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コークスのまさかの行動
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「な、なんですか……これは」
室内では屈強な男が交互に華奢な一人の身体を貪るように犯しており、果てても果てても獣のように腰を振り続けている様子が映し出されていた。よく見れば奥に数人座っているのが確認でき、ハーレム全員で致している真っ最中のようだ。
貫かれている受け……ことオパールの腕には『真ハーレムエンド』を迎えた者のみに与えられる【七石の腕輪】が光っている。
オパールは快楽に悶えて、はしたない喘ぎ声をあげ続けており、順番待ちをしている攻め達は、嫉妬の炎を燃やして互いを牽制しつつ、今にも涎を垂らしそうな勢いでオパールとその他の行為を見守っている。
目を凝らしてよく見れば、奥に座り瞳を輝かせているのが私の弟のデマントイド。可愛い顔をして『NTR(寝取られ)好き』要素もあるのか。率直に言ってちょっとキモい。
恍惚の表情でオパールに口淫をされ、悦の表情に浸っているのが我が父アレキサンドライト王。
そして、後ろの穴を使い獣のように腰を振りたくっているのが……王宮騎士団を若くして束ねており、そして王女である私ガーネット・ブルーレースの婚約者でもあるアダマス・ジルコニアだった。
「……これで、信じていただけまして?」
「──、そんな、そんな馬鹿な……っ!」
目の前で起こっている事がまるで信じられないとでも言うような様子のコークスは、目を逸らすことも出来ずにただただ目の前で起こっている異常な光景に目を奪われ続けているようだ。
ご丁寧に小さな音まで拾う仕様らしく、下品で淫らな水音が鮮明に聞こえてきて臨場感が溢れる。
目よりも耳からの情報が脳をより侵略し、この地獄のような状況を叩き込んでくるのだ。
それにしても、間近で見ると迫力がすごい。
(……お父様も攻略対象だけあって年齢の割に見た目はいいし、これはこれで絵になるわね)
冷静に状況を見定めている私とは対照的に、追い詰められているコークスの様子を見て私は口の端を上げた。
「残念ですが、これが真実です。理解出来たのであればどうか私に協力し」
「……ゥ、ッッ! す、すみません、ちょっ、……吐き気が……っ、……うェぷっ」
(えっ、ええええええーーーっ!!!)
片手で口を押さえて今にも吐き出しそうなコークスを見て、私は驚愕し狼狽える。
(コークスにはちょっと刺激が強過ぎたかしら……)
私はその辺にあった大きめのカップをひっ掴みコークスへと手渡した。足早にその場を去り、果実水のある私の部屋へと向かう。緊急事態にも関わらず、遠慮をしてなかなか入ろうとしないコークスを無理やり押し込み扉を閉めた。
「お口の中、気持ち悪いでしょう? これでうがいをしてくださいね。すみません、何も告げずにあんなものを見せてしまって……配慮が足りていませんでした」
コークスをベッドに座らせて常備している果実水を渡し、彼の背中をゆっくりとさすると、だんだんと緊張がほぐれてきたようだ。
「いえ、幼少の時より教会で俗世を離れて生活していたので、恥ずかしながら耐性がなく、とんだ失態を……。それにしても、まさか兄が婚約者がいながら同性愛に目覚めていたとは」
いつもの勢いもなくすっかり打ちひしがれてしまっているコークスを見て、私は真剣に聞いてもらえるチャンスだと思った。
「アダマス様に過失はないと、そうハッキリ断言されていましたものね」
「私は、私は……貴女になんとお詫びをすればいいのか」
ここがゲームの世界というのは伏せて、これから起こりうる未来の事をコークスに話して伝えた。
室内では屈強な男が交互に華奢な一人の身体を貪るように犯しており、果てても果てても獣のように腰を振り続けている様子が映し出されていた。よく見れば奥に数人座っているのが確認でき、ハーレム全員で致している真っ最中のようだ。
貫かれている受け……ことオパールの腕には『真ハーレムエンド』を迎えた者のみに与えられる【七石の腕輪】が光っている。
オパールは快楽に悶えて、はしたない喘ぎ声をあげ続けており、順番待ちをしている攻め達は、嫉妬の炎を燃やして互いを牽制しつつ、今にも涎を垂らしそうな勢いでオパールとその他の行為を見守っている。
目を凝らしてよく見れば、奥に座り瞳を輝かせているのが私の弟のデマントイド。可愛い顔をして『NTR(寝取られ)好き』要素もあるのか。率直に言ってちょっとキモい。
恍惚の表情でオパールに口淫をされ、悦の表情に浸っているのが我が父アレキサンドライト王。
そして、後ろの穴を使い獣のように腰を振りたくっているのが……王宮騎士団を若くして束ねており、そして王女である私ガーネット・ブルーレースの婚約者でもあるアダマス・ジルコニアだった。
「……これで、信じていただけまして?」
「──、そんな、そんな馬鹿な……っ!」
目の前で起こっている事がまるで信じられないとでも言うような様子のコークスは、目を逸らすことも出来ずにただただ目の前で起こっている異常な光景に目を奪われ続けているようだ。
ご丁寧に小さな音まで拾う仕様らしく、下品で淫らな水音が鮮明に聞こえてきて臨場感が溢れる。
目よりも耳からの情報が脳をより侵略し、この地獄のような状況を叩き込んでくるのだ。
それにしても、間近で見ると迫力がすごい。
(……お父様も攻略対象だけあって年齢の割に見た目はいいし、これはこれで絵になるわね)
冷静に状況を見定めている私とは対照的に、追い詰められているコークスの様子を見て私は口の端を上げた。
「残念ですが、これが真実です。理解出来たのであればどうか私に協力し」
「……ゥ、ッッ! す、すみません、ちょっ、……吐き気が……っ、……うェぷっ」
(えっ、ええええええーーーっ!!!)
片手で口を押さえて今にも吐き出しそうなコークスを見て、私は驚愕し狼狽える。
(コークスにはちょっと刺激が強過ぎたかしら……)
私はその辺にあった大きめのカップをひっ掴みコークスへと手渡した。足早にその場を去り、果実水のある私の部屋へと向かう。緊急事態にも関わらず、遠慮をしてなかなか入ろうとしないコークスを無理やり押し込み扉を閉めた。
「お口の中、気持ち悪いでしょう? これでうがいをしてくださいね。すみません、何も告げずにあんなものを見せてしまって……配慮が足りていませんでした」
コークスをベッドに座らせて常備している果実水を渡し、彼の背中をゆっくりとさすると、だんだんと緊張がほぐれてきたようだ。
「いえ、幼少の時より教会で俗世を離れて生活していたので、恥ずかしながら耐性がなく、とんだ失態を……。それにしても、まさか兄が婚約者がいながら同性愛に目覚めていたとは」
いつもの勢いもなくすっかり打ちひしがれてしまっているコークスを見て、私は真剣に聞いてもらえるチャンスだと思った。
「アダマス様に過失はないと、そうハッキリ断言されていましたものね」
「私は、私は……貴女になんとお詫びをすればいいのか」
ここがゲームの世界というのは伏せて、これから起こりうる未来の事をコークスに話して伝えた。
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