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第1章 6歳の聖女
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「おはようございます!」
クリスは元気よく挨拶しながら朝の祈りに初参加した。しかし、エマ以外から挨拶は返ってこなかった。もしかして、挨拶はしちゃいけなかったのかもしれないと落ち込んでいると、「気にしないでいいのよ」と肩をたたいてくれた。
クリスは他の新米聖女、といってもみんなクリスより二つか三つは年上なのだが、彼女たちと一緒に先輩聖女たちの後ろに立ち、手を組んで祈った。…そういえば、朝の祈りは大聖女の仕事じゃないのだろうか。大聖女の姉はいないようだ。
「そうね。前の大聖女様は予定が合えば必ず朝の祈りに参加していたけれど、マルシャローズ様は朝の祈りに来られたことはないわ。ちなみに大聖女になる前からよ。」
食堂で朝食を食べている間にエマが教えてくれた。
「どうして?」
「わからないわ。」
エマはそれが不満、らしい。「そんなことより、野菜と果物をたくさん食べなさいよ」とエマがクリスがもらって来なかったはずの野菜を朝食のプレートの上に乗せる。
しかし、クリスは周りからの視線に緊張してあまり食べられなかった。というのも、クリスとエマが座る席の周りには不自然な空白がある。隣三席ほど人がよりつかないのだ。しかし、視線は集まり、皆食事の合間にちらりちらりとクリスを見ている。
「どうしてクリスたちの周りには人がこないのかな?」
クリスは不安になってエマにきいた。「あーそれはね」とエマは周りを見てため息をはいた。
「大聖女様がね、『今度やってくる妹のクリスローズを甘やかさないように』って全員に指示を出したの。」
「だいせいじょさまが?それでなんでみんなクリスのそばにこないの?」
「そう。以前に大聖女様が聖女だったころに、彼女に反対するような意見を言った貴族出身の聖女が辺境に飛ばされたの。みんな同じ目にはあいたくないから、あなたと関わらないようにしているの。」
「…エマは?」
「私は指導係だもの!接触しないわけにはいかないでしょう?」
クリスはエマの笑顔を見てちょっとほっとした。でも、姉のそんな気遣いともとれる一言で、聖女たちがそろって同じような行動をとってしまうとは、6歳のクリスでもちょっとした怖さを感じた。
「…でも、だいせいじょさまは、『スペア』のクリスのために言ってくれてことだから。」
本当にクリスのためだとはこの場にいる聖女たちは誰も思っていなかったが、言葉自体はクリスのためともとれる。だからクリスにはどうにもできないのだ。
ー---
クリスが聖女になって一月が経った。最初の一週間はほぼつきっきりだったエマは、徐々に任務が入りだしてクリスが一人になる時間が増えていった。
歌の練習や祈りの結界の稽古の時、同じような新米聖女はいる。大聖女の指示があったとはいえ、新米聖女たちは9歳か10歳の幼い女の子だ。10代半ばの聖女たちのような過剰な態度はとらないように思えたが、いかんせん、クリスは彼女たちと比べても幼すぎた。
これで彼女たちと同期という扱いになり、かつ身分も高いのだから接しにくいようだ。
結界術の修行も、先輩聖女たちからコツを習うこともできず、クリスは未だに石板無しに手をピリピリさせることができない。
エマもこの最初で結構躓いたらしく、気にしなくても大丈夫と言われたが、クリスは気にしてしまう。
そして、何より気になるのが、大好きな方の姉・アリシラローズからのクリスへの手紙がまだ一通も届かないことだ。
クリスは週に一度手紙を書いて、回収に来てくれている係の人に渡している。その返事もないのだ。
「アリシラおねえさま…。」
アリシラローズに定例のお手紙を書きながらもぼろぼろと泣いてしまう。手紙が届いてないのかな?何か手紙を書けない事情があるのかな?病気になってしまったのかな?何かあったのかな?
手紙係の人も苦しくなるほど萎れていくクリスの姿は、避けられていても、避けられているからこそみんなが見ていた。
ー---
週に一度ある結界術の修行がお休みの日、クリスは教会の裏手で膝を抱えて座っていた。今日も姉から手紙は来なかった。もちろん父や屋敷の使用人たちからもない。
休みの日に屋敷に帰りたいとも思うが、侍女もつけていないクリスにはそれを手配する手段がなかった。
「アリシラおねえさま…、あいたいよ…。」
クリスの目にはみるみる涙がたまっていく。
「あー、あなたがクリスローズ・ルロワ様ですか?」
クリスがぼろぼろと泣きながら顔をあげると、そこには10歳ぐらいのひょろっとした黒髪の男の子がいた。服装は動きやすそうなシンプルなもので、教会では見たことがない服装だ。
聖女の周りで働く下働きは基本女性で神官と大聖女を護衛する白騎士ぐらいしか男性はいない。ましてや男の子など、一人もいない。
この子はここで何をしているんだろうと、泣いていたことを忘れてクリスはきょとんとした。
「あー、まだ本当に子供じゃん…。あの、これ、家の母上から送られてきた、あなたの姉上からの手紙です。」
男の子は一通の手紙を座り込んでいるクリスの前に差し出した。思わずその手紙に飛びついて慌てて開くと、見慣れた姉の字がそこにはあった。ちょっと慌てて書いたのか、短い手紙だった。
『愛するクリスへ
手紙が届かないので、あなたのことをとても心配しています。おそらくマルシャお姉さまのせいなんだと思うけれど。
私からの手紙もあなたに届いていないかもしれないわね。
マルシャお姉さまは私のことがとても嫌いなの。もしかしたら私への嫌がらせのせいであなたに寂しい思いをさせているのかもしれないと思うと心苦しいわ。
ロジャーズ家のおじさんのことは覚えているかしら?おじさんの親戚にクレマン家というのがあってね、そこの息子さんの一人が聖騎士団で黒騎士見習いをしているとのことだったので、この手紙を託しました。
返事も運んでくれるとのことなので、彼に渡してちょうだいね。
あなたの様子が気になるわ。彼に返事を持たせてね。
アリシラ』
アリシラおねえさまからの手紙…!書いてくれていたけど届いていなかったんだ…!すぐにお返事を書かなくちゃ…!
クリスははっとして手紙を運んできてくれた男の子を見た。
「お、おてがみもってきてくれて、ありがとうございます!」
「ああ、気にしなくて大丈夫。俺たち聖騎士は聖女を守るためにいるから。これぐらいは当然さ!」
「おへんじをかくまで待っていてもらっても、いいですか?」
「あ、いや…、実は俺、これから稽古があって…。」
男の子は困ったな、というように頭をかいた。
「そうだ!今日は結界術の稽古が休みの日なんだろう?よかったら今から騎士団の稽古場に来ないか?そこで手紙の返事を書いてくれたらいいよ!」
クリスは元気よく挨拶しながら朝の祈りに初参加した。しかし、エマ以外から挨拶は返ってこなかった。もしかして、挨拶はしちゃいけなかったのかもしれないと落ち込んでいると、「気にしないでいいのよ」と肩をたたいてくれた。
クリスは他の新米聖女、といってもみんなクリスより二つか三つは年上なのだが、彼女たちと一緒に先輩聖女たちの後ろに立ち、手を組んで祈った。…そういえば、朝の祈りは大聖女の仕事じゃないのだろうか。大聖女の姉はいないようだ。
「そうね。前の大聖女様は予定が合えば必ず朝の祈りに参加していたけれど、マルシャローズ様は朝の祈りに来られたことはないわ。ちなみに大聖女になる前からよ。」
食堂で朝食を食べている間にエマが教えてくれた。
「どうして?」
「わからないわ。」
エマはそれが不満、らしい。「そんなことより、野菜と果物をたくさん食べなさいよ」とエマがクリスがもらって来なかったはずの野菜を朝食のプレートの上に乗せる。
しかし、クリスは周りからの視線に緊張してあまり食べられなかった。というのも、クリスとエマが座る席の周りには不自然な空白がある。隣三席ほど人がよりつかないのだ。しかし、視線は集まり、皆食事の合間にちらりちらりとクリスを見ている。
「どうしてクリスたちの周りには人がこないのかな?」
クリスは不安になってエマにきいた。「あーそれはね」とエマは周りを見てため息をはいた。
「大聖女様がね、『今度やってくる妹のクリスローズを甘やかさないように』って全員に指示を出したの。」
「だいせいじょさまが?それでなんでみんなクリスのそばにこないの?」
「そう。以前に大聖女様が聖女だったころに、彼女に反対するような意見を言った貴族出身の聖女が辺境に飛ばされたの。みんな同じ目にはあいたくないから、あなたと関わらないようにしているの。」
「…エマは?」
「私は指導係だもの!接触しないわけにはいかないでしょう?」
クリスはエマの笑顔を見てちょっとほっとした。でも、姉のそんな気遣いともとれる一言で、聖女たちがそろって同じような行動をとってしまうとは、6歳のクリスでもちょっとした怖さを感じた。
「…でも、だいせいじょさまは、『スペア』のクリスのために言ってくれてことだから。」
本当にクリスのためだとはこの場にいる聖女たちは誰も思っていなかったが、言葉自体はクリスのためともとれる。だからクリスにはどうにもできないのだ。
ー---
クリスが聖女になって一月が経った。最初の一週間はほぼつきっきりだったエマは、徐々に任務が入りだしてクリスが一人になる時間が増えていった。
歌の練習や祈りの結界の稽古の時、同じような新米聖女はいる。大聖女の指示があったとはいえ、新米聖女たちは9歳か10歳の幼い女の子だ。10代半ばの聖女たちのような過剰な態度はとらないように思えたが、いかんせん、クリスは彼女たちと比べても幼すぎた。
これで彼女たちと同期という扱いになり、かつ身分も高いのだから接しにくいようだ。
結界術の修行も、先輩聖女たちからコツを習うこともできず、クリスは未だに石板無しに手をピリピリさせることができない。
エマもこの最初で結構躓いたらしく、気にしなくても大丈夫と言われたが、クリスは気にしてしまう。
そして、何より気になるのが、大好きな方の姉・アリシラローズからのクリスへの手紙がまだ一通も届かないことだ。
クリスは週に一度手紙を書いて、回収に来てくれている係の人に渡している。その返事もないのだ。
「アリシラおねえさま…。」
アリシラローズに定例のお手紙を書きながらもぼろぼろと泣いてしまう。手紙が届いてないのかな?何か手紙を書けない事情があるのかな?病気になってしまったのかな?何かあったのかな?
手紙係の人も苦しくなるほど萎れていくクリスの姿は、避けられていても、避けられているからこそみんなが見ていた。
ー---
週に一度ある結界術の修行がお休みの日、クリスは教会の裏手で膝を抱えて座っていた。今日も姉から手紙は来なかった。もちろん父や屋敷の使用人たちからもない。
休みの日に屋敷に帰りたいとも思うが、侍女もつけていないクリスにはそれを手配する手段がなかった。
「アリシラおねえさま…、あいたいよ…。」
クリスの目にはみるみる涙がたまっていく。
「あー、あなたがクリスローズ・ルロワ様ですか?」
クリスがぼろぼろと泣きながら顔をあげると、そこには10歳ぐらいのひょろっとした黒髪の男の子がいた。服装は動きやすそうなシンプルなもので、教会では見たことがない服装だ。
聖女の周りで働く下働きは基本女性で神官と大聖女を護衛する白騎士ぐらいしか男性はいない。ましてや男の子など、一人もいない。
この子はここで何をしているんだろうと、泣いていたことを忘れてクリスはきょとんとした。
「あー、まだ本当に子供じゃん…。あの、これ、家の母上から送られてきた、あなたの姉上からの手紙です。」
男の子は一通の手紙を座り込んでいるクリスの前に差し出した。思わずその手紙に飛びついて慌てて開くと、見慣れた姉の字がそこにはあった。ちょっと慌てて書いたのか、短い手紙だった。
『愛するクリスへ
手紙が届かないので、あなたのことをとても心配しています。おそらくマルシャお姉さまのせいなんだと思うけれど。
私からの手紙もあなたに届いていないかもしれないわね。
マルシャお姉さまは私のことがとても嫌いなの。もしかしたら私への嫌がらせのせいであなたに寂しい思いをさせているのかもしれないと思うと心苦しいわ。
ロジャーズ家のおじさんのことは覚えているかしら?おじさんの親戚にクレマン家というのがあってね、そこの息子さんの一人が聖騎士団で黒騎士見習いをしているとのことだったので、この手紙を託しました。
返事も運んでくれるとのことなので、彼に渡してちょうだいね。
あなたの様子が気になるわ。彼に返事を持たせてね。
アリシラ』
アリシラおねえさまからの手紙…!書いてくれていたけど届いていなかったんだ…!すぐにお返事を書かなくちゃ…!
クリスははっとして手紙を運んできてくれた男の子を見た。
「お、おてがみもってきてくれて、ありがとうございます!」
「ああ、気にしなくて大丈夫。俺たち聖騎士は聖女を守るためにいるから。これぐらいは当然さ!」
「おへんじをかくまで待っていてもらっても、いいですか?」
「あ、いや…、実は俺、これから稽古があって…。」
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