憧れの異世界で極楽至上のハーレムを

ゆのや@1作品書籍化!!(予定)

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プロローグ 吸血鬼、逃走中。

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プロローグ 『 逃亡の先で 』

 ――物語は、一人の女性の逃走劇から始まる。

「くっそ。どんだけついてくる気よ」

 燃えるような赤髪をなびかせて、吸血鬼――リリスは全力で森を駆け抜けていた。

 法則性のないランダムにそびえた樹木を鮮やかに避け続けながら、時折後方をチラッと振り返って、リリスはひたすらに前へ前へと前進する。

 荒い息遣いは全力疾走の反動……ではなく、リリスを執念しゅうねん深く追う追跡者チェイサーとの攻防によって蓄積された疲労のあらわれだ。

 全力疾走で森を駆ける彼女をよく見てみれば、その身体にはあちこちに裂傷のあとがあった。それはいずれも浅く、擦れ傷程度で致命傷には至らぬほどのダメージ。

 そしてリリスの体質からすれば、この程度の傷は自然治癒で瞬く間に塞ぐのだが、しかし傷口は塞がるどころか尚も出血を続けていた。それがリリスの疲労を加速させている原因でもあり、そして彼女の焦燥を駆り立てる原因であった。

「戦ってる時におかしいと思ったけど……やっぱやられた!」

 腕に残る裂傷を見て、リリスは忌まわしげに強く舌を打つ。

 吸血鬼の回復力は人間の約三倍。無論、回復力は個々の体質によって異なるものの、リリスの回復力は吸血鬼の中でも頭一つ抜けて高かった。そんなリリスの回復力をもってしても容易に言えぬ傷となれば、答えは一つしかない。

 これはそう――〝呪い〟だ。

「あっの野郎、剣に呪いを付与けてたのね! いや呪い付きの剣を手に入れたのか……ああもうっ! そんなのは今どうだっていいのよ⁉」

 気になることも確かめたいことも多々あるが、今重要なのはとにかくあの追跡者から逃げ切ること、とリリスは思考を切り替えるように大きくかぶりを振ると再び足を動かすことに集中した。

「ああうだうだ考えたらもう森を抜けちゃう⁉ くっそ! この先は……」

 ひたすらに森を駆けていると数メートル先に一筋の光があふれて見えて、リリスはたまらずに頭を抱えた。

 もう一度、確認の意味を込めて後ろをチラッと振り返ってみれば、やはりしつこく黒影がリリスを追ってきている。故に、後退は不可能。残る選択肢は方向転換か、真っ直ぐ突っ切るかの二択。

「……このままイタチごっこを続けるのも論外」

 自身の残り体力と圧倒的状況の不利さ加減を冷静に分析した結果、最終的にリリスが取れる選択肢は一つのみに限られた。

 一か八かの賭けにはなるが、ここで勝負にでなければ明日はないだろう。

 リリスは一度短く息を吸ったあと、腹をくくって眼前を見据え、

「――ふっ!」

 そのまま、一気に森を抜けた。

 足に一層力を籠め、大地を抉るほどの跳躍をみせる。空中に浮いた身体は跳躍の勢いのまま生い茂る草木の壁を強引に突き破って樹木の檻からリリスを脱出させる。

 視界の晴れた草原に飛び出し、リリスはズザァァ、とブーツの踵で緑のカーペットを削りながら流れていく身体の方向を器用に転換した。

 わずかに勢いが落ちた頃、リリスはステップを踏むように、二度大きく後方に飛びながらようやく両足を地面に着地させた。

 依然、警戒心は最大のまま臨戦態勢を解かずにリリスは暗い森の中を睨む。

 そして時間にして十秒にも満たないうちに、リリスは捉えた。森を抜ける時の跳躍で一度は突き放したはずの黒影が、やはり諦めずにリリスを追って迫って来ているのを。

 その追跡者が自身に向ける並々ならぬ執着心に、リリスはため息を吐かずにはいられなく、また同時に怒りと苛立ちが膨れ上がった。

 そんなリリスの心情とは裏腹に、リリスがこじ開けた道を通って姿シルエットを現わしたそれは、悠然と歩きながらリリスに嘲笑を向けていた。

「ようやく諦めたか」
「ハッ。誰が諦めるもんですか」

 リリスに相対するそれは、手に剣を持っていた。服装は重厚な鋼の鎧をまとっており、肩には気品溢れるマントを羽織はおっていた。

 その装いと悠然とたたずむ姿で、それが一般人ではないことは一目瞭然。そう。リリスをしつこく追っていたのは、この世界において魔を狩り、民を守護する者――それは、勇者であった。

「ほんっとにしつこい。未練がましい男は女に嫌われるわよ?」
「安心しろ。俺はフラれた女に執着するような矮小な男じゃない。俺が固執するのはあくまで魔族オマエだけだ」
「ふぅん。つまり私は女じゃないってこと? 傷つくんですけど」
「あぁすまない。お前も生物学的には歴とした女《メス》だったな。……ただし、男を誑かす悪女だ」

 勇者はリリスの軽口に応じるが、しかしその目には憎悪が宿っていて、リリスに対する並々ならぬ嫌悪感が溢れ出ていた。

「それにしても解せない。諦めていないのなら何故逃げるのを止めた?」
「あら? 分からないのかしら」

 眉根を寄せる勇者にリリスは小馬鹿にするように笑う。そんな露骨な挑発に勇者は反応しないようにと務めたが、しかし生理的に身体がリリスに対する嫌悪で頬が引きつった。

「無論、概ね見当はついている。大方、森の中ではいずれ自分の体力が尽きて劣勢を覆せないと悟ったんだろう」
「私が劣勢前提なの止めてくれる? 腹が立つ」
「事実だろう。もう貴様に俺から逃げ切れるほどの体力は残っていない」
「…………」

 リリスは勇者の指摘に無言を貫いたが、しかし図星を突かれたように頬が強張こわばった。

 そんなリリスの機微を見抜いた勇者は、嘲笑をこぼしてリリスの策略を暴いた。

「なら無駄に体力を消耗するよりも、こうして俺を迎え撃つ方が勝算が高いと踏んだんだ。そうだろう?」
「――――」

 勇者の答えに依然リリスは応じない。ただ、代りにこれまでより警戒心を強く、一段深く身構えた。

「たしかにその方が得策だし、俺がお前と同じ立場だったら同じ結論を出していただろう」

 だが、と勇者は継ぐと、剣を持たぬもう片方の手でリリスを指さし、

「自分の傷を見てみろよ。それは誰に与えられた傷だ?」
「……今、私の目の前にいるクソ野郎によ」

 減らず口を、とリリスの返答に勇者は心底不快そうに顔をしかめた。

「まぁいい。とにかく、お前は俺と戦って傷を負ったワケだ。それも呪いが付与された攻撃を受けて」
「やっぱり呪い付きの武器だったのね、それ」
「あぁ。この剣には、攻撃を受けた相手の治癒能力を一定時間阻害する呪いが付与されている」
「ハッ。とても正義の代弁者をおごる勇者様が携える武器とは思えないわね」
「そうか? 俺は勇者にぴったりだと思うけどな」
「……やっぱゲス野郎」

 日輪を受けて、剣の鈍色が走る。顔の前に剣を掲げた勇者は、それが放つ輝きに魅了されたように熱い吐息をこぼした。リリスにはそれがまるで、勇者が剣の放つ魔力に魅入られて呪われたように見えて。

「人間より遥かに優れている魔族お前たちを確実に殺す為に生み出された剣。ほら、魔族を殺す為に戦う勇者僕らに相応しい剣だろう?」
「……なにそれ。キッッモ。マジ引くんですけど」

 リリスは全力で勇者に引いた。魔族を殺す為に自分にも呪いの影響が掛かる可能性がある武器を手にするその沙汰は、正義を大義名分にしたもはや狂人だ。

 リリスは本能のままに行動するのは大好きだし、ギャンブルや賭博もハラハラするのも好きだ。だが、眼前の勇者のような、他者を殺すことに自分の命を賭すほどイカれてはいない。

 だからリリスには、他者の命を狩ることに執着する勇者が狂人にしか見えなかった。

 そして事実、リリスと対峙している勇者は狂人だった。明確な殺意を持ち、自分自身が呪いの剣に意識を支配される危険《リスク》を孕んでなお、それでも剣を手放さなさないのは、偏に魔族リリスを殺すためなのだろう。

「御託はいい。吸血鬼。お前を殺す」
「誰がお前なんかに殺されるもんですか。お前に殺されるくらいなら酒に溺れて死んだほうがマシよ。べー、だ!」

 掲げた剣をリリスの前に突き出した勇者に対し、リリスはあっかんべーで受けて立つ。

 それが勇者の中にわずかに残っていた冷静さを失わせ、たちまち増大した怒りが精悍せいかんな顔を歪ませた。

「どうせもう魔力もろくに残ってないんだろう。虫の息なら、このまま永眠させてやるよ!」
「吸血鬼バカにすんな! 勿体ないけど、お前に見せてやるわ。私のとっておきの魔法をね!」
「ハッタリだろうがッ!」

 リリスの啖呵たんかを勇者が怒声で塗り潰す。

 突き出した剣を腰まで落とし、生い茂る緑を力強く踏み込む。十分以上に力を溜めた足が解放される時、地面が抉れて勇者の身体が弾丸のように弾かれた。

 鋭い呼気とともに突貫。リリスが勇者と対峙するべく取った距離が瞬く間に縮まっていく。

「これで終わりだ! 淫乱吸血鬼!」
「誰が淫乱吸血鬼だ! ストーカーイカれ野郎!」

 さらに二人の距離が縮まり、コンマ数秒反応が遅れたリリスがようやくアクションを取り始める。遅い。これだけ距離が詰まれば、魔法が発動するよりも前に剣に首が届く。

 殺す! 殺気が勇者の背中からより一際強く放たれた――その刹那だった。

「――フッ」
「っ⁉」

 眼前の、吸血鬼が嗤ったのは。

 一瞬。嘲弄するような笑みに勇者の殺気が揺らぐ。しかしすぐに鬼迫を取り戻し、今度こそ浮かび上げた不快な笑みごと首を跳ねてやろうと、リリスとの距離をさらに詰めるべく左足を地面にめり込ませたのと、それはほぼ同時だった。

「ふっ。ふはは! 私がお前如きに殺されるワケがないでしょう! 見せてあげるわ! これが私の奥の手!」
「――ッ!」

 高らかに声を上げるリリスに勇者は身構える。いかなる魔法を放たれようとも、それを切り伏せれば何も問題はないと判断して。

 リリスの宣言に勇者は怖気づくことなく突貫を継続。それを捉えて、リリスは興奮するように舌を舐めずりした。

「いいわね! その気迫! だからこそこの魔法を使う価値があるわ!」

 二人の距離がさらに縮まる。そして、ついに勇者がリリスの元まで迫り、構えていた剣を振りかざす。

 一閃。鈍色の光が白く艶めかしい首を切断しようと空に軌道を描く。

 そしてその切っ先が首を確かに捉えた、その寸前。

空間転移テレポート!」
「――なっ⁉」

 勇者の剣がリリスの首を捉える直前。リリスが高らかに唱えた魔法に勇者は思わず絶句する。

 勇者の鬼迫の表情。それが崩れる様をその目でしっかりと捉えていたリリスは、これでもかと嘲笑いながら言った。

「あはは! これが私の奥の手! 普通に逃げるが勝ちよ!」
「貴様ッ! 卑怯だぞ!」
「ハッ! どうとでもなじりなさい! ハナから私はアンタと戦う気なんてなかったつーの! べー、だ!」

 リリスの後ろに出現した大きな魔法陣。それに向かってリリスはぴょん、と飛び跳ねる。既に発動した『空間移動《テレポート》』という魔法。これこそがリリスの切り札にして、勇者に負けない唯一の策だった。

 縮まった距離が広がり、勇者が振るった剣はリリスの首を掠めることなく空振りに終わる。急いで態勢を修正して二撃目を加えようとするも、既にリリスの身体は魔法陣に吸い込まれ、顔だけが残っている状態だった。

「じゃあね勇者。なんでアンタに殺されかけたのか全然分からないけど、私もアンタに恨みができたわ。だから、今度会ったら本気で殺し合いましょ」

 まぁ、本音をいえばこんなイカれたヤツには二度と会いたくないのだが。

 その想いは小馬鹿にしたような笑みに乗せて、リリスは悔し気に奥歯を噛みしめる勇者を見下ろしながら魔法陣の中へと飲み込まれていく。

「もう一度必ず貴様を見つけ出して、今度こそ貴様の息の音を止めてやる! 忌まわしき淫乱女めっ‼」
「やれるもんならやってみな! あははっ!」

 完全に魔法陣の中へと身体が飲み込まれていく中、もう顔も見えない勇者のそんな憎悪のこもった宣告だけが聞こえた。

 それからすぐにリリスの身体は魔法陣から出て行く。先ほどまで生い茂る緑に着いていた足は、今度は固い地面の上に着地した感触。まだ魔法陣から顔が出ていないからたしかな確証が掴めないが、おそらくは敷石の上だろう。

 ようやく顔も魔法陣から出ると、身体の全部が出てゆっくりと魔法陣が虚空に消えていった。

「……あっぶなぁ。適当に空間転移テレポート使わずに温存しておいてよかったぁ。これ、魔力消費が激しいから半年に一回しか使えない魔法なのよ」

 攻撃力はないが、逃走の手段において空間転移テレポートに勝る魔法は存在しない。まさに切り札と呼ぶに相応しい力を持っているが、その分代価も高く要求される。

「でも、とりあえずあのイカれ野郎からは逃げ切れた。……まずは、呪いが解けるのを待って、それから傷を治して……あぁ、その前に、ここ、どこよ?」

 着地してすぐに身体がよろめいて、倒れそうになったが冷たく硬い何かが壁になってくれたおかげでどうにか踏ん張れた。辛うじて立っている。そんな状態でリリスは転移先を確かめていく。

 硬い地面。やはり敷石の上にいた。しかし敷石にしては継ぎ目がなくてそれになんだか異様に整然としている。

 気にはなるが足元だけでは情報は得られない。今度は周囲を見ることにした。

 薄暗い。顔を上げれば空を囲うように高い壁が隔たられていた。となると空間転移テレポートの転移先はどこかの国でそこの裏路地か。……しかし、

「なんだか、全然見慣れない光景なのは、気のせいかしら」

 大方の見当をつけて、自分の下した思考に間違いはないはず。なのに、ずっと違和感を覚える。
 胸騒ぎが止まない。先ほどの戦闘よりもずっと、脳の警鐘が強く鳴っている気がする。

「とりあえず、ここがどこなのか確認しないと……あ、やば……」

 薄暗い空間の先に差し込める光。そこに向かおうと歩き出そうとした瞬間だった。

 ぐらりと視界が揺らいで、たちまち全身から血の気が引いていく。

 身体から力が抜けて、立っていられなくなって壁を擦りつけながら地面に倒れた。

「……そうだ、私……血、流しっぱで戦ってたんだ。そりゃ、こうなるわ」

 血を流しすぎた。そして、今も流血は止まっていない。マズイ、と理解した時にはもう遅かった。

 寒い。

 ガクガク、と全身が震え始めた。荒い息遣いが段々弱まっていき、どうにか酸素を吸いこもうと藻掻くように息を吸う。

 意識が。

 視界がブレれる。次第に霞掛かったように朦朧もうろうとなって、まぶたが重くなっていく。

「……くっそ、逃げ切れると、思ったのに」

 全身の感覚がなくなっていく。もう指を動かす力もない。

 ぱち――ぱち、と瞼が瞬く回数が減っていく。呼吸がうまくできない。視界が、暗くなっていく。

「(あぁ。サイヤク。最期に美味しいもの、食べたかった……)」

 死ぬ。

 これまでの生き方に後悔はないけれど。せめて今日死ぬと分かっていれば腹がはち切れるまで美味しい物を食べたかったなと、そんな悔いだけが消えゆくリリスの意識の中に残る。

 そんな後悔を最期にしてしまったことにも後悔しながら、リリスは瞼を閉じた――。
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