業火な御馳走

赤八汐カケル

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プレゼント

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舞が居なくなった教室は何だかいつもより寂しく感じた。


浜横の駅は相変わらず若者たちで混雑していて、嫌気が差した。私はそんなに人が好きではないのにこんなにもいると憂鬱にもなるし人酔いもしそうだ、でも、私は楽しみ過ぎて、待ち合わせ時間の五分前に到着してしまった。少し後悔はしたが舞と遊べると思えばこのぐらいの苦痛は大したことはない。舞が来るまで携帯をいじりながら待っていようと思っていたら、Lightsから着信があった。

舞からだった。

「駅に到着しました」
と書いてあった。それに私が返信し終わるころには舞が手を振りながらこちらに向かってきてくれた。

「奏音、おはよう!」

舞は今日も可愛かった。私はすっかり舞に惚れてしまったようだ、もちろん友達としてだが。

私たちは桜田ファミリアに向かっていた。道中も混雑していたが、舞といればそんなのはどうでもいいと思ったし、何よりこうして私服で同性の友達と遊ぶ経験は初めてだったので、とてもワクワクした気分になっていた。

桜田ファミリアの前まで来ると舞は上を見上げた。

「やっぱり、大きいね…でも、小さい頃家族と来たときはもっと大きいと思ってた」

「そりゃね、子供の頃はもっと小さかっただろうし」
私は苦笑いしながら答えた。舞も納得した様子で微笑んでいた。

中へ入ると、ここもやっぱり若者で賑わっていた。でも、日本一大きいことあって、駅前よりは混雑していなかったのでそれなりに、舞とのデートも楽しめそうだった。

舞は早速、入口から一番近い雑貨屋に入って行き、猫をモチーフとした置物を見て可愛いと何度も連呼していたが、私はちっとも可愛いと思えなかった。なんせ、明らかに猫の外観をしているが、顔面はまるで人の顔のようにリアルだったからだ、敢えて言うならば人面猫である。

「ねぇ、奏音、これ超可愛くない?」
私は舞の気分を損ねないように、愛想笑いをして共感したつもりでいるが、うまくできていた自信はない、そのぐらい可愛くないからだ。

次に舞が目を付けたのは、ろくろ首みたいに首が妙に長い女の子の置物だった、これも同様に可愛いと言っていたが、これは可愛いとか以前の問題ではない。こんな置物を夜に見てしまったらおしっこを漏らしてしまいそうなくらい怖い。

舞は何でこんなにも、独特なセンスなんだろうか?何をどうしたらこの置物たちが可愛いと見えるのかが私にはわからなかった。

それから、何店舗か回って彼氏さんにあげるプレゼントが決まった。

「私、こういうの買うの初めてだから喜んでくれるか心配だな…」
舞はとっても不安そうだったが、私は自信も持って励ましてあげた。

「絶対に大丈夫だよ!舞が一生懸命に選んだものなんだから喜んでくれるよ!」
















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