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第六章 Side B
1 エリーと想定外の事態
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春が来て、今年のポートレット帝国軍の侵攻が始まった。詳しい戦況が入ってきたのは夏の終わりで、エリーには王太子妃のエスメラルダから定例のお茶会で伝えられた。
「無事に退けられたみたいよ。あなたが仕入れてきた情報の通り、”白い犬”が活躍したみたい。」
「そうですか。」
「これはここだけの話なのだけれど、その犬がね、人に変化したらしいの。」
「……え?」
犬が人に変化した?
「………え゛?」
「どうにもね、獣人だったようなのよ、その犬。」
獣人。以前、エスメラルダと話題にしたことがある。大陸の内地に住むという、獣の技を使う人々だ。
「獣人は、獣に変化できるのですか?獣の特徴を持つとは聞いたことがありますが。」
「私もそんな事例があるとは今回初めて知ったわ。でも他と交流を持たない人々だし、知られていない情報があってもおかしくはないわ。」
「わが軍のために戦っているのですか?」
「その様よ。敵が今回新しく出してきた船型の魔道具は彼の活躍でほとんど海に沈められたそうよ。」
過去にないほどの打撃をうけたポートレット帝国軍は例年より早く完全撤退を始めているようだ。
「ブルテン軍は来年以降、彼について帝国軍が対策を取る前に、と追撃してさらなる打撃を加えているそうよ。」
今年の侵攻は、ほとんど終わったといってよい様だ。ひとまず、エリーは自分がもたらした情報が正しかったことに安堵する。
「国王陛下は彼に爵位を与えて囲い込むことを考えているみたい。その時に、彼が犬に変化できることは伏せておくつもりみたいなの。だから、あなたも彼が犬になれることは口外しないように。」
「わかりました。今年の侵攻が終わった後に、そうなるのでしょうか?」
「ひとまずは彼の身辺調査なんかも必要だからそんなにすぐではないわ。」
エスメラルダはため息をつく。
「まだ肝心のアーチボルト大将も大活躍したという獣人も海の上よ。落ち着いてようやく細かい情報が来たと思ったら、新情報のオンパレードで、エイブはもうてんやわんやよ。」
エイブ、とは王太子フェイビアンの愛称である。
「最近は王太子殿下の評判もうなぎ上りです。細やかな政策と気配りに国民たちからの支持も厚くなっているとか。裏で大変なご苦労があるのではないかとお察しします。」
「そうなのよ。いつも疲れ切って寝室に帰ってくるから子作りもできやしないわ。」
エスメラルダのはっきりした物言いをエリーは気に入っているが、社交界では眉をひそめれるのだろう。社交の後はいつもお茶会の場で愚痴を吐いている。
「でも、帝国軍を退けたというのは良い知らせのはず。殿下も気が楽になっているのでは。」
「そうね。今日あたり、誘ってみようかしら。」
エスメラルダはちらりとエリーを見た。なんだろうと首をかしげる。
「それであなたの方は夫婦生活はどうなの?」
「どうなの…とおっしゃられても、ないとしか。」
「そうよね…。」
エリーと夫であるブラッドリーはいずれ離縁する間柄だ。夫婦生活はもちろんない。エスメラルダは知らないことだが、結婚時から契約でそのように決まっている。
特に身の危険を感じたこともない。そもそもブラッドリーには性欲がないのではないか、とエリーは思っている。それぐらい仕事人間なのだ。
「あなたが私たちの子供の乳母になってくれたら最高じゃないかとちょっと思ったのよ。」
「乳母ですか?まさか、私には無理ですよ。」
「別に乳母には学歴はいらないわよ。必要なのは信頼と子育ての経験。信頼は厚いからあとは子育てさえしててくれればね。」
エスメラルダはため息をついた。
「ブラッドリー殿とアーチボルト伯爵令嬢との縁談も進展がないし、あなたも宙ぶらりんな状態よね。」
「ええ…。」
そう、エリーのもたらした情報は図らずもブラッドリーの最愛の人との縁談を止めることになった。”白い犬”は彼女の愛犬であったため、彼女なしで犬を戦場に連れていけなかったからだ。
アーチボルト嬢が戦死したり、再起不能な怪我をしたりという連絡はない。無事であることを祈るばかりだ。自身の円満な離縁のためにも。
ーーーー
エリーが『離縁後は王太子妃殿下の侍女になるから契約通りに離縁してくれ』とブラッドリーに伝えたのは冬のことで、あの後の彼は珍しく熱を出して寝込んだ。
家令のリチャードによれば8歳の時以来の熱らしい。
エリーも使用人たちに期待されて、何度か看病をした。
「すまない、君にこんな手間をかけさせて…。」
ブラッドリーは珍しくしおらしかった。
「きっと働きすぎたのです。ゆっくりお休みになってください。」
「いや、そうではないんだ…。」
ブラッドリーはなにやらごにょごにょ言っていたが聞こえないのでスルーした。その間も手際よく彼の看病をしてやる。
「手慣れているな。」
「弟妹が熱を出したら看病するのは私の仕事でしたので。」
「そういえば、妹が二人に弟がいたな…。」
「はい。旦那様の援助のおかげで弟は秋から王立学園に通っていますよ。」
「ということは今年13歳か。妹たちはいくつだ?」
「18歳と16歳です。」
ブラッドリーがエリーの家族のことに興味を示すのは初めてだ。
「上の妹は適齢期だな。妹たちの縁談は?」
「上の妹はフリーマントル辺境伯家で侍女として働いております。下の妹も領地の学園を卒業後は働くつもりの様です。」
「俺の方で縁談を世話しようか?」
「いえ、結構です。」
ブラッドリーが用意する縁談など、怖くて妹には薦められない。
「………なぜだ?」
「我々は国王陛下の不興を買っています。私も妹たちも貴族家と縁づく縁談は諦めていますから。それで職業婦人の道を選んでいるのです。妹たちよりも弟にお願いしますわ。」
「…お前も離縁後は働くつもりだったな。」
「はい。」
「それなら我が家で第二夫人をしている方がいいのではないか?」
またその話か。
「旦那様は意中のお方と上手くいっていないのですか?エリザベス・アーチボルト伯爵令嬢と。」
エリーの口からその名が出てきたことにブラッドリーは驚いて目を丸くする。
「だから私を屋敷に残そうとされるのですか?しかし、妻が二人もいるなど、王族以外ではありえない話です。意中のお方も嫌がるのではないのですか?」
「…エリーは自分が第二夫人になっても構わないと言っていた。」
ここで言うエリーとはアーチボルト嬢のことだ。
「君との間に遺恨を残すなと。」
「それは大変できた方なのですね。私としても異存はないのだとお伝えください。直接お話ししても構いませんよ。」
なんとなく、エリーはアーチボルト嬢とブラッドリーは相思相愛なのだと思っていた。やむを得ず引き離されてしまっただけの恋人同士だと。
理性のある人なのだろう、彼女は。だからブラッドリーとも別れ、海軍への道を選んだのだ。
ブラッドリーは微妙な顔をしていたが、エリーは気づかないふりをした。
ーーーー
秋も深まったころ、その知らせは王都にもたらされた。その日はブラッドリーも休日で、なぜかエリーとエリーお気に入りのガゼボでお茶を飲んでいた。
あの熱の後、ブラッドリーはエリーとこういう時間を持つようになっていた。だからと言って、何か実のある話をするわけではない。ただ、最近何をしているかを話すだけだ。
「旦那様!ポートレット帝国の密偵からの速報です!」
そういった仕事も手伝っているリチャードからもたらされた知らせに、そわそわしていたブラッドリーの顔が引き締まった。
すぐにその知らせに目を通す。心なしか驚いたような顔をしている。
「帝国で反乱が起きたようだ。」
それでけ言うとブラッドリーは立ち上がった。
「すまない。この埋め合わせはまた。」
「いえ、お気になさらず。」
埋め合わせるようなことだったんだな、と頭の片隅で思うが、思考はほとんど速報の内容にとられていた。
「しばらく帰れないと思う。留守を頼む。」
「いってらっしゃいませ。」
それから一か月の間、ブラッドリーは帰宅できなかった。
「無事に退けられたみたいよ。あなたが仕入れてきた情報の通り、”白い犬”が活躍したみたい。」
「そうですか。」
「これはここだけの話なのだけれど、その犬がね、人に変化したらしいの。」
「……え?」
犬が人に変化した?
「………え゛?」
「どうにもね、獣人だったようなのよ、その犬。」
獣人。以前、エスメラルダと話題にしたことがある。大陸の内地に住むという、獣の技を使う人々だ。
「獣人は、獣に変化できるのですか?獣の特徴を持つとは聞いたことがありますが。」
「私もそんな事例があるとは今回初めて知ったわ。でも他と交流を持たない人々だし、知られていない情報があってもおかしくはないわ。」
「わが軍のために戦っているのですか?」
「その様よ。敵が今回新しく出してきた船型の魔道具は彼の活躍でほとんど海に沈められたそうよ。」
過去にないほどの打撃をうけたポートレット帝国軍は例年より早く完全撤退を始めているようだ。
「ブルテン軍は来年以降、彼について帝国軍が対策を取る前に、と追撃してさらなる打撃を加えているそうよ。」
今年の侵攻は、ほとんど終わったといってよい様だ。ひとまず、エリーは自分がもたらした情報が正しかったことに安堵する。
「国王陛下は彼に爵位を与えて囲い込むことを考えているみたい。その時に、彼が犬に変化できることは伏せておくつもりみたいなの。だから、あなたも彼が犬になれることは口外しないように。」
「わかりました。今年の侵攻が終わった後に、そうなるのでしょうか?」
「ひとまずは彼の身辺調査なんかも必要だからそんなにすぐではないわ。」
エスメラルダはため息をつく。
「まだ肝心のアーチボルト大将も大活躍したという獣人も海の上よ。落ち着いてようやく細かい情報が来たと思ったら、新情報のオンパレードで、エイブはもうてんやわんやよ。」
エイブ、とは王太子フェイビアンの愛称である。
「最近は王太子殿下の評判もうなぎ上りです。細やかな政策と気配りに国民たちからの支持も厚くなっているとか。裏で大変なご苦労があるのではないかとお察しします。」
「そうなのよ。いつも疲れ切って寝室に帰ってくるから子作りもできやしないわ。」
エスメラルダのはっきりした物言いをエリーは気に入っているが、社交界では眉をひそめれるのだろう。社交の後はいつもお茶会の場で愚痴を吐いている。
「でも、帝国軍を退けたというのは良い知らせのはず。殿下も気が楽になっているのでは。」
「そうね。今日あたり、誘ってみようかしら。」
エスメラルダはちらりとエリーを見た。なんだろうと首をかしげる。
「それであなたの方は夫婦生活はどうなの?」
「どうなの…とおっしゃられても、ないとしか。」
「そうよね…。」
エリーと夫であるブラッドリーはいずれ離縁する間柄だ。夫婦生活はもちろんない。エスメラルダは知らないことだが、結婚時から契約でそのように決まっている。
特に身の危険を感じたこともない。そもそもブラッドリーには性欲がないのではないか、とエリーは思っている。それぐらい仕事人間なのだ。
「あなたが私たちの子供の乳母になってくれたら最高じゃないかとちょっと思ったのよ。」
「乳母ですか?まさか、私には無理ですよ。」
「別に乳母には学歴はいらないわよ。必要なのは信頼と子育ての経験。信頼は厚いからあとは子育てさえしててくれればね。」
エスメラルダはため息をついた。
「ブラッドリー殿とアーチボルト伯爵令嬢との縁談も進展がないし、あなたも宙ぶらりんな状態よね。」
「ええ…。」
そう、エリーのもたらした情報は図らずもブラッドリーの最愛の人との縁談を止めることになった。”白い犬”は彼女の愛犬であったため、彼女なしで犬を戦場に連れていけなかったからだ。
アーチボルト嬢が戦死したり、再起不能な怪我をしたりという連絡はない。無事であることを祈るばかりだ。自身の円満な離縁のためにも。
ーーーー
エリーが『離縁後は王太子妃殿下の侍女になるから契約通りに離縁してくれ』とブラッドリーに伝えたのは冬のことで、あの後の彼は珍しく熱を出して寝込んだ。
家令のリチャードによれば8歳の時以来の熱らしい。
エリーも使用人たちに期待されて、何度か看病をした。
「すまない、君にこんな手間をかけさせて…。」
ブラッドリーは珍しくしおらしかった。
「きっと働きすぎたのです。ゆっくりお休みになってください。」
「いや、そうではないんだ…。」
ブラッドリーはなにやらごにょごにょ言っていたが聞こえないのでスルーした。その間も手際よく彼の看病をしてやる。
「手慣れているな。」
「弟妹が熱を出したら看病するのは私の仕事でしたので。」
「そういえば、妹が二人に弟がいたな…。」
「はい。旦那様の援助のおかげで弟は秋から王立学園に通っていますよ。」
「ということは今年13歳か。妹たちはいくつだ?」
「18歳と16歳です。」
ブラッドリーがエリーの家族のことに興味を示すのは初めてだ。
「上の妹は適齢期だな。妹たちの縁談は?」
「上の妹はフリーマントル辺境伯家で侍女として働いております。下の妹も領地の学園を卒業後は働くつもりの様です。」
「俺の方で縁談を世話しようか?」
「いえ、結構です。」
ブラッドリーが用意する縁談など、怖くて妹には薦められない。
「………なぜだ?」
「我々は国王陛下の不興を買っています。私も妹たちも貴族家と縁づく縁談は諦めていますから。それで職業婦人の道を選んでいるのです。妹たちよりも弟にお願いしますわ。」
「…お前も離縁後は働くつもりだったな。」
「はい。」
「それなら我が家で第二夫人をしている方がいいのではないか?」
またその話か。
「旦那様は意中のお方と上手くいっていないのですか?エリザベス・アーチボルト伯爵令嬢と。」
エリーの口からその名が出てきたことにブラッドリーは驚いて目を丸くする。
「だから私を屋敷に残そうとされるのですか?しかし、妻が二人もいるなど、王族以外ではありえない話です。意中のお方も嫌がるのではないのですか?」
「…エリーは自分が第二夫人になっても構わないと言っていた。」
ここで言うエリーとはアーチボルト嬢のことだ。
「君との間に遺恨を残すなと。」
「それは大変できた方なのですね。私としても異存はないのだとお伝えください。直接お話ししても構いませんよ。」
なんとなく、エリーはアーチボルト嬢とブラッドリーは相思相愛なのだと思っていた。やむを得ず引き離されてしまっただけの恋人同士だと。
理性のある人なのだろう、彼女は。だからブラッドリーとも別れ、海軍への道を選んだのだ。
ブラッドリーは微妙な顔をしていたが、エリーは気づかないふりをした。
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秋も深まったころ、その知らせは王都にもたらされた。その日はブラッドリーも休日で、なぜかエリーとエリーお気に入りのガゼボでお茶を飲んでいた。
あの熱の後、ブラッドリーはエリーとこういう時間を持つようになっていた。だからと言って、何か実のある話をするわけではない。ただ、最近何をしているかを話すだけだ。
「旦那様!ポートレット帝国の密偵からの速報です!」
そういった仕事も手伝っているリチャードからもたらされた知らせに、そわそわしていたブラッドリーの顔が引き締まった。
すぐにその知らせに目を通す。心なしか驚いたような顔をしている。
「帝国で反乱が起きたようだ。」
それでけ言うとブラッドリーは立ち上がった。
「すまない。この埋め合わせはまた。」
「いえ、お気になさらず。」
埋め合わせるようなことだったんだな、と頭の片隅で思うが、思考はほとんど速報の内容にとられていた。
「しばらく帰れないと思う。留守を頼む。」
「いってらっしゃいませ。」
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