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王太子視点 下っ端聖女に大量の中級ポーションを作らせました
「ちょっと、エドガルド、どういう事なの?」
俺は母に詰め寄られていた。
「どういう事と言われましても……」
「あなた、わざとエドガルドとして皆の前に出てきたのね」
「だって仕方がないでしょう。魔法を使うには変装したままでは使えなかったんですから」
俺は母に言い訳した。
「どうするのよ。あなたとパウリーナちぉんが密室に二人きりになったなんて噂が流れたら……パウリーナちゃんが傷物になっちゃうじゃない!」
「母上、私は何もしていませんよ。雷を怖がるリーナが抱きついてきたから抱いていただけですから」
「あなた、パウリーナちゃんと抱き合っていたの?」
更に母の目が釣り上がるのだが、
「だからリーナは雷が駄目だったんですよ。怖いってくっついてきただけですから。まさか怖がっている女の子を引き剥がす訳にも行かないでしょう」
「それはそうかもしれないけれど……」
「そもそも俺は母上に最初にリーナを抱き上げて一緒にミラネス侯爵令嬢等の前に出て来たと報告しましたよね!」
俺は母に確認した。
「それはあなたがエドガルドとしてパウリーナちゃんと閉じ込められたと思ったから、仕方がないと思ったのよ。あの子等馬鹿なのかしらと思ったんだけど、薬屋のエドとして閉じ込められたのなら、そのまま出てくれば良かったじゃない」
母はとんでもないことを言ってくれた。
「嫌ですよ。そんなことしたらリーナは薬屋のエドと醜聞になってしまうじゃないですか!」
「別に同じだから良いでしょ!」
「良い訳ないでしょ! エドと二人きりで密室にいたなんて話になったら2人とも停学、下手したら退学でしょう。エドガルドとして一緒にいられないじゃないですか!」
「でも、この事がロッテンに知られたらあなたも停学退学よ。どうするのよ!」
「あいつらがこのことを噂すると思います? 自分らが俺の婚約者になりたいのに! 俺とリーナが密室にいたって噂になれば俺はリーナを婚約者にするしかなくなりますよね」
俺がそう言い訳すると、
「でも、皆がみんなそう思うかは判らないじゃ無い!」
「うーん、俺としては別にリーナと一緒に退学になっても良いですよ。つまらない学園にいるよりも責任取ってリーナとこのまま婚姻して良いですから」
俺が黒い笑みを浮かべていたと思う。
学園にリーナをおいておけば俺がいない間に変な虫がつくかもしれない。それよりは王宮で俺の監視下に置いておいた方が余程安心だ。
「はああああ! そんなことは絶対に許しません。パウリーナちゃんには清いまま王家にきてもらわないといけませんからね。筆頭聖女の不純異性行為なんて許されませんから。判っているわよね」
「だから何もしていませんって」
俺は母に無実を訴えたのだ。
「本当にもう、女に全く興味のなかったあなたがパウリーナちゃんに興味をもってくれたのは嬉しいけれど、何事も中庸が良いのよ。いきなりクラスを一緒にしてほしいだ、更には席を隣同士にしたいだ、私もほんとうに色々と骨をおったのよ。嫌がるロッテンを無理矢理学園に派遣したし。そこまでやっているんだから今後は変な噂の立つようなことは止めてよね」
「それはミラネス侯爵令嬢とポルトの聖女に言ってくれますか。2人とも俺の婚約者になりたがっていますけれど、俺は傲慢な聖女や自分勝手すぎる聖女も嫌ですから。聖女の中で選ばなければいけないんならリーナ一択ですから」
「へええええ、そうなんだ。仕方なしにパウリーナちゃんにするしかないって最初は言っていたけれど、そのくせ、最近はパウリーナちゃんにもの凄く入れ込んでいるような気がするんだけど……」
母が笑ってくれた。
そう言われてみればそうだ。
俺はこの国の王太子だから将来、伴侶は聖女に決まっていた。
最初は未来の妻がどんな人物なのか興味本位で薬屋の店員になって、大聖堂に潜り込んだのだ。
でも、大半の聖女は傲慢で人を人として見ずに顎で人を使うような者達だった。
そんな中、店員にも分け隔てなく話してくれるのがリーナだけだった。
最初は面白い聖女だなと思っていただけだが、その顔の表情もコロコロ変わるし、気遣いも出来る。まあ、抜けているところ多いから助けないと大変なことに巻き込まれそうだから、一緒にいる事が増えたんだが。
まあ、ポーションを作ってもらうという目的もあったけれど……
一緒にいてその動きを見てて飽きなかった。
聖女で選ぶならこいつかなと母に報告したら、早速母が接触したみたいで、母も彼女は中々見込みがあるわ、とリーナが平民にもかかわらず前向きになってくれたのだ。
そんな気さくなリーナが大聖堂で他の男と楽しそうに話しているのを見て、学園に入れたら他の男どもがほっておかないんじゃないかと心配になって、母に頼んで同じクラス、それも隣同士にしてもらったのだ。
側近のカルロスとダミアンは呆れていたけれど……
毎日のエドに化けての送り迎えも、あれはあれで本当に大変なのだ。
学園に送った後に、慌ててトイレで変装の魔術を解いて、王子としてリーナの横に出ないといけないし、変装の魔術を解くのは結構時間を食うのだ。
でも、少し遅くなって教室に行くと、大抵リーナは聖女達に虐められているし、俺があまり庇うと却ってリーナの立場が大変になるとカルロスからは言われているんだが、どうしても庇ってしまう。
それで聖女を注意する。更に聖女の虐めが酷くなる……
その結果として、今では学園内はほとんどリーナと行動を共にしていた。
俺が駄目な時は薬屋のエドが傍に付いていると言う寸法だ。
エドという人物を作るためにこれも母に色々無理を言ったのだ。
だから薬屋のエドの席は実際に学園にいるが、大半の授業は欠席だ。王太子としてリーナの隣に居るから……
まあ、それがいつまでも通用するかどうかは判らないが……
母がリーナに中級ポーションを作らせると言い出したから、俺も見学することにした。
初級ポーションを山のように作れるリーナは飲み込みも早く、あっという間に中級ポーションが作れるようになった。鍋でちまちま作っていても時間の無駄だろうといつものように大鍋で作らせたら、あっという間に作ってしまっていた。
これには俺も驚いた。
「何を考えているの、エドガルド! いきなりそんな大量に作らせて魔力切れになったらどうするつもりだったのよ! それにこんな大量の中級ポーション作っても需要がないでしょ!」
後で母からは散々怒られたけれど、この大量の中級ポーションを使う時がそんなに早く来るなんて思ってもいなかったのだ。
俺は母に詰め寄られていた。
「どういう事と言われましても……」
「あなた、わざとエドガルドとして皆の前に出てきたのね」
「だって仕方がないでしょう。魔法を使うには変装したままでは使えなかったんですから」
俺は母に言い訳した。
「どうするのよ。あなたとパウリーナちぉんが密室に二人きりになったなんて噂が流れたら……パウリーナちゃんが傷物になっちゃうじゃない!」
「母上、私は何もしていませんよ。雷を怖がるリーナが抱きついてきたから抱いていただけですから」
「あなた、パウリーナちゃんと抱き合っていたの?」
更に母の目が釣り上がるのだが、
「だからリーナは雷が駄目だったんですよ。怖いってくっついてきただけですから。まさか怖がっている女の子を引き剥がす訳にも行かないでしょう」
「それはそうかもしれないけれど……」
「そもそも俺は母上に最初にリーナを抱き上げて一緒にミラネス侯爵令嬢等の前に出て来たと報告しましたよね!」
俺は母に確認した。
「それはあなたがエドガルドとしてパウリーナちゃんと閉じ込められたと思ったから、仕方がないと思ったのよ。あの子等馬鹿なのかしらと思ったんだけど、薬屋のエドとして閉じ込められたのなら、そのまま出てくれば良かったじゃない」
母はとんでもないことを言ってくれた。
「嫌ですよ。そんなことしたらリーナは薬屋のエドと醜聞になってしまうじゃないですか!」
「別に同じだから良いでしょ!」
「良い訳ないでしょ! エドと二人きりで密室にいたなんて話になったら2人とも停学、下手したら退学でしょう。エドガルドとして一緒にいられないじゃないですか!」
「でも、この事がロッテンに知られたらあなたも停学退学よ。どうするのよ!」
「あいつらがこのことを噂すると思います? 自分らが俺の婚約者になりたいのに! 俺とリーナが密室にいたって噂になれば俺はリーナを婚約者にするしかなくなりますよね」
俺がそう言い訳すると、
「でも、皆がみんなそう思うかは判らないじゃ無い!」
「うーん、俺としては別にリーナと一緒に退学になっても良いですよ。つまらない学園にいるよりも責任取ってリーナとこのまま婚姻して良いですから」
俺が黒い笑みを浮かべていたと思う。
学園にリーナをおいておけば俺がいない間に変な虫がつくかもしれない。それよりは王宮で俺の監視下に置いておいた方が余程安心だ。
「はああああ! そんなことは絶対に許しません。パウリーナちゃんには清いまま王家にきてもらわないといけませんからね。筆頭聖女の不純異性行為なんて許されませんから。判っているわよね」
「だから何もしていませんって」
俺は母に無実を訴えたのだ。
「本当にもう、女に全く興味のなかったあなたがパウリーナちゃんに興味をもってくれたのは嬉しいけれど、何事も中庸が良いのよ。いきなりクラスを一緒にしてほしいだ、更には席を隣同士にしたいだ、私もほんとうに色々と骨をおったのよ。嫌がるロッテンを無理矢理学園に派遣したし。そこまでやっているんだから今後は変な噂の立つようなことは止めてよね」
「それはミラネス侯爵令嬢とポルトの聖女に言ってくれますか。2人とも俺の婚約者になりたがっていますけれど、俺は傲慢な聖女や自分勝手すぎる聖女も嫌ですから。聖女の中で選ばなければいけないんならリーナ一択ですから」
「へええええ、そうなんだ。仕方なしにパウリーナちゃんにするしかないって最初は言っていたけれど、そのくせ、最近はパウリーナちゃんにもの凄く入れ込んでいるような気がするんだけど……」
母が笑ってくれた。
そう言われてみればそうだ。
俺はこの国の王太子だから将来、伴侶は聖女に決まっていた。
最初は未来の妻がどんな人物なのか興味本位で薬屋の店員になって、大聖堂に潜り込んだのだ。
でも、大半の聖女は傲慢で人を人として見ずに顎で人を使うような者達だった。
そんな中、店員にも分け隔てなく話してくれるのがリーナだけだった。
最初は面白い聖女だなと思っていただけだが、その顔の表情もコロコロ変わるし、気遣いも出来る。まあ、抜けているところ多いから助けないと大変なことに巻き込まれそうだから、一緒にいる事が増えたんだが。
まあ、ポーションを作ってもらうという目的もあったけれど……
一緒にいてその動きを見てて飽きなかった。
聖女で選ぶならこいつかなと母に報告したら、早速母が接触したみたいで、母も彼女は中々見込みがあるわ、とリーナが平民にもかかわらず前向きになってくれたのだ。
そんな気さくなリーナが大聖堂で他の男と楽しそうに話しているのを見て、学園に入れたら他の男どもがほっておかないんじゃないかと心配になって、母に頼んで同じクラス、それも隣同士にしてもらったのだ。
側近のカルロスとダミアンは呆れていたけれど……
毎日のエドに化けての送り迎えも、あれはあれで本当に大変なのだ。
学園に送った後に、慌ててトイレで変装の魔術を解いて、王子としてリーナの横に出ないといけないし、変装の魔術を解くのは結構時間を食うのだ。
でも、少し遅くなって教室に行くと、大抵リーナは聖女達に虐められているし、俺があまり庇うと却ってリーナの立場が大変になるとカルロスからは言われているんだが、どうしても庇ってしまう。
それで聖女を注意する。更に聖女の虐めが酷くなる……
その結果として、今では学園内はほとんどリーナと行動を共にしていた。
俺が駄目な時は薬屋のエドが傍に付いていると言う寸法だ。
エドという人物を作るためにこれも母に色々無理を言ったのだ。
だから薬屋のエドの席は実際に学園にいるが、大半の授業は欠席だ。王太子としてリーナの隣に居るから……
まあ、それがいつまでも通用するかどうかは判らないが……
母がリーナに中級ポーションを作らせると言い出したから、俺も見学することにした。
初級ポーションを山のように作れるリーナは飲み込みも早く、あっという間に中級ポーションが作れるようになった。鍋でちまちま作っていても時間の無駄だろうといつものように大鍋で作らせたら、あっという間に作ってしまっていた。
これには俺も驚いた。
「何を考えているの、エドガルド! いきなりそんな大量に作らせて魔力切れになったらどうするつもりだったのよ! それにこんな大量の中級ポーション作っても需要がないでしょ!」
後で母からは散々怒られたけれど、この大量の中級ポーションを使う時がそんなに早く来るなんて思ってもいなかったのだ。
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