97 / 138
汚染獣との戦いを止めろと言いたいのか?
しおりを挟む
「成長した己を見せに来たわけじゃないだろ?」
「修行の洞窟を使いたい」
「そうだと思ったよ。巫女様の許可が必要じゃ。案内してやる。ついてくるんだよ」
「わるいな。頼む」
村に来た目的が汚染獣討伐に関係する話だったので呆れた顔をされてしまったが、何も言われなかった。
曲がった背を見せると村長が歩き出したので、速度をあわせて後を追う。
村の中は俺の記憶と変わっていない。川での洗濯、畑仕事に精を出す男、共同で管理している家畜たち。どれも見たことがある光景だ。知り合いが歳を取ってなければ、ここだけ時間が止まっていると錯覚していただろう。
山を囲っている壁のおかげで魔物の被害はほとんどなく、村は平和だ。こんな田舎は誰も攻めてこないので、一度も大きい被害を受けたことはない。それが村人たちの自慢でもあるようだった。
「ポルンは修行の洞窟を使うつもりだろうから先に伝えておくよ。実は先客がいる」
「珍しいな。そいつは勇者候補なのか?」
「うむ」
修行の洞窟はこの山にあり、光属性の適性をあげられる唯一の場所だ。勇者候補になったら一度は訪れることになっているので、誰かがいても不思議ではない。
当然、そのような場所が独立しているはずもなく、光教会が主体となって運用し、各国から金銭的な支援をしてもらっている。
勇者候補は光属性の適性を限界まで引き上げてから村を出るのが一般的だが、少しでも早く汚染獣を倒したかった俺は、勇者と呼ばれるのに相応しい力を得たらすぐに飛び出してしまい、最大まで引き上げていない。だから戻ってきたのである。
「瘴気が蔓延している修行の洞窟に入ってどのぐらい経つ?」
「すでに一か月は籠もっているよ」
常に光属性を放出して浄化を続けながら、村に伝わる秘薬を飲み続ける。
これが勇者になるための鍛錬、光属性の適性を上げる方法だ。
ランタンの頼りない光だけで孤独に過ごすことになるから精神面も鍛えられる。たった一人でも汚染獣を倒すという根性までできあがるのだから、非常に効率が良い修行だと俺の中では好評だ。きっと他の勇者候補も同じ気持ちだろう。
「修行しているヤツはプルドという名前か?」
「違うね。そういった名前の男は村に着たことない。滞在しているのはリュウールという名前だよ」
するとあの国は、村で修行させずに勇者と名乗らせたのか。汚染獣とまともに戦えなかった理由がわかった。
光属性を持ってしまったが故に政治利用される、か。
哀れな男だな。
俺を自由にさせてくれたことには感謝しているし、プルドには少しだけ同情してやる。
「リュウールはどこの国の人間だ?」
「さぁね。興味ないから聞いてない。汚染獣を倒す人間であれば、どんな国に所属していても我々は歓迎するよ」
光属性に適性さえあれば、地位、人格、資産、その他諸々どうでもいい。それがこの村のスタンスだ。非常に俺好みで、だからこそ村人たちとは気があう。
修行中は楽しい日々を過ごしていた。
「相変わらずだな」
「おぬしと一緒だよ。長く続いた恨みは消えない」
「まあ、否定はしない」
故郷が汚染獣によって滅ぼされてから復讐のためだけに生きてきた。村長の言うことは当然だと理解できる。
しかし一方で、俺が抱えている憎しみのせいで仲間を巻き添えにして良いのかという疑問は残る。
大切な人を不幸にさせてまで戦うべきなのだろうか?
この問いの答えは既に出ている。
俺の身勝手な行動に巻き込まれる人なんて存在しちゃいけない。
恨み、憎しみはすべて個人的なもの。一人で抱え込まなければならない。だから勇者をクビになったチャンスを使って仲間から離れたんだ。
女遊びを堪能した後、戦いの果てに死ぬのは俺だけで充分である。
「少し変わったかい?」
「月日が経てば少なからず変わるもんだろう」
「それが若さかねぇ……」
空を見上げた村長は、なんだか嬉しそうな声でつぶやいた。
もう自分は変われないと諦めているよう感じられ、それが嫌だった。
「年齢なんて関係ないと思うぞ。変わろうと思えば今この瞬間から変われる」
「歳を取るとそんな気力すら湧かなくなるもんだよ。ポルンはまだ若いんだ。私みたいに、憎しみだけの人生を送るんじゃないぞ」
「……それは、汚染獣との戦いを止めろと言いたいのか?」
「道は一つしかないと思い込んで後悔するんじゃない。そう言いたいだけじゃ。どんな答えを出すかは、ポルンの好きにせい」
近い将来、俺が樹海に突っ込み、汚染獣どもと戦うつもりだと気づいているような発言だった。
「年長者からのアドバイスだと思って受け取っておく」
「精々、後悔しない人生を送りなよ」
それは難しいだろう、とまでは言わなかった。
できるかどうかじゃなく、後悔しないと信じて進むべきだと思ったからだ。
お互いに話すことがなくなったので黙って歩いていると、巫女が住んでいる小さな正方形の家が見えてきた。すべて木製で作られていて屋根は黒く、柱に使われている木は赤い。壁はもともと白かったが、汚れて灰色になっていた。正面にはドアが一つだけ。窓はない。家ではなく牢獄のように思えた。
家の前に着くと村長は膝をついて頭を下げる。
「巫女様、ポルン卒業生を連れてまいりました」
返事はない。
風で揺れる木々の音だけが聞こえる。
生ぬるい空気が不快だった。
村長は体勢を崩すことなく待っていると、しばらくしてドアは開くが、誰もいない。声だけ聞こえてくる。
「中へ」
「かしこまりました」
立ち上がろうとした村長がよろめいたので、とっさに掴んで体を支える。
「助かったよ。最近は足腰が弱くなってねぇ」
「一緒に行くぞ」
嫌そうな顔をされたが村長を抱きかかえる。想像していた以上に軽い。肌は乾燥していて枯れ木のようだ。
落とさないようにゆっくりと歩いて、巫女が住む家の中へ入ることにした。
======
【あとがき】
Kindleにて電子書籍版の予約を開始しました。
購入してもらえると更新を続けるモチベーションになります!
(Unlimitedユーザーなら無料で読めます)
「修行の洞窟を使いたい」
「そうだと思ったよ。巫女様の許可が必要じゃ。案内してやる。ついてくるんだよ」
「わるいな。頼む」
村に来た目的が汚染獣討伐に関係する話だったので呆れた顔をされてしまったが、何も言われなかった。
曲がった背を見せると村長が歩き出したので、速度をあわせて後を追う。
村の中は俺の記憶と変わっていない。川での洗濯、畑仕事に精を出す男、共同で管理している家畜たち。どれも見たことがある光景だ。知り合いが歳を取ってなければ、ここだけ時間が止まっていると錯覚していただろう。
山を囲っている壁のおかげで魔物の被害はほとんどなく、村は平和だ。こんな田舎は誰も攻めてこないので、一度も大きい被害を受けたことはない。それが村人たちの自慢でもあるようだった。
「ポルンは修行の洞窟を使うつもりだろうから先に伝えておくよ。実は先客がいる」
「珍しいな。そいつは勇者候補なのか?」
「うむ」
修行の洞窟はこの山にあり、光属性の適性をあげられる唯一の場所だ。勇者候補になったら一度は訪れることになっているので、誰かがいても不思議ではない。
当然、そのような場所が独立しているはずもなく、光教会が主体となって運用し、各国から金銭的な支援をしてもらっている。
勇者候補は光属性の適性を限界まで引き上げてから村を出るのが一般的だが、少しでも早く汚染獣を倒したかった俺は、勇者と呼ばれるのに相応しい力を得たらすぐに飛び出してしまい、最大まで引き上げていない。だから戻ってきたのである。
「瘴気が蔓延している修行の洞窟に入ってどのぐらい経つ?」
「すでに一か月は籠もっているよ」
常に光属性を放出して浄化を続けながら、村に伝わる秘薬を飲み続ける。
これが勇者になるための鍛錬、光属性の適性を上げる方法だ。
ランタンの頼りない光だけで孤独に過ごすことになるから精神面も鍛えられる。たった一人でも汚染獣を倒すという根性までできあがるのだから、非常に効率が良い修行だと俺の中では好評だ。きっと他の勇者候補も同じ気持ちだろう。
「修行しているヤツはプルドという名前か?」
「違うね。そういった名前の男は村に着たことない。滞在しているのはリュウールという名前だよ」
するとあの国は、村で修行させずに勇者と名乗らせたのか。汚染獣とまともに戦えなかった理由がわかった。
光属性を持ってしまったが故に政治利用される、か。
哀れな男だな。
俺を自由にさせてくれたことには感謝しているし、プルドには少しだけ同情してやる。
「リュウールはどこの国の人間だ?」
「さぁね。興味ないから聞いてない。汚染獣を倒す人間であれば、どんな国に所属していても我々は歓迎するよ」
光属性に適性さえあれば、地位、人格、資産、その他諸々どうでもいい。それがこの村のスタンスだ。非常に俺好みで、だからこそ村人たちとは気があう。
修行中は楽しい日々を過ごしていた。
「相変わらずだな」
「おぬしと一緒だよ。長く続いた恨みは消えない」
「まあ、否定はしない」
故郷が汚染獣によって滅ぼされてから復讐のためだけに生きてきた。村長の言うことは当然だと理解できる。
しかし一方で、俺が抱えている憎しみのせいで仲間を巻き添えにして良いのかという疑問は残る。
大切な人を不幸にさせてまで戦うべきなのだろうか?
この問いの答えは既に出ている。
俺の身勝手な行動に巻き込まれる人なんて存在しちゃいけない。
恨み、憎しみはすべて個人的なもの。一人で抱え込まなければならない。だから勇者をクビになったチャンスを使って仲間から離れたんだ。
女遊びを堪能した後、戦いの果てに死ぬのは俺だけで充分である。
「少し変わったかい?」
「月日が経てば少なからず変わるもんだろう」
「それが若さかねぇ……」
空を見上げた村長は、なんだか嬉しそうな声でつぶやいた。
もう自分は変われないと諦めているよう感じられ、それが嫌だった。
「年齢なんて関係ないと思うぞ。変わろうと思えば今この瞬間から変われる」
「歳を取るとそんな気力すら湧かなくなるもんだよ。ポルンはまだ若いんだ。私みたいに、憎しみだけの人生を送るんじゃないぞ」
「……それは、汚染獣との戦いを止めろと言いたいのか?」
「道は一つしかないと思い込んで後悔するんじゃない。そう言いたいだけじゃ。どんな答えを出すかは、ポルンの好きにせい」
近い将来、俺が樹海に突っ込み、汚染獣どもと戦うつもりだと気づいているような発言だった。
「年長者からのアドバイスだと思って受け取っておく」
「精々、後悔しない人生を送りなよ」
それは難しいだろう、とまでは言わなかった。
できるかどうかじゃなく、後悔しないと信じて進むべきだと思ったからだ。
お互いに話すことがなくなったので黙って歩いていると、巫女が住んでいる小さな正方形の家が見えてきた。すべて木製で作られていて屋根は黒く、柱に使われている木は赤い。壁はもともと白かったが、汚れて灰色になっていた。正面にはドアが一つだけ。窓はない。家ではなく牢獄のように思えた。
家の前に着くと村長は膝をついて頭を下げる。
「巫女様、ポルン卒業生を連れてまいりました」
返事はない。
風で揺れる木々の音だけが聞こえる。
生ぬるい空気が不快だった。
村長は体勢を崩すことなく待っていると、しばらくしてドアは開くが、誰もいない。声だけ聞こえてくる。
「中へ」
「かしこまりました」
立ち上がろうとした村長がよろめいたので、とっさに掴んで体を支える。
「助かったよ。最近は足腰が弱くなってねぇ」
「一緒に行くぞ」
嫌そうな顔をされたが村長を抱きかかえる。想像していた以上に軽い。肌は乾燥していて枯れ木のようだ。
落とさないようにゆっくりと歩いて、巫女が住む家の中へ入ることにした。
======
【あとがき】
Kindleにて電子書籍版の予約を開始しました。
購入してもらえると更新を続けるモチベーションになります!
(Unlimitedユーザーなら無料で読めます)
9
あなたにおすすめの小説
【完結】偽物聖女として追放される予定ですが、続編の知識を活かして仕返しします
ユユ
ファンタジー
聖女と認定され 王子妃になったのに
11年後、もう一人 聖女認定された。
王子は同じ聖女なら美人がいいと
元の聖女を偽物として追放した。
後に二人に天罰が降る。
これが この体に入る前の世界で読んだ
Web小説の本編。
だけど、読者からの激しいクレームに遭い
救済続編が書かれた。
その激しいクレームを入れた
読者の一人が私だった。
異世界の追放予定の聖女の中に
入り込んだ私は小説の知識を
活用して対策をした。
大人しく追放なんてさせない!
* 作り話です。
* 長くはしないつもりなのでサクサクいきます。
* 短編にしましたが、うっかり長くなったらごめんなさい。
* 掲載は3日に一度。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる