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ふいに微睡から浮上した茉歩は、一瞬自分がどこにいるのか分からなかった。ただ、心地よい疲労感に気怠さが混じっていて、ボーッとしてしまう。妙な安心感がある。何故だろう。そう思いながら時間を見ようと時計を探すため視線を巡らせた茉歩は、音を立てて固まった。
「よ……っ⁈」
叫びかけて慌てて口を押さえる。間近にあるのは気持ち良さげに寝息を立てる葉一の顔。そして思い出した。昨夜の情事を。
恥ずかしさで穴があったら入りたい。あられもない姿を葉一に晒しただけではない、あれだけ自ら逃げ回っていた行為を、最後は自分から求めてしまっていた。
「ぅ……」
身動ぎしようとして、茉歩はまだナカに彼がいるような感覚に赤面した。そして、ようやく自分が葉一に抱きしめられていたことに気付く。心地よい重みは彼女を抱き寄せるように腰に巻きつく葉一の腕だったらしい。
まだ葉一はぐっすり眠っている。壁にかけられた時計を見つけると、時刻はまだ五時だった。葉一は仕事だろうか。何時に起きるのだろう。
だが、規則正しい寝息を立てる彼の寝顔に起こすのが忍びなくなる。六時、いや七時くらいに一度声をかけてみよう。茉歩はそう決めて、彼を起こさないようにそっと腕の中から抜け出す。
朝の空気が素肌に刺さる。裸のまま寝てしまっていたことに、顔から火が出るくらい恥ずかしくなりながら、昨晩脱ぎ捨てた下着と葉一のシャツを手繰り寄せた。
「よ……っ⁈」
叫びかけて慌てて口を押さえる。間近にあるのは気持ち良さげに寝息を立てる葉一の顔。そして思い出した。昨夜の情事を。
恥ずかしさで穴があったら入りたい。あられもない姿を葉一に晒しただけではない、あれだけ自ら逃げ回っていた行為を、最後は自分から求めてしまっていた。
「ぅ……」
身動ぎしようとして、茉歩はまだナカに彼がいるような感覚に赤面した。そして、ようやく自分が葉一に抱きしめられていたことに気付く。心地よい重みは彼女を抱き寄せるように腰に巻きつく葉一の腕だったらしい。
まだ葉一はぐっすり眠っている。壁にかけられた時計を見つけると、時刻はまだ五時だった。葉一は仕事だろうか。何時に起きるのだろう。
だが、規則正しい寝息を立てる彼の寝顔に起こすのが忍びなくなる。六時、いや七時くらいに一度声をかけてみよう。茉歩はそう決めて、彼を起こさないようにそっと腕の中から抜け出す。
朝の空気が素肌に刺さる。裸のまま寝てしまっていたことに、顔から火が出るくらい恥ずかしくなりながら、昨晩脱ぎ捨てた下着と葉一のシャツを手繰り寄せた。
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