99 / 106
お母様の知り合いが皇帝陛下だと判った後で私がその隠し子の可能性があると周りが言いだしました
しおりを挟む
本日2話目です
新作も宜しく
**************
レオさんが帝国の皇帝陛下だったなんて知らなかった。
お母様もヨーゼフ先生も全然教えてくれないんだから……
私は唖然としてお母様の横に立つレオさんを見た。
「それでペーテルス、俺がいつノルトハイムに剣を向けて良いと命じた? 宰相に確認したら、ノルトハイム王国に兵を向けることなどないようにくどいほど念を押したと申しておったぞ」
レオさんがいや、皇帝陛下が氷のような視線でペーテルスを見下ろした。
「も、申し訳ありません。私の心得違いでございました。ランフォース王国の窮状を鑑み、思わず助力してしまいました」
ペーテルスさんは何回も頭を地面に叩きつけて謝罪していた。
「ほおおおお、そう言うならば、何故、未だに貴様の騎士達は戦っておるのだ?」
レオさんは前の戦場を見渡した。
「直ちに止めさせます」
ペーテルスは叫ぶや、後ろを振り返り、
「ええい、戦いは止めよ。皇帝陛下の御前であるぞ。直ちにこちらに来て跪け!」
ペーテルスさんが大声で叫んだ。
「戦闘中止、陛下ご来臨、直ちに陛下の前に集合せよ!」
「戦闘中止、陛下ご来臨、直ちに陛下の前に集合せよ!」
どこからか現れた伝令がそれを伝えるために直ちに四方に飛んでペーテルスさんの声を大声で復唱して回った。
戦いはあっという間にほとんど終わり、大半の帝国騎士が私達の周りに来て跪いてくれた。
まあ、帝国の皇帝陛下がこのような辺境の地にやってきたら普通はそうなるよね。
これはさすがにまずいと私も跪こうとしたら、
「アミ!」
「別にアミは跪かなくてもいいぞ」
お母様はともかく、レオさんまでそう言ってくれるんだけど……
この国の第二王子のリックならいざ知らず、傲慢で王を王とも思っていないお母様じゃないんだから、私は跪いた方が良いと思うのに!
そんな私の前で延々とペーテルスが謝罪していたんだけど、皇帝陛下の横に立って平民の娘風情がそれをふんふんと聞いているというのも絶対に変だ。
皆が胡散臭げに私を見てくるし、ここはとてもいずらい。
私も皆の後ろに隠れたかった。
そう思っていたときだ。
遠くから騎馬の集団がやってきた。
「おお、これは陛下。我が国の窮状を鑑み、助けに来て頂けたのですな」
そこにこれまた偉そうな男が馬に乗って駆けてきた。
おそらくランフォース王国の国王だ。
「き、貴様、アンハームの山姥! 何故陛下の横におる!」
しかし、レオさんの隣のお母様を見てその男は叫んでいた。
私はぎょっとした。
いや、私だけでなくレオさんたちもぎょっとしていた。
お母様の前でそんなこと言うなんて、この男も死んだ。
ええええ!
隣国の国王を殺すの?
私がなんとか止めようとしたときだ。
でも、そんなの間に合う訳はなかった。
ドオーーーーン!
爆裂魔術がランフォース国王の真横を飛んでいった。
良かった、直撃じゃなかった。お母様もたまにはものを考えるんだ。
私はほっとした。
唖然としていたけど……生きているから良いよね……
でも、その国王の顔に一筋の血が流れるのが見えるんだけど、今の攻撃じゃないよね?
今の攻撃だったらお母様は不敬罪になるんじゃないだろうか?
もっともお母様はそんなの認める訳はないと思うけれど……
「次にその名を口にしたときは死ぬわよ」
お母様が平然と上から目線で脅しているんだけど……
相手は属国とはいえ、国王陛下だ。
そんなことしていいのか?
でも、国王はコクコクと頷いているのみだった。
「まあ、口に出す言葉には以後気をつけるように」
レオさんも呆れていたけど、お母様には注意しなくて国王に注意ているんだけど……絶対に変だ!
国王はそのレオさんの様子を見て唖然としていたが、次にレオさんと私、それとお母様を見比べたんだけど……
「さようでございますか? ついに陛下も身を固められる時が来たのですな」
国王は喜々としていきなり訳の判らぬ話をし出したんだけど……
あまりの怒りに気がおかしくなったんだろうか?
私は不敬なことを考えた。
「何を言っているのだ?」
レオさんも驚いて国王を見た。
「陛下、儂の目は誤魔化せませんぞ。そちらのお方は陛下のお子様でいらっしゃいますな」
国王が私を見て言いだしてくれたんだけど……
私は国王が何を言っているかすぐには理解できなかった。
「えっ、あの小さい子が陛下のお子様なのか?」
帝国の騎士達が騒ぎ出し、
「おい、アミの本当の父親って帝国の皇帝陛下だったのか?」
一緒に戦っていたらしいジムさん達がいいだしてくれたんだけど……
ええええ!
この人達何を言っているの?
レオさんが皇帝陛下が私の本当の父親なんてあり得ない!
私がそう思ったときだ。
「いや、何を言っているのだ。そんな訳はないだろう」
レオさんも否定してくれた。
当然だよね。
でも、何故かその顔が少し歪んでいるんだけど……
よく見たら、お母様がレオさんのお尻を思いっきりつねっていた……
「何を申されます。そちらのお子様の瞳は皇家に伝わる金の瞳ですぞ。陛下と同じではございませんか」
国王が反論してくれた。
確かに私の瞳とレオさんの瞳は金色で同じだったけれど、金色の瞳ってこの世界では普通にある色じゃないの?
「痛い! いや、金の瞳とはいえ、俺の子供とは限らないだろうが……」
レオさんはお母様につねられて無理矢理言わされている感満載なんだけど……いや、ちょっと待って……私がレオさんの子供なんてあり得ないはずだ……
なのに何故お母様はそこまで怒っているの?
「何を言われます。金の瞳は皇家それも魔力の強い真の後継者にしか遺伝しないと言われている伝説の瞳ですぞ。それによく見ると金の瞳を除いても、お二人は顔のかたちといい、雰囲気といい、とてもよく似ていらっしゃいます」
ランフォース国王は言い切ってくれたんだけど……
「いや、そうは言っても、痛い、痛すぎるぞ! クリス!」
思わずレオさんが飛び上がってくれた。
「ラフォース国王陛下。あなたは何か誤解されていますが、私と陛下は何ともないのです。ねえ陛下」
お母様がそう言い出した。最後に念押しするお母様の顔は笑っていたが目は怒り狂っていた。
「そ、そうだぞ。国王」
そういうレオさんの顔は少し引きつっていたんだけど……
「さ、さようでございますか? まあ、この場はそういう事にしておきましょうか。やむにやまれぬ事情もおありのようですし」
国王がこの話題を終わらせようとしたときだ。
「えっ、ちょっと待ってよ、お母様! レオさんというか、皇帝陛下が私の実のお父様なの?」
こんな中途半端な状態で終わらされたらたまったものではなかった。
私は直球でお母様に聞いていた。
「何を言っているの? アミ、そんな訳ないでしょう」
「でも、あちらの国王陛下がそうに違いないって」
「あちらの国王陛下の勘違いよ。そうですわね陛下」
お母様が国王陛下に目で威圧していた。
「まあ、さようでございます」
「お父様。本当の事をおっしゃってください」
私はレオさんにズバッと聞いていたのだ。
「えっ、いや、それはだな……」
レオさんは視線を彷徨わせてくれた。
怪しい!
私が更に突っ込もうとしたときだ。
「ギャオーーーーーー」
森の向こうから魔物の咆哮がした。
周りの空気が揺れる。
この気配はただものではない。
私がそちらを見ると何かが急激にこちらに迫ってきた。
「陛下、大変です。古代竜です。古代竜がこちらに向かって飛んで来ます」
兵士の一人が慌てて飛んで来て報告した。
それはこちらに向けて一直線に飛んで来る古代竜だった。
**********************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございます
果たしてアミの父は帝国の皇帝なのか?
そして、迫り来る古代竜の出現でアミの運命や如何に?
続きが気になる方はお気に入り登録、感想等をして頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
このサイドストーリーの新作もよろしくお願いします
『愛しい娘になんとか「お父様」と言われたい』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/492032793
新作も宜しく
**************
レオさんが帝国の皇帝陛下だったなんて知らなかった。
お母様もヨーゼフ先生も全然教えてくれないんだから……
私は唖然としてお母様の横に立つレオさんを見た。
「それでペーテルス、俺がいつノルトハイムに剣を向けて良いと命じた? 宰相に確認したら、ノルトハイム王国に兵を向けることなどないようにくどいほど念を押したと申しておったぞ」
レオさんがいや、皇帝陛下が氷のような視線でペーテルスを見下ろした。
「も、申し訳ありません。私の心得違いでございました。ランフォース王国の窮状を鑑み、思わず助力してしまいました」
ペーテルスさんは何回も頭を地面に叩きつけて謝罪していた。
「ほおおおお、そう言うならば、何故、未だに貴様の騎士達は戦っておるのだ?」
レオさんは前の戦場を見渡した。
「直ちに止めさせます」
ペーテルスは叫ぶや、後ろを振り返り、
「ええい、戦いは止めよ。皇帝陛下の御前であるぞ。直ちにこちらに来て跪け!」
ペーテルスさんが大声で叫んだ。
「戦闘中止、陛下ご来臨、直ちに陛下の前に集合せよ!」
「戦闘中止、陛下ご来臨、直ちに陛下の前に集合せよ!」
どこからか現れた伝令がそれを伝えるために直ちに四方に飛んでペーテルスさんの声を大声で復唱して回った。
戦いはあっという間にほとんど終わり、大半の帝国騎士が私達の周りに来て跪いてくれた。
まあ、帝国の皇帝陛下がこのような辺境の地にやってきたら普通はそうなるよね。
これはさすがにまずいと私も跪こうとしたら、
「アミ!」
「別にアミは跪かなくてもいいぞ」
お母様はともかく、レオさんまでそう言ってくれるんだけど……
この国の第二王子のリックならいざ知らず、傲慢で王を王とも思っていないお母様じゃないんだから、私は跪いた方が良いと思うのに!
そんな私の前で延々とペーテルスが謝罪していたんだけど、皇帝陛下の横に立って平民の娘風情がそれをふんふんと聞いているというのも絶対に変だ。
皆が胡散臭げに私を見てくるし、ここはとてもいずらい。
私も皆の後ろに隠れたかった。
そう思っていたときだ。
遠くから騎馬の集団がやってきた。
「おお、これは陛下。我が国の窮状を鑑み、助けに来て頂けたのですな」
そこにこれまた偉そうな男が馬に乗って駆けてきた。
おそらくランフォース王国の国王だ。
「き、貴様、アンハームの山姥! 何故陛下の横におる!」
しかし、レオさんの隣のお母様を見てその男は叫んでいた。
私はぎょっとした。
いや、私だけでなくレオさんたちもぎょっとしていた。
お母様の前でそんなこと言うなんて、この男も死んだ。
ええええ!
隣国の国王を殺すの?
私がなんとか止めようとしたときだ。
でも、そんなの間に合う訳はなかった。
ドオーーーーン!
爆裂魔術がランフォース国王の真横を飛んでいった。
良かった、直撃じゃなかった。お母様もたまにはものを考えるんだ。
私はほっとした。
唖然としていたけど……生きているから良いよね……
でも、その国王の顔に一筋の血が流れるのが見えるんだけど、今の攻撃じゃないよね?
今の攻撃だったらお母様は不敬罪になるんじゃないだろうか?
もっともお母様はそんなの認める訳はないと思うけれど……
「次にその名を口にしたときは死ぬわよ」
お母様が平然と上から目線で脅しているんだけど……
相手は属国とはいえ、国王陛下だ。
そんなことしていいのか?
でも、国王はコクコクと頷いているのみだった。
「まあ、口に出す言葉には以後気をつけるように」
レオさんも呆れていたけど、お母様には注意しなくて国王に注意ているんだけど……絶対に変だ!
国王はそのレオさんの様子を見て唖然としていたが、次にレオさんと私、それとお母様を見比べたんだけど……
「さようでございますか? ついに陛下も身を固められる時が来たのですな」
国王は喜々としていきなり訳の判らぬ話をし出したんだけど……
あまりの怒りに気がおかしくなったんだろうか?
私は不敬なことを考えた。
「何を言っているのだ?」
レオさんも驚いて国王を見た。
「陛下、儂の目は誤魔化せませんぞ。そちらのお方は陛下のお子様でいらっしゃいますな」
国王が私を見て言いだしてくれたんだけど……
私は国王が何を言っているかすぐには理解できなかった。
「えっ、あの小さい子が陛下のお子様なのか?」
帝国の騎士達が騒ぎ出し、
「おい、アミの本当の父親って帝国の皇帝陛下だったのか?」
一緒に戦っていたらしいジムさん達がいいだしてくれたんだけど……
ええええ!
この人達何を言っているの?
レオさんが皇帝陛下が私の本当の父親なんてあり得ない!
私がそう思ったときだ。
「いや、何を言っているのだ。そんな訳はないだろう」
レオさんも否定してくれた。
当然だよね。
でも、何故かその顔が少し歪んでいるんだけど……
よく見たら、お母様がレオさんのお尻を思いっきりつねっていた……
「何を申されます。そちらのお子様の瞳は皇家に伝わる金の瞳ですぞ。陛下と同じではございませんか」
国王が反論してくれた。
確かに私の瞳とレオさんの瞳は金色で同じだったけれど、金色の瞳ってこの世界では普通にある色じゃないの?
「痛い! いや、金の瞳とはいえ、俺の子供とは限らないだろうが……」
レオさんはお母様につねられて無理矢理言わされている感満載なんだけど……いや、ちょっと待って……私がレオさんの子供なんてあり得ないはずだ……
なのに何故お母様はそこまで怒っているの?
「何を言われます。金の瞳は皇家それも魔力の強い真の後継者にしか遺伝しないと言われている伝説の瞳ですぞ。それによく見ると金の瞳を除いても、お二人は顔のかたちといい、雰囲気といい、とてもよく似ていらっしゃいます」
ランフォース国王は言い切ってくれたんだけど……
「いや、そうは言っても、痛い、痛すぎるぞ! クリス!」
思わずレオさんが飛び上がってくれた。
「ラフォース国王陛下。あなたは何か誤解されていますが、私と陛下は何ともないのです。ねえ陛下」
お母様がそう言い出した。最後に念押しするお母様の顔は笑っていたが目は怒り狂っていた。
「そ、そうだぞ。国王」
そういうレオさんの顔は少し引きつっていたんだけど……
「さ、さようでございますか? まあ、この場はそういう事にしておきましょうか。やむにやまれぬ事情もおありのようですし」
国王がこの話題を終わらせようとしたときだ。
「えっ、ちょっと待ってよ、お母様! レオさんというか、皇帝陛下が私の実のお父様なの?」
こんな中途半端な状態で終わらされたらたまったものではなかった。
私は直球でお母様に聞いていた。
「何を言っているの? アミ、そんな訳ないでしょう」
「でも、あちらの国王陛下がそうに違いないって」
「あちらの国王陛下の勘違いよ。そうですわね陛下」
お母様が国王陛下に目で威圧していた。
「まあ、さようでございます」
「お父様。本当の事をおっしゃってください」
私はレオさんにズバッと聞いていたのだ。
「えっ、いや、それはだな……」
レオさんは視線を彷徨わせてくれた。
怪しい!
私が更に突っ込もうとしたときだ。
「ギャオーーーーーー」
森の向こうから魔物の咆哮がした。
周りの空気が揺れる。
この気配はただものではない。
私がそちらを見ると何かが急激にこちらに迫ってきた。
「陛下、大変です。古代竜です。古代竜がこちらに向かって飛んで来ます」
兵士の一人が慌てて飛んで来て報告した。
それはこちらに向けて一直線に飛んで来る古代竜だった。
**********************************************
ここまで読んで頂いて有り難うございます
果たしてアミの父は帝国の皇帝なのか?
そして、迫り来る古代竜の出現でアミの運命や如何に?
続きが気になる方はお気に入り登録、感想等をして頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
このサイドストーリーの新作もよろしくお願いします
『愛しい娘になんとか「お父様」と言われたい』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/492032793
158
あなたにおすすめの小説
せっかく傾国級の美人に生まれたのですから、ホントにやらなきゃ損ですよ?
志波 連
恋愛
病弱な父親とまだ学生の弟を抱えた没落寸前のオースティン伯爵家令嬢であるルシアに縁談が来た。相手は学生時代、一方的に憧れていた上級生であるエルランド伯爵家の嫡男ルイス。
父の看病と伯爵家業務で忙しく、結婚は諦めていたルシアだったが、結婚すれば多額の資金援助を受けられるという条件に、嫁ぐ決意を固める。
多忙を理由に顔合わせにも婚約式にも出てこないルイス。不信感を抱くが、弟のためには絶対に援助が必要だと考えるルシアは、黙って全てを受け入れた。
オースティン伯爵の健康状態を考慮して半年後に結婚式をあげることになり、ルイスが住んでいるエルランド伯爵家のタウンハウスに同居するためにやってきたルシア。
それでも帰ってこない夫に泣くことも怒ることも縋ることもせず、非道な夫を庇い続けるルシアの姿に深く同情した使用人たちは遂に立ち上がる。
この作品は小説家になろう及びpixivでも掲載しています
ホットランキング1位!ありがとうございます!皆様のおかげです!感謝します!
【完結】あなたが私を『番』にでっち上げた理由
冬馬亮
恋愛
ランバルディア王国では、王族から約100年ごとに『裁定者』なる者が誕生する。
国王の補佐を務め、時には王族さえも裁く至高の権威を持ち、裏の最高権力者とも称される裁定者。その今代は、先国王の末弟ユスターシュ。
そんな雲の上の存在であるユスターシュから、何故か彼の番だと名指しされたヘレナだったが。
え? どうして?
獣人でもないのに番とか聞いたことないんですけど。
ヒーローが、想像力豊かなヒロインを自分の番にでっち上げて溺愛するお話です。
※ 同時に掲載した小説がシリアスだった反動で、こちらは非常にはっちゃけたお話になってます。
時々シリアスが入る予定ですが、基本コメディです。
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ
恋愛
侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
【完結】離縁されたので実家には戻らずに自由にさせて貰います!
山葵
恋愛
「キリア、俺と離縁してくれ。ライラの御腹には俺の子が居る。産まれてくる子を庶子としたくない。お前に子供が授からなかったのも悪いのだ。慰謝料は払うから、離婚届にサインをして出て行ってくれ!」
夫のカイロは、自分の横にライラさんを座らせ、向かいに座る私に離婚届を差し出した。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
『婚約もしていないのに婚約破棄ですか? 〜岩塩で殴れば目が覚めます?〜』
しおしお
恋愛
「岩を売る田舎娘と婚約?そんなもの破棄だ!」
――そう言い放ったのは、まだ婚約すら成立していないのに“婚約破棄”を宣言した内陸王国の王太子。
塩は海から来るもの。
白く精製された粉こそ本物。
岩塩など不純物の塊に過ぎない。
そう思い込んだ彼は、ハライト公国公爵令嬢ヴィエリチカを侮辱し、交易を軽んじた。
だが――
王都に届くその“白い粉”は、すべてハライト産の岩塩から精製されたものだった。
供給が止まった瞬間、王国は気づく。
塩は保存であり、兵站であり、治療であり、冬越しの生命線であったことを。
謝罪の席で提示された条件はただ一つ。
民への販売価格は据え置き。
だが国家は十倍で買い取ること。
誇りを守るために契約を受け入れた王太子。
守られたのは民。
削られたのは国家。
やがて赤字は膨らみ、担保は差し出され、王国は静かに編入されていく。
処刑はない。
復讐もない。
あるのは――帰結。
「塩は、穢れを流すためのものです」
笑顔で告げるヴィエリチカと、
王宮衛生管理局へ配属された元王太子。
これは、岩塩を侮った物語の、静かな終着点。
---
もしアルファポリス向けにもう少し軽くする版も欲しければ、作ります。
それとも、
・タグもまとめる?
・もっと煽る版にする?
・文学寄りにする?
どの方向で仕上げますか?
婚約破棄されたので、前世の知識で無双しますね?
ほーみ
恋愛
「……よって、君との婚約は破棄させてもらう!」
華やかな舞踏会の最中、婚約者である王太子アルベルト様が高らかに宣言した。
目の前には、涙ぐみながら私を見つめる金髪碧眼の美しい令嬢。確か侯爵家の三女、リリア・フォン・クラウゼルだったかしら。
──あら、デジャヴ?
「……なるほど」
『公爵家を乗っ取った男爵一家は、家系図から消えました』 ―偽令嬢は王太子妃を夢見て国外追放、私は公爵として責務を果たします―
ふわふわ
恋愛
両親を亡くし、幼くして公爵家の当主となったエレノア。
後見人を名乗って入り込んできたのは、男爵である叔父一家だった。
「公爵家は私たちが守ってあげる」
――そう言いながら、彼らはいつしか公爵を名乗り、財産を使い込み、娘を“公爵令嬢”と偽って社交界へ。
やがて王太子との婚約話まで進み、公爵家は完全に乗っ取られたかに見えた。
だが――
「その公爵令嬢、偽物ですわ」
静かに微笑んだ瞬間、全ては覆る。
血統の証、一族会議での断罪、王家への正式告発。
爵位僭称、王家欺瞞、財産横領。
男爵一家は次々と罪を暴かれ、家系図から名を消されていく。
救済はない。
情もない。
あるのは責務のみ。
「公爵は、情より責務です」
本物の公爵令嬢エレノアが、奪われた家と誇りを取り戻し、王家と対等に並び立つまでの徹底ざまぁ恋愛譚。
偽物は消え、本物だけが残る。
これは、乗っ取られた公爵家を完全に取り返す物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる