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「皆様、お待たせいたしました。今宵は祝福の夜、王家主催の晩餐会にお越しいただき誠にありがとうございます」
王家の侍従長が舞台の上に立ち、開始の声が響き渡りました。全ての視線が舞台に集まり、歓談の時間も終わりです。
祈りの儀式が始まりました。王妃テレジア様と、教主様が舞台に現れます。テレジア様は王国の宗教的行事を束ねており、その権力は国の端々にまで行き渡っています。舞台に立つテレジア様の姿は荘厳で、会場にいる誰もがその神々しい美しさに畏怖を覚えるほどです。
「国の繁栄、平和、そしてここにいる皆様の幸せと栄光のために、万物の創造主へ、心からの祈りを捧げましょう」
テレジア様の声は優雅で、力強いものでした。
祈りの儀式が終わると、会場に豪華な食事が運ばれ、王家の使用人によって席に案内されました。夫のエルキュールと一緒にテーブルにつき、食事を始めました。
夫は素早く平らげていき、私を急かします。
「たらたら食べんるんじゃないよ。早く陛下のところへ挨拶に行くからね」
隣にいる夫の口からいつも以上にくちゃくちゃと音がします。夫は出会ったときからクチャラーで、それとなくほのめかしたこともあるのですが、気づいてもらえません。あるいは、親などに指摘されてすでに知っているのかもしれませんが、直そうとする気配はありません。今まで私が許してこれたのは、愛あっての余裕なのか、それとも愛が私の耳を埋めていたからなのか、わからなくなりました。このような人にはずっと口を塞いでいてもらい、鼻呼吸だけで人生を歩んでほしいものです。
「そんなに焦らなくても、晩餐会はまだ始まったばかりじゃありませんか」と私は返しました。
しかし夫は私のほうすら見ずに、豪勢な食事を胃袋へ放り込んでいきます。目の前の牛肉が豚のエサにすり替えられたとしても差し支えないでしょうに、もったいないことです。
「陛下の前では、とにかく大人しく、ニコニコしていればそれでいいんだからな。……(くちゃくちゃくちゃくちゃ)……余計なことをするなよ」
ただのご挨拶なのですから特に何かをするつもりもなかったのですが、あえて「余計なことをするな」と言われると、何かしたくなってきました。夫は私をコントロールしたいようですが、それに見合うほどの扱いを受けた覚えもありません。
「行くぞ、ついてこい」
夫がこう言うので、私は食事を途中で切り上げざるをえなくなりました。夫の後についていき、前方の大きなテーブルに向かいます。
エドゥアルド国王陛下、王妃テレジア様、そして摂政アントニオ様に対面しました。
「陛下、テレジア様、アントニオ様、本日は素晴らしい宴を催していただき、心から感謝申し上げます」
夫が声を張り上げました。陛下は微笑んだものの、テレジア様とアントニオ様は私たちのほうを見ながら、うわべだけの笑みを浮かべているように見えます。
陛下は近づいてきた夫の手を握りしめ、「エルキュール卿はいつも食べるのが早いね。今日の晩餐会も一番乗りだ!」と満足そうにしました。夫も陛下に褒められて鼻高々なのですが、食べるのが早くて褒められる世界線なんて……ありましたっけ?
一方で、陛下の喜ぶ様子を見たテレジア様は、
「……エルキュール卿だけが別の競技に参加しているようですわ。子どものときのパン食い競走も、さぞかし早かったのでしょうね」
と皮肉を言いました。テレジア様の目には、明らかに侮蔑の色が含まれていました。夫と目を合わせようともしません。
「エルキュール卿。子どものときはパン食い競走が得意だったのか?」
陛下がこのようにおっしゃるので、内心で可笑しくなりました。陛下は純粋なお人柄で、テレジア様の皮肉もわからず質問したのです。
「もちろんでございます陛下。みんなの足が遅いから、二つ分パンを食べたこともあります」
胸を張って答える夫に対し、陛下は「ははははは、さすがエルキュール卿だ!」と笑いながらテレジア様を見ます。「だそうだよ、テレジア。さすがだな君は。人の子どもの頃までわかるなんて」
テレジア様は小さくため息をつき、次は私のほうを見ました。テレジア様の瞳はとても深みのある黒色をしていて、何もかも見透かされそうな、引き込まれるような魅力があります。
「奥様も、いろいろと大変ですわね。ご苦労お察ししますよ」
初めてテレジア様に話しかけられました。過去に参加した晩餐会ではどれも、私は夫の後ろに隠れるように立っていたので、目が合うことすらありませんでした。
「そうなんです。子どものような夫の自分勝手さに、苦労が絶えません」
夫がぎろりと私を睨みました。もちろん、王家の方々の死角になるようにしてです。今までの私であれば「苦労なんてありません。良き夫を持てて幸せです」とでも答えていたでしょう。しかし、そんな私はもういません。夫は何も言いませんでしたが、(余計なことを言うな!)という必死の表情が見えます。
テレジア様は意外そうな顔をして、目を細めてお笑いになりました。その後、慈愛に溢れた目で、再び私を見つめました。
「そうでしょう、そうでしょう。わたくしの夫も純粋すぎて困っています。お互い、夫に苦労させられますね」
テレジア様の言葉に、陛下はぎょっとしました。身をのけぞっています。
「え、そんなに困ってる? 僕のせいで? なんだかごめんね……」
陛下は私の夫と違い、とても素直なようです。その性格は、陛下の愛すべき点であると同時に、テレジア様にとっては悩みの種なのかもしれません。しかし、テレジア様が陛下を見る目はとても温かく、仲睦まじい夫婦に見えます。二人の間には、ほほえましい雰囲気が満ちています。それは、私と夫との間にはない空気感でした。
このやりとりをきっかけにして、陛下とテレジア様の関心が私に向きました。
陛下は純粋な瞳を輝かせながら私に質問しました。
「ご夫人は……エルキュール卿のどんなところに困っているのですか?」
王家の侍従長が舞台の上に立ち、開始の声が響き渡りました。全ての視線が舞台に集まり、歓談の時間も終わりです。
祈りの儀式が始まりました。王妃テレジア様と、教主様が舞台に現れます。テレジア様は王国の宗教的行事を束ねており、その権力は国の端々にまで行き渡っています。舞台に立つテレジア様の姿は荘厳で、会場にいる誰もがその神々しい美しさに畏怖を覚えるほどです。
「国の繁栄、平和、そしてここにいる皆様の幸せと栄光のために、万物の創造主へ、心からの祈りを捧げましょう」
テレジア様の声は優雅で、力強いものでした。
祈りの儀式が終わると、会場に豪華な食事が運ばれ、王家の使用人によって席に案内されました。夫のエルキュールと一緒にテーブルにつき、食事を始めました。
夫は素早く平らげていき、私を急かします。
「たらたら食べんるんじゃないよ。早く陛下のところへ挨拶に行くからね」
隣にいる夫の口からいつも以上にくちゃくちゃと音がします。夫は出会ったときからクチャラーで、それとなくほのめかしたこともあるのですが、気づいてもらえません。あるいは、親などに指摘されてすでに知っているのかもしれませんが、直そうとする気配はありません。今まで私が許してこれたのは、愛あっての余裕なのか、それとも愛が私の耳を埋めていたからなのか、わからなくなりました。このような人にはずっと口を塞いでいてもらい、鼻呼吸だけで人生を歩んでほしいものです。
「そんなに焦らなくても、晩餐会はまだ始まったばかりじゃありませんか」と私は返しました。
しかし夫は私のほうすら見ずに、豪勢な食事を胃袋へ放り込んでいきます。目の前の牛肉が豚のエサにすり替えられたとしても差し支えないでしょうに、もったいないことです。
「陛下の前では、とにかく大人しく、ニコニコしていればそれでいいんだからな。……(くちゃくちゃくちゃくちゃ)……余計なことをするなよ」
ただのご挨拶なのですから特に何かをするつもりもなかったのですが、あえて「余計なことをするな」と言われると、何かしたくなってきました。夫は私をコントロールしたいようですが、それに見合うほどの扱いを受けた覚えもありません。
「行くぞ、ついてこい」
夫がこう言うので、私は食事を途中で切り上げざるをえなくなりました。夫の後についていき、前方の大きなテーブルに向かいます。
エドゥアルド国王陛下、王妃テレジア様、そして摂政アントニオ様に対面しました。
「陛下、テレジア様、アントニオ様、本日は素晴らしい宴を催していただき、心から感謝申し上げます」
夫が声を張り上げました。陛下は微笑んだものの、テレジア様とアントニオ様は私たちのほうを見ながら、うわべだけの笑みを浮かべているように見えます。
陛下は近づいてきた夫の手を握りしめ、「エルキュール卿はいつも食べるのが早いね。今日の晩餐会も一番乗りだ!」と満足そうにしました。夫も陛下に褒められて鼻高々なのですが、食べるのが早くて褒められる世界線なんて……ありましたっけ?
一方で、陛下の喜ぶ様子を見たテレジア様は、
「……エルキュール卿だけが別の競技に参加しているようですわ。子どものときのパン食い競走も、さぞかし早かったのでしょうね」
と皮肉を言いました。テレジア様の目には、明らかに侮蔑の色が含まれていました。夫と目を合わせようともしません。
「エルキュール卿。子どものときはパン食い競走が得意だったのか?」
陛下がこのようにおっしゃるので、内心で可笑しくなりました。陛下は純粋なお人柄で、テレジア様の皮肉もわからず質問したのです。
「もちろんでございます陛下。みんなの足が遅いから、二つ分パンを食べたこともあります」
胸を張って答える夫に対し、陛下は「ははははは、さすがエルキュール卿だ!」と笑いながらテレジア様を見ます。「だそうだよ、テレジア。さすがだな君は。人の子どもの頃までわかるなんて」
テレジア様は小さくため息をつき、次は私のほうを見ました。テレジア様の瞳はとても深みのある黒色をしていて、何もかも見透かされそうな、引き込まれるような魅力があります。
「奥様も、いろいろと大変ですわね。ご苦労お察ししますよ」
初めてテレジア様に話しかけられました。過去に参加した晩餐会ではどれも、私は夫の後ろに隠れるように立っていたので、目が合うことすらありませんでした。
「そうなんです。子どものような夫の自分勝手さに、苦労が絶えません」
夫がぎろりと私を睨みました。もちろん、王家の方々の死角になるようにしてです。今までの私であれば「苦労なんてありません。良き夫を持てて幸せです」とでも答えていたでしょう。しかし、そんな私はもういません。夫は何も言いませんでしたが、(余計なことを言うな!)という必死の表情が見えます。
テレジア様は意外そうな顔をして、目を細めてお笑いになりました。その後、慈愛に溢れた目で、再び私を見つめました。
「そうでしょう、そうでしょう。わたくしの夫も純粋すぎて困っています。お互い、夫に苦労させられますね」
テレジア様の言葉に、陛下はぎょっとしました。身をのけぞっています。
「え、そんなに困ってる? 僕のせいで? なんだかごめんね……」
陛下は私の夫と違い、とても素直なようです。その性格は、陛下の愛すべき点であると同時に、テレジア様にとっては悩みの種なのかもしれません。しかし、テレジア様が陛下を見る目はとても温かく、仲睦まじい夫婦に見えます。二人の間には、ほほえましい雰囲気が満ちています。それは、私と夫との間にはない空気感でした。
このやりとりをきっかけにして、陛下とテレジア様の関心が私に向きました。
陛下は純粋な瞳を輝かせながら私に質問しました。
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