王族ではなく国の安泰を考える余り必要無ければ王族にすら手を出すかもしれない奴って所か
「なんか、色々苦労してるんだなティアルは.......まぁ俺らが護衛している間は安心しろ、絶対護ってやるからな」
「はい、お願いします!」
そう嬉しそうに笑うティアルは正直ぐっときたが
「ふんっ!」
「えいや」
「いったぁ!」
クレアとリーナの2人ともから両足を思いっきり踏まれた
「いててて、それで?俺たちは基本的にどうしてれば良い?近くで護衛してれば良いのか?」
「そうですね基本的にはそうなるのですが、ただ会議中のみは待っていただくことになります、国家秘密ですから」
「まぁそうだな、だけどその間に襲われたらどうするんだ?」
「いえその間はヴィンセントが給仕として私の護りをしてくれます」
「了解」
「そろそろ良い時間になりますね、公爵の方々が集まる頃合いかと」
「もうそんな時間か、ティアルの後ろ斜めから護衛してるぞ」
「分かりました、それではお越し下さった公爵の方々に挨拶をしに行きましょう」
そうしてとある一室に赴く、豪華な扉を開けると、そこには豪勢の限りを尽くした部屋だった。
正直一般人である俺の意見としては眩しい、高そうな壺、傷をつけたら弁償かなぁ、胃が痛くなりそうな感じ、無駄に金かけ過ぎだろなどなどである。
クレアとリーナに小声で声をかける
「なぁ、なんか俺場違いじゃ無いか?」
「いえ、そんなことありませんわ」
「うん、問題無いと思う、とゆうかその服似合ってる」
「そ、そうか?それなら良いけど」
うん、多分女神様が弄った顔のお陰だな、そんなお喋りをしているとティアルが前を向きながら笑顔で手を振り小声で俺たちに話すと言う器用な技を見せながら言う
「良いですね、公的な場と言うこともあり私は話せないのが口惜しいです」
「すまん」
「はぁ、早く終わりませんかねこの集まり」
どうやら話に参加したいが国の公爵達の手前、参加出来なく拗ねているご様子、顔は笑っているが
「服が似合っているかどうか気になってな」
「問題あるわけないじゃ無いですか、アルヴィス様は何を着ていられてもお似合いですよ、周りを見てください、公爵の令嬢達がアルヴィス様に熱視線を送っていますよ」
「えっ!」
言われて周りをキョロキョロ見ると本当に女性達からめちゃくちゃ見られていたしかもウットリと、は、恥ずかしい、見られている事実を認識した人間は落ち着きが無くなると今日初めて知った、その結果クレアとリーナの後ろに隠れるように移動した
「すまん、クレア、リーナ隠れさせてくれ」
「あらあら、とっても可愛いですわ」
「普段の飄々とした態度が一変して可愛い、これがギャップ萌え?」
「違う!なんでそんな言葉知ってるんだ!」
「最近の街の流行語ですわ」
「マジかよ」
意外と言葉は進んでいると気付いた今日この頃
「それよりもこれどうするんだ、 これ会食が始まったら物凄く話しかけられるじゃないのか?」
「あ~んしんして下さい。いい策がありますわ」
「そう、相手はデメリットこっちはメリットのいい案」
んー、正直俺の感が嫌な予感を覚えるが、仕方ない良い案が浮かばない以上彼女達の作戦でいこう
「分かったじゃあ頼んでいいか?」
「「任せて!!」」
言った瞬間、2人は俺の腕をとり、抱き締める様にする。両方からだ
クレアは男装しているが胸はそこそこあるので俺の右腕がクレアの胸に埋もれる
リーナはクレアと対象的に無いが女の子特有の柔らかさが何とも言えない感じで襲って来る
ちなみにティアルは笑顔が固まっていた
俺はこの行為に慌てたが2人から諌められた、周りを見ろと指示を受けて見渡すと令嬢達はショボンとしている
どうやら効果は抜群のようだ、しかしこの体勢一体いつまでするのだろうか?
「なぁ?聞きたいんだがこの体勢いつまでする予定なんだ?」
「さぁ?いつまででしょうね」
「そんなもの決まってる、あの女達が諦めるまで」
「えっ?でももう大丈夫だと思うんだが?」
「甘いですわ!公爵の令嬢と言う立場があるので大抵のことは諦めませんわ、それ程までに彼女達のプライドは高いですの」
「そう、あれはあくまでポーズ、隙あらば虎視眈々と狙って来る」
「そ、そうか、なんかすまんな、その体張ってこんな恥ずかしい事して貰って」
「いいえ!むしろ役得ですわ」
「そう問題無い、だからこれが終わるまで私達と恋人同士、なんならキスする?」
「待て待て待て!早まり過ぎだ、落ち着け、ほら!なんかティアルが涙目になり掛けてるし」
「ティアルはお姫様、そしてここは公的な場、仕方ない、しかし私達は護衛、夫婦設定をしなければアルヴィスに支障が出るので仕方ない」
「なんかさっきよりワンランク上がって無い?」
すると、ティアルが俯きながらボソボソ何か言っている
「もういい.........もう辞める、私だって私だってアルヴィス様とイチャイチャしたい!」
そう何か呟いた後に、ティアルは走り出して行った
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