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突然の指名
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「国王陛下っ...!?」
皆立ち上がったところだったため、急いで座り直す。
「皆、そのままでよいから聞いてくれ。夜に次期後継者の指名を行う。前国王様からこのタイミングで行うようにと、亡くなられる前にご指示がありました。」
ザワザワ...
「次期後継者の指名...?」
「まだまだ国王陛下はお元気そうなのに...。」
「皆が心配するような懸念はありません。病弱になってからでは、国王としての執務や神託者の責務を十二分に後継できないことがある。前国王様のご配慮ですよ。」
みんなホッと肩を撫で下ろす。
「では、また今夜...。」
ん...?僕と目があった...?
まさか、国王陛下を見つめすぎて錯覚したのだろう...。
一体誰が次期後継者なんだろう...。
僕はそんなことを考えながら、パンを受け取った。
そして、夜の礼拝...。
いつもよりも皆ソワソワしている。
いつものように経典『夜』の部分をつぶやき、静まるのを待つ。
「皆様、本日も安息に過ごせましたか?」
「「「はい、神と国王陛下のおかげでございます。」」」
「こちらこそ、労働お疲れ様です。それでは早速次期後継者の指名を行います。異議のあるものはこの場ではなく、後ほど従者にお伝えください。納得できる回答をお持ちいたします。」
(誰だろうな...。国王陛下のおそばにいられるなんて羨ましい...。)
「次期後継者は『リアム・クラーク』!」
「えっ...。」
びっくりして言葉が出ない...。
「身の回りのものをまとめておいてください。明日、朝の礼拝の前に従者が伺います。」
にっこりと国王陛下が僕に微笑んでくれたが、周りからの視線が痛い…。
夜、パンを噛みながら考える。
えっと、なんで僕が後継者...?
確かにエンス教はみんなに負けないくらい信仰してるが...。
周りからの「なんで?」の目線が辛かった...。
労働も人並みで、特に秀でたところはないのに...。
パンを半分食べ終わって、見つめる。
国王陛下が間違うことは無い。
何か、お考えがあるんだ。
信じよう。
僕は身の回りのものをまとめる。
元々荷物は少ないため、直ぐに終わり床についた。
不安と国王陛下のおそばにいれる嬉しさと共に...。
皆立ち上がったところだったため、急いで座り直す。
「皆、そのままでよいから聞いてくれ。夜に次期後継者の指名を行う。前国王様からこのタイミングで行うようにと、亡くなられる前にご指示がありました。」
ザワザワ...
「次期後継者の指名...?」
「まだまだ国王陛下はお元気そうなのに...。」
「皆が心配するような懸念はありません。病弱になってからでは、国王としての執務や神託者の責務を十二分に後継できないことがある。前国王様のご配慮ですよ。」
みんなホッと肩を撫で下ろす。
「では、また今夜...。」
ん...?僕と目があった...?
まさか、国王陛下を見つめすぎて錯覚したのだろう...。
一体誰が次期後継者なんだろう...。
僕はそんなことを考えながら、パンを受け取った。
そして、夜の礼拝...。
いつもよりも皆ソワソワしている。
いつものように経典『夜』の部分をつぶやき、静まるのを待つ。
「皆様、本日も安息に過ごせましたか?」
「「「はい、神と国王陛下のおかげでございます。」」」
「こちらこそ、労働お疲れ様です。それでは早速次期後継者の指名を行います。異議のあるものはこの場ではなく、後ほど従者にお伝えください。納得できる回答をお持ちいたします。」
(誰だろうな...。国王陛下のおそばにいられるなんて羨ましい...。)
「次期後継者は『リアム・クラーク』!」
「えっ...。」
びっくりして言葉が出ない...。
「身の回りのものをまとめておいてください。明日、朝の礼拝の前に従者が伺います。」
にっこりと国王陛下が僕に微笑んでくれたが、周りからの視線が痛い…。
夜、パンを噛みながら考える。
えっと、なんで僕が後継者...?
確かにエンス教はみんなに負けないくらい信仰してるが...。
周りからの「なんで?」の目線が辛かった...。
労働も人並みで、特に秀でたところはないのに...。
パンを半分食べ終わって、見つめる。
国王陛下が間違うことは無い。
何か、お考えがあるんだ。
信じよう。
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