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後継者として初のお披露目
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マサミール様が先頭に立ち、階段を降りるといつものようにご挨拶される。
「皆様、おはようございます。今日からリアムも一緒に行います。よろしくお願いしますね。」
「「「おはようございます。国王陛下、リアム様」」」
昨日までは自分もそこに居たのに、今日は呼ばれる立場とは変な感じだ…。
「リアムは立ったまま、いつものように経典の『朝』の部分を唱えてくれる?」
「かしこまりました。」
立ったままで唱えるのは初めてで、手持ち無沙汰の両手を合わせ。
マサミール様が相対する祭壇へ僕も顔を向け、いつものように唱える。
口を動かす度に爽快感が口内に広がる。
終盤へ向かうと段々と身体が熱くなってきた。
緊張か、それとも祭壇へ直接向き合っているからなのか、マサミール様の隣に立っているからなのか…。
ついつい邪念が入ってきてしまう。
気づいた頃には、マサミール様は国民の方へ身体を向けられていらっしゃった。
みなが黙ると…。
「神は、本日概ね息災と仰られました。ただ余計な口は慎むようにとの事です。皆、労働に勤しむように。さぁ、リアムも挨拶して。」
「これからよろしくお願い致します。」
お辞儀をするだけなのに、国民の視線が向けられドッドッドッと動悸がしてしまう。
足がガクガク震える。
マサミール様は皆が見えない階段の所まで連れて行って下さり、落ち着くまで背中をさすってくださった。
「落ち着いた…?」
「お手を煩わせてしまい、すみません。」
まだ少しぼーっとする…。
「一応今日から後継者教育するつもりだったんだけど、体調悪ければ明日からにしようか…?」
「いえ、国民も労働しているのに僕だけ休む訳にはいきません。」
「そう…。無理はせずに。まずは部屋に戻ろうか…。」
ゆっくりと僕の歩調に合わせて歩いてくれるマサミール様。
歩きながらもつい、お顔や身体を見てしまう。
「ん?どうかした?」
「いえ、未だに僕がマサミール様のおそばに居るのが信じられないと言いますか…。光栄至極にございます。」
「そんな大袈裟だよ。俺も神の前では皆と一緒だよ。リアムも出来たらフランクに接して欲しい。一緒に過ごすのに、堅苦しいのは苦手でね…。」
「…尽力致します。」
「皆様、おはようございます。今日からリアムも一緒に行います。よろしくお願いしますね。」
「「「おはようございます。国王陛下、リアム様」」」
昨日までは自分もそこに居たのに、今日は呼ばれる立場とは変な感じだ…。
「リアムは立ったまま、いつものように経典の『朝』の部分を唱えてくれる?」
「かしこまりました。」
立ったままで唱えるのは初めてで、手持ち無沙汰の両手を合わせ。
マサミール様が相対する祭壇へ僕も顔を向け、いつものように唱える。
口を動かす度に爽快感が口内に広がる。
終盤へ向かうと段々と身体が熱くなってきた。
緊張か、それとも祭壇へ直接向き合っているからなのか、マサミール様の隣に立っているからなのか…。
ついつい邪念が入ってきてしまう。
気づいた頃には、マサミール様は国民の方へ身体を向けられていらっしゃった。
みなが黙ると…。
「神は、本日概ね息災と仰られました。ただ余計な口は慎むようにとの事です。皆、労働に勤しむように。さぁ、リアムも挨拶して。」
「これからよろしくお願い致します。」
お辞儀をするだけなのに、国民の視線が向けられドッドッドッと動悸がしてしまう。
足がガクガク震える。
マサミール様は皆が見えない階段の所まで連れて行って下さり、落ち着くまで背中をさすってくださった。
「落ち着いた…?」
「お手を煩わせてしまい、すみません。」
まだ少しぼーっとする…。
「一応今日から後継者教育するつもりだったんだけど、体調悪ければ明日からにしようか…?」
「いえ、国民も労働しているのに僕だけ休む訳にはいきません。」
「そう…。無理はせずに。まずは部屋に戻ろうか…。」
ゆっくりと僕の歩調に合わせて歩いてくれるマサミール様。
歩きながらもつい、お顔や身体を見てしまう。
「ん?どうかした?」
「いえ、未だに僕がマサミール様のおそばに居るのが信じられないと言いますか…。光栄至極にございます。」
「そんな大袈裟だよ。俺も神の前では皆と一緒だよ。リアムも出来たらフランクに接して欲しい。一緒に過ごすのに、堅苦しいのは苦手でね…。」
「…尽力致します。」
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