異世界への迷い人？

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採寸が済むと、一人、部屋から出て行った。

僕サイズの洋服を、調達しに行ったんだって。

「お手数おかけします」

とは言うものの、あるかな？

こっちの人達、みんな背が高いし・・・

子供服持ってきたりして。

「お風呂場が空いたようですので、どうぞこちらへ」

隊長さん達全員、お風呂が済んだみたい。

侍女さんに手を引かれ、お風呂場へ。

扉の中へ入ると、入れかわる様に、隊長さん達が、バスローブを羽織っただけの格好で、出て行った。


そして僕は今、ズボンを下ろされまいと、必死に持ち上げていた。

「い～や～だ～」

「あらあら、可愛らしい。私達は慣れてますので、恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。それに私達は皆、既婚者ですから、安心してお任せ下さい」

「僕は、慣れていません。既婚とか、既婚じゃないとか、安心できるできないの問題じゃないです。お風呂の使い方だけ、教えて下さい。僕一人でできますから」

裸に剥かれそうになって、言葉＆態度で、必死に抵抗したのに、皆さん、力、強いんですね。

あっという間に、スッポンポンに。

あぁ、これ無理だ、押さえ切れないと判断して直ぐ、手をズボン押さえから、股間隠しにシフトチェンジ。

だから、大事な所は見られてはいないと思うけど、間抜けな格好に。

僕、涙目なんだけど。

なのに、その手さえも侍女さん達にいい笑顔付きで外されて、隅々まで丁寧に洗浄を・・・プロですね。

見られて、触られて、僕、もうお婿に行けない。

グスンッ

お父さん、お母さん、そして、お兄ちゃん。

僕は初めて知りました。

集団になると、女性は怖いって。

泡を流した後、マッサージ台の上に乗せられ、全身をマッサージしながら、オイルを塗り込められた。

ハンカチ一枚でいいので、僕のあそこを隠してくれませんか？

気持ちいいけど、恥ずかしくて死にそうです。

僕のライフゲージは、限りなく０に近いと思います。

これ、隊長さん達には、してなかったですよね？