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異世界転生から始まる……?
プロローグ
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突如として、何もない空間に放り出されていた。
「……あれっ?」
頭が真っ白になる、なんて言葉があるが、まさにそれだった。
周囲を見渡すも、クリームがかった白い空間のみ。どこまでも続く空間のようにも見えるが、距離を測れるようなものは何も見えない。
座り込んだ姿勢の下の影は淡く、自分の尻が地についているのかも怪しい。
「俺、教室にいなかったっけか……?」
最後の記憶を掘り起こしてみる。
教室でクラスメイトと話をしていたら、急に光が周囲を包み込んで……。
そこまでしか思い出せなかった。
謎の光そのものか、それとも光によって意識を失った後に何かされたのか。自分がこんな不思議空間にいる理由がわからない。
「そうか。これが話に聞く異世界転生……!」
ファンタジー小説の定番と聞くが、所詮は夢物語。
あるいは現実世界から逃げ出したくて、頭がちょっとどうかしてしまった連中の誇大妄想が作った都市伝説かと思っていた。
頭がどうかしてしまった連中ならば、ついに精神が逝ってしまったという事にもなるが、俺はそんな事はなかった。と思う。
物語と現実と、混同する事なく日々を送っていた。筈だ。
自分でそう思っていただけかもしれないが、ここでそれを言っても仕方がない。
しかし、なんだ。
転生してしまったのだと仮定して、その理由は?
俺、死んだ? だとすれば死因は?
もしかして召喚された? クラス全員? それとも俺だけ?
改めて周囲を見回しても誰もいない。解答があるでもなければ、別の可能性を示してくれる物もない。
「仕方ない。少し走るか」
じっと待つのは性に合わない。というか、身体を動かしている方が落ち着くようにされちゃったからな。あの祖父ぃに。
何かを待つ間に身体を動かし続けて、それが原因で餓死する事になったらどうしてくれるんだ。
「……お?」
立ち上がり視線が高くなった拍子に、遠くで何かが光るのが見えた。
ここはもちろん行くしかない。
光った地点に近づくにつれ、オアシスのような場所が見えてきた。
どうやら揺れる水面が光って見えていたようだ。
湖と、その周囲に茂る緑地と、砂浜と。
こんな事態でなければ、ちょっと休んでいこうと考えてしまいそうだ。
「お、人が……いる!」
緑地の中には東屋があり、椅子に座る人影らしきものが見て取れた。
薄金色の長い髪を揺らす、線の細い女性だった。
人影と認めてから近付くまで、彼女はじっと湖面へと向いたままであり、眠っているようにも感じられた。
「あの……!」
わざと足音を立てながら東屋に近付くも気付いた様子はなく、驚かせてしまう可能性を考えながらも思い切って声を掛けた。
『…………?』
さすがに気付いた彼女が、ゆっくりと振り返る。
(うわ……!)
思わず息を呑む程の美人さんだった。
長い睫毛、綺麗に通った鼻筋、桜色の薄い口唇。
伏し目がちの碧眼は深い色を湛え、顔のパーツはどれもが整えられている。
憂いを帯びたような表情も、その美しさを引き立てる要素だ。
『あ……』
俺を認識した彼女が、椅子ごとこちらに身体を向けた。
すると周囲の景色が霞み、彼女に吸い込まれるように立ち消えた。
残されたのは、俺と彼女の二人きり。
ここで俺は初めて、彼女が俺をここに転生?させた張本人なのだと悟った。
てっきり、俺と同じような境遇で、この場に留まっている人なのではないかと考えてしまっていた。
ほら、転生させた神様?なら、こっちから探すまでもなく姿を見せて当たり前だろうというのが根拠だ。
この場合、女神様……って事だろうか。
たしかにその美しさは神々しささえ感じるが、神様という言葉は似合わない程に儚げだ。
正直、力強さなんてこれっぽっちも感じられない。
『………、おかえり…なさい』
消え入りそうな声で、彼女の口が動いた。そして、左手を俺に向けて差し出してくる。
「え…っと、その……」
おかえりと言われる理由が見当たらなかったが、俺は差し出されている手をごく自然に取っていた。
細く、綺麗な指だった。強く握れば折れてしまいそうな。
彼女の指先に僅かな力が入り、椅子から立ち上がる。
その椅子も景色同様に、音もなく掻き消えた。
『おかえりなさい、ダーリン。戻ってきてくれたのね』
今度の声は、しっかりと聞こえた。
儚げだった表情にも笑顔と朱が差し、思わず胸の鼓動が高まってしまう。
「…え? ダーリン?」
おかえりに引き続き、ダーリン呼ばわりされる理由も俺にはなかった。
この女性は俺の事を恋人か、旦那さんと間違えている。
こんな美人さんに好意の込められた笑顔を向けられれば悪い気分はしないが、俺ではない誰かと勘違いしているとなると、ちょっと微妙だ。
『ダーリンで間違いないわ。だって、ここに来られるのはダーリンしかいないもの』
え? ここに来られるのは?
つまり俺は、転生とか召喚ではない理由でここに居ると?
随分と呆けた表情をしていたと思うが、彼女の笑顔は曇ることもなく俺に向けられている。
『ねぇ、戻ってきてくれた事はもちろん嬉しいわ。…けど、随分と時間が掛かってしまったのね?』
その笑顔が僅かに曇り、淋しそうに目が伏せられる。
「ま……待った待った! 違う! 人違いだから! あなたとは初対面だし、名前だって知らないし!」
両掌をぶんぶんと振って主張する。
手が離れてしまった事で、彼女の口唇が悲しそうに歪む。良心がちくりと痛んだが、人違いのまま話が進められてもこっちが困る。
『そんな……! このテティスを忘れてしまわれたのですか? あれほどまでに愛し合った日々を!』
彼女――テティスは髪を振り乱すようにして、両手で伏せた顔を覆った。
「いやほら! この顔だって見覚えないだろ? 人違いなんだって!」
俺の度重なる主張に、テティスはおそるおそる顔をあげた。
その瞳が俺を捉え、視線を外さずに顔を寄せてくる。
(ち……近い近い近いっ!)
鼻息さえ当たりそうな距離に、俺は顔を背けたくなってくる。
テティスが俺を愛しい人だと思っている以上、極端に顔を寄せると口唇を重ねられそうで怖いのだ。
(いや、嬉しいけど!)
違う、そうじゃない! 本当に愛し合っている者同士ならともかく、そんな間男みたいな真似ができるものか。
「いいから、ちょっと離れて!」
テティスの細い肩口を押さえて距離を取ろうとしたが、俺の手は彼女の身体をすり抜けてしまった。
「え!?」
距離を見誤った訳ではない。例えて言うなら、立体映像に触れようとしても触れられない。そんな感じだ。
でも、さっきのテティスの手を取った感触は本物だった。何が、どうなっている……?
『仕方ないわ。これは自動再生による仮想イメージだもの。こちらが意図していない加圧は、影響を与えられないわ』
テティスがゆっくりと首を振り、薄金色の髪が悲しげに揺れた。
仮想イメージ? いや、それよりも自動再生って?
『……あなたが帰ってくるのが遅すぎたの。今、私の身体は、深い…深い眠りについているの。今こうして語りかけているのは、帰ってきたあなたに私の状況を教えるための自動的なメッセージなの』
「自動的……って、たった今まで会話してたよね?」
俺の言葉にテティスは動きを止め……およよよよと崩れてゆく。
なにかこう、茶番劇を見せられている気分になってくる。
『あぁ……もう、これ以上のメッセージを残すだけの力が無いわ……。
あなたが去ってしまった悲しみに暮れ、力の殆どを失ってしまったために眠りにつかなくてはならなくなってしまった私……』
テティスは地に両手をついて項垂れる。
『早く……早く、私を起こしに来て。待っているわ………』
涙に濡れた瞳が、一瞬だけ俺と合った。
「え……? おいおい、ちょっと待ってくれ!」
俺の呼び掛けなど聞こえていないのか、答えるだけの余裕がないのか。
テティスの全身が光に包まれてゆき――
その光がおさまった時、そこには何も残されてはいなかった。
そして、俺の足下にぽっかりと、大きな穴が開いた。
穴はそこから空間全体へと瞬時に広がり、白かった空間は漆黒に染まってしまった。
両手両足を精一杯広げたところで何かに触れる事もなく、俺の身体は重力に求められるままに落下を始める。
「な……なんでやねーーーん!!」
こうして、俺の異世界転生は始まったのだ。
「……あれっ?」
頭が真っ白になる、なんて言葉があるが、まさにそれだった。
周囲を見渡すも、クリームがかった白い空間のみ。どこまでも続く空間のようにも見えるが、距離を測れるようなものは何も見えない。
座り込んだ姿勢の下の影は淡く、自分の尻が地についているのかも怪しい。
「俺、教室にいなかったっけか……?」
最後の記憶を掘り起こしてみる。
教室でクラスメイトと話をしていたら、急に光が周囲を包み込んで……。
そこまでしか思い出せなかった。
謎の光そのものか、それとも光によって意識を失った後に何かされたのか。自分がこんな不思議空間にいる理由がわからない。
「そうか。これが話に聞く異世界転生……!」
ファンタジー小説の定番と聞くが、所詮は夢物語。
あるいは現実世界から逃げ出したくて、頭がちょっとどうかしてしまった連中の誇大妄想が作った都市伝説かと思っていた。
頭がどうかしてしまった連中ならば、ついに精神が逝ってしまったという事にもなるが、俺はそんな事はなかった。と思う。
物語と現実と、混同する事なく日々を送っていた。筈だ。
自分でそう思っていただけかもしれないが、ここでそれを言っても仕方がない。
しかし、なんだ。
転生してしまったのだと仮定して、その理由は?
俺、死んだ? だとすれば死因は?
もしかして召喚された? クラス全員? それとも俺だけ?
改めて周囲を見回しても誰もいない。解答があるでもなければ、別の可能性を示してくれる物もない。
「仕方ない。少し走るか」
じっと待つのは性に合わない。というか、身体を動かしている方が落ち着くようにされちゃったからな。あの祖父ぃに。
何かを待つ間に身体を動かし続けて、それが原因で餓死する事になったらどうしてくれるんだ。
「……お?」
立ち上がり視線が高くなった拍子に、遠くで何かが光るのが見えた。
ここはもちろん行くしかない。
光った地点に近づくにつれ、オアシスのような場所が見えてきた。
どうやら揺れる水面が光って見えていたようだ。
湖と、その周囲に茂る緑地と、砂浜と。
こんな事態でなければ、ちょっと休んでいこうと考えてしまいそうだ。
「お、人が……いる!」
緑地の中には東屋があり、椅子に座る人影らしきものが見て取れた。
薄金色の長い髪を揺らす、線の細い女性だった。
人影と認めてから近付くまで、彼女はじっと湖面へと向いたままであり、眠っているようにも感じられた。
「あの……!」
わざと足音を立てながら東屋に近付くも気付いた様子はなく、驚かせてしまう可能性を考えながらも思い切って声を掛けた。
『…………?』
さすがに気付いた彼女が、ゆっくりと振り返る。
(うわ……!)
思わず息を呑む程の美人さんだった。
長い睫毛、綺麗に通った鼻筋、桜色の薄い口唇。
伏し目がちの碧眼は深い色を湛え、顔のパーツはどれもが整えられている。
憂いを帯びたような表情も、その美しさを引き立てる要素だ。
『あ……』
俺を認識した彼女が、椅子ごとこちらに身体を向けた。
すると周囲の景色が霞み、彼女に吸い込まれるように立ち消えた。
残されたのは、俺と彼女の二人きり。
ここで俺は初めて、彼女が俺をここに転生?させた張本人なのだと悟った。
てっきり、俺と同じような境遇で、この場に留まっている人なのではないかと考えてしまっていた。
ほら、転生させた神様?なら、こっちから探すまでもなく姿を見せて当たり前だろうというのが根拠だ。
この場合、女神様……って事だろうか。
たしかにその美しさは神々しささえ感じるが、神様という言葉は似合わない程に儚げだ。
正直、力強さなんてこれっぽっちも感じられない。
『………、おかえり…なさい』
消え入りそうな声で、彼女の口が動いた。そして、左手を俺に向けて差し出してくる。
「え…っと、その……」
おかえりと言われる理由が見当たらなかったが、俺は差し出されている手をごく自然に取っていた。
細く、綺麗な指だった。強く握れば折れてしまいそうな。
彼女の指先に僅かな力が入り、椅子から立ち上がる。
その椅子も景色同様に、音もなく掻き消えた。
『おかえりなさい、ダーリン。戻ってきてくれたのね』
今度の声は、しっかりと聞こえた。
儚げだった表情にも笑顔と朱が差し、思わず胸の鼓動が高まってしまう。
「…え? ダーリン?」
おかえりに引き続き、ダーリン呼ばわりされる理由も俺にはなかった。
この女性は俺の事を恋人か、旦那さんと間違えている。
こんな美人さんに好意の込められた笑顔を向けられれば悪い気分はしないが、俺ではない誰かと勘違いしているとなると、ちょっと微妙だ。
『ダーリンで間違いないわ。だって、ここに来られるのはダーリンしかいないもの』
え? ここに来られるのは?
つまり俺は、転生とか召喚ではない理由でここに居ると?
随分と呆けた表情をしていたと思うが、彼女の笑顔は曇ることもなく俺に向けられている。
『ねぇ、戻ってきてくれた事はもちろん嬉しいわ。…けど、随分と時間が掛かってしまったのね?』
その笑顔が僅かに曇り、淋しそうに目が伏せられる。
「ま……待った待った! 違う! 人違いだから! あなたとは初対面だし、名前だって知らないし!」
両掌をぶんぶんと振って主張する。
手が離れてしまった事で、彼女の口唇が悲しそうに歪む。良心がちくりと痛んだが、人違いのまま話が進められてもこっちが困る。
『そんな……! このテティスを忘れてしまわれたのですか? あれほどまでに愛し合った日々を!』
彼女――テティスは髪を振り乱すようにして、両手で伏せた顔を覆った。
「いやほら! この顔だって見覚えないだろ? 人違いなんだって!」
俺の度重なる主張に、テティスはおそるおそる顔をあげた。
その瞳が俺を捉え、視線を外さずに顔を寄せてくる。
(ち……近い近い近いっ!)
鼻息さえ当たりそうな距離に、俺は顔を背けたくなってくる。
テティスが俺を愛しい人だと思っている以上、極端に顔を寄せると口唇を重ねられそうで怖いのだ。
(いや、嬉しいけど!)
違う、そうじゃない! 本当に愛し合っている者同士ならともかく、そんな間男みたいな真似ができるものか。
「いいから、ちょっと離れて!」
テティスの細い肩口を押さえて距離を取ろうとしたが、俺の手は彼女の身体をすり抜けてしまった。
「え!?」
距離を見誤った訳ではない。例えて言うなら、立体映像に触れようとしても触れられない。そんな感じだ。
でも、さっきのテティスの手を取った感触は本物だった。何が、どうなっている……?
『仕方ないわ。これは自動再生による仮想イメージだもの。こちらが意図していない加圧は、影響を与えられないわ』
テティスがゆっくりと首を振り、薄金色の髪が悲しげに揺れた。
仮想イメージ? いや、それよりも自動再生って?
『……あなたが帰ってくるのが遅すぎたの。今、私の身体は、深い…深い眠りについているの。今こうして語りかけているのは、帰ってきたあなたに私の状況を教えるための自動的なメッセージなの』
「自動的……って、たった今まで会話してたよね?」
俺の言葉にテティスは動きを止め……およよよよと崩れてゆく。
なにかこう、茶番劇を見せられている気分になってくる。
『あぁ……もう、これ以上のメッセージを残すだけの力が無いわ……。
あなたが去ってしまった悲しみに暮れ、力の殆どを失ってしまったために眠りにつかなくてはならなくなってしまった私……』
テティスは地に両手をついて項垂れる。
『早く……早く、私を起こしに来て。待っているわ………』
涙に濡れた瞳が、一瞬だけ俺と合った。
「え……? おいおい、ちょっと待ってくれ!」
俺の呼び掛けなど聞こえていないのか、答えるだけの余裕がないのか。
テティスの全身が光に包まれてゆき――
その光がおさまった時、そこには何も残されてはいなかった。
そして、俺の足下にぽっかりと、大きな穴が開いた。
穴はそこから空間全体へと瞬時に広がり、白かった空間は漆黒に染まってしまった。
両手両足を精一杯広げたところで何かに触れる事もなく、俺の身体は重力に求められるままに落下を始める。
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相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
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