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王子の側近に馬のように鳴けと言われて、馬を真似て食堂の外に蹴飛ばしてやりました
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魔術対戦に戻って応援したが、付け焼き刃と誤魔化しでは中々勝ち続けるのは難しくなった。
「ウィンドカッター!」
「守れ障壁!」
エッダが必死に放ったウィンドカッターをフランツの側近の陰険眼鏡に障壁で止められてしまった。
「えっ!」
「エッダ、もう一度やるのよ」
驚いたエッダが、一瞬止まってしまったので私があわてて叫んだが、
「水の神オーケアノスよ。我が身に力を貸してくれたまえ。出でよ、ウォーター!」
「風の神アイオロスよ。我が身に力を貸してくれたまえ。出でよ、ウィンドカッター!」
慌てたエッダは陰険眼鏡と同時に詠唱していた。
でも、A組の陰険眼鏡とC組の愛らしいエッダでは、まともにやり合えば絶対に勝てない。
エッダの出したウィンドカッターは陰険眼鏡の放った水の塊に巻き込まれて消滅。エッダは水の塊に吹っ飛ばされて負けてしまった。
「ああああ」
「残念だったわね」
「これで三連敗よ」
エーレンが悔しそうにいってくれたが、二回戦にこれだけ残っているだけで凄かった。
我が選抜10名は一回戦は八勝したが、二回戦は同士うちが四名でそれは二名が勝ち上がったが、残りは一名しか残らなかった。まあ、でも、午後からの決勝に魔力は最低のCクラスから三名も残っているのは奇跡だった。
「三名も決勝に残ったぞ!」
「ようし、これからだ!」
「皆で頑張ろう!」
私達は学食で大いに盛り上がった。
「魔術は善戦したけど、剣術はもう一つよね」
ビアンカがポツリと言い出してくれた……
一方、楽勝だと思っていた剣術の方で決勝に残ったのは私とアーベルだけだった。
バッヘムとシュンデルには勝ったが、残りのB組の面々の善戦が光っていた。
「まあ、魔術と剣術で合わせて全部で五人も残っているんだから、良いじゃない」
私がそう言うと、
「そうだ、俺達は善戦しているさ」
何とか決勝に残ったゲルトが頷いてくれた。
障害物競争と騎馬戦は善戦していて、それはとんとんだ。後は魔術対戦と、剣術の決勝次第だ。
「ようし、何とかA組を倒すぞ」
アーベルが宣言してくれた。A組は魔術で五人、剣術でも三人が残っていた。我がクラスより三名も多い。まあ、剣術で私が何とかするしかないだろう。
「アミ、頼むぞ!」
「任しておいて。勝ってる皆も厳しいとは思うけど出来たら一つでも多く勝ってね!」
「何を言ってるんだ。俺達は負けるつもりはないぞ!」
「そうだ。絶対に準々決勝は全勝するぞ!」
「「「おう!」」」
皆やる気になっていた。
「何故か平民共がやる気になっているのだな」
そこに氷のような冷たい声がした。
そこには大勢の人間を引き連れた偉そうな第一王子がこちらを睨んでいた。
何をしに王子がこの平民食堂に来たんだろう?
私は不吉な予感がした。
「誰だ、公共の食堂にこのような目障りな紙を貼り付けた奴は?」
王子が私達を見回した。
皆びくりとした。
流石に未来の国王陛下になる可能性のある第一王子に対しては誰も何も言えないみたいだ。
まあ、仕方がない。ここは学園長にも睨まれている問題児の私が犠牲になるべきだろう。
「はい、殿下、私です」
私はそう言うと立ち上がった。
でも、なんと王子は私を無視してくれた。
「何か馬に似た動物が鳴いたな」
王子はなんと私を馬鹿にして呟いてくれた。
「殿下、本当ですな」
「馬が鳴いたようですな」
どっと取り巻き達が笑ってくれた。
このくそ王子はなんと私を馬だと宣ってくれた。
その取り巻き達も……
私は完全にぷっつん切れた。
こいつら燃やされたいのか?
私の母がここにいたらもう完全に燃やされていただろう。
おそらく母は王子だろうが、国王だろうがこんな目に逢わされたら許さないだろう。
これが未来の国王になるの?
私を動物に例えるなんて、何て最低の奴らなんだろう!
はっきり言って平民も人間だ。
平民を犬畜生と同じ扱にするなんて、王族として失格だ。というか、本来、貴族や領主たる者、民を統べる者としては最低限、民を尊重しなければならない。
それが出来ない者は領主や貴族として扱う必要は無いと私は母に日々言われていた。
実際怒り狂った母は確か暴言を吐いた男爵を半殺しの目に逢わせていた。私は母にはそんな時は貴族だろうが王族だろうが許すなと厳命されていたんだけど……
その観点から言うとこの王子は王族は元より、領主としても失格だ。
その取り巻き共も。
ここはやるべきか?
でも、このクラスメート達の前で王子や取り巻き達とやり合うと皆に迷惑をかける。
まあ、最悪は私が地元に帰れば良いだけだけど……
私は少し躊躇した。
「おい、殿下の前だ。ヒヒンと鳴いてみろ」
私に対して赤髪の男が命じてくれたんだけど……こいつ思いっきり殴っても良い?
私は切れかかった。
「アミ!」
私が切れかかったのを見てエーレンが必死に止めてくれた。
「畜生風情が俺様の視界に入ってくるな」
なんとこの男、私の前でエーレンを突き飛ばしてくれたのだ。
「きゃっ」
エーレンが私の前に飛んできた。
慌ててエーレンを抱き留めた。
でも、そのまま、転けてしまった。
「はははは、いい気味だな」
側近の男は笑ってくれた。
「この下らん張り紙は外しておけよ」
王子はアーベル等に命じていた。
「おい、待てよ!」
それを見て完全にアーベルが切れていた。
「なんだと、貴様平民のくせに何か言ったのか?」
側近がアーベルに向かって歩き出そうとしたときだ。
もうこうなったら、問題児の私がやるしかないだろう。
「ヒヒーン!」
私は馬の振りをして、その側近を思いっきり蹴飛ばしていた。
強化魔術で脚力を強化した。
そうなれば側近などゴミ屑のような物だ。
「ギャーーーーー」
男は絶叫を放って飛んで行ったのだ。
窓ガラスに向かって!
ガンガラガッシャーン!
私にヒヒーン泣けと言い放ったどうしようもない側近は窓ガラスをぶち破ってそのまま校庭に飛んで行ったのだ。
******************************************
完全に切れたアミ。
アミの逆鱗に触れた愚かな側近は食堂から飛んで行きました……
王子に逆らったアミの運命やいかに?
お気に入り登録、感想等をして頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
「ウィンドカッター!」
「守れ障壁!」
エッダが必死に放ったウィンドカッターをフランツの側近の陰険眼鏡に障壁で止められてしまった。
「えっ!」
「エッダ、もう一度やるのよ」
驚いたエッダが、一瞬止まってしまったので私があわてて叫んだが、
「水の神オーケアノスよ。我が身に力を貸してくれたまえ。出でよ、ウォーター!」
「風の神アイオロスよ。我が身に力を貸してくれたまえ。出でよ、ウィンドカッター!」
慌てたエッダは陰険眼鏡と同時に詠唱していた。
でも、A組の陰険眼鏡とC組の愛らしいエッダでは、まともにやり合えば絶対に勝てない。
エッダの出したウィンドカッターは陰険眼鏡の放った水の塊に巻き込まれて消滅。エッダは水の塊に吹っ飛ばされて負けてしまった。
「ああああ」
「残念だったわね」
「これで三連敗よ」
エーレンが悔しそうにいってくれたが、二回戦にこれだけ残っているだけで凄かった。
我が選抜10名は一回戦は八勝したが、二回戦は同士うちが四名でそれは二名が勝ち上がったが、残りは一名しか残らなかった。まあ、でも、午後からの決勝に魔力は最低のCクラスから三名も残っているのは奇跡だった。
「三名も決勝に残ったぞ!」
「ようし、これからだ!」
「皆で頑張ろう!」
私達は学食で大いに盛り上がった。
「魔術は善戦したけど、剣術はもう一つよね」
ビアンカがポツリと言い出してくれた……
一方、楽勝だと思っていた剣術の方で決勝に残ったのは私とアーベルだけだった。
バッヘムとシュンデルには勝ったが、残りのB組の面々の善戦が光っていた。
「まあ、魔術と剣術で合わせて全部で五人も残っているんだから、良いじゃない」
私がそう言うと、
「そうだ、俺達は善戦しているさ」
何とか決勝に残ったゲルトが頷いてくれた。
障害物競争と騎馬戦は善戦していて、それはとんとんだ。後は魔術対戦と、剣術の決勝次第だ。
「ようし、何とかA組を倒すぞ」
アーベルが宣言してくれた。A組は魔術で五人、剣術でも三人が残っていた。我がクラスより三名も多い。まあ、剣術で私が何とかするしかないだろう。
「アミ、頼むぞ!」
「任しておいて。勝ってる皆も厳しいとは思うけど出来たら一つでも多く勝ってね!」
「何を言ってるんだ。俺達は負けるつもりはないぞ!」
「そうだ。絶対に準々決勝は全勝するぞ!」
「「「おう!」」」
皆やる気になっていた。
「何故か平民共がやる気になっているのだな」
そこに氷のような冷たい声がした。
そこには大勢の人間を引き連れた偉そうな第一王子がこちらを睨んでいた。
何をしに王子がこの平民食堂に来たんだろう?
私は不吉な予感がした。
「誰だ、公共の食堂にこのような目障りな紙を貼り付けた奴は?」
王子が私達を見回した。
皆びくりとした。
流石に未来の国王陛下になる可能性のある第一王子に対しては誰も何も言えないみたいだ。
まあ、仕方がない。ここは学園長にも睨まれている問題児の私が犠牲になるべきだろう。
「はい、殿下、私です」
私はそう言うと立ち上がった。
でも、なんと王子は私を無視してくれた。
「何か馬に似た動物が鳴いたな」
王子はなんと私を馬鹿にして呟いてくれた。
「殿下、本当ですな」
「馬が鳴いたようですな」
どっと取り巻き達が笑ってくれた。
このくそ王子はなんと私を馬だと宣ってくれた。
その取り巻き達も……
私は完全にぷっつん切れた。
こいつら燃やされたいのか?
私の母がここにいたらもう完全に燃やされていただろう。
おそらく母は王子だろうが、国王だろうがこんな目に逢わされたら許さないだろう。
これが未来の国王になるの?
私を動物に例えるなんて、何て最低の奴らなんだろう!
はっきり言って平民も人間だ。
平民を犬畜生と同じ扱にするなんて、王族として失格だ。というか、本来、貴族や領主たる者、民を統べる者としては最低限、民を尊重しなければならない。
それが出来ない者は領主や貴族として扱う必要は無いと私は母に日々言われていた。
実際怒り狂った母は確か暴言を吐いた男爵を半殺しの目に逢わせていた。私は母にはそんな時は貴族だろうが王族だろうが許すなと厳命されていたんだけど……
その観点から言うとこの王子は王族は元より、領主としても失格だ。
その取り巻き共も。
ここはやるべきか?
でも、このクラスメート達の前で王子や取り巻き達とやり合うと皆に迷惑をかける。
まあ、最悪は私が地元に帰れば良いだけだけど……
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「おい、殿下の前だ。ヒヒンと鳴いてみろ」
私に対して赤髪の男が命じてくれたんだけど……こいつ思いっきり殴っても良い?
私は切れかかった。
「アミ!」
私が切れかかったのを見てエーレンが必死に止めてくれた。
「畜生風情が俺様の視界に入ってくるな」
なんとこの男、私の前でエーレンを突き飛ばしてくれたのだ。
「きゃっ」
エーレンが私の前に飛んできた。
慌ててエーレンを抱き留めた。
でも、そのまま、転けてしまった。
「はははは、いい気味だな」
側近の男は笑ってくれた。
「この下らん張り紙は外しておけよ」
王子はアーベル等に命じていた。
「おい、待てよ!」
それを見て完全にアーベルが切れていた。
「なんだと、貴様平民のくせに何か言ったのか?」
側近がアーベルに向かって歩き出そうとしたときだ。
もうこうなったら、問題児の私がやるしかないだろう。
「ヒヒーン!」
私は馬の振りをして、その側近を思いっきり蹴飛ばしていた。
強化魔術で脚力を強化した。
そうなれば側近などゴミ屑のような物だ。
「ギャーーーーー」
男は絶叫を放って飛んで行ったのだ。
窓ガラスに向かって!
ガンガラガッシャーン!
私にヒヒーン泣けと言い放ったどうしようもない側近は窓ガラスをぶち破ってそのまま校庭に飛んで行ったのだ。
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完全に切れたアミ。
アミの逆鱗に触れた愚かな側近は食堂から飛んで行きました……
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