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しおりを挟む「あの…もしかして…劇薬とか使ったりしてるの?」
「え?」
「いや…そのいでたちだから…」
「あ~、気にしないでください。」
いや、むちゃくちゃ気になるんだけど。
もはや生命の危機まで感じている…。
「あの…何度もごめん。君、完全防備だけど…俺こんな丸腰で大丈夫なのかな…? この空間繋がってるし、有毒ガスとか…はっきり言うね! 俺、死なないよね?」
それを聞いて彼女は腹を抱えて笑い出した。笑いすぎて引きつっている。
「先生、すごい心配症ですね! 家の掃除くらいで。」
彼女は笑い続けている。
ひっくり返りそうな勢いだ。
そんなに笑うことないだろう。
だってガスマスクに防護服の人間が家の中をうろちょろしてるんだぞ!
「だってさ、そんな恰好するくらいだから、毒ガスとか出てるんじゃないかって心配になるだろ!」
「確かに漂白剤は使ってますけど、換気扇回してるし、キッチンの窓は空け放しているから先生のとこにまでは匂ってきませんよ。もちろん他の洗剤が混ざらないようにしっかり水洗いしてから使っているし。一応目とかに入ると怖いので、用心の為このマスクを使っただけです。この服は、ダニとホコリよけです。ちょっと大げさですみません。私も先生と同じでビビリなんです。」
誰がビビリだ…。
一緒にしないでくれ!
誰だって身近でそんな恰好している人間がいたら驚くだろう!
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