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一番下っ端の私は今日も初級ポーションをひたすら作らされている
「ちょっと、パウリーナ! 何ちんたらしているのよ! いくらちびだからって作るのが遅いわよ。早くポーション作りなさいよ! 私のお客様の隣国の王子様がお待ちなのよ!」
トサカ頭を逆立ててアレハンドラ様が私に怒鳴り散らしていた。
さすがにそこまで言われると私も反論したかった。ちび、ちびって煩いわよ! 私は好きで背が伸びないんじゃない! そもそも初級ポーションなんて、そんなに急いでいるなら自分で作れば良いじゃない!
「はい、すみません」
でも、私がアレハンドラ様に逆らうわけにはいかなくて、頭を下げた。
何しろ彼女は侯爵令嬢なのよ。失礼な事を言うと下手したらこの教会から追い出されてしまうもの。
「すみませんじゃないでしょ。申し訳ありませんよ。本当に何回教えれば気が済むのかしら。本当に申し訳ありませんね、アレハンドラ様」
その横で私達聖女の指導係のシスター・ベルタが私を叱ってくれたけど、急いでいるならこれ以上私の邪魔をしないで!
と言うか、侯爵令嬢がちんたらとか言って良いの? そちらを注意しなさいよ。
私の名前はパウリーナ、名字はないわ。何しろ私は孤児だから。物心ついた時から孤児院にいたの。
今、私は必死に屑ポーション、違った初級ポーションを作らされている。
ポーションには初級、中級、上級と三つのランクがあって、風邪薬代わりに使われるのが聖女の間で言われる屑ポーションもとい初級ポーションなのだ。聖女達は自分のレベル上げの為や収入の確保のために中級や上級を作りたがって、レベル上げにも収入アップにもほとんど繋がらない初級ポーションは作りたがらない。
屑ポーションとか言って馬鹿にしているし……
だから初級ポーションを作らされるのは一番身分の低い、平民で孤児院出身のこの私の役割になっていた。でも、冬の風邪や流感の流行る季節には大量に必要になるので、自分の顧客からの急な申し出があると皆は私の所にもらいに来るのよ。もらいに来て感謝してくれるならいざ知らず、こうやって私にちびとか愚図とかのろまとか貶めながら私に作らせるんだけど……それってさすがに酷くない!
「アレハンドラ様。急に注文されたのはあなた様なんですから、その言い方は酷くないですか?」
さすがに見かねてエドさんが注意してくれたけれど、
「あなた、薬屋の使用人の分際で私に文句を言うの?」
トサカ頭が更に怒りだした。
「いや、そういう訳ではありませんが……」
慌ててエドは言い訳するが、
「じゃあ、黙っていなさいよ。これ以上言うとあなたの薬屋にはもう私のポーションを入れないわよ」
アレハンドラ様は強気だ。何しろ上級ポーションを作れるのはアレハンドラ様含めて3人しか居ず、一番地位の高いアレハンドラ様が作らないと言い出したら、他の聖女達もアレハンドラ様を気にして納入しないだろう。困るのはエドさんが勤めているアーロン薬店だ。
「いや、別にそんなのは……」
「エドさん!」
喧嘩を買っていらないと言おうとしたエドさんの袖を私が引いて止めた。私の為にエドさんの立場が悪くなってほしくない。
「!」
エドさんは不満そうな顔をしたが、私は頷いてなだめた。
「アレハンドラ様、出来ました!」
「やっと出来たの? 本当に遅いわね!」
「申し訳ありません」
アレハンドラ様は私が差し出した瓶詰めのポーションをひったくるように手に取るとプリプリしながら出て行った。
「遅くなって申し訳ありませんでした」
シスター・ベルタがアレハンドラ様を頭を下げて見送ると、
「パウリーナ、今度からは少し余分に作っておくのですよ」
私を注意するや慌てて出て行った。
「本当にあれが未来の王妃候補なのか?」
「さあ」
憤ってエドさんが文句を吐き出してくれたけれど、私は肩をすくめるしか出来なかった。
私の住んでいるこの聖マリアンヌ王国は女神教を起こした初代聖女様とその配偶者の聖王が作った王国で、全世界に数千万人の信者がいる女神教の総本山がある。その聖王国の王宮と対になっているのがこの大聖堂で女神教の総本山だ。
女神教はその名の通り女神様を信仰していて、大聖堂ではその女神様に仕える数百人の聖女がいた。女神教の信者は大体5歳の時に教会で魔力検査をして、その中でも聖魔術に優れる者が聖女候補として全世界の教会に集められる。そして、その中でも優秀な者がこの大聖堂に集められて、聖女としてお勤めする仕組みだった。私はこの国の地方の教会の孤児院で5歳の時に魔力測定を受けて聖女候補となったの。その後この大聖堂に連れてこられて聖女見習いとなり、10歳の時には聖女となったのよ。
そして、修行の一環として皆の作りたがらない初級ポーションを作らされて以来5年、今ではその初級ポーションの大半を一人で作るまでになっていた。
初級ポーションは、風邪の症状から、擦り傷や打ち身捻挫に効くので、需要は一番多かった。日頃は私一人で問題ないのだが、冬の流感の流行る時とかはさすがに私一人では人手が足りなかった。でも、作るのを手伝ってくれる聖女がなかなかいない。どうしても聖女は大怪我や大病の時に力を発揮する上級ポーションや、一歩手前の怪我や病気を治す、中級ポーションを作りたがる。
何しろいくら初級ポーションを作っても1本銅貨一枚しかもらえない。それにアレハンドラみたいに聖女に取り上げられたら一銭の収入にもならない。かかる手間はそんなに大きくは変わらないとなれば皆が中級や上級ポーションを作りたがって初級ポーションを作りたがらない訳よ。それに上のポーションを作るほど聖女のランクが上がる。初級しか作らない私のランクは10から上がらなくなったが、中級を作ると最大20まで、上級になると30まで上がるそうよ。私のランクがレベル10で、アレハンドラ様のレベルが26。そして、今のこの大聖堂にいる聖女の中ではアレハンドラ様が一番レベルが高い。
聖女のランク付けはその出身家の身分とレベルとで決まるのだが、今この大聖堂にいる中で出身の家の位が一番高いのも、レベルが高いのもアレハンドラ様で、名実とともにアレハンドラ様が一番偉いのだった。
そして、この国の王妃様は今のところ必ず聖女様が付いており、次の王太子様の婚約者候補の最右翼がアレハンドラ様だった。
エドさんが呆れた王妃の候補というのはそういう意味があった。
「はい、エドさん。追加注文の分が出来ましたよ」
私は瓶詰めをした初級ポーション100個が入った木箱をエドさんに渡した。
「ありがとう、リーナ。これは王都で人気のお菓子だ」
エドさんは私にお礼を言うと、袋から王都の有名菓子店の紙包みを取り出してくれた。
「えっ、良いんですか?」
私は喜んだ。前にエドさんがくれて、食べてみて本当に美味しかった。
「これくらい大したことないよ」
エドさんはそう言ってくれるけれど、急かされてポーションを作らされても他の聖女や薬屋はお菓子なんてくれたこともなかった。親切なのはエドさんだけだ。
「ありがとうございます。皆で頂きます」
私がお礼を言うと、
「俺は君に持って来たんだけど」
「お気持ちはもらっておきます。でも、せっかくなので皆で食べたいです」
そう、こんなお菓子一人で食べていたらまた、周りになんて怒られるかたまったものではなかった。
「まあ、いいか。それよりもこの四月から王立学園に通い出すんだろう。準備は進んでいるのか?」
「それなんですけど本当に私なんかが行っていいんですかね?」
エドさんに言われて私は不安になった。
「聖女は全員行くんだろ?」
「でも、私は平民ですし」
「平民も特待生とかも結構いるよ」
「それなら良いんですけど」
「聖女は全員学園に行くようにと言うのは筆頭聖女様の方針だからね。リーナだけ例外という訳にもいかないだろう」
そう、それはそのとおりなんだよね。
「何で、平民のあなたが貴族の行く王立学園に行くの?」
「本当に信じられませんわ」
アレハンドラ様や私と部屋の近い男爵家出身のサラ様から散々嫌みを言われたんだけど、王妃様である筆頭聖女様からの通達ではどうしようもなかった。
「大丈夫。リーナならちゃんとやっていけるから」
エドさんは微笑んでくれた。この世界の人は何故か見目麗しい人が多い。この黒髪黒目のエドさんもイケメンだ。私と年はそんなに変わらないのに、背もある程度高くてすらりとしている。薬屋でももてると思う。店に立つと女どもが寄ってきて大変だから仕入れに来ているとか前に言っていたし……そんなエドさんの笑顔は破壊力満点だった。
まあ、エドさんがそう言って太鼓判を押してくれるのは嬉しかったけれど、私に甘い判官贔屓のエドさんの言葉は今ひとつ信用できなかいのよね。
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この話見つけて頂いてありがとうございます
本日3話更新予定です
トサカ頭を逆立ててアレハンドラ様が私に怒鳴り散らしていた。
さすがにそこまで言われると私も反論したかった。ちび、ちびって煩いわよ! 私は好きで背が伸びないんじゃない! そもそも初級ポーションなんて、そんなに急いでいるなら自分で作れば良いじゃない!
「はい、すみません」
でも、私がアレハンドラ様に逆らうわけにはいかなくて、頭を下げた。
何しろ彼女は侯爵令嬢なのよ。失礼な事を言うと下手したらこの教会から追い出されてしまうもの。
「すみませんじゃないでしょ。申し訳ありませんよ。本当に何回教えれば気が済むのかしら。本当に申し訳ありませんね、アレハンドラ様」
その横で私達聖女の指導係のシスター・ベルタが私を叱ってくれたけど、急いでいるならこれ以上私の邪魔をしないで!
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私の名前はパウリーナ、名字はないわ。何しろ私は孤児だから。物心ついた時から孤児院にいたの。
今、私は必死に屑ポーション、違った初級ポーションを作らされている。
ポーションには初級、中級、上級と三つのランクがあって、風邪薬代わりに使われるのが聖女の間で言われる屑ポーションもとい初級ポーションなのだ。聖女達は自分のレベル上げの為や収入の確保のために中級や上級を作りたがって、レベル上げにも収入アップにもほとんど繋がらない初級ポーションは作りたがらない。
屑ポーションとか言って馬鹿にしているし……
だから初級ポーションを作らされるのは一番身分の低い、平民で孤児院出身のこの私の役割になっていた。でも、冬の風邪や流感の流行る季節には大量に必要になるので、自分の顧客からの急な申し出があると皆は私の所にもらいに来るのよ。もらいに来て感謝してくれるならいざ知らず、こうやって私にちびとか愚図とかのろまとか貶めながら私に作らせるんだけど……それってさすがに酷くない!
「アレハンドラ様。急に注文されたのはあなた様なんですから、その言い方は酷くないですか?」
さすがに見かねてエドさんが注意してくれたけれど、
「あなた、薬屋の使用人の分際で私に文句を言うの?」
トサカ頭が更に怒りだした。
「いや、そういう訳ではありませんが……」
慌ててエドは言い訳するが、
「じゃあ、黙っていなさいよ。これ以上言うとあなたの薬屋にはもう私のポーションを入れないわよ」
アレハンドラ様は強気だ。何しろ上級ポーションを作れるのはアレハンドラ様含めて3人しか居ず、一番地位の高いアレハンドラ様が作らないと言い出したら、他の聖女達もアレハンドラ様を気にして納入しないだろう。困るのはエドさんが勤めているアーロン薬店だ。
「いや、別にそんなのは……」
「エドさん!」
喧嘩を買っていらないと言おうとしたエドさんの袖を私が引いて止めた。私の為にエドさんの立場が悪くなってほしくない。
「!」
エドさんは不満そうな顔をしたが、私は頷いてなだめた。
「アレハンドラ様、出来ました!」
「やっと出来たの? 本当に遅いわね!」
「申し訳ありません」
アレハンドラ様は私が差し出した瓶詰めのポーションをひったくるように手に取るとプリプリしながら出て行った。
「遅くなって申し訳ありませんでした」
シスター・ベルタがアレハンドラ様を頭を下げて見送ると、
「パウリーナ、今度からは少し余分に作っておくのですよ」
私を注意するや慌てて出て行った。
「本当にあれが未来の王妃候補なのか?」
「さあ」
憤ってエドさんが文句を吐き出してくれたけれど、私は肩をすくめるしか出来なかった。
私の住んでいるこの聖マリアンヌ王国は女神教を起こした初代聖女様とその配偶者の聖王が作った王国で、全世界に数千万人の信者がいる女神教の総本山がある。その聖王国の王宮と対になっているのがこの大聖堂で女神教の総本山だ。
女神教はその名の通り女神様を信仰していて、大聖堂ではその女神様に仕える数百人の聖女がいた。女神教の信者は大体5歳の時に教会で魔力検査をして、その中でも聖魔術に優れる者が聖女候補として全世界の教会に集められる。そして、その中でも優秀な者がこの大聖堂に集められて、聖女としてお勤めする仕組みだった。私はこの国の地方の教会の孤児院で5歳の時に魔力測定を受けて聖女候補となったの。その後この大聖堂に連れてこられて聖女見習いとなり、10歳の時には聖女となったのよ。
そして、修行の一環として皆の作りたがらない初級ポーションを作らされて以来5年、今ではその初級ポーションの大半を一人で作るまでになっていた。
初級ポーションは、風邪の症状から、擦り傷や打ち身捻挫に効くので、需要は一番多かった。日頃は私一人で問題ないのだが、冬の流感の流行る時とかはさすがに私一人では人手が足りなかった。でも、作るのを手伝ってくれる聖女がなかなかいない。どうしても聖女は大怪我や大病の時に力を発揮する上級ポーションや、一歩手前の怪我や病気を治す、中級ポーションを作りたがる。
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聖女のランク付けはその出身家の身分とレベルとで決まるのだが、今この大聖堂にいる中で出身の家の位が一番高いのも、レベルが高いのもアレハンドラ様で、名実とともにアレハンドラ様が一番偉いのだった。
そして、この国の王妃様は今のところ必ず聖女様が付いており、次の王太子様の婚約者候補の最右翼がアレハンドラ様だった。
エドさんが呆れた王妃の候補というのはそういう意味があった。
「はい、エドさん。追加注文の分が出来ましたよ」
私は瓶詰めをした初級ポーション100個が入った木箱をエドさんに渡した。
「ありがとう、リーナ。これは王都で人気のお菓子だ」
エドさんは私にお礼を言うと、袋から王都の有名菓子店の紙包みを取り出してくれた。
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エドさんに言われて私は不安になった。
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「でも、私は平民ですし」
「平民も特待生とかも結構いるよ」
「それなら良いんですけど」
「聖女は全員学園に行くようにと言うのは筆頭聖女様の方針だからね。リーナだけ例外という訳にもいかないだろう」
そう、それはそのとおりなんだよね。
「何で、平民のあなたが貴族の行く王立学園に行くの?」
「本当に信じられませんわ」
アレハンドラ様や私と部屋の近い男爵家出身のサラ様から散々嫌みを言われたんだけど、王妃様である筆頭聖女様からの通達ではどうしようもなかった。
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エドさんは微笑んでくれた。この世界の人は何故か見目麗しい人が多い。この黒髪黒目のエドさんもイケメンだ。私と年はそんなに変わらないのに、背もある程度高くてすらりとしている。薬屋でももてると思う。店に立つと女どもが寄ってきて大変だから仕入れに来ているとか前に言っていたし……そんなエドさんの笑顔は破壊力満点だった。
まあ、エドさんがそう言って太鼓判を押してくれるのは嬉しかったけれど、私に甘い判官贔屓のエドさんの言葉は今ひとつ信用できなかいのよね。
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