39 / 154
第二章 サイコパス覚醒
サイコパス逃げる
しおりを挟む
絶体絶命の状態から、少し希望の光が見えてきた。
私刑宣告してきた男が話し出す。
「確かにこいつら、しばいて犯して息の根止めてどっかに捨てようって話にはなっとったけどな」
いや、犯されるところやったんか・・・
女性も大勢おるのに?
そんな言葉尻を拾うほど余裕が出てきた。
すると、別のレベル付きの男が怒声を発する。
「こいつらがわしらに何したか知りもせんくせに、いちびってヒーロー気どんなよ」
よしよし、モール側の人間を悪者にすれば良い。
ここからは、しおらしくいくよ。
「私らはなんもしてへんってゆぅとるやん。」
思惑が一致したのか、絵里が先に芝居をしだした。
前にも思ったけど、こいつってほんまに 役者やのぉ~。
「おまえらのせいでレベル付きが3人以上も死んどうのに、しょーもない言い訳が通るか!」
「あんたらが殺したんを見てた奴もおるんやからなー」
「だから知らないって!」
うんうん、今のは可愛く言えたなぁ~
絵里の顔を見ると、訝し気な表情をしていた。
だが、この変な男には効果があったんじゃないかな?
「何かの勘違いって事もあるんだし、一度ちゃんと話を聞いた方が良いんじゃないですか?」
そうだーそうだー
ちゃんと話を聞いて誤解を解いてくれー
まぁ誤解じゃないけど(笑)
「なんの根拠も無しにゆぅとんちゃうんじゃ!」
「おかしぃ思ってからの1人目の男はまだ誰も見てへんかったから言い訳も経つけど」
「2人目はゴブリンもおらん状況で、明らかにお前らの前で死んだんやぞ?」
「3人目の女の子は、この娘《こ》が『おまえらに刺されて死んだ』って泣いとったわ」
「その前から、たかがゴブリンに何人も何人もレベル付きが殺されたんもおかしいやろ」
「それを問い質したらお前らは逃げ出したんやろが!」
天敵スキルを持っとう奴がおったら、普通は逃げるやろ~
まぁ戦っても良かったんやけど?
「それなら、何があったのか詳しく聞かせてもらえませんか?」
お~聞け聞け!
まぁ聞いても俄には信じられんやろうけどな。
こ~んな可愛い娘が人殺しなんてするはずが無いやんな~
ってか、こいつって何様のつもりなんやろ?
「おい、おまえらがどこの誰かは知らんけど、なんでおまえらに話す必要があるんや?」
「あんたらに状況説明する義務もなんもあらへんやろ?」
「何様のつもりじゃ!」
「警察やとか言うんか?あぁ?」
「部外者は黙っとけや!!」
ん~ 敵ながら、こいつらの言う事は正しい。
どこの誰とも分からん奴に、なんで懇切丁寧に説明するんや。
レベルとステは高いけど、大したスキルも持ってないし、何を勘違いしとんやろ?
誰が聞いても『何様?』って思うやろうな~
まぁ良く居る、力を手に入れて勘違いする病気の奴・・・
まさにこいつがそうだ。
「それならば、こちらも力づくでも止めますよ」
お~やれやれ~
お互いに戦力減らしたら、こっちの餌にしたるぞー
いや、さすがに身内に止められたわ~。
当たり前か(笑)
最初に来た女性が『うちらが介入する話とちゃうんちゃう?』って言ってる。
確かにな~ この子の言う事が正しいとうちは思う。
「でも、困ってる女性が目の前に居るのに、知らん顔は出来ないやん?」
そやで~
困っとう困っとう、逃げられんで困っとうよ~
いやいや、この面白い男の話を聞いとう場合じゃないわ・・・
華那子は右足の爪先で衣摩のお尻をクイクイっと持ち上げてみる。
へたり込んで呆けていた衣摩が、振り返り華那子の顔を見上げる。
意思が通じない事にイラっとした顔を衣摩に向けて、きつく睨んだ。
その顔を見てやっと意図を察して立ち上がる。
華那子は、一発蹴り上げたかったがそれすら時間の無駄である。
「それでも、女性を助けるんは男の役割やろ」
仲間からも散々うちらを助ける事を否定されてイラっとしてるんやろうな。
とんでもない事を言い出した。
思わず吹き出しそうになったけど、我慢した。
絵里も、我慢している顔を人に見られないように首を横に向ける。
ほんまはもっとこの男の漫談を聞いていたいが、今は逃げる事が先決や。
華那子はスッと衣摩と絵里の前に移動した。
そして、前から見えないように、背中にテリトリーのゲートを開く。
すぐに意味を理解した絵里は、呆けてる衣摩をゲートに押し込んだ。
そして自分も急いで中に飛び込む。
2人の気配が消えた事を確認して、華那子はゲートを閉じ、少しフェンス側に寄っていく。
目の前では、変な勘違い男が仲間に散々叩かれている。
大炎上の男に感謝の気持ちをほんの少しだけ向けて、華那子は軽くしゃがみ込み脱出の為の準備を整える。
国道43号線の真上を阪神高速3号神戸線は走っている。
高さは国道からの垂直距離で12m~15mちょいくらいかな?
ここからの距離も入れれば30m~40mは最低飛ばないと高速道路上に降り立つ事は多分難しい。
だが、幸いな事に、この大型スーパーの横くらいには、西行きも東行きも緊急避難待機場所があるため、通常の道幅よりもかなり南北にせり出している。
ちょっとだけ西寄りには歩道橋も掛かっている。
歩道橋に降りられれば選択肢も増えるが、そこに降りる事は難易度が高くなる。
実際には、30mも飛べればギリギリ行けるだろう。
こいつらの話が終わってしまうとチャンスも無くなるので、隙を見て飛んでみた。
真っ暗な中、勢いよく飛び上がっても、下では大勢が言い合いをしているため、華那子の跳躍に気づく人間は誰も居なかった。
少し高く飛びすぎたようで、距離が足りず、高速道路の上に届かなさそうである。
(うっわ~ これは困ったー)
上空で華那子は思案するが、今更どうこう出来る事は無い。
空中で平泳ぎのように手足を動かしてみたけど、変化はあまり無い。
でも、このままでは国道の方に降りてしまう。
それは悪手だ。
いや、一旦国道に降りて再度高速道路の上まで飛べばいいか。
よしっ。
下を見たら故障車も事故車も無いので、後は着地の衝撃だけだ。
阪神高速の路面が見える事から、地面からの高さは30m位は飛び上がっているか。
着地で下手をすれば骨折とか逃げられなくなる可能性も高い。
(困った困った)
どうやっても高速道路に届かない。
それならと華那子は思い切った手段を取った。
「テリトリー」
空中にゲートを開き、その中に飛び込んだ。
ゴロゴロゴロと転がりながら中に降り立った。
『『「おおおおおおおおおおおおおおおお」』』
「華那子―無事やったかー」
テリトリーの中では、華那子の姿を見て大騒ぎになる。
だが、そんな悠長な事はしていられない。
「衣摩ー大鎌出してうちを乗せて出ろー」
「ん?どしたん~」
「説明は後じゃー!言われたらサッサとせんかい!ダボッ!」
「麗華は浮遊のスキルを完全にマスターしとけー」
「"亮"」
衣摩が前で後ろに華那子が跨り、ゲートを出ていく。
「ヒェッ!」
衣摩はゲートの外に出て驚く。
そこは地面から20m以上の高さの空中だった。
「そのまま高速道路に乗ってしまえ」
ゆっくりと方向転換して高速道路の路面にそっと降りる。
「降りんでもえぇ~」
「そのまま大阪方面に飛んでいけ~」
私刑宣告してきた男が話し出す。
「確かにこいつら、しばいて犯して息の根止めてどっかに捨てようって話にはなっとったけどな」
いや、犯されるところやったんか・・・
女性も大勢おるのに?
そんな言葉尻を拾うほど余裕が出てきた。
すると、別のレベル付きの男が怒声を発する。
「こいつらがわしらに何したか知りもせんくせに、いちびってヒーロー気どんなよ」
よしよし、モール側の人間を悪者にすれば良い。
ここからは、しおらしくいくよ。
「私らはなんもしてへんってゆぅとるやん。」
思惑が一致したのか、絵里が先に芝居をしだした。
前にも思ったけど、こいつってほんまに 役者やのぉ~。
「おまえらのせいでレベル付きが3人以上も死んどうのに、しょーもない言い訳が通るか!」
「あんたらが殺したんを見てた奴もおるんやからなー」
「だから知らないって!」
うんうん、今のは可愛く言えたなぁ~
絵里の顔を見ると、訝し気な表情をしていた。
だが、この変な男には効果があったんじゃないかな?
「何かの勘違いって事もあるんだし、一度ちゃんと話を聞いた方が良いんじゃないですか?」
そうだーそうだー
ちゃんと話を聞いて誤解を解いてくれー
まぁ誤解じゃないけど(笑)
「なんの根拠も無しにゆぅとんちゃうんじゃ!」
「おかしぃ思ってからの1人目の男はまだ誰も見てへんかったから言い訳も経つけど」
「2人目はゴブリンもおらん状況で、明らかにお前らの前で死んだんやぞ?」
「3人目の女の子は、この娘《こ》が『おまえらに刺されて死んだ』って泣いとったわ」
「その前から、たかがゴブリンに何人も何人もレベル付きが殺されたんもおかしいやろ」
「それを問い質したらお前らは逃げ出したんやろが!」
天敵スキルを持っとう奴がおったら、普通は逃げるやろ~
まぁ戦っても良かったんやけど?
「それなら、何があったのか詳しく聞かせてもらえませんか?」
お~聞け聞け!
まぁ聞いても俄には信じられんやろうけどな。
こ~んな可愛い娘が人殺しなんてするはずが無いやんな~
ってか、こいつって何様のつもりなんやろ?
「おい、おまえらがどこの誰かは知らんけど、なんでおまえらに話す必要があるんや?」
「あんたらに状況説明する義務もなんもあらへんやろ?」
「何様のつもりじゃ!」
「警察やとか言うんか?あぁ?」
「部外者は黙っとけや!!」
ん~ 敵ながら、こいつらの言う事は正しい。
どこの誰とも分からん奴に、なんで懇切丁寧に説明するんや。
レベルとステは高いけど、大したスキルも持ってないし、何を勘違いしとんやろ?
誰が聞いても『何様?』って思うやろうな~
まぁ良く居る、力を手に入れて勘違いする病気の奴・・・
まさにこいつがそうだ。
「それならば、こちらも力づくでも止めますよ」
お~やれやれ~
お互いに戦力減らしたら、こっちの餌にしたるぞー
いや、さすがに身内に止められたわ~。
当たり前か(笑)
最初に来た女性が『うちらが介入する話とちゃうんちゃう?』って言ってる。
確かにな~ この子の言う事が正しいとうちは思う。
「でも、困ってる女性が目の前に居るのに、知らん顔は出来ないやん?」
そやで~
困っとう困っとう、逃げられんで困っとうよ~
いやいや、この面白い男の話を聞いとう場合じゃないわ・・・
華那子は右足の爪先で衣摩のお尻をクイクイっと持ち上げてみる。
へたり込んで呆けていた衣摩が、振り返り華那子の顔を見上げる。
意思が通じない事にイラっとした顔を衣摩に向けて、きつく睨んだ。
その顔を見てやっと意図を察して立ち上がる。
華那子は、一発蹴り上げたかったがそれすら時間の無駄である。
「それでも、女性を助けるんは男の役割やろ」
仲間からも散々うちらを助ける事を否定されてイラっとしてるんやろうな。
とんでもない事を言い出した。
思わず吹き出しそうになったけど、我慢した。
絵里も、我慢している顔を人に見られないように首を横に向ける。
ほんまはもっとこの男の漫談を聞いていたいが、今は逃げる事が先決や。
華那子はスッと衣摩と絵里の前に移動した。
そして、前から見えないように、背中にテリトリーのゲートを開く。
すぐに意味を理解した絵里は、呆けてる衣摩をゲートに押し込んだ。
そして自分も急いで中に飛び込む。
2人の気配が消えた事を確認して、華那子はゲートを閉じ、少しフェンス側に寄っていく。
目の前では、変な勘違い男が仲間に散々叩かれている。
大炎上の男に感謝の気持ちをほんの少しだけ向けて、華那子は軽くしゃがみ込み脱出の為の準備を整える。
国道43号線の真上を阪神高速3号神戸線は走っている。
高さは国道からの垂直距離で12m~15mちょいくらいかな?
ここからの距離も入れれば30m~40mは最低飛ばないと高速道路上に降り立つ事は多分難しい。
だが、幸いな事に、この大型スーパーの横くらいには、西行きも東行きも緊急避難待機場所があるため、通常の道幅よりもかなり南北にせり出している。
ちょっとだけ西寄りには歩道橋も掛かっている。
歩道橋に降りられれば選択肢も増えるが、そこに降りる事は難易度が高くなる。
実際には、30mも飛べればギリギリ行けるだろう。
こいつらの話が終わってしまうとチャンスも無くなるので、隙を見て飛んでみた。
真っ暗な中、勢いよく飛び上がっても、下では大勢が言い合いをしているため、華那子の跳躍に気づく人間は誰も居なかった。
少し高く飛びすぎたようで、距離が足りず、高速道路の上に届かなさそうである。
(うっわ~ これは困ったー)
上空で華那子は思案するが、今更どうこう出来る事は無い。
空中で平泳ぎのように手足を動かしてみたけど、変化はあまり無い。
でも、このままでは国道の方に降りてしまう。
それは悪手だ。
いや、一旦国道に降りて再度高速道路の上まで飛べばいいか。
よしっ。
下を見たら故障車も事故車も無いので、後は着地の衝撃だけだ。
阪神高速の路面が見える事から、地面からの高さは30m位は飛び上がっているか。
着地で下手をすれば骨折とか逃げられなくなる可能性も高い。
(困った困った)
どうやっても高速道路に届かない。
それならと華那子は思い切った手段を取った。
「テリトリー」
空中にゲートを開き、その中に飛び込んだ。
ゴロゴロゴロと転がりながら中に降り立った。
『『「おおおおおおおおおおおおおおおお」』』
「華那子―無事やったかー」
テリトリーの中では、華那子の姿を見て大騒ぎになる。
だが、そんな悠長な事はしていられない。
「衣摩ー大鎌出してうちを乗せて出ろー」
「ん?どしたん~」
「説明は後じゃー!言われたらサッサとせんかい!ダボッ!」
「麗華は浮遊のスキルを完全にマスターしとけー」
「"亮"」
衣摩が前で後ろに華那子が跨り、ゲートを出ていく。
「ヒェッ!」
衣摩はゲートの外に出て驚く。
そこは地面から20m以上の高さの空中だった。
「そのまま高速道路に乗ってしまえ」
ゆっくりと方向転換して高速道路の路面にそっと降りる。
「降りんでもえぇ~」
「そのまま大阪方面に飛んでいけ~」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる