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第一章
ナポレオン大公編 終編
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パレードが盛っている頃、ある少女が空に空いた穴から突如現れることによって、兵士達がざわめいてきた。あまりにも光り輝く光のせいで、少女の体の輪郭が朧げに見えるが、それでも、兵士達が見とれちまった。大公の親衛隊と違って、王都の軍隊の多くは長年戦争に臨んでいないのか、今はもう突発的な状況に緊張感を感じれなくなった。ただ野次馬も同然の心境でざわめいているだけだった。
「っていうか、先穴から出たばかりの時はまだはっきりと見えるよね」「そうだな、すごい体してるよな、でもむっちりした体つきのほうが俺好みかな~」危険の匂いに気付かない、今までぶらぶらしてきた兵士らの命の最後に言った言葉であった。
一方、親衛隊隊長が親衛隊全員の魔力を使い尽くし、放った光のシールドで何とか少女から放たれた光属性の広範囲魔法攻撃をガードできたが、「まさか...ありえない」と見回すと、親衛隊以外の何万人もの兵士が倒れ伏した光景を目にした。それに兵士長は戸惑いを隠せなかった。幾多の絶境を乗り切れた兵士長にはこんな光景が初めてだ。
少女にまとわりつく光がだんだん消えてきて、なくなり、地に落ちてゆく。
ナポレオン大公が少女の正体を確認するように親衛隊の一人に指示した。そこで、少女の首筋のところに輪郭が暈ける紋章を見つけた。どの家のかと思索しているところを、クレージーホストが襲ってきた。
ここまで思い返すと、ナポレオン大公も誰が自分を殺そうとする真犯人なのか分かってきた。「帝国のやつらが俺を...か」大公が夢にも思わなかった。
どうして、俺にした?グリフィスの奴じゃなかったのか?
二か月前の会議で神聖ローマ帝国の上層部で秘密会議を開かれ、当時辺境伯のグリフィス卿を犠牲にし、口実として隣国に戦争を仕掛けるという計画にナポレオン大公も賛成してたが、まさか自分がはめられることになるとは信じがたいだろうね。
足が疲れきって、諦めかけてきたナポレオン大公だが、今は体が恐怖を抑えきれずに震えている。それは目の前にクレージーホストが立っているからだ。
「どうせ金のためだろう?いくらだ?いくら渡されるって言われたか?俺それの十倍以上渡すから、逃がしてくれ!」と泣かんばかりのナポレオン大公に刀を向けたクレージーホストがこう言った。「え?別に貰えないよ。お前殺したって」すると刀を払って、大公の首を切り落として、用意してあった箱にしまった。首をちらっと見ると、不思議そうな顔したまま固まっている。
夕方、王都から逃げ出そうとするクレージーホストは女に成り済まして、一般人に紛れ込んだ。クレージーホストの本名はハンニバルというのである。彼は男にしては女と間違えられがちな顔付きしていやがる。
王都の門番の検査が終わって、もう少しで抜けれる。「おい!そこの君、待ちなさい!後ろを向け!」ハンニバルが門番に命令されるままに後ろを向く。
「なんだよ!良い顔してんじゃない。黒ずくめのローブ着やがって、ブスかと思ったら、こりゃ美人さんだな~」と言いながら、胸のところに触ろうとした。
触ってぐっと掴むと、柔らかい感触が門番の手に伝わってきた。
「おお!いいおっぱい持ってんだな」「そうかい、あげるわ~」「え!??」言葉に意味が分からない門番が戸惑っていると、血まみれの肉の塊がハンニバルの着てるローブから落ちた。
「え?これ何?」と言いながら、頭を近づけて見ると、「うわわわわわ!おっぱいだ!おっぱいだぞおおお!!!」
門番のあまりにも激しい叫び声が関の兵士だけでなく、城内の兵士達にも聞こえた。そして集まってくる。
「あげるって言っただろう?先見知らぬ女から抉ったもんだぞ。温もりがあるうちに使いなよ」とハンニバルはあまりの恐怖に血が引いた門番に淡々と言った......
「っていうか、先穴から出たばかりの時はまだはっきりと見えるよね」「そうだな、すごい体してるよな、でもむっちりした体つきのほうが俺好みかな~」危険の匂いに気付かない、今までぶらぶらしてきた兵士らの命の最後に言った言葉であった。
一方、親衛隊隊長が親衛隊全員の魔力を使い尽くし、放った光のシールドで何とか少女から放たれた光属性の広範囲魔法攻撃をガードできたが、「まさか...ありえない」と見回すと、親衛隊以外の何万人もの兵士が倒れ伏した光景を目にした。それに兵士長は戸惑いを隠せなかった。幾多の絶境を乗り切れた兵士長にはこんな光景が初めてだ。
少女にまとわりつく光がだんだん消えてきて、なくなり、地に落ちてゆく。
ナポレオン大公が少女の正体を確認するように親衛隊の一人に指示した。そこで、少女の首筋のところに輪郭が暈ける紋章を見つけた。どの家のかと思索しているところを、クレージーホストが襲ってきた。
ここまで思い返すと、ナポレオン大公も誰が自分を殺そうとする真犯人なのか分かってきた。「帝国のやつらが俺を...か」大公が夢にも思わなかった。
どうして、俺にした?グリフィスの奴じゃなかったのか?
二か月前の会議で神聖ローマ帝国の上層部で秘密会議を開かれ、当時辺境伯のグリフィス卿を犠牲にし、口実として隣国に戦争を仕掛けるという計画にナポレオン大公も賛成してたが、まさか自分がはめられることになるとは信じがたいだろうね。
足が疲れきって、諦めかけてきたナポレオン大公だが、今は体が恐怖を抑えきれずに震えている。それは目の前にクレージーホストが立っているからだ。
「どうせ金のためだろう?いくらだ?いくら渡されるって言われたか?俺それの十倍以上渡すから、逃がしてくれ!」と泣かんばかりのナポレオン大公に刀を向けたクレージーホストがこう言った。「え?別に貰えないよ。お前殺したって」すると刀を払って、大公の首を切り落として、用意してあった箱にしまった。首をちらっと見ると、不思議そうな顔したまま固まっている。
夕方、王都から逃げ出そうとするクレージーホストは女に成り済まして、一般人に紛れ込んだ。クレージーホストの本名はハンニバルというのである。彼は男にしては女と間違えられがちな顔付きしていやがる。
王都の門番の検査が終わって、もう少しで抜けれる。「おい!そこの君、待ちなさい!後ろを向け!」ハンニバルが門番に命令されるままに後ろを向く。
「なんだよ!良い顔してんじゃない。黒ずくめのローブ着やがって、ブスかと思ったら、こりゃ美人さんだな~」と言いながら、胸のところに触ろうとした。
触ってぐっと掴むと、柔らかい感触が門番の手に伝わってきた。
「おお!いいおっぱい持ってんだな」「そうかい、あげるわ~」「え!??」言葉に意味が分からない門番が戸惑っていると、血まみれの肉の塊がハンニバルの着てるローブから落ちた。
「え?これ何?」と言いながら、頭を近づけて見ると、「うわわわわわ!おっぱいだ!おっぱいだぞおおお!!!」
門番のあまりにも激しい叫び声が関の兵士だけでなく、城内の兵士達にも聞こえた。そして集まってくる。
「あげるって言っただろう?先見知らぬ女から抉ったもんだぞ。温もりがあるうちに使いなよ」とハンニバルはあまりの恐怖に血が引いた門番に淡々と言った......
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