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側妃視点 昔嵌めたライバルが帰ってきたので、処分することにしました
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「クリスティーネ・ヨーク、貴様との婚約を破棄する」
私は王太子アーデルベルト様のこの言葉を聞いて歓喜に震えた。
クリスティーネは私の目の上のたんこぶだった。
地位は貴族の中では最高位の公爵家の長女。
なおかつ、見目麗しい王太子殿下の婚約者で未来の王妃の席が確約されていた。
魔術の成績は帝国からの留学生のレオポルト様と並んでトップ。
なおかつ、新進気鋭の魔術師ヨーゼフ先生の愛弟子。
連れて歩いている取り巻き達はA組を中心に各学年を縦断して最大100人くらいになっていた。
その上、最大の人数を誇る魔術部の副部長を兼任していた。
同い年の侯爵家出身の私では全く太刀打ちが出来なかった。
そのクリスティーネが王太子殿下によって婚約破棄されたのだ。
何でも殿下と親しくしている平民のディアナを虐めて、果ては破落戸どもに襲わせようとしたんだとか。
馬鹿なクリスティーネだ。
私に嵌められたとも知らずに、見た目は平然としていたが心のなかはどうなんだろう?
まあ、私が色々と手を回したからだけど、全てクリスティーネの仕業になっていて、本当に笑えた。
私は父と一緒になって小躍りして喜んだ。まあ、クリスティーネを処刑には出来なかったのは心残りだが、国外追放に処せられたのだ。二度とクリステイーネはこの国に戻って来れまい。私は安心しきっていた。
邪魔なクリスティーネさえいなくなれば、後は平民ディアナなど追い落とすのは簡単だ。
そうすれば自然とあの見目麗しいアーデルベルト様と一緒になれる。
私がこの国の頂点の王妃になるときが来たのだ。
「良くやった、エミーリア! これで我が侯爵家がヨーク公爵家の上に立つときが来たぞ」
父もとても喜んでくれた。
邪魔なクリスティーネが国外追放されたので、私は早速多数派工作をするために、クリスティーネの取り巻きのまとめ役のアリーナ・ランプレヒト伯爵令嬢に接触して、私の取り巻きになるように声をかけた。クリスティーネがいなくなった今、ホイホイとアリーナは私に靡くと思っていた。
しかし、なんとアリーナは拒否してくれた。
「私、クリスティーネ様からはヨーク公爵家を頼むと依頼されているのです。エミーリア様が私の傘下に入るならいざ知らず、何故私が格下のハウゼン侯爵家の傘下に入らないといけないのですか?」
けんもほろろだった。
おのれ、アリーナめ。今は高々伯爵家の令嬢のくせに、本当に許せない! 我が侯爵家の意向に逆らってくれるなど言語道断だった。
まあ、良いわ。他にも令嬢はいるのだから。
今度はクリステイーネ傘下だった取り巻き達に、その敵のディアナを追い落とすように持ちかけてみよう。私はそれなら皆納得するだろうと、クリスティーネの取り巻き達に声をかけていった。
でも、声をかけた令嬢令嬢に尽く断られてしまった。
なんと、クリスティーネは不敬にも
「アーデルベルト風情には平民ディアナくらいが丁度良いのよ。だから二人の邪魔をしたら怒るからね」
と去って行く前に傘下の令嬢に皆約束させていたのだとか。
何をしてくれるのだ。クリステイーネは! 最後まで私の邪魔をしてくれて!
本当に許せなかった。
お父様の懸命な工作にもかかわらず、アーデルベルト様と平民ディアナは結ばれて、ディアナが王妃になってくれた。私は失意のどん底に突き落とされた。
しかし、神は私を見捨てたまわなかった。
アーデルベルト様とディアナの間には子供が出来なかったのだ。
父が側妃を取ることをアーデルベルトに勧めてくれた。
しかし、中々アーデルベルト様は頷いてくれなかった。
「ここは実力行使しかあるまい」
父の言葉に従って私は侯爵家の傘下の伯爵家の夜会で、アーデルベルト様に強力な媚薬を盛って、意識のもうろうとするアーデルベルト様と関係を結ぶことに成功した。
そして、それを盾に陛下に父が交渉したのだ。
私はやっとアーデルベルト様と一緒になれた。側妃だったが……
でも、神はその一回の事で私に子宝を授けてくれたのだ。
「でかしたぞ、エミーリア!」
それを知った父は歓喜してくれた。
生まれた子供が王子だったことも幸いして、私を王妃にと言う話も廷臣の中から出だした。
そうだ。王子を産んだ私が王妃になるべきだったし、そういう流れになったときだ。
なんと、ディアナも妊娠してくれたのだ。
何と言う事だ。私はショックを受けた。
そして、ディアナも男の子を産んでくれたのだ……
アーデルベルト様はその事を盾に私の王妃選出を拒否してきた。
本当に忌々しい。
父も私も何度かその王子を暗殺しようとしたが、上手くいかなかった。
致し方ない。今度は第一王子のディートリヒを王太子にしようと多数派工作を父と始めた。
こちらは侯爵家の権力を使って成長著しい第一王子という利点も生かせて、順調にいきだした。
王宮の貴族の過半は既に取り込んだ。
あと少しで多数派工作も完了する。
そこまで来たときだ。
「クリスティーネ様の娘が魔術学園にいるようですが」
魔術学園の教師から注進が入った。
「そんな馬鹿な」
最初は私も取り合わなかった。
しかし、その娘は類い希なる魔力を見せつけて、学園を闊歩しだしていると言うではないか!
それに見た目もクリスティーネそっくりだと言うのだ。
その面倒をヨーゼフが見ていると知って私はその娘がクリスティーネの娘だろうと確信した。
娘は我が息子にも楯突いているそうだ。
明日は魔術大会の決勝があり、我が息子も剣術ででる。それに何をトチ狂ったかその娘もでると言うのだ。まさか、王子が平民の娘に負けるわけには行かない。
私はいざというときは侯爵家の暗部を使う手はずを整えた。第二王子のヘンドリックに遅れを取らすわけにはいかなかった。
いつまでも、クリスティーネは私の邪魔をする。しかし、これで終わりだ。もし国内に帰っているのならば王国の騎士団を向かわせて、捕縛してやる。
静かに暮らしていれば良いものを!
私に逆らうなんて、本当に馬鹿だ。
私の前に引きずり出して、今度こそ罪を着せて皆の前で処刑してやると私は心に誓ったのだ。
私は王太子アーデルベルト様のこの言葉を聞いて歓喜に震えた。
クリスティーネは私の目の上のたんこぶだった。
地位は貴族の中では最高位の公爵家の長女。
なおかつ、見目麗しい王太子殿下の婚約者で未来の王妃の席が確約されていた。
魔術の成績は帝国からの留学生のレオポルト様と並んでトップ。
なおかつ、新進気鋭の魔術師ヨーゼフ先生の愛弟子。
連れて歩いている取り巻き達はA組を中心に各学年を縦断して最大100人くらいになっていた。
その上、最大の人数を誇る魔術部の副部長を兼任していた。
同い年の侯爵家出身の私では全く太刀打ちが出来なかった。
そのクリスティーネが王太子殿下によって婚約破棄されたのだ。
何でも殿下と親しくしている平民のディアナを虐めて、果ては破落戸どもに襲わせようとしたんだとか。
馬鹿なクリスティーネだ。
私に嵌められたとも知らずに、見た目は平然としていたが心のなかはどうなんだろう?
まあ、私が色々と手を回したからだけど、全てクリスティーネの仕業になっていて、本当に笑えた。
私は父と一緒になって小躍りして喜んだ。まあ、クリスティーネを処刑には出来なかったのは心残りだが、国外追放に処せられたのだ。二度とクリステイーネはこの国に戻って来れまい。私は安心しきっていた。
邪魔なクリスティーネさえいなくなれば、後は平民ディアナなど追い落とすのは簡単だ。
そうすれば自然とあの見目麗しいアーデルベルト様と一緒になれる。
私がこの国の頂点の王妃になるときが来たのだ。
「良くやった、エミーリア! これで我が侯爵家がヨーク公爵家の上に立つときが来たぞ」
父もとても喜んでくれた。
邪魔なクリスティーネが国外追放されたので、私は早速多数派工作をするために、クリスティーネの取り巻きのまとめ役のアリーナ・ランプレヒト伯爵令嬢に接触して、私の取り巻きになるように声をかけた。クリスティーネがいなくなった今、ホイホイとアリーナは私に靡くと思っていた。
しかし、なんとアリーナは拒否してくれた。
「私、クリスティーネ様からはヨーク公爵家を頼むと依頼されているのです。エミーリア様が私の傘下に入るならいざ知らず、何故私が格下のハウゼン侯爵家の傘下に入らないといけないのですか?」
けんもほろろだった。
おのれ、アリーナめ。今は高々伯爵家の令嬢のくせに、本当に許せない! 我が侯爵家の意向に逆らってくれるなど言語道断だった。
まあ、良いわ。他にも令嬢はいるのだから。
今度はクリステイーネ傘下だった取り巻き達に、その敵のディアナを追い落とすように持ちかけてみよう。私はそれなら皆納得するだろうと、クリスティーネの取り巻き達に声をかけていった。
でも、声をかけた令嬢令嬢に尽く断られてしまった。
なんと、クリスティーネは不敬にも
「アーデルベルト風情には平民ディアナくらいが丁度良いのよ。だから二人の邪魔をしたら怒るからね」
と去って行く前に傘下の令嬢に皆約束させていたのだとか。
何をしてくれるのだ。クリステイーネは! 最後まで私の邪魔をしてくれて!
本当に許せなかった。
お父様の懸命な工作にもかかわらず、アーデルベルト様と平民ディアナは結ばれて、ディアナが王妃になってくれた。私は失意のどん底に突き落とされた。
しかし、神は私を見捨てたまわなかった。
アーデルベルト様とディアナの間には子供が出来なかったのだ。
父が側妃を取ることをアーデルベルトに勧めてくれた。
しかし、中々アーデルベルト様は頷いてくれなかった。
「ここは実力行使しかあるまい」
父の言葉に従って私は侯爵家の傘下の伯爵家の夜会で、アーデルベルト様に強力な媚薬を盛って、意識のもうろうとするアーデルベルト様と関係を結ぶことに成功した。
そして、それを盾に陛下に父が交渉したのだ。
私はやっとアーデルベルト様と一緒になれた。側妃だったが……
でも、神はその一回の事で私に子宝を授けてくれたのだ。
「でかしたぞ、エミーリア!」
それを知った父は歓喜してくれた。
生まれた子供が王子だったことも幸いして、私を王妃にと言う話も廷臣の中から出だした。
そうだ。王子を産んだ私が王妃になるべきだったし、そういう流れになったときだ。
なんと、ディアナも妊娠してくれたのだ。
何と言う事だ。私はショックを受けた。
そして、ディアナも男の子を産んでくれたのだ……
アーデルベルト様はその事を盾に私の王妃選出を拒否してきた。
本当に忌々しい。
父も私も何度かその王子を暗殺しようとしたが、上手くいかなかった。
致し方ない。今度は第一王子のディートリヒを王太子にしようと多数派工作を父と始めた。
こちらは侯爵家の権力を使って成長著しい第一王子という利点も生かせて、順調にいきだした。
王宮の貴族の過半は既に取り込んだ。
あと少しで多数派工作も完了する。
そこまで来たときだ。
「クリスティーネ様の娘が魔術学園にいるようですが」
魔術学園の教師から注進が入った。
「そんな馬鹿な」
最初は私も取り合わなかった。
しかし、その娘は類い希なる魔力を見せつけて、学園を闊歩しだしていると言うではないか!
それに見た目もクリスティーネそっくりだと言うのだ。
その面倒をヨーゼフが見ていると知って私はその娘がクリスティーネの娘だろうと確信した。
娘は我が息子にも楯突いているそうだ。
明日は魔術大会の決勝があり、我が息子も剣術ででる。それに何をトチ狂ったかその娘もでると言うのだ。まさか、王子が平民の娘に負けるわけには行かない。
私はいざというときは侯爵家の暗部を使う手はずを整えた。第二王子のヘンドリックに遅れを取らすわけにはいかなかった。
いつまでも、クリスティーネは私の邪魔をする。しかし、これで終わりだ。もし国内に帰っているのならば王国の騎士団を向かわせて、捕縛してやる。
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私に逆らうなんて、本当に馬鹿だ。
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