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王宮礼儀作法指南がやってきて私が学園に行けるようにしてくれました
エドさんは私が学園に行けるようになんとか手を尽くしてくれると言ってくれたけれど、おそらくリップサービスだ。私が可哀相になって慰めてくれただけだ。
まあ、私は今日も頑張って初級ポーションを作るしかないと頑張ってポーションを作っていたんだけど、薬草が少し足りなくなってきた。一番下っ端聖女の私は雑用も全部こなさないといけないのよ。
私は廊下に出て薬草を取りに行った。
ああ、でも、王立学園に行きたかったな!
入学式のヒロインと王子様の出会いが感動物なのだ。アニメも良かった!
桜吹雪が舞う学園の入り口に立つヒロイン。花がこれでもかと飾られた臨時に作られた入学祝いの門の下を喜んで歩いていると門がいきなり倒れてしまう。
倒れてくる門を魔法で止めて、倒れようとしたヒロインを抱きかかえる王太子殿下。運命の二人の出会いだ。
「ああ、その現場を見たかったわ!」
私が一人で感動に打ち震えていると、
「あなた何しているの?」
「えっ?」
私はその声で現実世界に引き戻された。
私の目の前には紺の服を着たいかめしい銀縁眼鏡をした眼光鋭い女性が立っていた。
これはやばい!
絶対にこの人には逆らってはいけない!
私の心の奥底から警報が鳴っていた。
「も、申し訳ありません」
私は取り敢えず謝っていた。
「何を謝っているの? あなたのお名前は?」
「パ、パウリーナと言います」
私は緊張したからか思いっきり噛んでいた。
「へええ、あなたがパウリーナさんね」
女の人は何故か獲物を見つけたオオカミのような視線を私に向けてきた。いや、私は下っ端聖女であなたのような怖い方が、興味を持つような者ではありません!
私の心の悲鳴は当然その女の人には届かなかった。
「でも、あなた姿勢が全然なっていないわ。背筋をもっと伸ばす!」
「はい!」
私は慌てて背筋を伸ばした。
「手もしゃんと伸ばして!」
「はい!」
「指先まで伸ばす!」
「はい!」
何故か私はそれから姿勢を正す練習をさせられることになったのよ。
でも、ここは廊下、人通りも多いんだけど……
皆に見られながら私はその見知らぬ人に徹底的に指導されたんだけど……何で?
「パウリーナ! あなた、こんなところで何をしているの? さっさとポーションを持って来なさいよ!」
そんな私の所にアレハンドラ様が眉をつり上げてやってきた。これはポーションを私が持ってこないから自分で取りに来たパターンだ。
「あなたは誰なの?」
そのアレハンドラ様になんとその女の人は名前を聞いていた。
「はああああ? あなた、私の名前を知らないの? 筆頭聖女候補の私、アレハンドラ・ ミラネスを」
「ああ、あなたがアレハンドラさんなのね。礼儀も知らない傲慢な娘だとはあなたのお父様からよくきいていますよ」
アレハンドラ様にこんなこと言うなんてこの女の人凄い!
でも大丈夫なんだろうか?
私が少し心配してあげた。
「な、何ですって!」
でも、アレハンドラ様は自分のお父様の事が出てきたので少しいつもに比べてトーンが小さかった。
「私、王宮礼儀作法指南役を務めておりますロッテン・ゴベルナドーラと申します」
優雅にその女の人は挨拶してくれた。
「王宮礼儀作法指南役って!?」
アレハンドラ様が目を見開いた。
「その名の通りですよ。王族の方々の礼儀作法を始め、王宮に勤める者の全ての礼儀作法教育は私が行います。当然お妃教育も私が行います」
「えっ!」
アレハンドラ様は固まってしまった。
「私の眼鏡に適わない者が王太子殿下の隣に立つことは敵いません。あなたのお父様からもビシバシと指導してほしいと頼まれているのですが、何かございますか?」
「いえ、何も……」
あのアレハンドラ様が固まっていた。
「ロッテン様、どうなされたのですか?」
そこへシスターベルタが文字通り飛んできた。いや文字とおりに私にはそう見えたのだ。いつもは傲然としているベルタがとても慌てていた。
「ベルタさん、あなた、聖女の教育がなっていないのではなくて!」
「いえ、ロッテン様、そのようなことは」
ベルタは何をしでかした? と私を睨み付けるようにチラッと見てくれた。
「この子、パウリーナと言うそうだけど、姿勢が全くなっていなかったわよ! この国の未来を背負う聖女がそんなことで良いの?」
「いえ、ロッテン様、この子は聖女と申しても下っ端の聖女で」
「何を言っているのです。聖女は聖女でしょう。あなたがきちんと指導するのが筋でしょう。それが出来ていないということは、あなたの教育をもう一度一からやらないといけないのかしら?」
「いえ、私がもう少しきちんと教えていくようにいたします」
そんな、これ以上、私の仕事を増やさないで! このままいくと、また、ベルタのお小言二時間コースは確実だ。
「その必要はないわ。幸いなことに私はこの4月から王立学園での講義を持つことが決まっています。この子は学園で私が手ずから教えましょう」
「えっ?」
私は目が点になった。
「いえ、ロッテン様この子は平民出身で」
「それがどうしたのです。王妃様は全員を学園に入学させるようにとのご指示でしたけれど。あなたは王妃様のご命令に逆らうと言うの?」
「いえ、滅相もございません。ただ、この子は貴族の者の大半が占める学園にいくことは畏れ多いと、辞退したいと申しておるのです」
ベルタは必死に言い訳してくれた。
そして私の方を射殺すような視線で睨み付けてくるんだけど……
「はああああ! そんな勝手なことは私が許しません! パウリーナさん、あなたは絶対に学園に来るのです。良いですね!」
「はい!」
私はそう答えるしか出来なかった。
ベルタやあれハンドラ様がいくらきつい視線を送ってこようが、こんな怖い女の人に逆らうなんて出来ないから!
「ベルタさん、必ずこの子を学園に寄越すのですよ。もしこの子が来なかった場合はあなたを王宮に召喚して、私の研修を1ヶ月みっちり受けてもらうことになりますからね。判りましたか?」
「はい!」
ロッテン様の言葉にベルタは頷くことしか出来ないみたいだった。
えっ!
やった!
これで王立学園に行けるんだ!
ロッテン先生の授業は大変そうだけど、単純な私はその時はそんなことは考えもせずに感激したのだ。
*******************************************************
ロッテン先生のお陰で王立学園に行けることになって喜んでいるリーナ。
次は入学式のイベントです。
お楽しみに!
まあ、私は今日も頑張って初級ポーションを作るしかないと頑張ってポーションを作っていたんだけど、薬草が少し足りなくなってきた。一番下っ端聖女の私は雑用も全部こなさないといけないのよ。
私は廊下に出て薬草を取りに行った。
ああ、でも、王立学園に行きたかったな!
入学式のヒロインと王子様の出会いが感動物なのだ。アニメも良かった!
桜吹雪が舞う学園の入り口に立つヒロイン。花がこれでもかと飾られた臨時に作られた入学祝いの門の下を喜んで歩いていると門がいきなり倒れてしまう。
倒れてくる門を魔法で止めて、倒れようとしたヒロインを抱きかかえる王太子殿下。運命の二人の出会いだ。
「ああ、その現場を見たかったわ!」
私が一人で感動に打ち震えていると、
「あなた何しているの?」
「えっ?」
私はその声で現実世界に引き戻された。
私の目の前には紺の服を着たいかめしい銀縁眼鏡をした眼光鋭い女性が立っていた。
これはやばい!
絶対にこの人には逆らってはいけない!
私の心の奥底から警報が鳴っていた。
「も、申し訳ありません」
私は取り敢えず謝っていた。
「何を謝っているの? あなたのお名前は?」
「パ、パウリーナと言います」
私は緊張したからか思いっきり噛んでいた。
「へええ、あなたがパウリーナさんね」
女の人は何故か獲物を見つけたオオカミのような視線を私に向けてきた。いや、私は下っ端聖女であなたのような怖い方が、興味を持つような者ではありません!
私の心の悲鳴は当然その女の人には届かなかった。
「でも、あなた姿勢が全然なっていないわ。背筋をもっと伸ばす!」
「はい!」
私は慌てて背筋を伸ばした。
「手もしゃんと伸ばして!」
「はい!」
「指先まで伸ばす!」
「はい!」
何故か私はそれから姿勢を正す練習をさせられることになったのよ。
でも、ここは廊下、人通りも多いんだけど……
皆に見られながら私はその見知らぬ人に徹底的に指導されたんだけど……何で?
「パウリーナ! あなた、こんなところで何をしているの? さっさとポーションを持って来なさいよ!」
そんな私の所にアレハンドラ様が眉をつり上げてやってきた。これはポーションを私が持ってこないから自分で取りに来たパターンだ。
「あなたは誰なの?」
そのアレハンドラ様になんとその女の人は名前を聞いていた。
「はああああ? あなた、私の名前を知らないの? 筆頭聖女候補の私、アレハンドラ・ ミラネスを」
「ああ、あなたがアレハンドラさんなのね。礼儀も知らない傲慢な娘だとはあなたのお父様からよくきいていますよ」
アレハンドラ様にこんなこと言うなんてこの女の人凄い!
でも大丈夫なんだろうか?
私が少し心配してあげた。
「な、何ですって!」
でも、アレハンドラ様は自分のお父様の事が出てきたので少しいつもに比べてトーンが小さかった。
「私、王宮礼儀作法指南役を務めておりますロッテン・ゴベルナドーラと申します」
優雅にその女の人は挨拶してくれた。
「王宮礼儀作法指南役って!?」
アレハンドラ様が目を見開いた。
「その名の通りですよ。王族の方々の礼儀作法を始め、王宮に勤める者の全ての礼儀作法教育は私が行います。当然お妃教育も私が行います」
「えっ!」
アレハンドラ様は固まってしまった。
「私の眼鏡に適わない者が王太子殿下の隣に立つことは敵いません。あなたのお父様からもビシバシと指導してほしいと頼まれているのですが、何かございますか?」
「いえ、何も……」
あのアレハンドラ様が固まっていた。
「ロッテン様、どうなされたのですか?」
そこへシスターベルタが文字通り飛んできた。いや文字とおりに私にはそう見えたのだ。いつもは傲然としているベルタがとても慌てていた。
「ベルタさん、あなた、聖女の教育がなっていないのではなくて!」
「いえ、ロッテン様、そのようなことは」
ベルタは何をしでかした? と私を睨み付けるようにチラッと見てくれた。
「この子、パウリーナと言うそうだけど、姿勢が全くなっていなかったわよ! この国の未来を背負う聖女がそんなことで良いの?」
「いえ、ロッテン様、この子は聖女と申しても下っ端の聖女で」
「何を言っているのです。聖女は聖女でしょう。あなたがきちんと指導するのが筋でしょう。それが出来ていないということは、あなたの教育をもう一度一からやらないといけないのかしら?」
「いえ、私がもう少しきちんと教えていくようにいたします」
そんな、これ以上、私の仕事を増やさないで! このままいくと、また、ベルタのお小言二時間コースは確実だ。
「その必要はないわ。幸いなことに私はこの4月から王立学園での講義を持つことが決まっています。この子は学園で私が手ずから教えましょう」
「えっ?」
私は目が点になった。
「いえ、ロッテン様この子は平民出身で」
「それがどうしたのです。王妃様は全員を学園に入学させるようにとのご指示でしたけれど。あなたは王妃様のご命令に逆らうと言うの?」
「いえ、滅相もございません。ただ、この子は貴族の者の大半が占める学園にいくことは畏れ多いと、辞退したいと申しておるのです」
ベルタは必死に言い訳してくれた。
そして私の方を射殺すような視線で睨み付けてくるんだけど……
「はああああ! そんな勝手なことは私が許しません! パウリーナさん、あなたは絶対に学園に来るのです。良いですね!」
「はい!」
私はそう答えるしか出来なかった。
ベルタやあれハンドラ様がいくらきつい視線を送ってこようが、こんな怖い女の人に逆らうなんて出来ないから!
「ベルタさん、必ずこの子を学園に寄越すのですよ。もしこの子が来なかった場合はあなたを王宮に召喚して、私の研修を1ヶ月みっちり受けてもらうことになりますからね。判りましたか?」
「はい!」
ロッテン様の言葉にベルタは頷くことしか出来ないみたいだった。
えっ!
やった!
これで王立学園に行けるんだ!
ロッテン先生の授業は大変そうだけど、単純な私はその時はそんなことは考えもせずに感激したのだ。
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次は入学式のイベントです。
お楽しみに!
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