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女友達とのお出かけだと思っていたら相手は貴族の男達でした
どうしてこうなったんだろう?
私は途方に暮れていたと言うか、嫌になっていた。
何がって、もう退屈で……
そもそもノーラの言っていた友達というのは男だったのだ。
ユリアンティラ子爵令息とウイモネン男爵令息の二人だった。
ええええ!
これって男女比2対2のいわゆるグループ交際と言うか、ダブルデート、あるいは婚活?になるのではないの?
校門で10時に待ち合わせしていたら、いきなり立派な馬車がやってきて、そこから白馬の王子……いや、体格の良いユリアンティラ子爵令息とこちらは痩せたのっぽのウイモネン男爵令息が降り立ったのだ。ものの見事の凹凸コンビだ。顔の作りは貴族だからかまあまあなのだが……
貴族だというのを鼻にかけているというか、なんと言うか……
そして、その二人を見てノーラが喜んで手を振ってくれたのだ。
友達って女友達じゃなかったの? 私、新たな女友達が増えると思って喜んでいたのに!
それにこの二人、完全にお貴族様じゃない! お貴族様はもう会長だけで十分なのに!
なんで私がお貴族様と一緒に出かけなきゃならないのよ。
それもこの二人、貴族ってことをめちゃくちゃ自慢しているんだけど。
だからお貴族様は嫌なのよ!
私は女の子と街歩きだと思ったので、私にしてはおしゃれなピンクのワンピース着てきたんだけど、この二人は立派なジャケットを着ているし、ノーラもとても豪華な衣装着ているんだけど、到底あんまり歩ける格好じゃない。ノーラはハイヒールだし……今日は街歩きじゃ無かったの?
ユリアンティラ子爵令息がなんか私をジロジロ見てくるし、
「平民の衣装なんてこんなものですよ」
ウイモネン男爵令息なんて小声じゃなくて結構大きい声でユリアンティラ子爵令息に言ってくれるんだげと。
お前ら豚とノッポって言ってやろうか! と私も切れたかけたけれど、流石にそれはあんまりだと思い留まったのだ。
心の中の呼び掛けは子爵令息と男爵令息にしよう。貴族って事に誇り持っているみたいだし、そもそも名前なんて覚える気もないんだけど……
「本当にこの女が殿下のエスコートを受けたのか?」
子爵令息なんて、ノーラを端に引っ張って聞いているし。
「殿下に誘われた平民女って聞いたから来てやったんだが」
男爵令息までも言ってくれるんだけど。
私は客寄せパンダじゃない!
ノーラに文句が言いたくなった。
私も全然一緒に行きたくないんですけど……
私の機嫌も悪くなったのをノーラが察知したのだろう
「もう、お二人共何を仰っていらっしゃるの? ニーナさんは我がクラスの華と皆に言われていますのよ」
二人に言いつつ、私の方に来ると
「ゴメン、どうしても連れて行けってうるさく言い寄って来て、お願い、私のためだと思って我慢して」
って拝んできたのだ。
絶対に自分のために私を出汁にして誘ったのだ。
どう見ても良い二人には見えないけれど、ノーラにとっては大切なことなんだろう。
いつもならば絶対に断って帰ったのだが、今はライラとも喧嘩しているし、女友達はこのノーラだけだ。
私は、仕方無しに一緒に行くことにしたのだ。
馬車の中は、ブランドの香水の話で盛り上がっている。
私は全然香水なんて興味ないんだけど。
一度そう言ったら皆が白い目てみてくれたんだけど。
それは貴族にとって香水は必須だろう。前世で習った所によると何しろ白人は匂いが酷いって言うから香水でそのにおいを誤魔化すために発達したのだとか。
でも、東洋系の体格の私はあんまり関係ないのよ。
まあ、この世界はおそらくゲームの中だから都合の悪いところはすべて無くなっているかもしれないけれど。他人の匂いをかいだことがないから判らない。
「殿下はどんな香水をつけていらっしゃったの?」
私があまりにつまらなそうにしてるものだから、ノーラが話を振ってくれたんだと思う。
「さあ」
私は首をかしげた。
でも、申し訳ないけれど、その時はアップアップでそんなの気にする余裕もなかった。
「ほのかな香りとかしなかった? バラの香りとか何か」
更にノーラが聞いてくれたんだけど。
「その時は周りからの視線が怖くてそこまで考えられなかったんだけど」
私が言うと
「そうだよな。流石にそこまで余裕はないよな。何しろ殿下がエスコートされるなんて初めてのことで、平民風情が殿下にエスコートされているって俺のクラスでも皆唖然としていたからな」
「うちの女子連中も『なんであんな地味な子がエスコートされているの?』って皆驚いていたからな」
男連中が言ってくれるんだけど。
いつもは地味だって皆に言っているんだけれど、気に入らないやつから言われるとムカつくのよね。
私が無視していると、また香水の話に戻った。
バラの香水が島は流行っているらしい。
私は香水なんて全然興味がないから完全に蚊帳の外だった。
会長と一緒にこんな気分になったことはないので、会長は絶対に平民の私に気を使ってくれていたのだ。
さすが王子様だ。
貴族も下の方の子爵とか男爵になるとこういうふうに平民女に気を使えなくなるのだ。
でも、アハティとかハッリとか貴族崩れの連中と一緒に居てもそうは思わないから、やっぱりその人物の性格だろうか。
私は馬車から外の景色を見ている方が余程面白かった。
その最悪の状況の中、馬車は『お菓子の家』に到着したのだ。
でも、そこで私は更に衝撃的なことを言われたのだ。
「お客様。申し訳ありませんが、当店ではスニーカーでの入店はお断りしておりまして」
店員が私の足元を見て言ってくれたのだ。
ええええ!
カフェってドレスコードあったんだ。
私は唖然としたのだ。
********************************************************
カフェの入口で止められてしまったニーナ。果たして一人だけ追い出されるのか?
今日も更新頑張ります
そして、この話のサイドストリー、ライラを主人公にした物語
『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられ、氷の貴公子に執着されました』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/302819342
始めました。
下記リンク張っています。
こちらもよろしくお願いします。
私は途方に暮れていたと言うか、嫌になっていた。
何がって、もう退屈で……
そもそもノーラの言っていた友達というのは男だったのだ。
ユリアンティラ子爵令息とウイモネン男爵令息の二人だった。
ええええ!
これって男女比2対2のいわゆるグループ交際と言うか、ダブルデート、あるいは婚活?になるのではないの?
校門で10時に待ち合わせしていたら、いきなり立派な馬車がやってきて、そこから白馬の王子……いや、体格の良いユリアンティラ子爵令息とこちらは痩せたのっぽのウイモネン男爵令息が降り立ったのだ。ものの見事の凹凸コンビだ。顔の作りは貴族だからかまあまあなのだが……
貴族だというのを鼻にかけているというか、なんと言うか……
そして、その二人を見てノーラが喜んで手を振ってくれたのだ。
友達って女友達じゃなかったの? 私、新たな女友達が増えると思って喜んでいたのに!
それにこの二人、完全にお貴族様じゃない! お貴族様はもう会長だけで十分なのに!
なんで私がお貴族様と一緒に出かけなきゃならないのよ。
それもこの二人、貴族ってことをめちゃくちゃ自慢しているんだけど。
だからお貴族様は嫌なのよ!
私は女の子と街歩きだと思ったので、私にしてはおしゃれなピンクのワンピース着てきたんだけど、この二人は立派なジャケットを着ているし、ノーラもとても豪華な衣装着ているんだけど、到底あんまり歩ける格好じゃない。ノーラはハイヒールだし……今日は街歩きじゃ無かったの?
ユリアンティラ子爵令息がなんか私をジロジロ見てくるし、
「平民の衣装なんてこんなものですよ」
ウイモネン男爵令息なんて小声じゃなくて結構大きい声でユリアンティラ子爵令息に言ってくれるんだげと。
お前ら豚とノッポって言ってやろうか! と私も切れたかけたけれど、流石にそれはあんまりだと思い留まったのだ。
心の中の呼び掛けは子爵令息と男爵令息にしよう。貴族って事に誇り持っているみたいだし、そもそも名前なんて覚える気もないんだけど……
「本当にこの女が殿下のエスコートを受けたのか?」
子爵令息なんて、ノーラを端に引っ張って聞いているし。
「殿下に誘われた平民女って聞いたから来てやったんだが」
男爵令息までも言ってくれるんだけど。
私は客寄せパンダじゃない!
ノーラに文句が言いたくなった。
私も全然一緒に行きたくないんですけど……
私の機嫌も悪くなったのをノーラが察知したのだろう
「もう、お二人共何を仰っていらっしゃるの? ニーナさんは我がクラスの華と皆に言われていますのよ」
二人に言いつつ、私の方に来ると
「ゴメン、どうしても連れて行けってうるさく言い寄って来て、お願い、私のためだと思って我慢して」
って拝んできたのだ。
絶対に自分のために私を出汁にして誘ったのだ。
どう見ても良い二人には見えないけれど、ノーラにとっては大切なことなんだろう。
いつもならば絶対に断って帰ったのだが、今はライラとも喧嘩しているし、女友達はこのノーラだけだ。
私は、仕方無しに一緒に行くことにしたのだ。
馬車の中は、ブランドの香水の話で盛り上がっている。
私は全然香水なんて興味ないんだけど。
一度そう言ったら皆が白い目てみてくれたんだけど。
それは貴族にとって香水は必須だろう。前世で習った所によると何しろ白人は匂いが酷いって言うから香水でそのにおいを誤魔化すために発達したのだとか。
でも、東洋系の体格の私はあんまり関係ないのよ。
まあ、この世界はおそらくゲームの中だから都合の悪いところはすべて無くなっているかもしれないけれど。他人の匂いをかいだことがないから判らない。
「殿下はどんな香水をつけていらっしゃったの?」
私があまりにつまらなそうにしてるものだから、ノーラが話を振ってくれたんだと思う。
「さあ」
私は首をかしげた。
でも、申し訳ないけれど、その時はアップアップでそんなの気にする余裕もなかった。
「ほのかな香りとかしなかった? バラの香りとか何か」
更にノーラが聞いてくれたんだけど。
「その時は周りからの視線が怖くてそこまで考えられなかったんだけど」
私が言うと
「そうだよな。流石にそこまで余裕はないよな。何しろ殿下がエスコートされるなんて初めてのことで、平民風情が殿下にエスコートされているって俺のクラスでも皆唖然としていたからな」
「うちの女子連中も『なんであんな地味な子がエスコートされているの?』って皆驚いていたからな」
男連中が言ってくれるんだけど。
いつもは地味だって皆に言っているんだけれど、気に入らないやつから言われるとムカつくのよね。
私が無視していると、また香水の話に戻った。
バラの香水が島は流行っているらしい。
私は香水なんて全然興味がないから完全に蚊帳の外だった。
会長と一緒にこんな気分になったことはないので、会長は絶対に平民の私に気を使ってくれていたのだ。
さすが王子様だ。
貴族も下の方の子爵とか男爵になるとこういうふうに平民女に気を使えなくなるのだ。
でも、アハティとかハッリとか貴族崩れの連中と一緒に居てもそうは思わないから、やっぱりその人物の性格だろうか。
私は馬車から外の景色を見ている方が余程面白かった。
その最悪の状況の中、馬車は『お菓子の家』に到着したのだ。
でも、そこで私は更に衝撃的なことを言われたのだ。
「お客様。申し訳ありませんが、当店ではスニーカーでの入店はお断りしておりまして」
店員が私の足元を見て言ってくれたのだ。
ええええ!
カフェってドレスコードあったんだ。
私は唖然としたのだ。
********************************************************
カフェの入口で止められてしまったニーナ。果たして一人だけ追い出されるのか?
今日も更新頑張ります
そして、この話のサイドストリー、ライラを主人公にした物語
『転生したヒロインのはずなのに地味ダサ令嬢に脇役に追いやられ、氷の貴公子に執着されました』
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