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帝国の学園に私の礼儀作法の先生に会って、絶望しました
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ベティーナに婚約者がいると聞いてからフランツお兄様の落ち込みが酷かった。
あまりのことにさすがの私もそれ以上突っ込まなかったというか、慰めようもなかった。
「何故、俺が渡した資料をさっさと読まなかったんだ」
エックお兄様は呆れていたけれど、、前もって教えてあげていたら良かったのに!
エックお兄様は冷たかった。
そう、私は完全に他人ごとだったのだ。お兄様のくれた資料も適当で最後まで読まなかったのだ。その最後のページに重要なことが載っているなんて知らなかった。
私は帝都までの初めての道中を楽しんんだけど、それから帝都に着くまでは本当にお兄様は落ち込んでいたのだ。まあ、その分私はベティーナをベティと呼べるまでに親しくなれたけれど。
帝都は私の想像以上に大きくて栄えていた。さすが大帝国の帝都だ。ハンブルクの王都に比べれば規模も人口も倍以上多かったし、皆の着ている衣装もまちまちで国際色豊かだった。
ホフマン侯爵家の屋敷も思った以上に広かったし、庭も大きかった。下手したら王都の公爵邸の半分くらいの広さがあったのだ。その屋敷に落ち着く間もなく、すぐに学園が始まる時が来たのだ。
10月1日、後期の授業開始のひだ。
帝国では4月1日から前期、後期は10月1日から開始される2学期制を取っていた。8月9月の夏休みと、2週間の正月休み、二月後半から3月の春休みと日本の大学みたいな感じだった。
今日は始業式があり、私達は始業式の前に職員室に呼ばれたのだ。
そこにはでっぷりした偉そうな学園長がいた。
でも、私はそんなのは見ていなかった。
その横によく見た顔がいたのだ。いや、絶対に見たくない顔だった。やっと逃げられたと思ったのに何故…………
「今学期も多くの留学生が来ている。君たちはハンブルクでは好き勝手していたようだが、ここは大帝国随一の学園だ。十分に注意して行動するように」
偉そうに学園長が話していたが、私は全く聞いていなかった。
「ユリアーナさん! 何をぼうっとしているのですか? 学園長のお話をきちんと聞くように」
私は学園長の横に立っていた見知った顔から叱責を受けたのだ。
「いや、でも、なんでマイヤー先生がここにいるのですか?」
私は呆然とマイヤー先生を見ていた。
「国王陛下からお願いされたのです。ご子息とホフマン家のご兄妹、特にユリアーナさんのことをきちんと面倒を見るようにと」
平然とマイヤー先生は言い返してくれたんだけど、陛下も本当に余計な事をしてくれたと私は少しむっとした。それでなくても帝国の学園でどのような生活が送れるか心配だったのに、これでは心安まる時がないではないか? 礼儀作法の授業でまた延々怒られる未来の私の姿しか思い浮かばなかった。
「いや、でも、マイヤー先生。先生がいらっしゃらないとハンブルクの王立学園が困るのではありませんか!」
そうだ、だから帰ってくれ!
私は心の底から願ったのだ。
「ユリアーナさん。そう思うのならばまず、ご自身がきちんと行動してください。それに、大丈夫です。前学期、私が反省文を書いて頂いた方々は全員がこの帝国の学園に移動されましたから。特にユリアーナさん。あなたは10回も反省文を書いてくれたのです。良いですか? 10回もですよ!
前期の間だけで、10回というのは私の教師人生初めてです。今までの最悪の生徒の最高記録の9回を抜いたのです」
絶対にそれはお兄様だと思う。そうか、お兄様を抜いたのか?
皆生暖かい目で私を見てくれるけれど、最悪だ! お兄様よりも問題児ってどういう事なの!
「学園長も問題児だけを帝国に任せるのもまずいだろうと、監視役も兼ねて私を派遣されたのです」
余計な事をするなと学園長に文句を言いたかったが、煩いマイヤー先生がいなくなって学園長もせいせいとしているだろう事は理解できた。絶対に自分が楽するためだ。でも、この学園にも前任者がいたはずだ。
「そんな、でも、この学園にも礼儀作法の先生がいらっしゃったでしょう。その方に悪いのでは」
私は最後のはかない抵抗をしたのだ。
「大丈夫です。彼女は私の教え子ですから、『先生が心血注いでいらっしゃる生徒さんならどうぞ先生自らご指導ください』と快く譲ってくれました」
絶対にそんな問題児は相手したくないとその先生に思われたのだ。私、ひょっとして属国で対処出来ない最悪の問題児を帝国に送り込まれたと思われているのではないの?
思わず、周りを見てしまった。
全員私と視線を合わせないように逸らしてくれたんだけど……
「ユリアーナさん。よそ見をしない」
「はい!」
私は姿勢を正した。
私の名前を大声で職員室で呼ばないで。まだ何も問題を起こしていないのに、いきなり職員室に呼び出された気分だ。先生方の中で問題児のレッテルを始まる前から張られるではないか!
もう最悪だ……
「それに私は全てのクラスの礼儀作法を持つ訳ではありません。帝国の皇子皇女殿下とユリアーナさん、あなたを特別に見るようにと皇帝陛下よりも言われていますから、宜しいですね」
ええええ!
私のクラスだけマイヤー先生が見るの? それも最悪じゃない!
それと、今マイヤー先生の口から皇帝陛下の名前が出たよ。何故一介の教師の口から皇帝陛下の名前が出るんだろう?
職員室の中がざわざわした。
マイヤー先生って国王陛下を教えただけではなくて、ひょっとして帝国の学園で皇帝陛下も教えたことがあるのか? もう私の頭の中は絶望しかなかったのよ!
*********************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
せっかくしばらく顔を見なくて済むと思っていたマイヤー先生が登場してユリアのテンションは最悪です。
最悪なユリアに頑張れ、大丈夫だよと応援したい方はお気に入り登録、感想等をして頂けたら嬉しいです(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾
あまりのことにさすがの私もそれ以上突っ込まなかったというか、慰めようもなかった。
「何故、俺が渡した資料をさっさと読まなかったんだ」
エックお兄様は呆れていたけれど、、前もって教えてあげていたら良かったのに!
エックお兄様は冷たかった。
そう、私は完全に他人ごとだったのだ。お兄様のくれた資料も適当で最後まで読まなかったのだ。その最後のページに重要なことが載っているなんて知らなかった。
私は帝都までの初めての道中を楽しんんだけど、それから帝都に着くまでは本当にお兄様は落ち込んでいたのだ。まあ、その分私はベティーナをベティと呼べるまでに親しくなれたけれど。
帝都は私の想像以上に大きくて栄えていた。さすが大帝国の帝都だ。ハンブルクの王都に比べれば規模も人口も倍以上多かったし、皆の着ている衣装もまちまちで国際色豊かだった。
ホフマン侯爵家の屋敷も思った以上に広かったし、庭も大きかった。下手したら王都の公爵邸の半分くらいの広さがあったのだ。その屋敷に落ち着く間もなく、すぐに学園が始まる時が来たのだ。
10月1日、後期の授業開始のひだ。
帝国では4月1日から前期、後期は10月1日から開始される2学期制を取っていた。8月9月の夏休みと、2週間の正月休み、二月後半から3月の春休みと日本の大学みたいな感じだった。
今日は始業式があり、私達は始業式の前に職員室に呼ばれたのだ。
そこにはでっぷりした偉そうな学園長がいた。
でも、私はそんなのは見ていなかった。
その横によく見た顔がいたのだ。いや、絶対に見たくない顔だった。やっと逃げられたと思ったのに何故…………
「今学期も多くの留学生が来ている。君たちはハンブルクでは好き勝手していたようだが、ここは大帝国随一の学園だ。十分に注意して行動するように」
偉そうに学園長が話していたが、私は全く聞いていなかった。
「ユリアーナさん! 何をぼうっとしているのですか? 学園長のお話をきちんと聞くように」
私は学園長の横に立っていた見知った顔から叱責を受けたのだ。
「いや、でも、なんでマイヤー先生がここにいるのですか?」
私は呆然とマイヤー先生を見ていた。
「国王陛下からお願いされたのです。ご子息とホフマン家のご兄妹、特にユリアーナさんのことをきちんと面倒を見るようにと」
平然とマイヤー先生は言い返してくれたんだけど、陛下も本当に余計な事をしてくれたと私は少しむっとした。それでなくても帝国の学園でどのような生活が送れるか心配だったのに、これでは心安まる時がないではないか? 礼儀作法の授業でまた延々怒られる未来の私の姿しか思い浮かばなかった。
「いや、でも、マイヤー先生。先生がいらっしゃらないとハンブルクの王立学園が困るのではありませんか!」
そうだ、だから帰ってくれ!
私は心の底から願ったのだ。
「ユリアーナさん。そう思うのならばまず、ご自身がきちんと行動してください。それに、大丈夫です。前学期、私が反省文を書いて頂いた方々は全員がこの帝国の学園に移動されましたから。特にユリアーナさん。あなたは10回も反省文を書いてくれたのです。良いですか? 10回もですよ!
前期の間だけで、10回というのは私の教師人生初めてです。今までの最悪の生徒の最高記録の9回を抜いたのです」
絶対にそれはお兄様だと思う。そうか、お兄様を抜いたのか?
皆生暖かい目で私を見てくれるけれど、最悪だ! お兄様よりも問題児ってどういう事なの!
「学園長も問題児だけを帝国に任せるのもまずいだろうと、監視役も兼ねて私を派遣されたのです」
余計な事をするなと学園長に文句を言いたかったが、煩いマイヤー先生がいなくなって学園長もせいせいとしているだろう事は理解できた。絶対に自分が楽するためだ。でも、この学園にも前任者がいたはずだ。
「そんな、でも、この学園にも礼儀作法の先生がいらっしゃったでしょう。その方に悪いのでは」
私は最後のはかない抵抗をしたのだ。
「大丈夫です。彼女は私の教え子ですから、『先生が心血注いでいらっしゃる生徒さんならどうぞ先生自らご指導ください』と快く譲ってくれました」
絶対にそんな問題児は相手したくないとその先生に思われたのだ。私、ひょっとして属国で対処出来ない最悪の問題児を帝国に送り込まれたと思われているのではないの?
思わず、周りを見てしまった。
全員私と視線を合わせないように逸らしてくれたんだけど……
「ユリアーナさん。よそ見をしない」
「はい!」
私は姿勢を正した。
私の名前を大声で職員室で呼ばないで。まだ何も問題を起こしていないのに、いきなり職員室に呼び出された気分だ。先生方の中で問題児のレッテルを始まる前から張られるではないか!
もう最悪だ……
「それに私は全てのクラスの礼儀作法を持つ訳ではありません。帝国の皇子皇女殿下とユリアーナさん、あなたを特別に見るようにと皇帝陛下よりも言われていますから、宜しいですね」
ええええ!
私のクラスだけマイヤー先生が見るの? それも最悪じゃない!
それと、今マイヤー先生の口から皇帝陛下の名前が出たよ。何故一介の教師の口から皇帝陛下の名前が出るんだろう?
職員室の中がざわざわした。
マイヤー先生って国王陛下を教えただけではなくて、ひょっとして帝国の学園で皇帝陛下も教えたことがあるのか? もう私の頭の中は絶望しかなかったのよ!
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