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クラス委員長にならされました
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そして、第二週目の月曜日が始まった。
私はライラと仲直りして、また、いつもの5人と食事をしだしたのだ。
皆で食べる食事は美味しかった。
「今日のホームルームって何をやるの?」
久しぶりに皆を見て嬉しくなって私は聞いていた。
「今日はクラス委員決めでしょ」
ライラが答えてくれた。
「ふーん、そうなんだ」
そうか、今日はいろんな委員を決めるんだ。病弱だった私は委員なんてやったこともなかったけれど。出来たら、目立たない委員の一つでもやってみたい。でも大人しい私が立候補するわけにもいかないし……
私はぼんやり考えていた。
「花壇に水やり係とかあったら、やってもいいかな」
そう、そう言う雑用があればやってみたい。
「何だよ。それ? 小さな子供がお母さんのお手伝いを初めてするみたいなそんな係あるわけ無いだろう」
ヨーナスに一蹴され、
「学園の花壇の水やりは普通は庭師がやってくれるだろ」
「それに、園芸は園芸部があるからそっちでやるわよ」
「なんか、ニーナって本当になんにも読んでないよね」
残りの3人に完全に馬鹿にされるんだけど。
「そこまで言う必要ないじゃない」
私が抗議すると
「少しは学園案内とか読めよ」
「部屋においてあっただろう」
「もう、何言っているのよ。ニーナがそんな物読むわけ無いじゃない」
「そらそうだね」
「……」
四人で一斉に私を貶めるなって言いたかった。
「決めるのはクラス委員長と副委員長、それと生徒会と生活委員それに体育委員よ」
「ふうーーん、そうなんだ」
私はライラの言葉に頷いていた。
生活委員って何するんだろう? 私、平民だったから料理洗濯家事一般はすべてできるんだけど。
「生活委員なら私でも出来るかな」
ととりあえず聞いてみた。
「はああああ、何言っているのよ。アンタが出来るわけ無いでしょ」
一発でライラに駄目だしされたんだけど。
「ええええ! 私こう見えても平民だったから掃除とか洗濯とか家事一般なら何でも出来るのよ」
私が自慢げに言うと何故か皆、頭を押さえているんだけど、なんでだろう?
「あんた、何言っているのよ。生活委員ってそんな家事するわけ無いでしょ。料理はコックが、掃除洗濯は学園の下級侍女とか執事がいるじゃない」
「そうなんだ」
私はがっかりした。
「何、他人事だと思っているのよ。あんた生活委員が決まったら絶対に何か言われるわよ。生活委員はこの学園の品位をおとしそうな生徒をビシバシ指導するんだから。あんた髪はいつもボサボサ、遅刻はしてくるわ、偶にボタン掛け違いしているし、注意されるところ満載なんだからね」
「えっ、そうなの?」
私は慌てた。
「でも、それは遅刻しそうになった時だけで」
「はああああ! それはたしかにあの時はひどかったけれど、あなた今でも髪の毛が少し立っているし、ブラウスが少しスカートから飛び出しているわよ」
「えっ、本当に?」
私はライラに指摘されて慌てて直した。
「生活委員ってそう言う点が厳しい者が普通はなるからね。ニーナはそれでなくても皆から妬まれているんだから、もう少しちゃんとしないと知らないわよ」
ライラの言葉がきつい。
でも、皆そんな私を庇ってくれるどころか頷いているんだけど、酷すぎない……
そんなこんなで不貞腐れた私はホームルームが始まるまでうじうじしていたんだけど……
それどころでない事態が発生したのだ。
「それでは皆さん。ホームルームを始めます。今日は学年の初めということもあってこれから一年間クラスを引っ張って行ってくれるクラスの委員を決めていきたいと思います」
「まずはクラスの委員長からですが」
「はい、先生」
アハティが真っ先に手を上げた。
凄い、こいつ立候補するんだ。さすが勇気あるやつは違う。私なんて絶対にそんな事できない。
私は他人事で感心していたのだ。
「はい、アハティ君」
「俺はニーナさんを委員長に推薦します」
「ええええ!」
私はアハティの言葉に思わず椅子から転げ落ちていた。
「そんな、私なんか無理よ」
私はなんとか座り直して言うと。
「そうよ。平民が委員長なんてあり得ないわ」
男爵家のイーダが言ってくれた。身分差を言われれると少しカチンと来るものがあったが、私がなるよりもマシだ。
「何言っているんだよ。ニーナは皆が緊張してかちかちになっている入学式の最初の学園長の挨拶から平然とイビキをかいて寝ていたんだぞ。あの伯爵様の学園長が睨みつけていたのに。後で第一王子殿下に注意されても平然としていたし、オリエンテーションで、その注意されたところでなおかつ女嫌いで有名なその第一王子殿下に、いきなり突撃してエスコートの約束を取り付けたんだぞ。このクラスにもお貴族様が数名いるがそんな事ができる奴がいるのか?」
アハティが皆を見渡してくれたんだけど。
誰も答えられるものはいなかった。
だから、私は会長が王子様だって知らなかったんだって。女嫌いというのも。
だって今も仲良くしてくれるし、聞いたら質問には答えてくれるし……
いやいや、いるだろう。例えばライラが。
私は後ろを見るがライラは私の視線を無視してくれたんだけど。
ライラは王子様狙いで行くのではないのか?
「それに、オリエンの最後の競技でA組の第二王子殿下に漕ぎ勝ったんだぞ。普通は今後のことも考えて勝たないだろう?」
「それは空気読めないだけだけど」
何かライラの言葉が聞こえた。
「更にその横にいたA組の恐怖サデニエミ公爵令嬢に食ってかかったんだから。この中でそんな事出来るやつがいるのか」
しーーーーーん
流石にそんな命知らずのやつがいるわけ無い。
私もその事知っていたら絶対にやらなかったわよ。
それでなくても地味で大人しい私なんか絶対に委員長なんて無理よ!
「「「誰が地味で大人しいんだよ!(のよ!)」」」
私の心の声は漏れていたみたいだ。
それに対して周りの一斉の反論で私の委員長就任が決まってしまったんだけど。
絶対に無理だって!
私の心の悲鳴は全員に無視されたのだった。
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ここまで読んで頂いて有難うございます。
お気に入り登録、感想等頂いた方には感謝の言葉もございません。
皆様の応援のお陰でHOTランキング女性向け第9位になっていました。
本当に有難うございます。
また、私の代表作『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! 学園生活を満喫するのに忙しいです』
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「そこまで言う必要ないじゃない」
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ライラの言葉がきつい。
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