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1.異世界転移したことあるって言ったら、信じる?
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ライトノベルなんかでは異世界転生や異世界転移ものが流行っているし、例えば現実逃避したいときに今すぐ異世界転生しちゃいたいなーと思ったりはすることはあるかもしれない。
だけどもし。
世界転移したことあるって言ったら?
→信じる?
→信じない?
*
テレテレテレ~
俺は大音量で鳴り響いた携帯の目覚ましの音で目を覚ました。
手を伸ばして音を止める。
ぬくぬくの布団は気持ちがよくて、まだ寝てたい...夢の続きに戻りたいと思いながらもう一度目をつぶる。
夢を見ていた。
楽しい冒険の夢だ。
ずっと夢の中にいたくて、でも、目が覚めれば、今日もいつもの朝がやってくる。
ただの現実が、待っている。
...と、そんな感慨に浸る間もなく、ばしばしと小さな手のひらでたたかれて、俺は目を開けた。
「ぱぱー、おきてー」
「もうちょっと寝かせて・・・」
「だめ!!おきて、おきて」
3歳になる息子の蓮が、俺のことを起こそうと一所懸命たたいている。
俺がなかなか起きないので、俺にそっくりの顔が、ぶんむくれているのがカワイイ。だが、眠い。
しばらく無視していようと思ったが、さらにばしばしされて起きざるを得なくなってしまう。
子供の力だけれども手加減ないので、かなり痛かった。
「ごはんっ!ながいパンパンたべたい」
「はいはい」
どうしてもまぶたが下がってしまいそうになる危険な布団からでると、俺は蓮を着替えさせ、ヨーグルトとパンという軽い食事を食べさせる。
保育園に送っていくのは7時半に出なければいけないが、今は6時45分。
他の家事をやる時間はなさそうだと、汚部屋になりかけている部屋を見まわず。
朝の時間はあっという間に過ぎていく。
そして帰っててからもそうだ。
今から何か家事をしても中途半端になってしまいそうで、俺はぼーっとしながらもきゅもきゅとパンを口に入れている蓮を眺めた。
(疲れたなぁ・・・)
蓮の母、つまり俺の奥さんは今はいない。
1年前、蓮が2歳の時に浮気が原因で離婚をし、蓮をおいて家を出て行ってしまっているのだ。
それから父子の二人暮らしである。
俺の務めている会社はかろうじて土日は休みだが、普段は残業があるし、ほぼブラック企業である。
しかも俺は一人っ子だし、両親は早くになくなってるので助けてくれるじじばばはいない。
お金と時間をなんとかやりくりしてなんとか暮らしているが、本当に、しんどい。
バツイチ。
父子家庭。(助けてくれる親戚なし)
ブラック企業勤務。
育児に家事。
と、こんな現状終わっている。
31歳にして、もうすっかり俺は疲れ果て果てたおじさんである。
鏡を見ると、年齢より老けて、ほおがげっそりしている男がぬぼーっといて、自分でも思わず失笑してしまったくらいだ。
そんな、俺。
黒江光太郎
それが、かつてとある世界の光の勇者「クロエ」であったというのは、今この世界で知るのは俺一人だけだった。
*
もし、異世界転移したことあるって言ったら。
信じる?
自分のことだというのに、俺もその記憶が本当のことだったのか・・・
今やもうだんだん自信がなくなってきているんだ。
だけどもし。
世界転移したことあるって言ったら?
→信じる?
→信じない?
*
テレテレテレ~
俺は大音量で鳴り響いた携帯の目覚ましの音で目を覚ました。
手を伸ばして音を止める。
ぬくぬくの布団は気持ちがよくて、まだ寝てたい...夢の続きに戻りたいと思いながらもう一度目をつぶる。
夢を見ていた。
楽しい冒険の夢だ。
ずっと夢の中にいたくて、でも、目が覚めれば、今日もいつもの朝がやってくる。
ただの現実が、待っている。
...と、そんな感慨に浸る間もなく、ばしばしと小さな手のひらでたたかれて、俺は目を開けた。
「ぱぱー、おきてー」
「もうちょっと寝かせて・・・」
「だめ!!おきて、おきて」
3歳になる息子の蓮が、俺のことを起こそうと一所懸命たたいている。
俺がなかなか起きないので、俺にそっくりの顔が、ぶんむくれているのがカワイイ。だが、眠い。
しばらく無視していようと思ったが、さらにばしばしされて起きざるを得なくなってしまう。
子供の力だけれども手加減ないので、かなり痛かった。
「ごはんっ!ながいパンパンたべたい」
「はいはい」
どうしてもまぶたが下がってしまいそうになる危険な布団からでると、俺は蓮を着替えさせ、ヨーグルトとパンという軽い食事を食べさせる。
保育園に送っていくのは7時半に出なければいけないが、今は6時45分。
他の家事をやる時間はなさそうだと、汚部屋になりかけている部屋を見まわず。
朝の時間はあっという間に過ぎていく。
そして帰っててからもそうだ。
今から何か家事をしても中途半端になってしまいそうで、俺はぼーっとしながらもきゅもきゅとパンを口に入れている蓮を眺めた。
(疲れたなぁ・・・)
蓮の母、つまり俺の奥さんは今はいない。
1年前、蓮が2歳の時に浮気が原因で離婚をし、蓮をおいて家を出て行ってしまっているのだ。
それから父子の二人暮らしである。
俺の務めている会社はかろうじて土日は休みだが、普段は残業があるし、ほぼブラック企業である。
しかも俺は一人っ子だし、両親は早くになくなってるので助けてくれるじじばばはいない。
お金と時間をなんとかやりくりしてなんとか暮らしているが、本当に、しんどい。
バツイチ。
父子家庭。(助けてくれる親戚なし)
ブラック企業勤務。
育児に家事。
と、こんな現状終わっている。
31歳にして、もうすっかり俺は疲れ果て果てたおじさんである。
鏡を見ると、年齢より老けて、ほおがげっそりしている男がぬぼーっといて、自分でも思わず失笑してしまったくらいだ。
そんな、俺。
黒江光太郎
それが、かつてとある世界の光の勇者「クロエ」であったというのは、今この世界で知るのは俺一人だけだった。
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もし、異世界転移したことあるって言ったら。
信じる?
自分のことだというのに、俺もその記憶が本当のことだったのか・・・
今やもうだんだん自信がなくなってきているんだ。
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