112 / 154
第四章 天使と悪魔
天使軍、明日桜と言う女
しおりを挟む
フィルが子供達に食事をさせようと瀕死のゴブリンを捕まえて来た。
そして、新しい加奈子のメンバーからは見えない所で子供達に食事をさせようとしていた。
だが
そこに何故か明日桜と言う、人生に於いて夢も希望も捨てた女が付いて来た。
((これから子供達に食事をさせようとしておるが、おぬしはそれを見ると言うのか?))
フィルが念話で明日桜に話しかけるが、明日桜に念話のスキルが無いために通じなかった。
明日桜はただ、進化の輪には入らずに、オレンジ色のオオカミの子が気に入って着いて来ただけだった。
フィルは言っても聞かないこの少女の事を諦めた。
弱ったゴブリンを子供オオカミが蹂躙しようとした矢先、明日桜と言う少女が何故か子オオカミを庇い、木の枝で追い払おうとダメージを入れた。
小さき生き物が魔物と戦おうとしている様に見えたからだろう。
ゴブリンはフラフラしながら横たわる。
子オオカミはそのゴブリンを噛む、噛む、噛む。
明日桜は子オオカミから遠ざけようとゴブリンを蹴る、蹴る、蹴る。
そしてゴブリンが息絶える・・・
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~」
明日桜が身もだえ、身体をくねらせ、転げ回る。
子オオカミも進化の苦痛で悲鳴をあげる。
そんな状況でも明日桜はオレンジの子を庇おうと抱き寄せる。
そして1人と2匹は進化の過程を終わらせる。
「ハァハァハァ・・・」
「あ、あれっ?なんか大きくなっちゃった?」
そう、明日桜は元々160㎝と小さくない部類に入っていたが、今では177㎝と大きな部類に入ってしまった。
そして、脊椎と肝臓に持っていた患いが無くなった事で、24時間いつでも倦怠感を覚えていた身体がとても軽い。
心も身体も見違えるように晴れやかになっていったのを、自覚できるほどに変化していた。
明日桜は生きる事への違和感が薄らいでいるのが分かる。
だが、心に今も蟠っている事はまだ解消されてはいない。
生きるという事の理論的解消が出来た訳では無い。
そして一緒に、同時に、進化への道を歩んだオレンジの子オオカミが、明日桜に尋常じゃない信頼を置いた事は今後の行動でお互いに分かる事であろう。
雲国親子と貴崎麗菜、そして久地緑の4人は進化の叙行を終え晴れて新人類としてこの地に立つ。
「はぁ若がえっちゃったぁ~」
雲国紗衣が自分の肌をさすりながら肉体が若返った事に歓喜している。
「力が溢れて来るようです」
貴崎麗菜は自身の肉体がパワーアップした事に感嘆の想いであった。
「おっぱいが減ったけど、腹筋が割れて来た」
雲国彩花が自分の身体の変化に驚愕の感情をあらわにする。
久地緑は、もしも学校に行っていたら最前列に並ぶであろう背の低さであったが、小4の平均身長、140㎝を大幅に超える155㎝にまで成長していた。
そして、ほぼ不治の病として患っていた病気も綺麗さっぱりと消え失せ、人生の進行に制止をかけるモノが無くなった。
「わかるっうんわかるよぉ~うちは自由を手に入れたんやぁぁぁぁぁ~」
今まで、太っている訳でも無いのに鈍重な無気力感が身体を覆っていたのが無くなり、身も心も軽くなったのが凄くわかるようになった。
それは、日一日死と言う淵に近づいていくだけの人生だった。
そんな暗黒に引きずり込まれる様な毎日から解放された事に気持ちが逸る。
「泣かへんでぇ~泣いたら負けやってお母さんがいっつも言ってたさかいなぁ」
そう言う緑の目は我慢涙で充血してきている。
加奈子はそっと緑を抱きしめて、優しい声色で労いの言葉を掛ける。
『緑ちゃん、今までよく頑張ってきたね』
『勝負に負けて泣くのは駄目かも知れないけど、人生に勝って泣くのは誰も責めないのよ』
「な、泣かへんもん、な、泣かへん…もん…」
「涙は悪いモノじゃないのよ?泣くことも決してダメな事じゃないのよ」
紗衣は母の貫禄で緑を癒し慰める。
緑は嗚咽を堪え、声にならない押し殺したような泣き声を漏らす。
明日桜は子オオカミの食事風景を眺めている。
ガツガツとゴブリンのハラワタを喰らうその姿は、普通の女性なら目を背ける様な光景だ。
だが明日桜は微笑みを浮かべオレンジの子オオカミを見つめていた。
「ねぇ美味しいの?」
そう問いかけると、オレンジの子は明日桜の顔を見てコクンと頷く。
進化した事で、子オオカミ達には言語理解と言うスキルがデフォルトで備わっている。
だが、明日桜とオレンジの子オオカミとは【親和】と言うスキルで繋がっている。
眷属契約とは、また違う縁の繋がりであった。
((主様よ、明日桜と言う少女が進化しおったぞ?))
(あらっ?これから説得しようと思っていたのに、流石はフィルね)
((いや、我の功績では無い、子供と共に進化しおった))
加奈子はそれを聞いてすぐに明日桜の元に走り寄る。
『明日桜ちゃん、進化したんだね?』
「はいっ、やっちゃいました~テヘッ」
それまでは、どこか冷めた感じな雰囲気を醸し出していた子だとはとても思えない態度だった。
どこにでも居そうな女子高生って感じになっている。
実際はこれがこの子の本来の姿なんだろうと加奈子は思った。
加奈子は明日桜のステータスを覗き見てみた。
そこには【親和】と言う、初めて見たものがある。
そして、オレンジの子オオカミにも同じ親和とそれに付随する称号が付いてる。
子狼はレベル1にしては少し高めのステータスを持つ。
赤い子オオカミはステも普通で、ただ言語理解と言うスキルがあるだけだった。
加奈子は前々から思っていた事を明日桜に告げる。
『ねぇ明日桜ちゃん、私の眷属にならないかな?』
「加奈子さんの? はいっ嬉しいです♪」
「出来ればこの子も一緒に姉弟眷属でw」
『あら、でもその子はまだ名前が無いのね』
『明日桜ちゃんに名付けの権利があるみたいよ』
「えっ?・・・」
「じゃぁいつも心の中で呼んでた名前がいいなぁ」
そう言うと明日桜は、大きくなったオレンジの子を抱き上げた。
「友崎明日桜が親愛の情を込めて名付ける、汝の名は"ジンガ"!!!」
一瞬、淡く光ったように見えた。
続けて加奈子が唱える。
汝 我が眷属となりて
我に従い
我を助け
我を見守り
我と共に生きると
誓かうか?
「はいっ♪」
「ウワン」
『コヴェナントッ!』
2人は淡い光に包まれて、無事に加奈子の眷属になった。
友崎明日桜(18)
Lv1
種族 【新人類】 選択
職業 【--】 選択
称号 【獣と繋がりし者】
状態 【異種親和-ジンガ】
【眷属化-櫻庭加奈子】
基本能力一覧
GMR/USU
HP 15/15<+12>
MP 15/15
STR 10<+6>
DEF 10
AGI 10<+8>
DEX 10
INT 10
SP/0
基本技能一覧
念話 獣憑き¹ 身体強化¹
8/1
ジンガ(0)
Lv1
種族 【魔狼】 選択
職業 【--】 選択
称号 【人と繋がりし獣】
状態 【異種親和-友崎明日桜】
【眷属化-櫻庭加奈子】
基本能力一覧
GMR/USP
HP 18/18
MP 15/16
STR 12
DEF 11
AGI 13
DEX 10
INT 10
SP/0
基本技能一覧
言語理解 念話 魔獣術 身体強化
8/1
『二人共よろしくね』
「こちらこそよろしくお願いします」
『でも二人共レベル1なのにスキルや補正で結構強いのね』
明日桜はジンガの顔を見てニタッと笑うと、ジンガもニヤリと笑い返す。
それを無言で見つめていた女性陣と緑は、自分達も眷属にして欲しいと懇願する。
そして、緑は、赤いオオカミを自分の眷属にしたいと申し出る。
雲国紗衣も実は子供オオカミのどちらかを眷属にしたかったのだが、黙って譲る事にした。
(お、大人だもんっ!)
進化した安全な場所で軽いスキルを取得させるべく、加奈子は皆に指示を出す。
火魔法しか伝授出来ないが、その後は思うままに色々とスキルを取得して欲しい。
加奈子自身は、火魔法と格闘術に長けている。
それは自分自身で考えた戦闘スタイルだけど、皆が皆、同じようにならなくても良い事も告げる。
基本の火球と火槍を覚えてもらう。
レベルが3になれば職業を選択できるので、そこから自分のスタイルを築いて欲しい。
「わかりました」
それと付随して火の耐性も同時に覚えさせる。
「あっついよぉ~」
徳太郎と雅史よりも女性達の方が根性があるように思える。
緑以外は何も言わずに必死に火や高熱耐性を覚えようとしていた。
火の攻撃魔法を覚えた者から、赤い子オオカミを使い眷属契約のスキルも覚えて貰った。
そして緑は晴れて赤い子オオカミを友に出来た。
名前はレンと名付けたようだ。
『それじゃ~がんばりましょうか~』
そして一行は9番街へと向かう。
「ドキドキするね」
不安と期待を胸に、歩んで行く。
そして、新しい加奈子のメンバーからは見えない所で子供達に食事をさせようとしていた。
だが
そこに何故か明日桜と言う、人生に於いて夢も希望も捨てた女が付いて来た。
((これから子供達に食事をさせようとしておるが、おぬしはそれを見ると言うのか?))
フィルが念話で明日桜に話しかけるが、明日桜に念話のスキルが無いために通じなかった。
明日桜はただ、進化の輪には入らずに、オレンジ色のオオカミの子が気に入って着いて来ただけだった。
フィルは言っても聞かないこの少女の事を諦めた。
弱ったゴブリンを子供オオカミが蹂躙しようとした矢先、明日桜と言う少女が何故か子オオカミを庇い、木の枝で追い払おうとダメージを入れた。
小さき生き物が魔物と戦おうとしている様に見えたからだろう。
ゴブリンはフラフラしながら横たわる。
子オオカミはそのゴブリンを噛む、噛む、噛む。
明日桜は子オオカミから遠ざけようとゴブリンを蹴る、蹴る、蹴る。
そしてゴブリンが息絶える・・・
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~」
明日桜が身もだえ、身体をくねらせ、転げ回る。
子オオカミも進化の苦痛で悲鳴をあげる。
そんな状況でも明日桜はオレンジの子を庇おうと抱き寄せる。
そして1人と2匹は進化の過程を終わらせる。
「ハァハァハァ・・・」
「あ、あれっ?なんか大きくなっちゃった?」
そう、明日桜は元々160㎝と小さくない部類に入っていたが、今では177㎝と大きな部類に入ってしまった。
そして、脊椎と肝臓に持っていた患いが無くなった事で、24時間いつでも倦怠感を覚えていた身体がとても軽い。
心も身体も見違えるように晴れやかになっていったのを、自覚できるほどに変化していた。
明日桜は生きる事への違和感が薄らいでいるのが分かる。
だが、心に今も蟠っている事はまだ解消されてはいない。
生きるという事の理論的解消が出来た訳では無い。
そして一緒に、同時に、進化への道を歩んだオレンジの子オオカミが、明日桜に尋常じゃない信頼を置いた事は今後の行動でお互いに分かる事であろう。
雲国親子と貴崎麗菜、そして久地緑の4人は進化の叙行を終え晴れて新人類としてこの地に立つ。
「はぁ若がえっちゃったぁ~」
雲国紗衣が自分の肌をさすりながら肉体が若返った事に歓喜している。
「力が溢れて来るようです」
貴崎麗菜は自身の肉体がパワーアップした事に感嘆の想いであった。
「おっぱいが減ったけど、腹筋が割れて来た」
雲国彩花が自分の身体の変化に驚愕の感情をあらわにする。
久地緑は、もしも学校に行っていたら最前列に並ぶであろう背の低さであったが、小4の平均身長、140㎝を大幅に超える155㎝にまで成長していた。
そして、ほぼ不治の病として患っていた病気も綺麗さっぱりと消え失せ、人生の進行に制止をかけるモノが無くなった。
「わかるっうんわかるよぉ~うちは自由を手に入れたんやぁぁぁぁぁ~」
今まで、太っている訳でも無いのに鈍重な無気力感が身体を覆っていたのが無くなり、身も心も軽くなったのが凄くわかるようになった。
それは、日一日死と言う淵に近づいていくだけの人生だった。
そんな暗黒に引きずり込まれる様な毎日から解放された事に気持ちが逸る。
「泣かへんでぇ~泣いたら負けやってお母さんがいっつも言ってたさかいなぁ」
そう言う緑の目は我慢涙で充血してきている。
加奈子はそっと緑を抱きしめて、優しい声色で労いの言葉を掛ける。
『緑ちゃん、今までよく頑張ってきたね』
『勝負に負けて泣くのは駄目かも知れないけど、人生に勝って泣くのは誰も責めないのよ』
「な、泣かへんもん、な、泣かへん…もん…」
「涙は悪いモノじゃないのよ?泣くことも決してダメな事じゃないのよ」
紗衣は母の貫禄で緑を癒し慰める。
緑は嗚咽を堪え、声にならない押し殺したような泣き声を漏らす。
明日桜は子オオカミの食事風景を眺めている。
ガツガツとゴブリンのハラワタを喰らうその姿は、普通の女性なら目を背ける様な光景だ。
だが明日桜は微笑みを浮かべオレンジの子オオカミを見つめていた。
「ねぇ美味しいの?」
そう問いかけると、オレンジの子は明日桜の顔を見てコクンと頷く。
進化した事で、子オオカミ達には言語理解と言うスキルがデフォルトで備わっている。
だが、明日桜とオレンジの子オオカミとは【親和】と言うスキルで繋がっている。
眷属契約とは、また違う縁の繋がりであった。
((主様よ、明日桜と言う少女が進化しおったぞ?))
(あらっ?これから説得しようと思っていたのに、流石はフィルね)
((いや、我の功績では無い、子供と共に進化しおった))
加奈子はそれを聞いてすぐに明日桜の元に走り寄る。
『明日桜ちゃん、進化したんだね?』
「はいっ、やっちゃいました~テヘッ」
それまでは、どこか冷めた感じな雰囲気を醸し出していた子だとはとても思えない態度だった。
どこにでも居そうな女子高生って感じになっている。
実際はこれがこの子の本来の姿なんだろうと加奈子は思った。
加奈子は明日桜のステータスを覗き見てみた。
そこには【親和】と言う、初めて見たものがある。
そして、オレンジの子オオカミにも同じ親和とそれに付随する称号が付いてる。
子狼はレベル1にしては少し高めのステータスを持つ。
赤い子オオカミはステも普通で、ただ言語理解と言うスキルがあるだけだった。
加奈子は前々から思っていた事を明日桜に告げる。
『ねぇ明日桜ちゃん、私の眷属にならないかな?』
「加奈子さんの? はいっ嬉しいです♪」
「出来ればこの子も一緒に姉弟眷属でw」
『あら、でもその子はまだ名前が無いのね』
『明日桜ちゃんに名付けの権利があるみたいよ』
「えっ?・・・」
「じゃぁいつも心の中で呼んでた名前がいいなぁ」
そう言うと明日桜は、大きくなったオレンジの子を抱き上げた。
「友崎明日桜が親愛の情を込めて名付ける、汝の名は"ジンガ"!!!」
一瞬、淡く光ったように見えた。
続けて加奈子が唱える。
汝 我が眷属となりて
我に従い
我を助け
我を見守り
我と共に生きると
誓かうか?
「はいっ♪」
「ウワン」
『コヴェナントッ!』
2人は淡い光に包まれて、無事に加奈子の眷属になった。
友崎明日桜(18)
Lv1
種族 【新人類】 選択
職業 【--】 選択
称号 【獣と繋がりし者】
状態 【異種親和-ジンガ】
【眷属化-櫻庭加奈子】
基本能力一覧
GMR/USU
HP 15/15<+12>
MP 15/15
STR 10<+6>
DEF 10
AGI 10<+8>
DEX 10
INT 10
SP/0
基本技能一覧
念話 獣憑き¹ 身体強化¹
8/1
ジンガ(0)
Lv1
種族 【魔狼】 選択
職業 【--】 選択
称号 【人と繋がりし獣】
状態 【異種親和-友崎明日桜】
【眷属化-櫻庭加奈子】
基本能力一覧
GMR/USP
HP 18/18
MP 15/16
STR 12
DEF 11
AGI 13
DEX 10
INT 10
SP/0
基本技能一覧
言語理解 念話 魔獣術 身体強化
8/1
『二人共よろしくね』
「こちらこそよろしくお願いします」
『でも二人共レベル1なのにスキルや補正で結構強いのね』
明日桜はジンガの顔を見てニタッと笑うと、ジンガもニヤリと笑い返す。
それを無言で見つめていた女性陣と緑は、自分達も眷属にして欲しいと懇願する。
そして、緑は、赤いオオカミを自分の眷属にしたいと申し出る。
雲国紗衣も実は子供オオカミのどちらかを眷属にしたかったのだが、黙って譲る事にした。
(お、大人だもんっ!)
進化した安全な場所で軽いスキルを取得させるべく、加奈子は皆に指示を出す。
火魔法しか伝授出来ないが、その後は思うままに色々とスキルを取得して欲しい。
加奈子自身は、火魔法と格闘術に長けている。
それは自分自身で考えた戦闘スタイルだけど、皆が皆、同じようにならなくても良い事も告げる。
基本の火球と火槍を覚えてもらう。
レベルが3になれば職業を選択できるので、そこから自分のスタイルを築いて欲しい。
「わかりました」
それと付随して火の耐性も同時に覚えさせる。
「あっついよぉ~」
徳太郎と雅史よりも女性達の方が根性があるように思える。
緑以外は何も言わずに必死に火や高熱耐性を覚えようとしていた。
火の攻撃魔法を覚えた者から、赤い子オオカミを使い眷属契約のスキルも覚えて貰った。
そして緑は晴れて赤い子オオカミを友に出来た。
名前はレンと名付けたようだ。
『それじゃ~がんばりましょうか~』
そして一行は9番街へと向かう。
「ドキドキするね」
不安と期待を胸に、歩んで行く。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる