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子爵位に昇爵が決まりました
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「そうよ。平民の女の分際で私よりも上の立場になるなんて許せないわ」
デブアニカが私をこづこうと前に進み出る。私はさっとそれを躱した。
デブアニカは体勢を崩して無様に転けてしまった。ペシッと潰れたひきかえるみたいに地面に倒れ込んでいた。
「な、よくも」
憤怒の格好をして、デブアニカが立ち上がって私を見た。
これは殴りかかってくるか?
私は殴り合いの喧嘩をする覚悟を決めた時だ。
「シルフィさん。凄いじゃない」
後ろから同じクラスのたしか、パウラ・エンゲレン子爵令嬢らが飛び込んできたのだ。その勢いのまま、デブアニカを弾き飛ばしていた。
「私、あなたと今まで親しくなりたいと思っていたのだけど、お父様がうるさくて、平民のティナの娘とだけは絶対に付き合うなって」
「そう、私のところも」
「私のところもよ」
私は新たな令嬢たちに囲まれてしまったのだ。
「でも、あなたの所が子爵位になるなら、もうお父様たちには何も言わせないわ」
パウラは言うんだけど、なんか少し違うように思うんだけど。
「でも、私爵位の件は今日、母が陛下に断りに行っているので無くなると思うけれど」
私が言うと、
「えっ、陛下に断るって」
「さすがティナ様ね」
「本当に凄いわ」
周りはなんか感動しているんだけど。感動するところだろうか?
「うちの母は高位貴族たちにいじめられている時にティナ様に助けられたって」
「ティナ様は隣国の王子に言い寄られていた私の母を助けてくれたって」
「うちもよ」
みんな、次々に自分の母が私の母に助けられたっていうんだけど。私の母って、酷いいたずらしていただけではないんだ。私はそれを知って少し嬉しかった。
「ごめんなさいね。今まで近づき難くって」
「そうよ。バースさんはいきなり王太子殿下や公爵令嬢らと仲良くなっているから、仲々話しかけられなくて」
「でも、クロンメリンさんらのあなたに対する扱いは酷いわ」
「そうよ。我が家はティナ様には恩義があるのよ」
「うちもそう。やるなら私達がお相手するわ」
いつの間にか数はこちらのほうが多くなっていた。
「あなた達、覚えていなさいよ。こちらにはステファニー様がついているのよ」
総捨て台詞を残してクロメロンらは部屋を出て行った。
「あなた達良かったの。うちは侯爵家に睨まれてもびくともしないけど」
「まあ、良くはなかったけど、いざとなったらあなたに泣きこむわ」
パウラが言うんだけど。私で頼りになるかどうかは判らなかった。まあ、学園の中なら負けないけれど。力勝負なら絶対に山姥には勝つ自信があったし。
後は侯爵の圧力も最悪アル様とかタチアナに言えばなんとかなるだろう。
私は完全に他人事だった。自分の家がまさか子爵家になるなんて思ってもいなかったのだ。
私は断ってきたと高笑いする母を期待して、家に帰ったのだ。
でも、そこには何故か消沈した母がいたのだ。
「どうしたの? お母さん」
私は驚いて聞いた。
「ルイーセとテレシアの二人がかりでやられたから勝てなかったのよ」
母はボソリと言ったのだ。嘘! うちの母が負けたなんて・・・・
私は驚いた。
「という事は私達の家が子爵家になるの?」
私は驚いて聞いた。
「まだ最終決定ではないけれど、おそらくは」
「ひょっとして、家も移るの?」
弟も聞いてくる。
「なんか、テレシアは家の近くの邸宅が空いているから越して来いっていうんだけど」
母は頭を抱えていた。
「お父さんは?」
「私が行って駄目だったから諦めモードよ。元々昔からその話はあったから」
母はムッとして言った。
「それもこれもあなたがテレシアやルイーセを家に連れてくるからよ」
「ええええ! 私のせいなの? 元々お母さんが王妃様とか公爵夫人と親友だったのが悪いんでしょ」
私はめちゃくちゃ不平そうに反論したんだけど。
「何言っているのよ。今まで必死に躱してきたのに、あんたがあの二人を連れてきたのが決定打になったのよ」
母の言葉に私は返す言葉がなかった。
でも、あの王妃様とかテレシア様の事だからいつかは絶対にこうなったと思うんだけど・・・・。
デブアニカが私をこづこうと前に進み出る。私はさっとそれを躱した。
デブアニカは体勢を崩して無様に転けてしまった。ペシッと潰れたひきかえるみたいに地面に倒れ込んでいた。
「な、よくも」
憤怒の格好をして、デブアニカが立ち上がって私を見た。
これは殴りかかってくるか?
私は殴り合いの喧嘩をする覚悟を決めた時だ。
「シルフィさん。凄いじゃない」
後ろから同じクラスのたしか、パウラ・エンゲレン子爵令嬢らが飛び込んできたのだ。その勢いのまま、デブアニカを弾き飛ばしていた。
「私、あなたと今まで親しくなりたいと思っていたのだけど、お父様がうるさくて、平民のティナの娘とだけは絶対に付き合うなって」
「そう、私のところも」
「私のところもよ」
私は新たな令嬢たちに囲まれてしまったのだ。
「でも、あなたの所が子爵位になるなら、もうお父様たちには何も言わせないわ」
パウラは言うんだけど、なんか少し違うように思うんだけど。
「でも、私爵位の件は今日、母が陛下に断りに行っているので無くなると思うけれど」
私が言うと、
「えっ、陛下に断るって」
「さすがティナ様ね」
「本当に凄いわ」
周りはなんか感動しているんだけど。感動するところだろうか?
「うちの母は高位貴族たちにいじめられている時にティナ様に助けられたって」
「ティナ様は隣国の王子に言い寄られていた私の母を助けてくれたって」
「うちもよ」
みんな、次々に自分の母が私の母に助けられたっていうんだけど。私の母って、酷いいたずらしていただけではないんだ。私はそれを知って少し嬉しかった。
「ごめんなさいね。今まで近づき難くって」
「そうよ。バースさんはいきなり王太子殿下や公爵令嬢らと仲良くなっているから、仲々話しかけられなくて」
「でも、クロンメリンさんらのあなたに対する扱いは酷いわ」
「そうよ。我が家はティナ様には恩義があるのよ」
「うちもそう。やるなら私達がお相手するわ」
いつの間にか数はこちらのほうが多くなっていた。
「あなた達、覚えていなさいよ。こちらにはステファニー様がついているのよ」
総捨て台詞を残してクロメロンらは部屋を出て行った。
「あなた達良かったの。うちは侯爵家に睨まれてもびくともしないけど」
「まあ、良くはなかったけど、いざとなったらあなたに泣きこむわ」
パウラが言うんだけど。私で頼りになるかどうかは判らなかった。まあ、学園の中なら負けないけれど。力勝負なら絶対に山姥には勝つ自信があったし。
後は侯爵の圧力も最悪アル様とかタチアナに言えばなんとかなるだろう。
私は完全に他人事だった。自分の家がまさか子爵家になるなんて思ってもいなかったのだ。
私は断ってきたと高笑いする母を期待して、家に帰ったのだ。
でも、そこには何故か消沈した母がいたのだ。
「どうしたの? お母さん」
私は驚いて聞いた。
「ルイーセとテレシアの二人がかりでやられたから勝てなかったのよ」
母はボソリと言ったのだ。嘘! うちの母が負けたなんて・・・・
私は驚いた。
「という事は私達の家が子爵家になるの?」
私は驚いて聞いた。
「まだ最終決定ではないけれど、おそらくは」
「ひょっとして、家も移るの?」
弟も聞いてくる。
「なんか、テレシアは家の近くの邸宅が空いているから越して来いっていうんだけど」
母は頭を抱えていた。
「お父さんは?」
「私が行って駄目だったから諦めモードよ。元々昔からその話はあったから」
母はムッとして言った。
「それもこれもあなたがテレシアやルイーセを家に連れてくるからよ」
「ええええ! 私のせいなの? 元々お母さんが王妃様とか公爵夫人と親友だったのが悪いんでしょ」
私はめちゃくちゃ不平そうに反論したんだけど。
「何言っているのよ。今まで必死に躱してきたのに、あんたがあの二人を連れてきたのが決定打になったのよ」
母の言葉に私は返す言葉がなかった。
でも、あの王妃様とかテレシア様の事だからいつかは絶対にこうなったと思うんだけど・・・・。
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