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𓏸𓏸のリアル
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コクコクと頷く…。
「あのさ…。俺、色んなBLずっと見てたんだけど…。明は『リアル』って興味無い…?」
「え…?『リアル』…?」
リアルって2次元じゃなくて、3次元ってこと…?
BLのリアルとは…?
そもそも僕、女子ともそんな関係になったことないんだけど…?
「あのさ、ハグだけでも…ダメかな?」
ギラついた瞳に力が入る肩の手。
「せ、先輩。冗談はやめましょうよ…。ほら、こういうBLでも受けの子は可愛らしくて細い子ばっかりですし、ね…?」
「俺は、もっちりした子が好きなんだよ…。」
「えっと…?」
「明の書く普通のエロ小説も、むっちりとか胸大きい子が出てくるじゃんか…。」
確かに僕の好みはガリガリのモデル体型より、もっちりむっちりのエロ体型が好きなんだけども…。
「ぼ、僕は恥ずかしながら童貞なんで…。妄想拗らせただけなので、その…。」
「俺だって…。モテるけど、小中と何人も女の子と付き合っても…。その、そんな気になれなくて…。」
「それは、もしかして…?あ、僕は偏見とかないですけど…。」
「中学の時に姉貴に無理やり読ませられたBLでめっちゃ興奮したし、羨ましかったんだ…。今までどんな男性向けを読んでも感じたことの無い高揚感があって…。」
ん…?男性向けで高揚感が無かった…?
「え?でも僕の小説で、あの、その毎回御手洗行ってましたよね…?」
「あのさ、はっきり言っていい?」
膝においてある僕の右手を、肩をだいてない先輩の右手が上から重なる。
「俺、明がめっちゃタイプでさ…。そんな子がエロい小説書いてるのにも興奮して…。毎回女の子を明に置き換えて読んでた…。」
ちょっと、待って…。
先輩の頭の中で、毎回僕が抱かれてたってこと…?
「えっと、それは性欲処理的な意味で…?」
自分でも混乱してよく分からないことを発する。
「あー、もー。なんで上手く伝わらないだよっ…。見た目も性格も体型も全部好みなんだよっ…。明が入学してから、実は、ずっと気になってて…。」
え…?入学から?
もうすぐ1年経つ、よ…?
「えっとそれは、つまり…?」
訳わかんない…。
「ずっと好きでした!付き合ってください!」
両肩を掴まれ、真正面を向かされて綺麗な瞳で見つめられる…。
頬は火照り、手は震えているのが分かる…。
先輩はずっと悩んで告白してくれたのに、僕は…。
「あの、お姉さんの小説の件は本当に?」
「へ?あ、あぁ…。それは本当にお願いはしたいんだけど…。」
ふと変な質問をしてしまう。
それほど告白に免疫がなく、男とはいえこんな美形に好かれるとは…。
「あの、僕、こんな太ってるし…。顔は平凡で陰キャだし…。先輩の隣には似合わないです。他にもかっこよくて、スタイル良い男性沢山いますから…。」
段々と自分で言ってて悲しくなってきた…。
ぎゅむっ
「…!?」
いきなり先輩に抱きしめられる。
「俺が大好きな『明』を貶めないでくれ…。このむちむちで白い体も吸い付くような肌も…。普段の大人しい様子も、友達と話す時の楽しそうな様子も…。エッチな小説を考えてる顔も、全部大好きで興奮する…。」
ゴリッ
お腹に何か硬いものがあたる。
まさか…。
「っく…。明のお腹っ、柔らかくて…やばっ…。」
グリグリとお腹に擦り付けてくる先輩の腰…。
「ちょっ、と先輩っ…。落ち着いて…。」
「わ、悪い…。俺、危ないヤツだよな…。答えも聞かないで…。」
やっと諦めてくれたかな…?
「あの、返事はまた今度でいいですか…?」
先輩の腕から逃げようとすると…。
「そういえばさ、明の小説も女の子拘束されるの多かったよな…?(笑)」
ぎちっ
痛いくらい強く抱きしめられる…。
それは自分が童貞で、素直に女の子に受け入れられるわけないと思ってだけで…。
『本当は自分がされたかったんじゃねぇの…?』
「はぁ…?」
もう、なんなのこの人!いい加減にして欲しい。
「あのさ…。俺、色んなBLずっと見てたんだけど…。明は『リアル』って興味無い…?」
「え…?『リアル』…?」
リアルって2次元じゃなくて、3次元ってこと…?
BLのリアルとは…?
そもそも僕、女子ともそんな関係になったことないんだけど…?
「あのさ、ハグだけでも…ダメかな?」
ギラついた瞳に力が入る肩の手。
「せ、先輩。冗談はやめましょうよ…。ほら、こういうBLでも受けの子は可愛らしくて細い子ばっかりですし、ね…?」
「俺は、もっちりした子が好きなんだよ…。」
「えっと…?」
「明の書く普通のエロ小説も、むっちりとか胸大きい子が出てくるじゃんか…。」
確かに僕の好みはガリガリのモデル体型より、もっちりむっちりのエロ体型が好きなんだけども…。
「ぼ、僕は恥ずかしながら童貞なんで…。妄想拗らせただけなので、その…。」
「俺だって…。モテるけど、小中と何人も女の子と付き合っても…。その、そんな気になれなくて…。」
「それは、もしかして…?あ、僕は偏見とかないですけど…。」
「中学の時に姉貴に無理やり読ませられたBLでめっちゃ興奮したし、羨ましかったんだ…。今までどんな男性向けを読んでも感じたことの無い高揚感があって…。」
ん…?男性向けで高揚感が無かった…?
「え?でも僕の小説で、あの、その毎回御手洗行ってましたよね…?」
「あのさ、はっきり言っていい?」
膝においてある僕の右手を、肩をだいてない先輩の右手が上から重なる。
「俺、明がめっちゃタイプでさ…。そんな子がエロい小説書いてるのにも興奮して…。毎回女の子を明に置き換えて読んでた…。」
ちょっと、待って…。
先輩の頭の中で、毎回僕が抱かれてたってこと…?
「えっと、それは性欲処理的な意味で…?」
自分でも混乱してよく分からないことを発する。
「あー、もー。なんで上手く伝わらないだよっ…。見た目も性格も体型も全部好みなんだよっ…。明が入学してから、実は、ずっと気になってて…。」
え…?入学から?
もうすぐ1年経つ、よ…?
「えっとそれは、つまり…?」
訳わかんない…。
「ずっと好きでした!付き合ってください!」
両肩を掴まれ、真正面を向かされて綺麗な瞳で見つめられる…。
頬は火照り、手は震えているのが分かる…。
先輩はずっと悩んで告白してくれたのに、僕は…。
「あの、お姉さんの小説の件は本当に?」
「へ?あ、あぁ…。それは本当にお願いはしたいんだけど…。」
ふと変な質問をしてしまう。
それほど告白に免疫がなく、男とはいえこんな美形に好かれるとは…。
「あの、僕、こんな太ってるし…。顔は平凡で陰キャだし…。先輩の隣には似合わないです。他にもかっこよくて、スタイル良い男性沢山いますから…。」
段々と自分で言ってて悲しくなってきた…。
ぎゅむっ
「…!?」
いきなり先輩に抱きしめられる。
「俺が大好きな『明』を貶めないでくれ…。このむちむちで白い体も吸い付くような肌も…。普段の大人しい様子も、友達と話す時の楽しそうな様子も…。エッチな小説を考えてる顔も、全部大好きで興奮する…。」
ゴリッ
お腹に何か硬いものがあたる。
まさか…。
「っく…。明のお腹っ、柔らかくて…やばっ…。」
グリグリとお腹に擦り付けてくる先輩の腰…。
「ちょっ、と先輩っ…。落ち着いて…。」
「わ、悪い…。俺、危ないヤツだよな…。答えも聞かないで…。」
やっと諦めてくれたかな…?
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先輩の腕から逃げようとすると…。
「そういえばさ、明の小説も女の子拘束されるの多かったよな…?(笑)」
ぎちっ
痛いくらい強く抱きしめられる…。
それは自分が童貞で、素直に女の子に受け入れられるわけないと思ってだけで…。
『本当は自分がされたかったんじゃねぇの…?』
「はぁ…?」
もう、なんなのこの人!いい加減にして欲しい。
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